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第一章
24.プール出来た
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水の民の王様、ライジャと衝撃の出会いをした俺は、明日も会えると聞いて楽しみでなかなか眠れなかった。
と、いうのは嘘で爆睡しました。はい。
だってね?何故かルルゥがずっと一緒にいてくれたんだよ。
夜になってもどこかに帰らず、俺のベッドで一緒に寝てくれたんだ。
モフモフの添い寝よ?
何それ~、最高かよ。
ルルゥの毛はゴールデンレトリーバー並にフカフカだから、顔埋めたら、グフフって笑いが漏れちゃうくらい気持ちいい。
温かくて、フワフワで、ニャ~ンって可愛い鳴き声子守唄付き。
3秒で寝落ちたわ。
気づいたら朝でした。残念すぎる。
でも横向きにゴロっとなってスピスピ寝てるルルゥは可愛かったよ。
何これ、神様っていうより天使じゃん。
起きてから、クアアッって欠伸しながら女豹のポーズする姿も可愛かった。
やっぱオオカミにしか見えないわ~。
モフモフ天使さん。
ルルゥは浜辺をウロウロしてるので、俺はソリを引きながら森に果物を取りに行った。
木の実やナッツを採集しながら口にも入れて、朝食も同時進行。
今日はライジャ、いつ頃来るのかな?
時計が無いから何時に待ち合わせな~、ってのが出来ないしな。
日時計でも作るか?
あ、でも海の中じゃ分かんないか。むむ。
海の民って、どんな生活してるんだろう。
いっぱいいるのかな?みんな人魚か?何食べるんだろう?
色々と聞きたい事がてんこ盛りだわー。
浜に戻ってきたら、ニャ~ンって呼ぶ声がするから海の方を見てびっくり。
はっ?何あれ。
右手の方に、黒いものが。
あ、ルルゥとリリィがいる。
慌てて2匹の元に行くと、何とそこは岩場になってた。
ええ~、どういうこと?
こんなの朝はなかったよな。
「……はっ!まさかルルゥとリリィが作ったとか?」
ははは、まさかね~と笑ったら、2匹が声を揃えて鳴いた。
「ニャ~ン」
「………え、マジで作ったのか」
マジだった。
やっぱ神様なのね~。創造神ですか。
何か得意そうな顔してる姿は可愛いだけだけどね。
しかも、真ん中あたりが丸く削れていて、水が入ってきてる。
ちょうどプールというか、露天風呂?みたいだ。
緩く斜めになってて、半分は岩がむき出しで半分が水に浸ってる。
「これって、風呂場か?」
変なの~と見ていたら、近くの海面に銀色が浮かんできた。
「ライジャ!」
スルスルっとイケメン人魚が近づいてきた。
「ナオ、会いたかったよ」
ひえ~、凛々しいマスクに素敵な笑顔を浮かべてイケボで会いたかったとか言われちゃいました。
これ、赤面してもしょうがないよね?
オオカミさんと同じで天然タラシ系だ。
ライジャもすぐに新しく出来たプールに気づいて、そこに入ってきた。
「これは助かるな。リリィ、ルルゥ、礼を言う」
あ、そうか。
これってライジャと俺が話しやすいように作ってくれたってこと?
ライジャは人魚さんだから浜には上がれないし、俺も長時間水に浸らなくて済むと。
「スゴい。ルルゥ、リリィ気がきくね」
寄ってきた2匹の首に抱き着いて、ありがとう~とワシャワシャとかき混ぜる。
「……やはりナオは空の民だな。神に愛されている」
「え?」
ライジャを見ると、ちょっと驚いたようにしげしげとこっちを見ている。
「リリィとルルゥが触らせることなど、まずないからな」
え、そうなの?
俺、フツーにワンコと同じように接してたよ。
こんなに人懐こいのに、みんなは触れないのか?
2匹は浜の方にじゃれ合いながら走っていく。
可愛い、眼福だ。
ライジャは下半身が水に浸るようにして、上半身は岩肌に乗り上げて肘をついて半分寝そべるような体勢になった。
長い前髪を軽くかき上げると、水が玉のようにパラパラと肌を滑り落ちていく。
ふおぉ~、こっちも眼福。
グラビア写真として残したいくらいの絶景ですよ。
「ナオ、こちらにおいで」
招かれて、すぐそばに寄る。
うう、キラキライケメンオーラ全開で眩しい。
「昨日、臣下の者だけにルルゥの民が降臨したと告げた。皆の喜びようと言ったらなかったぞ」
「え、そうなの?」
ルルゥの民って、俺のことだよな。
何、俺って大歓迎なの?
そうなの?
よく分からないけど、とりあえず歓迎されてるなら嬉しいけど。
「ナオはこの世界がまだよく分からないだろう。まずはそこから説明しよう」
うんうん、そこな。
ありがたい、ぜひそこからお願いしたい。
と、いうのは嘘で爆睡しました。はい。
だってね?何故かルルゥがずっと一緒にいてくれたんだよ。
夜になってもどこかに帰らず、俺のベッドで一緒に寝てくれたんだ。
モフモフの添い寝よ?
何それ~、最高かよ。
ルルゥの毛はゴールデンレトリーバー並にフカフカだから、顔埋めたら、グフフって笑いが漏れちゃうくらい気持ちいい。
温かくて、フワフワで、ニャ~ンって可愛い鳴き声子守唄付き。
3秒で寝落ちたわ。
気づいたら朝でした。残念すぎる。
でも横向きにゴロっとなってスピスピ寝てるルルゥは可愛かったよ。
何これ、神様っていうより天使じゃん。
起きてから、クアアッって欠伸しながら女豹のポーズする姿も可愛かった。
やっぱオオカミにしか見えないわ~。
モフモフ天使さん。
ルルゥは浜辺をウロウロしてるので、俺はソリを引きながら森に果物を取りに行った。
木の実やナッツを採集しながら口にも入れて、朝食も同時進行。
今日はライジャ、いつ頃来るのかな?
時計が無いから何時に待ち合わせな~、ってのが出来ないしな。
日時計でも作るか?
あ、でも海の中じゃ分かんないか。むむ。
海の民って、どんな生活してるんだろう。
いっぱいいるのかな?みんな人魚か?何食べるんだろう?
色々と聞きたい事がてんこ盛りだわー。
浜に戻ってきたら、ニャ~ンって呼ぶ声がするから海の方を見てびっくり。
はっ?何あれ。
右手の方に、黒いものが。
あ、ルルゥとリリィがいる。
慌てて2匹の元に行くと、何とそこは岩場になってた。
ええ~、どういうこと?
こんなの朝はなかったよな。
「……はっ!まさかルルゥとリリィが作ったとか?」
ははは、まさかね~と笑ったら、2匹が声を揃えて鳴いた。
「ニャ~ン」
「………え、マジで作ったのか」
マジだった。
やっぱ神様なのね~。創造神ですか。
何か得意そうな顔してる姿は可愛いだけだけどね。
しかも、真ん中あたりが丸く削れていて、水が入ってきてる。
ちょうどプールというか、露天風呂?みたいだ。
緩く斜めになってて、半分は岩がむき出しで半分が水に浸ってる。
「これって、風呂場か?」
変なの~と見ていたら、近くの海面に銀色が浮かんできた。
「ライジャ!」
スルスルっとイケメン人魚が近づいてきた。
「ナオ、会いたかったよ」
ひえ~、凛々しいマスクに素敵な笑顔を浮かべてイケボで会いたかったとか言われちゃいました。
これ、赤面してもしょうがないよね?
オオカミさんと同じで天然タラシ系だ。
ライジャもすぐに新しく出来たプールに気づいて、そこに入ってきた。
「これは助かるな。リリィ、ルルゥ、礼を言う」
あ、そうか。
これってライジャと俺が話しやすいように作ってくれたってこと?
ライジャは人魚さんだから浜には上がれないし、俺も長時間水に浸らなくて済むと。
「スゴい。ルルゥ、リリィ気がきくね」
寄ってきた2匹の首に抱き着いて、ありがとう~とワシャワシャとかき混ぜる。
「……やはりナオは空の民だな。神に愛されている」
「え?」
ライジャを見ると、ちょっと驚いたようにしげしげとこっちを見ている。
「リリィとルルゥが触らせることなど、まずないからな」
え、そうなの?
俺、フツーにワンコと同じように接してたよ。
こんなに人懐こいのに、みんなは触れないのか?
2匹は浜の方にじゃれ合いながら走っていく。
可愛い、眼福だ。
ライジャは下半身が水に浸るようにして、上半身は岩肌に乗り上げて肘をついて半分寝そべるような体勢になった。
長い前髪を軽くかき上げると、水が玉のようにパラパラと肌を滑り落ちていく。
ふおぉ~、こっちも眼福。
グラビア写真として残したいくらいの絶景ですよ。
「ナオ、こちらにおいで」
招かれて、すぐそばに寄る。
うう、キラキライケメンオーラ全開で眩しい。
「昨日、臣下の者だけにルルゥの民が降臨したと告げた。皆の喜びようと言ったらなかったぞ」
「え、そうなの?」
ルルゥの民って、俺のことだよな。
何、俺って大歓迎なの?
そうなの?
よく分からないけど、とりあえず歓迎されてるなら嬉しいけど。
「ナオはこの世界がまだよく分からないだろう。まずはそこから説明しよう」
うんうん、そこな。
ありがたい、ぜひそこからお願いしたい。
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