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第一章
48.お披露目
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一昨日ナギさんとカナンさんが戻ってから、王からのお達しがあると各地域へ通達を出していたので、昨日の夕方にかけてベリオンに多くの民が駆けつけていて、今朝は城の横にある野外ホールは大勢の人魚でごった返している。
野球場みたいな作りで、客席の場所にぎっしりと人魚さんがすし詰めになってる。
コンサートの時みたいにアリーナも埋まって超満員だ。
全員ではないだろうけど、1万人しかいないんだから、ほぼほぼ集まってきてね?
「ふわわぁ……なんてカラフル」
控えの間のカーテンの隙間からそおっと覗いた俺は、溢れる色彩に間抜けな声を出してしまった。
だってもう、絵の具ぶちまけたみたいにスゴい色の競演。
髪の色も鱗の色も、まあ鮮やかだこと~。
壮観の一言に尽きるわ。
でもやっぱり黒はいないんだな。
人魚さんなんだから中層をフラフラしそうなもんだけど、皆ちゃんと下にいるんだよね。
何でかな?と思ったら、空と一緒で、上に登るほど酸素が少ないんだって。
だから一般の人はあまり高層には上がれないんだってさ。
警護の人達は、ちゃんと訓練してるから高層に行けるんだって。
なるほどね~、だから今も警護の人達はホールの高い位置に散らばって監視と誘導をしてる訳だ。
あ、ルーリィである俺には全く影響ない。
助かるわ~。
「王、そろそろお願いします」
「分かった」
ナギさんが控えの間に入ってきて、ライジャがフワリと立ち上がって扉の方へ泳いでいく。
俺もその後に続いた。
通路の先に、ホールの中央に向かって突き出している場所があって、そこに演説する人が立つと、全員がよく見えるようになってる。
あれか、ドームとかで歌手がコンサートする時に使うゴンドラ付きはしご車みたいなもの?
囲いがあるから腰から下は見えない。
ライジャが演壇に姿を現すと、ライジャ様~と歓声が上がる。
うんうん、人気があるね~。
王様オーラ全開のライジャは、堂々としていてスゴくカッコイイ。
今日は指導者の証とされる赤色の凝った作りの髪飾りや腕輪を付けていて、それが銀髪と共にキラキラと光って綺麗だ。
おとぎの国の王子様もメじゃないよ。
女性じゃなくても、キャ~と黄色い悲鳴をあげたくなるって。
俺もあげたい。
その歓声も、ライジャがスっと右手を挙げるとサアっと治まる。
「急な招集にも関わらず、大勢の民に集まってもらったことに礼を申す。今日は皆にひとつ報告がある」
ライジャの声、スゴく良く通る。
話の内容を知らされていない民は、ちょっと不安そうな面持ちで王様を見つめている。
「長らくルルゥの民が現れず、ゆっくりと衰退の一途をたどっていた我々リリィの世界。廃れゆくこの国を、いつか救いたいと私は日々願い続けていた。そして今日、その救世主が現れたことを皆に知らせる」
固唾を飲んで見守る群衆をグルリと見渡したライジャは、トンと床を蹴ってフワリと浮き上がって全身を群衆の前にさらす。
俺は皆の頭の上に巨大なビックリマークが浮かんだのを確かに見たよ。
目を真ん丸にして口をポカンと開いて、ライジャの足を見つめている。
そりゃビックリするよね~。
王様に突然足が生えたらさ。
ルーリィがいたのは3000年前だから、見たことないもんな。
ライジャは全員に見えるようにクルリと小さく演壇の上で円を描いて回る。
足首のヒレがキラリと虹色に光る。
ようやく呪縛が解けた皆の反応は凄かった。
「わあぁっ、おっ、王様のヒレが~!」
「あれって何?足?足なのあれ?」
「ルーリィ様だぁっ、ライジャ様がルーリィ様になってるっ」
「信じられん、ルーリィ様だぁっ」
皆がぶっ飛んでる中、ライジャがまた手を挙げる。
しばらくして、やっとどよめきが収まってきたところで、ライジャがチラリと後ろに視線をくれる。
事前に示し合わせておいた合図が来た。
さて、出番だ。
ドキドキとワクワクで心臓がバクついてるけど、力強く水を蹴って飛び出す。
「ルルゥの民であり、共にルーリィになってくれた私の対、ナオをお披露目したい」
俺を紹介するライジャの元まで一気に泳いで、差し出してくれる手に掴まってフワリと横に並んだ。
人魚さん達は再び目と口をあんぐり開けている。
震えないように祈りながら、なるべく大きな声で挨拶をする。
「リリイの皆さん、初めまして。ルルゥに呼ばれてこの世界にやってきました、ナオです」
少しの間を置いて、割れんばかりの歓声が沸き上がった。
「ひゃあっ」
スゴい音量にビビって、反射的にライジャの腕にぎゅっと掴まる。
ライジャが安心させるように腰を引き寄せてくれて、少し落ち着いた。
そろりと下を見回すと、皆の満面の笑顔が見えた。
大勢の人が一斉に叫んでるもんだから聞き取れないけれど、ルルゥの神子様とか降臨とかって単語は分かった。
万歳してる人もいれば、千切れんばかりに手を振ってる人。
お互いに抱き合って泣いてる人達もいる。
ここまで歓迎されるとは思っていなくて、ただただ驚いていたけど、だんだんと嬉しさが込み上げてきた。
「ライジャ、ライジャ」
大歓声の中だから、耳元でライジャに話す。
「もう少し近くに行ってもいい?」
ライジャはちょっと驚いたみたいだけど、小さく笑って頷いてくれた。
もっと皆の近くで挨拶を交わしたいと思ったんだ。
俺が演壇から下にスウっと降りたもんだから警護の人達が慌てて寄って来たけど、ライジャが手で問題ないと合図してくれた。
ごめんよ、また後で謝ろう。
半分神様的な立ち位置だし、そもそもこんなに喜んでくれるリリィの民が悪さをするとは思えない。
諦めや絶望と隣り合わせで生活してきた人達に、ちゃんと自分の姿を見せて希望があるんだと教えてあげたい。
皆の顔がしっかりと見える5メートルくらい上を移動しながら挨拶していく。
リリィの民は、逆に俺が近づくとホウっと夢見るような顔になって、手を振ると恥ずかしそうに振り返してくれる。
ほら、みんな優しい人達だ。
なるべく近くで、なるべくたくさんの人達に声をかけると、
「ルルゥの神子様~」
「ようこそいらっしゃいました、ナオ様」
「ルルゥ神が遣わされた神子様、ようこそリリィに」
「ありがとうございます、ルーリィ様」
「ああ、お姿を見ることが出来て幸せです」
たくさんの言葉をかけてもらった。
演壇に戻ると、ライジャが笑ってフワリと抱きしめてくれた。
「ありがとう、ナオ。お前はやはり優しいな」
王様は、俺の行動の効果をちゃんと分かってる。
ライジャは民衆に向き直ると、通る声で宣言する。
「ルルゥの世界との結界も解除された。これからは人口も増え、地域も広がっていく。皆、これまでとは比べ物にならないくらい忙しくなるぞ。しっかりとついてきてくれ」
おおーっと大きな歓声が上がる。
望むところだーという叫び声も聞こえる。
ふと頭上に何かを感じて、おや?と上を見たら、ルルゥとリリィが泳いでいた。
おー、見に来たのかな?
「ルルゥ、リリィ」
と手を振ると、2匹はスルスルーっと降りてきた。
「ニャ~ン」
俺とライジャに嬉しそうにじゃれついてくる。
可愛いわぁ。
いつものように首をワシャワシャしてやってると、民衆がどよめいてる。
「か、神が……」
「ルルゥ神と触れ合っているぞ」
「やはりルーリィは神に愛されている」
「伝説の通りだ」
ルルゥとリリィからも、嬉しいって気持ちと、頑張るって気持ちが伝わってくる。
うんうん、ルルゥ達もやる気満々だねっ。
「神様も頑張るって言ってるんで、一緒に頑張りましょう~」
と叫んだら、ワアアっと悲鳴に近い歓声が上がる。
もうテンション上がりまくりで、お祭り状態。
「あははっ」
ライジャと顔を見合わせて笑う。
もうやる気と希望しかないよ。
色とりどりの色彩が歓喜に揺れる中、俺は思った。
無人島から始まった俺の楽しいセカンドライフは、この地でもっと楽しくなる。
モフモフの神様がニャ~ンと鳴くこの世界で、恋人と一緒に素敵な人生を始めよう。
第一章 END
野球場みたいな作りで、客席の場所にぎっしりと人魚さんがすし詰めになってる。
コンサートの時みたいにアリーナも埋まって超満員だ。
全員ではないだろうけど、1万人しかいないんだから、ほぼほぼ集まってきてね?
「ふわわぁ……なんてカラフル」
控えの間のカーテンの隙間からそおっと覗いた俺は、溢れる色彩に間抜けな声を出してしまった。
だってもう、絵の具ぶちまけたみたいにスゴい色の競演。
髪の色も鱗の色も、まあ鮮やかだこと~。
壮観の一言に尽きるわ。
でもやっぱり黒はいないんだな。
人魚さんなんだから中層をフラフラしそうなもんだけど、皆ちゃんと下にいるんだよね。
何でかな?と思ったら、空と一緒で、上に登るほど酸素が少ないんだって。
だから一般の人はあまり高層には上がれないんだってさ。
警護の人達は、ちゃんと訓練してるから高層に行けるんだって。
なるほどね~、だから今も警護の人達はホールの高い位置に散らばって監視と誘導をしてる訳だ。
あ、ルーリィである俺には全く影響ない。
助かるわ~。
「王、そろそろお願いします」
「分かった」
ナギさんが控えの間に入ってきて、ライジャがフワリと立ち上がって扉の方へ泳いでいく。
俺もその後に続いた。
通路の先に、ホールの中央に向かって突き出している場所があって、そこに演説する人が立つと、全員がよく見えるようになってる。
あれか、ドームとかで歌手がコンサートする時に使うゴンドラ付きはしご車みたいなもの?
囲いがあるから腰から下は見えない。
ライジャが演壇に姿を現すと、ライジャ様~と歓声が上がる。
うんうん、人気があるね~。
王様オーラ全開のライジャは、堂々としていてスゴくカッコイイ。
今日は指導者の証とされる赤色の凝った作りの髪飾りや腕輪を付けていて、それが銀髪と共にキラキラと光って綺麗だ。
おとぎの国の王子様もメじゃないよ。
女性じゃなくても、キャ~と黄色い悲鳴をあげたくなるって。
俺もあげたい。
その歓声も、ライジャがスっと右手を挙げるとサアっと治まる。
「急な招集にも関わらず、大勢の民に集まってもらったことに礼を申す。今日は皆にひとつ報告がある」
ライジャの声、スゴく良く通る。
話の内容を知らされていない民は、ちょっと不安そうな面持ちで王様を見つめている。
「長らくルルゥの民が現れず、ゆっくりと衰退の一途をたどっていた我々リリィの世界。廃れゆくこの国を、いつか救いたいと私は日々願い続けていた。そして今日、その救世主が現れたことを皆に知らせる」
固唾を飲んで見守る群衆をグルリと見渡したライジャは、トンと床を蹴ってフワリと浮き上がって全身を群衆の前にさらす。
俺は皆の頭の上に巨大なビックリマークが浮かんだのを確かに見たよ。
目を真ん丸にして口をポカンと開いて、ライジャの足を見つめている。
そりゃビックリするよね~。
王様に突然足が生えたらさ。
ルーリィがいたのは3000年前だから、見たことないもんな。
ライジャは全員に見えるようにクルリと小さく演壇の上で円を描いて回る。
足首のヒレがキラリと虹色に光る。
ようやく呪縛が解けた皆の反応は凄かった。
「わあぁっ、おっ、王様のヒレが~!」
「あれって何?足?足なのあれ?」
「ルーリィ様だぁっ、ライジャ様がルーリィ様になってるっ」
「信じられん、ルーリィ様だぁっ」
皆がぶっ飛んでる中、ライジャがまた手を挙げる。
しばらくして、やっとどよめきが収まってきたところで、ライジャがチラリと後ろに視線をくれる。
事前に示し合わせておいた合図が来た。
さて、出番だ。
ドキドキとワクワクで心臓がバクついてるけど、力強く水を蹴って飛び出す。
「ルルゥの民であり、共にルーリィになってくれた私の対、ナオをお披露目したい」
俺を紹介するライジャの元まで一気に泳いで、差し出してくれる手に掴まってフワリと横に並んだ。
人魚さん達は再び目と口をあんぐり開けている。
震えないように祈りながら、なるべく大きな声で挨拶をする。
「リリイの皆さん、初めまして。ルルゥに呼ばれてこの世界にやってきました、ナオです」
少しの間を置いて、割れんばかりの歓声が沸き上がった。
「ひゃあっ」
スゴい音量にビビって、反射的にライジャの腕にぎゅっと掴まる。
ライジャが安心させるように腰を引き寄せてくれて、少し落ち着いた。
そろりと下を見回すと、皆の満面の笑顔が見えた。
大勢の人が一斉に叫んでるもんだから聞き取れないけれど、ルルゥの神子様とか降臨とかって単語は分かった。
万歳してる人もいれば、千切れんばかりに手を振ってる人。
お互いに抱き合って泣いてる人達もいる。
ここまで歓迎されるとは思っていなくて、ただただ驚いていたけど、だんだんと嬉しさが込み上げてきた。
「ライジャ、ライジャ」
大歓声の中だから、耳元でライジャに話す。
「もう少し近くに行ってもいい?」
ライジャはちょっと驚いたみたいだけど、小さく笑って頷いてくれた。
もっと皆の近くで挨拶を交わしたいと思ったんだ。
俺が演壇から下にスウっと降りたもんだから警護の人達が慌てて寄って来たけど、ライジャが手で問題ないと合図してくれた。
ごめんよ、また後で謝ろう。
半分神様的な立ち位置だし、そもそもこんなに喜んでくれるリリィの民が悪さをするとは思えない。
諦めや絶望と隣り合わせで生活してきた人達に、ちゃんと自分の姿を見せて希望があるんだと教えてあげたい。
皆の顔がしっかりと見える5メートルくらい上を移動しながら挨拶していく。
リリィの民は、逆に俺が近づくとホウっと夢見るような顔になって、手を振ると恥ずかしそうに振り返してくれる。
ほら、みんな優しい人達だ。
なるべく近くで、なるべくたくさんの人達に声をかけると、
「ルルゥの神子様~」
「ようこそいらっしゃいました、ナオ様」
「ルルゥ神が遣わされた神子様、ようこそリリィに」
「ありがとうございます、ルーリィ様」
「ああ、お姿を見ることが出来て幸せです」
たくさんの言葉をかけてもらった。
演壇に戻ると、ライジャが笑ってフワリと抱きしめてくれた。
「ありがとう、ナオ。お前はやはり優しいな」
王様は、俺の行動の効果をちゃんと分かってる。
ライジャは民衆に向き直ると、通る声で宣言する。
「ルルゥの世界との結界も解除された。これからは人口も増え、地域も広がっていく。皆、これまでとは比べ物にならないくらい忙しくなるぞ。しっかりとついてきてくれ」
おおーっと大きな歓声が上がる。
望むところだーという叫び声も聞こえる。
ふと頭上に何かを感じて、おや?と上を見たら、ルルゥとリリィが泳いでいた。
おー、見に来たのかな?
「ルルゥ、リリィ」
と手を振ると、2匹はスルスルーっと降りてきた。
「ニャ~ン」
俺とライジャに嬉しそうにじゃれついてくる。
可愛いわぁ。
いつものように首をワシャワシャしてやってると、民衆がどよめいてる。
「か、神が……」
「ルルゥ神と触れ合っているぞ」
「やはりルーリィは神に愛されている」
「伝説の通りだ」
ルルゥとリリィからも、嬉しいって気持ちと、頑張るって気持ちが伝わってくる。
うんうん、ルルゥ達もやる気満々だねっ。
「神様も頑張るって言ってるんで、一緒に頑張りましょう~」
と叫んだら、ワアアっと悲鳴に近い歓声が上がる。
もうテンション上がりまくりで、お祭り状態。
「あははっ」
ライジャと顔を見合わせて笑う。
もうやる気と希望しかないよ。
色とりどりの色彩が歓喜に揺れる中、俺は思った。
無人島から始まった俺の楽しいセカンドライフは、この地でもっと楽しくなる。
モフモフの神様がニャ~ンと鳴くこの世界で、恋人と一緒に素敵な人生を始めよう。
第一章 END
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