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第二章ドラゴニア帝国編
面倒な事態になりそうです
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船員さん達が理解できない思考回路を持っていると認識するしかない。何処からリュシエル様の御使いなんていう飛躍した考えになって………飛んだから?翼生やして飛んだから?え?それだけで?
混乱したままミゲランヘルさん達が帰路に着こうと移動を始めるので上の空で着いて行く。
「天使様、おかえり」
「天使様、可愛いね。これ持っていってよ」
「天使様のお姿を後世まで残したいのでスケッチさせて下さい」
「ちっこいな」
どうしてこうなった。船員さん達だけだと思っていたのにこれはどういう事だ。町の人達にも天使で認識されてるんだけど。
「どうやら、船員達が広めたみたいだな」
くっ。船員さん、余計な事をしてくれたな。
「それだけではないんじゃないかな?姫様の光って飛んでる姿は陸からも丸見えだっただろうし」
目撃者多数なんですね。これは訂正するのが面倒だな。こんな事態になってしまったけど…うん、まあ実害無いし、放置でも良いかな。
「放置してるとこれ隣国とかに流れないか?」
スヴェンさんの一言でその場の全員が固まる。隣国とはリュシエル様を崇める宗教リュミエール教の総本山である宗教国家リュミエールの事だ。
彼の国の国民は敬虔なリュミエール教徒と知られているけれど、実際は宗教理念を他国等に広めるという大義名分のもと洗脳に近いやり方で布教している。
それでも反発する勢力はいるわけだけど、それは国が抱える戦闘を専門にするモンクを送り込み力にて捩じ伏せる遣り方を行っている。
これには各国が頭を痛めているけど、唯一神であるリュシエル様はどの国でも国教であるので各国は牽制する事しか出来ないでいた。
そんなヤバイ集団に私の存在が知れるともっとヤバイ。私の身が特にな!
噂程度に落ち着いてくれるか、もしくはそんな少女が何処かにいたらしいって事にならないかなと希望的観測だと分かってるけども暈したいのだよ。なんとしても。これからの私の平穏無事な生活がかかっているのだよ。
「広まるのも時間の問題でしょう」
「何でですか?」
落ち着いた執事さんからの結論に反応するロウさん。
「この町にも教会があり、尚且つたまたま本国の司祭様クラスが視察に来ていたようです」
はい、アウトォォォォォォ!!!私の生活が平和で怠惰な生活が遠退く。
「ですが、まだ姫様とは特定できていないようですので暫くは姫様の周りは平和でしょう」
なんの安心材料にもならないよ、執事さん。それじゃあ、それから私の周りが騒がしくなるって決定しているじゃないか。
あぁぁぁ、首都に帰ったらジュールさんになんて報告したら良いんでしょう?私かジュールさんの胃に穴でも開かないか不安な今日この頃です。
混乱したままミゲランヘルさん達が帰路に着こうと移動を始めるので上の空で着いて行く。
「天使様、おかえり」
「天使様、可愛いね。これ持っていってよ」
「天使様のお姿を後世まで残したいのでスケッチさせて下さい」
「ちっこいな」
どうしてこうなった。船員さん達だけだと思っていたのにこれはどういう事だ。町の人達にも天使で認識されてるんだけど。
「どうやら、船員達が広めたみたいだな」
くっ。船員さん、余計な事をしてくれたな。
「それだけではないんじゃないかな?姫様の光って飛んでる姿は陸からも丸見えだっただろうし」
目撃者多数なんですね。これは訂正するのが面倒だな。こんな事態になってしまったけど…うん、まあ実害無いし、放置でも良いかな。
「放置してるとこれ隣国とかに流れないか?」
スヴェンさんの一言でその場の全員が固まる。隣国とはリュシエル様を崇める宗教リュミエール教の総本山である宗教国家リュミエールの事だ。
彼の国の国民は敬虔なリュミエール教徒と知られているけれど、実際は宗教理念を他国等に広めるという大義名分のもと洗脳に近いやり方で布教している。
それでも反発する勢力はいるわけだけど、それは国が抱える戦闘を専門にするモンクを送り込み力にて捩じ伏せる遣り方を行っている。
これには各国が頭を痛めているけど、唯一神であるリュシエル様はどの国でも国教であるので各国は牽制する事しか出来ないでいた。
そんなヤバイ集団に私の存在が知れるともっとヤバイ。私の身が特にな!
噂程度に落ち着いてくれるか、もしくはそんな少女が何処かにいたらしいって事にならないかなと希望的観測だと分かってるけども暈したいのだよ。なんとしても。これからの私の平穏無事な生活がかかっているのだよ。
「広まるのも時間の問題でしょう」
「何でですか?」
落ち着いた執事さんからの結論に反応するロウさん。
「この町にも教会があり、尚且つたまたま本国の司祭様クラスが視察に来ていたようです」
はい、アウトォォォォォォ!!!私の生活が平和で怠惰な生活が遠退く。
「ですが、まだ姫様とは特定できていないようですので暫くは姫様の周りは平和でしょう」
なんの安心材料にもならないよ、執事さん。それじゃあ、それから私の周りが騒がしくなるって決定しているじゃないか。
あぁぁぁ、首都に帰ったらジュールさんになんて報告したら良いんでしょう?私かジュールさんの胃に穴でも開かないか不安な今日この頃です。
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