お隣さんがパンツを見せろと言うからプロ意識を持ってそれに応える

サトー

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告白

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「絶対、今日部屋に忍び込め。そして仲直りしろ」とリンちゃんに別れる前に言われたから、自分の部屋を通り過ぎて生田さんの部屋の前に、俺は今、立っている。

相変わらず電気は点いていなくて、部屋は暗いままだ。
もしかしたら、リンちゃんと飲みに行っている間に、生田さんはすでに帰ってきていて寝てしまったのかもしれない。

すごく迷ったけど、リンちゃんがくれた鍵をポケットから取り出した。
そのまま鍵穴へそうっと差し込んで捻ると、ガチャ、という音がした。
もし、生田さんが中にいるのならドアロックがかかっているかもしれない。

ドキドキしながらレバーハンドルに手を伸ばす。
……ドアが開いた。どうやら、生田さんはまだ帰っていないようだった。





真っ暗な部屋の中にコソコソと入った。
電気を点けて待っていようと思ったけど、帰宅した生田さんが外から自分の部屋を見た時に「どうして俺の部屋に灯りが?」と不審に思ったら、警察を呼ばれかねない。

そうしたら、生田さんにも迷惑がかかるし、実家の母さんにも連絡が行く。
それだけは絶対駄目だ!と、暗い部屋の隅で生田さんが帰ってくるのを待つことにした。



「生田さん、急にすみません。今日、会えませんか?お仕事が終わるまで待っています」

一応、メッセージも送ったけど、いつまで待っても既読は付かなかった。
よっぽど忙しいのか、それとも無視されているのかなあ、と思うと不安な気持ちになる。
というか、人の家に泥棒みたいに勝手に忍び込んで俺はいったい何をやっているんだろう、生田さんも帰って来ないしもう泣きたい……と思っている時だった。


ガチャ、という音がして、玄関のドアが開いた。
生田さん?と思って顔を上げたけど、暗くてよく見えない。
バン、バンと壁やドアに何かがぶつかる音と一緒に、足音が部屋に近付いてきた。



「ああ……」

生田さんだった。ものすごく疲れたため息のような声で呻いた後、電気も点けずにベッドへ倒れ込んでしまった。
時刻は23時を少し過ぎたところだ。こんな遅い時間まで働いていたのか、と思うと、生田さんの身体がすごく心配になる。

ベッドで横になったまま生田さんはピクリとも動かなかった。
寝ちゃったのかな、と思いつつ足音をなるべくたてないように、ソロソロと近付くことにした。



「……生田さん」

ベッドの側に屈み込んで、名前を呼ぶと「うう……」と苦しそうに呻いている声が聞こえた。
……会社帰りにどこかで飲んできたのか、ものすごく酒臭かった。

「……生田さん」
「うーん……」

生田さんの手がモゾモゾと動いてから、照明のスイッチを掴んだ。
ピッ、という短い音がした後、一番弱いぼやーっとした常夜灯の明かりが点いた。ようやくお互いの顔が見える。

「……こ、こんばんは」

ビックリさせないように、なるべく小声で挨拶をしたけど、やっぱり生田さんはすごく驚いたみたいで、目を丸くした後、しばらく黙っていた。




「……天からの使い……?」
「えっ!?あの、違います!鈴井です!隣の!生田さんわかりますか?」

酔っているからなのか、ビックリし過ぎたからなのか、生田さんがとんでもないことを口走った。
リンちゃんに振られた生田さんが号泣していた時みたいに、必死で「俺は隣人の鈴井です!」と訴えかけた。


「鈴井さんがここにいるわけがない……。鈴井さんソックリの可愛い天の使いか……」
「生田さん?!大丈夫ですか?!」
「そうか……俺は行きたくもない飲み会に連れて行かれて、そして死んだのか……」
「死んでない!生田さん!死んでないです!」

いい人生だった……と目を閉じる生田さんを「生田さん!生田さんは生きてます!」と必死で揺すっていたら、ようやく正気になってくれたらしく、「……鈴井さん?どうしてここに?」と不思議そうにしていた。


「実は、リンちゃんに会いました……。
それで、生田さんの部屋の鍵をリンちゃんから預かって……。
あの勝手に入ってごめんなさい……」
「ああ、そうなんだ……」

俺がリンちゃんに会ったことや、生田さんの部屋に無断で侵入していたことについては、生田さんは特には反応せずに、「……で、どうだった?リンちゃんは?」と、記憶の中のリンちゃんの姿を思い出しているのか、遠くを見るような目でそう言った。

「……なんだか、すごくて、あの、好きになってしまいそうでした」
「…………わかるよ」

ふう…、と二人とも思わずため息を吐いていた。
生田さんがリンちゃんのどんなところを思い出しているのかは分からない。
俺は……あの甘ったるい香りと、「自分の身体は大事にしな」と言っていた時の、まるで何かから俺を守ろうとするかのような優しい眼差しを思い出していた。

「……生田さん、この前はすみませんでした」
「うん……?鈴井さん、謝らなくていいよ、俺が調子に乗りすぎたし……」

そんなことを気にして謝りに来たの?と、生田さんの方が逆にすまなさそうな表情になっている。

……ラブホテルでのことは本当に恥ずかしくて、出来れば思い出したくない。
けれど、あの日のデートはなんだか不完全でちゃんと終わっていないような気がしていて、出来ればもう一度やり直したかった。

「あの、好きです……」

不思議とリンちゃんに、生田さんのことが好きと打ち明けた時の方が、今よりもずっと緊張していた。
一度、練習みたいにして口に出していたのが良かったのだろうか。
あの時、リンちゃんに正直に話していなかったら、きっとこんなふうに思い切って告白することなんか出来なかった。


「ま、まだ、自分のことをゲイだと思う勇気もなくて、そもそもゲイかもわかりません……、でも、生田さんの彼氏になりたいです……。
出会い系で、まだ、良い人が見つかってなければ、お願いします……」

もしかしたら、生田さんはもう、誰か良い人を見つけているかもしれない。
そしたら、こんなこと言わない方が良かったんじゃ……とも思った。

けれど、もし、この告白が駄目だったとしても、俺のことを「近付くことも許されないような男の子」と言っていた生田さんに、「絶対にそんなことは無いです」と伝わるかもしれないのなら、それで良いと思えた。

いつか、生田さんが誰かゲイじゃない男の人を好きになった時、「どうせ駄目だ、受け入れて貰えない」と思いそうになった時。
「そういえば俺に好きだと言ってきたストレートの男がいたなあ」と思い出して欲しかった。

……俺なんかに好かれたことが、生田さんにとって自信になるかは分からない。
けど、ほんの少しでもそうなれる可能性があるのなら、それで良かった。




「鈴井さん、ごめん……」
「あ……」

モゾモゾと起き上がった生田さんに、頭を下げられて、駄目だった、と全身からガクッと力が抜ける。
ずっと「なかなか良い人がいない」と言っていたし、ラブホテルに行った時は「好きだ」って何度も言って貰えた。
だから、もしかしたら、オーケーしてくれるんじゃないかと心のどこかで期待していた。

でも、駄目だった。俺が落ち込んでいるところを見せたら、優しい生田さんに余計な心配をかけてしまう。
「あっ!彼氏が出来たんですか?良かった。俺も嬉しいです!」と明るく言わないといけない。
けれど、上手く言える気がしなくて、なかなか口を開くことが出来なかった。



「ごめん、ずっと嘘をついていた。
鈴井さんみたいな人を出会い系で探してみたこともあったけど全然駄目で……。
やっぱり俺は……鈴井さんが好きだから、すぐに出会い系で男を探すのはやめてしまっていたのに、「良い人がいない」ってずっと鈴井さんに嘘を言っていた…」
「えっ…」

驚いて生田さんの方を見上げると、生田さんはすごく心細そうな顔でこっちを見ていた。
この人も、俺と同じだ、とすぐに気が付いた。

男の人はリンちゃんとしか付き合ったことがない、と言っていた生田さんも、同性に対して「好き」と自分の気持ちを伝えることに馴れていなくて、不安で緊張している。
「大丈夫」と伝わるように、ベッドの上に投げ出されている生田さんの手を、掴んでからぎゅっと握った。

「……鈴井さんを好きになってから、お金を払って身体に触らせて貰うのが心苦しい時もあった……」

でも、理由もなく会って貰うことなんか出来ないし、それで、何もして貰えなくてもいいから、お金を払ってでも一緒にいたかった……、と生田さんは一生懸命話した。
飲み過ぎているからなのか、時々フラフラしたり、頭を押さえたりしながら、それでも、本当の気持ちを話してくれた。

「……鈴井さん、搾り取ってくれる?」
「はい……」
「……何もかも?」
「はい……」
「本当に?俺の何もかもだよ?」
「出来ます……」

「何もかも」の中に、愛情とか性欲だけじゃなくて、定期預金とか保険金も含まれていそうな気もして、ほんの少し躊躇したけど頷いた。
「鈴井さん、こっちへおいで」と生田さんに呼ばれて、何度も一緒に寝転んだベッドへ上がった。
ベッドでギュウギュウになりながら、いつもみたいに生田さんに抱き締められる。なんだか、ものすごく久しぶりのように感じられて、嬉しかった。


「い、生田さん、俺のことも搾り取ってください……」
「鈴井さんも?」

生田さんと違って俺は何にも持ってない。人に与えられる程お金なんか持っていないし、珍しいものだって持っていない。
生命保険は入っていないし、実家は持ち家じゃなくて県営の団地で……、あげられるものはほとんど無かった。

「あの、生田さんも前に言ってたけど、俺もう、大人です。壊れたりなんかしません、だから……」

セックスしてください、と生田さんの顔は見ないで、言った。最後の方は消え入りそうな声で、生田さんに聞こえたかどうかすらも怪しい。
でも、たぶん、もう二度と言えない。それくらい恥ずかしかった。



「あ、あ……」
「……生田さん?」
「ろ、録音……」
「えっ!?」
「……駄目だ、可愛すぎる…!食べたい、可愛い、抱きたい…あ、ああ…」
「生田さん?!」
「ちょっと待って……今、萎えることを考えるから……」


しばらく何かを考えた後、生田さんは無の表情になった。
萎えるために、何を考えているのかはさっぱり分からない。
俺はそんな様子を観察しながら、リンちゃんが言ってたことは本当だったんだな、と密かに思っていた。


「はあ……、危なかった。鈴井さん、本当に危なかった。
どのくらい危ないかっていうと、ブレーキのない車を無免許で運転しようとするくらい危なかった……」
「……何を言ってるんですか?なんか、怖いですよ…」
「鈴井さん、俺は鈴井さんに引かれても軽蔑されても「あああ、反応してくれてるーっ!」と大喜びする人間なんだ。
ああいう、直球なのは本当に危ない……ああ…」

いつの間にか生田さんは疲れ果てていた。大丈夫?と背中を擦るとすごい汗だった。



「……でも、俺、もう生田さんのこと、気持ち悪いとか変態とか言えないかも……。
だって、生田さんが好きだから…」

いくら喜んでくれて、生田さんの方から頼んでくるとは言え、そんなことを付き合っている人に言うのは心苦しかった。
もっと普通に「好き」「ありがとう」と言いたい。
生田さんだって、きっとそっちの方が本当は嬉しいはずだ。喜んでくれるのを想像したら、俺の方も嬉しくなった。

生田さんは神妙な顔で頷いた後「鈴井さん、大丈夫」と答えた。
良かった、きっと同じ気持ちだ、ってホッとした。


「……俺が努力する。鈴井さんに、そう思って貰えるように。
バイトから帰ってきた鈴井さんをシャワーの前に抱かせてと追い回したり、スケスケのパンツを買ってきたり」
「え……」
「「ご飯作ってよ」と頼んでおきながら、キッチンに立つ鈴井さんへセクハラももちろんやる。
手を縛るだけじゃなくて、目隠しもした状態でセックスしてみたいし…」
「あ、ああ……」
「鈴井さん?」
「…………こんな気色悪い告白されたの産まれてはじめてです!本当にサイテーです!
変態!す、スケスケのパンツなんて絶対に履きません!」

俺がさっき心の中で決意したことを一瞬で破らせるなんて、なんて凄まじい変態エネルギーなんだろう、と生田さんに対して本当に呆れた。
生田さんは俺に怒られたのにも関わらず、反省するどころか「鈴井さんが言った「いい人が絶対見つかりますよ」が本当になった」とニタッと嬉しそうに笑うだけだった。





「あ、あの……」

勝手に侵入したうえ、もう遅い時間だし帰った方がいいのか、このままここにいてもいいのか、自分では分からなかった。
せっかく付き合えたのに、一度生田さんに怒ってしまった手前、「もっと一緒にいたいです」と言いにくかった。

絶対に嫌だけど、「今度スケスケのパンツを履くから、今日はこのままここにいてもいいですか?」と言うべきなんだろうか…、でも履きたくない…と頭を抱えたくなった。




「……ところで鈴井さん、勝手にここへ入ったみたいだけど……」

不意に生田さんにそう言われて、肩がビクッと震えた。

「ご、ごめんなさい……」
「そういうのは、ちょっと困るな……。
この家には見られたらマズイものが大量に隠されてるから…」

言われてみれば、仕事の大切な書類だってあるかもしれないし、俺が生田さんのことをルーズリーフへメモしているみたいに、日記とか手帳とか個人的なものがあったっておかしくない。

もちろん、勝手に見たり触ったりなんてしていないけれど、俺だって同じことをされたら絶対に嫌だ。
どうしよう、とんでもないことをしてしまった……と今更ながら後悔する気持ちが波のように押し寄せてきた。


「……す、すみませんでした」

生田さんじゃないけど、土下座して謝るしかない……と震え上がっていると、生田さんがぐっと顔を近付けてきて「お仕置きしてもいい?」と囁かれた。


「お、お仕置きって……?」
「なんだと思う?当ててごらん」

どうしよう、怖い、と怯えている俺を見ているのが、生田さんは楽しくて仕方がないようだった。
……どう考えても俺の想像が及ばないようなヤバイことに違いない。
まだ、普通にセックスもしてないのにアブノーマルなプレイを強要されるなんて嫌だ。怖すぎる。
そんな目に合うくらいなら許して貰えるまで、土下座をした方がよっぽどマシだと思えた。


「あ、あの、本当にすみませんでした……。
もう二度としないから、ぜ、全裸でベランダに放置とか、俺の身体にえげつないものを入れるのだけはやめてください……。お願いします…」
「はっはっは!」

「鈴井さん、信じた?」と生田さんは大ウケしていた。
また、冗談に聞こえない冗談を言われたんだ…と思うと、それを見抜けなかったことが悔しかった。
けれど、怖くて痛い目にも合わないですみそうだし、土下座もしないでいいようだから、ホッとした。


「……何もしないから、今日はいつもみたいに帰らないで」
「へ……?」
「お風呂に入って、それで一緒に寝よう。明日、鈴井さんが出掛けるまでここにいて欲しい」
「うん……」


「ありがとう」と生田さんは喜んでいた。本当は、俺が「さっきは怒ってごめんなさい。もっと一緒にいてもいいですか?」とお願いするべきだったのに、代わりに生田さんが言ってくれた。
気持ちが通じ合ってる……というよりは、生田さんが俺の気持ちを読んで折れてくれているとしか思えなかった。
雇われ始めたばかりの頃、「どうして、この人いつも俺のことをジロジロ見ているんだろう」と不審に思っていた生田さんの目は、やっぱりじっと俺のことを観察していたからだ。

いつもこうやって俺のことを見てくれているから、俺の気持ちが分かるんだろうか、ってそんな気がした。

何にも分からない状態で、生田さんの部屋へ通うようになって、ルーズリーフに少しずつ少しずつ生田さんのことをメモしていた時みたいに、俺も、これからもっと生田さんのことを知ろうとすればいろいろと分かるようになるんだろうか。

「……生田さん、俺、もう彼氏になったから、これから生田さんに会う時は仕事じゃなくなっちゃうけど……それでも、俺は、一生懸命頑張ります…」

鈴井さんはいつでも一生懸命だし、彼氏になったんなら頑張らなくてもいいよ、と生田さんの目が、まるで眩しいものでも見るみたいにゆっくり細められた。
(完)



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