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第一章
28. チューした
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足を解してもらってたから、すごく近くにライジャの体がある。
心臓がバクバクして口から飛び出しそう。
ライジャの手が俺の頬を優しく撫でる。
「ナオは……私が嫌いか?」
んなわけないっしょ~!
と叫びたかったけど、声が出なかったから首をプルプルと横に振る。
ひい~、イケメンが近過ぎます~。
「じゃあ、好きか?」
そんな嬉しそうな顔で覗きこまれても、恋愛経験値ゼロに近いので、対処方法が分からないよぅ。
「う………す…好き…っ」
「ナオっ」
ひゃあ~、必死に叫んだら、ぎゅうっとハグされた。
だってさ、すっごいイケメンでカッコよくて、話してても楽しくて、王様だってのに気さくだし、すげー優しいんだよ?
好きにならないなんて、無理だよね?
人種違いなんて飛び越えて好きになるよね?
もうライジャ無しの生活考えられないよ。
「あれっ?でもルルゥが鱗を持って来始めたのって随分前だよ?」
ライジャと初めて会ったのって、もう90枚くらい貯まってからだ。
何で?
何でライジャは俺のこと知ってたの?
「リリィは水の神で、王である俺とはイメージである程度の意志の疎通が出来る。リリィとルルゥも情報のやりとりができるのだ」
「え、リリィの考えてること分かるの?すごっ」
「イメージだけだがな。で、リリィを通してルルゥが見てるナオの姿を見ることができた」
もう一目惚れだったとイケメンが笑う。
うそぉ。
俺って全然普通よ?
元の世界でも、女の子にモテたことないし。
前に男友達に、目が大きめで癒し系だって言われたことはあるけど、美しいとかじゃないよ?
こんなイケメンに惚れられる要素、見つけられないんですけど。
「ルルゥ神と同じ色を持つ髪と瞳、あまりの美しさにまず見惚れた」
「へ?黒髪黒目が、珍しいの?」
「ここではこんなに色素の濃い色を持つ者は存在しない」
へえ~、そうなんだ。
じゃあ他の人魚さん達も、明るい色でカラフルなのかな?
「小柄で細いところも好みだ。色々な表情を見せる大きな目も可愛い。たまにしか見せてもらえなかったが、早く会いたくて仕方がなかった」
ふくらはぎをすりすり撫でながら額や頬にキスされる。
ひい~、恥ずかしい。
3ヶ月以上前から知ってたとか、何かズルい。
そんな前から片思いとか言われたら、嬉しくてきゅんきゅんしちゃうよ。
「会えて毎日話すようになってから、更に好きになった」
もう夢中だなんて、イケメンな王様がデレ発言してます~。
すでに恥ずかしいとか通り越して、純粋に嬉しい。
こんなに好意を寄せられたのも初めてだったし、こんなにドキドキするくらい好きになったのも初めてだった。
お互いに好きって、幸せなことなんだなぁ。
「……ナオ」
顔中にキスを降らせていたライジャの唇が、ついに俺の唇にっ。
チュッって。
わぁ~、初キッスは異世界の人魚の王様とだったよ。
心臓がバクバクして口から飛び出しそう。
ライジャの手が俺の頬を優しく撫でる。
「ナオは……私が嫌いか?」
んなわけないっしょ~!
と叫びたかったけど、声が出なかったから首をプルプルと横に振る。
ひい~、イケメンが近過ぎます~。
「じゃあ、好きか?」
そんな嬉しそうな顔で覗きこまれても、恋愛経験値ゼロに近いので、対処方法が分からないよぅ。
「う………す…好き…っ」
「ナオっ」
ひゃあ~、必死に叫んだら、ぎゅうっとハグされた。
だってさ、すっごいイケメンでカッコよくて、話してても楽しくて、王様だってのに気さくだし、すげー優しいんだよ?
好きにならないなんて、無理だよね?
人種違いなんて飛び越えて好きになるよね?
もうライジャ無しの生活考えられないよ。
「あれっ?でもルルゥが鱗を持って来始めたのって随分前だよ?」
ライジャと初めて会ったのって、もう90枚くらい貯まってからだ。
何で?
何でライジャは俺のこと知ってたの?
「リリィは水の神で、王である俺とはイメージである程度の意志の疎通が出来る。リリィとルルゥも情報のやりとりができるのだ」
「え、リリィの考えてること分かるの?すごっ」
「イメージだけだがな。で、リリィを通してルルゥが見てるナオの姿を見ることができた」
もう一目惚れだったとイケメンが笑う。
うそぉ。
俺って全然普通よ?
元の世界でも、女の子にモテたことないし。
前に男友達に、目が大きめで癒し系だって言われたことはあるけど、美しいとかじゃないよ?
こんなイケメンに惚れられる要素、見つけられないんですけど。
「ルルゥ神と同じ色を持つ髪と瞳、あまりの美しさにまず見惚れた」
「へ?黒髪黒目が、珍しいの?」
「ここではこんなに色素の濃い色を持つ者は存在しない」
へえ~、そうなんだ。
じゃあ他の人魚さん達も、明るい色でカラフルなのかな?
「小柄で細いところも好みだ。色々な表情を見せる大きな目も可愛い。たまにしか見せてもらえなかったが、早く会いたくて仕方がなかった」
ふくらはぎをすりすり撫でながら額や頬にキスされる。
ひい~、恥ずかしい。
3ヶ月以上前から知ってたとか、何かズルい。
そんな前から片思いとか言われたら、嬉しくてきゅんきゅんしちゃうよ。
「会えて毎日話すようになってから、更に好きになった」
もう夢中だなんて、イケメンな王様がデレ発言してます~。
すでに恥ずかしいとか通り越して、純粋に嬉しい。
こんなに好意を寄せられたのも初めてだったし、こんなにドキドキするくらい好きになったのも初めてだった。
お互いに好きって、幸せなことなんだなぁ。
「……ナオ」
顔中にキスを降らせていたライジャの唇が、ついに俺の唇にっ。
チュッって。
わぁ~、初キッスは異世界の人魚の王様とだったよ。
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