ヤバみのある日本人形みたいに綺麗な先生の見えないトコロ

サトー

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2 番外編

まったりしたエイ(2)

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翌日、椿さんがプールに落ちた。

プールサイドを歩いている時に足を滑らせてドボンと落ちたんじゃなくて……浮島で遊んでいたらそういうことが起こってしまった。




さすがに天気がよくて温かいとはいっても、外にあるプールの水温は低い。
水にほんの少し足をつけてみて感じたのは、俺がテンションでギリ入れるくらいで、椿さんなら震え上がるくらいの冷たさだな……ということだった。

残念だけど屋外プールは完全にリゾート感を演出するためだけの場所になってしまっている。だから、屋内の温水プールで遊ぶしかなかった。
温水プールとは言っても、コースごとに仕切られていて、小中学生がウロチョロしている区民プールとは全然違う。

ガラス張りになっているから明るいうえに、オーシャンビュー。
プールサイドにはデッキチェアだけじゃなくてデイベッドまである。「ラグジュアリー」ってこういう場所のことを言うに違いない。

プール、海、といった場所を見ると飛び込んで遊びたくなる俺と違って、椿さんはパーカータイプのラッシュガードを着て、プールサイドのデッキチェアに腰掛けていつまでもぼーっとしていた。
その様子はどこからどう見ても、気乗りしないにも関わらず、子供に「ねー!プール行きたいー!ママも来てー!パパだけじゃ嫌!」と騒がれて仕方なく着いて来た母親のテンションだった。

「ねー、プール入らなくても楽しいの?」
「……楽しい」
「椿さんってもしかして、あえて泳がないで、プールの側で本とか読むのを楽しむ派?」
「……そうだな」

俺と椿さんのいる場所から離れたデッキチェアで、中年の男性が静かに本を読んでいるのが目に入った。
なんで、水がバシャバシャと跳ねる音や、人の声が反響するような場所で集中して本が読めるんだろう。
俺なら、数行読んだ時点で話が頭に入ってこなくて諦めてる。

金持ちはいつでもリゾートに来てプールに入れるから、こういうとこでもバカみたいにはしゃいだりしない、ということを思い出した。
それでも、「顔を水につけないでいいから!すぐ出よ!」と誘ったら、しぶしぶ……といった様子で椿さんは一緒に入ってくれた。

始めのうちは「何が楽しいんだろう」という顔をされたものの、いざ入ってみると温水プールの温かさはそう悪くないと椿さんは思ってくれたみたいだった。
なんでそう感じたのかと言うと、滝を指差して「打たれてこい」と俺に平気で言って、ニヤニヤしていたからだ。

「ひど!椿さんが打たれればいいじゃん」
「……顔は水につけないでいいって、お前が言った」
「いや、俺は全然打たれても大丈夫だけどさ……」

押すなよ、と嫌がる椿さんを滝の側に近付けるのは楽しい。
椿さんも本気では嫌がっていなくて、「やめろってば」と言いながらもクスクス笑っていたからだ。
こんなことで何十分でも遊べそうなくらい、二人とも笑った。


椿さんは最終的には、フラミンゴやユニコーンのデッカイ浮き輪を抱えてプールサイドでひたすら写真を撮りまくっている若い女のグループに対して「……どうしてなかなかプールに入らないんだろうな」と不思議そうな顔をしていた。

「……そーいうのが楽しいっていうか、そのためにプールに来てるんだろうから、そっとしときなよ」

と俺が言うと、納得したような顔をしてから、肩をすくめていた。









……たぶん、俺が思っていた以上に椿さんははしゃいでいて、それで疲れていたのかもしれない。
「最後に、浮島に乗って部屋に戻ろうよ」と俺が提案した時は黙って頷いていた。

日本語と英語と中国語で書かれた「フロートの上で立ち上がったり、プールに飛び込んだりしないでください」という注意書きに、了解、と心の中で返事をしてから、俺が先に乗った。

その後に椿さんが続く、はずだったのに、いつまでも上がって来られなかった。
ジャンプしてプールの底を蹴った後、腕の力を使ってヒョイっとよじ登る、というふうにはいかないらしく、何度もぴょんぴょんと跳び跳ねている。運動神経も筋力も全く無い女子の動きにソックリだった。

「……ダイジョブ?」

椿さんが女だったらきっと「何やってんだよ、もー」と言いながら引き上げていた。
同じ男なうえに年上だと、そうもいかない。「……滑るよね」と言いながら、腕を掴んでそれとなく手伝うようにした。

なんとか椿さんの身体のほとんどが水面から浮島に上がって来て、あとは左足だけ、という状態になった時に、「よし、ここまで来たなら大丈夫だろ」と油断したのがいけなかった。

「え?」と思った時にはもう遅くて、ほんの一瞬腕の力を緩めたら椿さんはビターン!と派手に水面に落ちた。
慌てて側へ行って無事かどうか確認した。
椿さんはゴホゴホと咳き込んだ後、ものすごく気まずそうな顔で「……笑えよ」と呟いた。

「は……?」
「……お前が笑わないと、ほんとに……落ちて大変なことになったみたいになるだろ」
「いやいや、事実そうなってるから……」


そういうのが笑いとして成立するようなひょうきんな友達だったら爆笑してる。けれど、椿さんの場合は全く笑えなかった。


……で、どうしたかというと、部屋に連れて帰ってから、「ごめんね。大丈夫だった?本当にごめんね」と出来るだけ慰めた。
初めて一緒に風呂に入った。自分はサッと入るだけにして、「じゃー、あとはごゆっくり!」と椿さんを無理やり浴槽に浸からせて……。髪を拭いてやる頃には、椿さんはだいぶ眠そうにしていた。
それで、二人で寝てしまって「レストランの予約!」と飛び起きるハメになった。

予約していたのが泊まっているホテル内の店だったから良かった。
「ヤバイ!ギリギリ間に合ったね!」とカウンターの席についてからホッとしていると、高校生だった頃、しょっちゅう遅刻をして怒られていたことを思い出してしまう。

クドクドクドクド説教をされて、ウンザリしながら「家が……遠いんすよね」と言い返したら、まだ先生だった頃の椿さんはほんの一瞬キョトンとした顔をした。「コイツはいったい何を言っている……?」といった様子で。
その後すぐに、「……だったら、もっと早い時間に家を出ろ。お前、もう高校生だろ?よくそんな言い訳が通用すると思ったな。だいたい……」と、余計に叱られることになった。

でも、今は部屋とレストランが近いから間に合ったんだし、やっぱ家遠いって不利じゃん、と思いながら椿さんの横顔を眺めていたら「……ボーッとしてないで、どっちの肉を食べるか早く決めろ」とメニューを指でトントンされた。









「……ハヤト君」
「その呼び方ガチで鳥肌たつからやめてよ。なんもしてなくても、俺、なんかヤベーことした?って気になるから」
「……何をやってる?」
「椿さんが泥酔してるから、夜中に気分悪くなった時のために、そーいう袋……ほら!なんだっけ、エチケット袋を作ってんの!」
「俺、酔ってるかな……?」
「ちょっと今、マジで忙しいから、そーいうの後にしてくれる?」



旅先でのちゃんとした美味しい食事にテンション上がっていたのか、椿さんは勝手にスパークリングの白を頼んで飲んでしまった。

椿さんは、酒はほとんど飲めない。というか飲むと、いつものビシッとした雰囲気がどんどん緩くなって、最終的には記憶を無くす。
酔っ払うと、服を着替えないで平気で寝たり、上機嫌でニコニコしていたかと思えば「頭が痛い……」と突然言い出したりする。

俺の家だったらどこで吐かれようとしょうがないと思って諦めもつくけど、さすがにホテルの部屋で吐かれたら大変なことになってしまう。
子供の頃、胃腸炎になった時に母親が枕元に、丸めた新聞紙を詰めた袋を置いていたのを思い出して、せっせとビニール袋と丸めたティッシュでそれを真似た袋を作った。




椿さんがどうしてロクに飲めないアルコールを口にしたのか。「料理に合うものが飲みたかったから」「イケると思ったから」といったハッキリした理由はわからない。
わからないけど……。プロの料理人はすごくて、俺や椿さんが食べ慣れていない食材も、コース料理の中で美味しく食べさせてくれた。
ドラゴンフルーツの蕾、海ブドウ、豚の耳、ゴーヤ……。
二人とも「これは何だろう……?えっ、美味い!」と何度もビックリさせられた。

椿さんは前菜とスープ以外、どれも二、三口分ずつ残した。目の前の鉄板で焼いて貰ったメインのサーロインに至っては、ほんの少ししか食べられなかった。
好き嫌いとか、そういう単純な理由以外のことが原因で椿さんはものをほとんど食べない。

だけど、今日は「美味しい」と言いながら食べ物を口にしていた。
作って貰ったものを残すことに対して申し訳なさそうにもしていたから、「俺、今日ずっと腹減ってたー」と言いながら、代わりに全部俺が食べた。



「……いいな。若くて、育ち盛りは」
「いやいや、とっくに終わってっから……」

うひ、と椿さんが笑った。笑うといっても、ほんの少し口角をあげたくらいで、些細な表情の変化だった。
ものすごくわかりにくいけど、本人的にはボケたつもりなのかもしれない。



部屋に戻る頃には椿さんは、ぐでんぐでんになっていて、「お前、昼はプールでよくもやってくれたな」としつこく絡んできた。
絡まれたと言っても、ぐりぐりと胸に額を押し付けてきたり、ずっと俺の側をウロウロしたりする「ウザいけど甘えてきている」方の絡み方だった。
最初は「ハイハイ」と適当にあしらっていたのに……。椿さんはものすごく卑怯だった。
こんな時だけはどれだけ雑に扱ってもキレたりしないで、可愛い顔で「おい」と側に寄ってくる。


……そしたら、まあ、そういう空気になった。







椿さんは、いつもほとんど声を出さない。恥ずかしいのか、どこを触られても「あ」とか「う」とか、小さな短い声をあげるくらいで、いつも口をぎゅっと閉じている。
息づかいと、表情をじっと観察していると「あ、ここ、いいんだ」「もう触らないで欲しいのかな?」ということがなんとなくわかる。

ただ、今日はいつもと違っていて「……やれ。躊躇しないで一気に入れろ」と三回くらい言われた。
セックス中にこんな物騒なこと言われるってどーいうこと?と思いつつ、やるよ、と椿さんから押し付けられたセックスする時に必要なものを使った。
見覚えのある黒いビニール袋の中身を見た時にようやく、「昨日ドラッグストアで買ったのはウィダーインじゃなかったんだ」って気が付いた。




「お願い。肌見せてよ……」

頷いて貰えたから、ベッドサイドのスイッチに手を伸ばして明かりをつけると、「こんなに……?」と椿さんもちょっとビックリしていた。
電気をつけると一気にムードが無くなる。雰囲気と肌と、どっちを取るかで、俺は椿さんの肌を選んだ。


椿さんは恥じらいがあるのか無いのか、よくわからない不思議な人だった。
妙に察しがよくて、どんな格好でも躊躇しないでやる。
思いきり足を開くことも、仰向けに寝転んで自分の膝の裏を抱えることも……恥ずかしがったり嫌がったりしないで、いつも平気な顔で自分からそういうことをする。

そういう時、「サンキュー。助かる」という気持ちには全然ならない。
むしろ、誰だよ、という気持ちで胸が潰れそうになる。誰が椿さんをこういうふうにしたんだよ、と思うと苦しい。
だから、いつも椿さんとセックスをすると、「絶対絶対この人のことを離したら駄目だ」という気持ちになる。

だからなのか、胸を両手で必死になって隠しながら、気持ちいい、気持ちよすぎるから、もうここにはさわらないで欲しい、と訴えてくる姿が妙に印象に残った。
もっと嫌って言いなよ、といくら囁いても、椿さんは頷かなかった。



この人に絶対寂しい思いをさせたらいけない、と細くて硬い身体を最後まで必死で抱き締めた。飲んでいるから、明日になったらきっと椿さんは今夜のことを全部忘れてしまうだろう。
忘れてしまうのは仕方がない。だけど、ほんの一時の愛情を得るために、自分の身体を差し出したりしなくていいってことだけはわかって欲しかった。




疲れてしまったのか、もともと寝起きが悪い椿さんは、翌朝、外が明るくなってもなかなか起きようとしなかった。
朝食が部屋に届くまでに、起こさないといけない、といくら「起きなよ」と声をかけても布団を頭からかぶって出てこようとしない。

「……ねー、ルームサービスの人来ちゃうよ」
「ん……」

……布団の下の椿さんの身体は素っ裸だ。直接見て確認したわけじゃないけど、部屋着も下着も、椿さんが着ていたものが全部床に落ちているから、それでわかってしまう。
ハヤト、と寝ぼけた椿さんの腕と脚が絡み付いてくる。

「え、ちょっと、マズイって……」
「…………だったら、早く」

マズイなら朝御飯が届く前にしたらいいだろ、とでも言いたげな様子だった。

……一応、理性が働いて二回くらいは「ダメだよ」と断ったと思う。
それなのに、早く、と急かされながら、ぎゅうぎゅう抱き付かれた。サラサラした白い肌を、誘惑するみたいに擦り付けられて、それで結局は我慢が出来なくなってしまった。



朝の光の中で見る椿さんの肌は、照明の下で見るのとは全然違う眩しさが感じられた。
時間が経つに連れて、外も騒がしくなっていく。部屋の外の廊下をパタパタと走り回る足音と、子供の笑い声が微かに聞こえた。
それで、ようやく寝ぼけていた椿さんは自分がどこで何をされているのか気が付いたみたいで、ハッと目を見開いてから、頭を微かに横に振った。

「やめる……?」

そう聞くと今度はもっと強く、ブンブンと頭を横に振った。

「……ごめんね」

すぐ終わるから、と抜き挿しを何度も慎重に繰り返した。
声を出さないように椿さんが手で口を押さえて一生懸命堪えている。

……肌が白い人は、全身が火照ると、肘と膝が薄桃色になることを、俺は椿さんの身体で知った。







夕べ初めて最後までセックスをして、気を失うようにして寝た後、起きてからもう一回して、それで、何食わぬ顔で二人で朝食を食べている。
余韻に浸ることも、「大丈夫?」と椿さんの身体を気遣うことも、何もかもをすっ飛ばしてしまっている。
たぶんこれは絶対ダメなヤツだと思うけど、バタバタ慌ただしくしているうちにこうなってしまった。

……なにせ、終わってから朝食が運ばれる約束になっている予定時刻までの10分間で、二人とも大慌てで服を着たり、部屋の窓を全開にしたり、ぐちゃぐちゃになったベッドを片付けたりしないといけなかった。
朝食を届けて貰った時には「ありがとうございます」となんでもないような顔でホテルの人に挨拶したけど、危なかった……と内心はハラハラしていた。
椿さんもそんなことを感じていたのか、「失礼しました」とホテルの人が部屋から出て行った瞬間に、明らかにホッとしているようだった。



「あ、あのさ、大丈夫……?」

俺がそう尋ねると、椿さんはほんの一瞬首を傾げた。大丈夫か聞いたとして、「体が痛い。疲れた」と正直に言う人じゃないけど、どうしてもそうせずにはいられなかった。むしろ、聞くのが遅くて椿さんゴメン……と思っていた。

「……昨日も今日も、両方とも自分の意思でしたことだから気にするな」

昨日のことはほとんど覚えてないけどな、と椿さんは肩をすくめた。
それだけ言うと、せっせとパンを食べるのを椿さんは再開し始める。
ゴーヤのピクルスだとか、一口サイズのグラスに入ったヨモギ入り豆乳だとか、苦くて体にいいものから先に食べた後に、甘くて美味いものを食べ始める。
俺とは正反対の食べ方だった。


「……ジャム昨日と種類が違うな」
「……そーだっけ?」

椿さんにそう言われてから、まじまじと白い皿に付いた三種類のジャムの痕を眺めたけど、昨日食べた味がなんだったかについては「甘くて美味い」ということしか思い出せなかった。

「……こういうのを旅行って言うんだろーね……」



エイが泳がないでまったり休んでいるとか、ジャムが昨日食べたものと違うとか、そういうささやかなことに気が付ける心の余裕が、椿さんに出来たことが嬉しく感じられた。
飛行機で三時間もしないで着くような場所とは言っても、普段の生活から遠く離れているとやっぱり全然違う。
もしかしたら椿さんは、ずーっと頭を悩ませている事について、旅先にいる間はほんの少しでも忘れられたのかもしれなかった。

「……死ぬほどバイトするから、また来よ」

たぶん、椿さんの悩み事は一気に吹き飛んで簡単に消えて無くなったりはしない。
ほんの一瞬でいいからそれを忘れられる時間を地道に作っていくしかなかった。
そうすればきっと、椿さんは俺が見落としているようなささやかなことを、きっと教えてくれる。

大好きだよ、とかそういう言葉ですぐに愛情を伝えるのもいいけど、これからは時間がかかっても「ささやか」を椿さんと一緒に探したいって思えたから、そう約束せずにはいられなかった。(完)



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