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第1章 なんで私が追放なのよ!
第8話 アークウルフが率いる魔物の群れを蹴散らすエメリア
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side 精霊術師エメリア
「これは……洞窟?」
私は翌日もレオメルドと共に探索を進め、洞窟を発見しました。
ただでさえ魔力が漂っている森だと言うのに、その洞窟の中はさらに濃い不気味な魔力が立ち込めています。
キュイ!キュイーー!!
「どうしたの?カーバンクル」
にもかかわらず、カーバンクルに不安な様子はなく、むしろ楽しそうに入って行こうとしています。
「危険だから慎重にいくか、それとも一度村に戻るかと思ったが……」
彼は冷静です。
戦いのことになるととてもたよりになりますね。
グルォォオオォォオオオオオ!!!
「「!?!?」」
突然、これまでより大きな狼の鳴き声が響き渡ります。
今までの感じから行くとエルダーウルフより強い狼でしょうか?
私はレオメルドの方を見ましたが、彼はいつものように剣を構えて声の方を見ています。
慌てていないので、そこまでの脅威ではないのでしょうか?
「エメリア、たぶんアークウルフだ」
「強いのですか?」
「エルダーウルフの上位種だ。単独ではそんなに強くないが、たいていつがいで行動しているし、群れを率いているから厄介だ」
なるほど。
まさに狼、という感じですね。
ただ、気配察知には複数の魔物がひっかかっていますが、アークウルフと思われるものは1つだけ。
あとはエルダーウルフとダイアウルフですが、あわせて30匹くらいでしょうか。
上位種が率いる群れにしては多くありませんね。
「アークウルフが1匹しかいないのは妙だな」
なにかあって別れたのでしょうか?
追放されたとか??
それなら妙な親近感が湧きますね。
そして……
グルォォオオォォオオオオオ!!!
グルォオオォォオオ!!
グルォオオ!
グルォオオォォオオ!!
グルォオオ!
グルォオオ!
いっぱい来ました。
レオメルドは剣を構えて対峙していますが、これは私の出番ですね。
「我は闇を切り裂き、この地に光をもたらさんと願うもの。どうか願いに応えたまへ。ルクシオン様!」
私の目の前に突如光が現れます。
私には見慣れた優しい光です。
その光がゆっくりと人のような形をとっていきます。
威圧感があるからか、突っ込んで来ようとしていた狼たちが動きを止めました。
「エメリア……」
「レオメルド。ここは私の精霊に任せてくださいね」
「これが……精霊術か…」
レオメルドは驚いていますね。
ここまで温存していた甲斐があります。
驚く彼の顔も可愛いです。
『……シャイニングフォース……』
ルクシオン様……完全に発現する前に力を行使しましたね……。
シュワ~~~~~~~~……
闇属性を持つ狼たちが光に当たるとまるで砂のようにさらさらと消えていきます。
エルダーエルフには魔法反射の特性があったようですが、これはルクシオン様の精霊術のため弾かれることはありません。
さすがです、ルクシオン様。
綺麗ですし、超強力ですね。
「……(ぽかん)」
そして、レオメルドがぽかんとしています。
可愛いですね。
『やあ、私の可愛いエメリア』
「ありがとうございます、ルクシオン様」
狼型の魔物を難なく殲滅したルクシオン様が私に話しかけてくるので、丁寧にお辞儀をしてお礼を述べました。
『そんな他人行儀にしなくても……』
「ありがとうございます、精霊様」
ぽかんとしていたレオメルドでしたが、私につられたのかお礼を言いました。
律儀な人……やはり好感が持てます。
『……誰だ……』
「失礼した。私はレオメルド・ラオべルグラッド。エメリアさんと……」
『こいつは誰だエメリア!前のアホ勇者はどこに行った???』
さっきまでの威厳に満ちた姿をさっそく放り棄てたようです。
アホ勇者という表現には激しく同意しますが。
「彼は今の私のパーティーメンバーです。2人だけのパーティーですが」
『な、な、な、……』
「あと、勇者パーティーは追放されました。この大陸には精霊がいないから私は役立たずだと……」
『なんだとぉぉおおぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!!!』
まぶしいので怒りを抑えてほしいですね……。
「落ち着いてください。私は問題ありませんので」
『問題だらけじゃないか!追放だと?あのアホ勇者め!しかも、こんな危険そうな男と2人っきりだと!?』
「敵は消えたようです。我が願いを聞き届けてくださって感謝します、ルクシオン様」
『なぁ、待て、エメリア!戻すな!……』
「ふぅ」
どういうことでしょうか?
『ロデリグ大陸に行くのでついてきてください♡』とお願いした時にはとても優しい態度で了承してくれたのですが……。
「えっ、エメリア。良かったのか?」
真面目なレオメルドは気にしていますね……というか、レオメルドは長いです。
「レオ、でいいでしょうか?」
「ん?なんだ急に。俺の呼び方か?なんでもかまわんが……」
「では、今後はレオと呼びます。あなたもリアと呼んでくださいね」
「んん?えぇっ?」
赤くなっているのも可愛いですね。
いけません。ルクシオン様の影響を受けて、気が昂っていますね。
(……精神統一……)
「ふぅ……」
「大丈夫か?」
精霊を召喚すると、その精霊の性格や精神状態に影響を受けてしまうのが難しいところです。
まだまだ修行が必要ですね。
「大丈夫ですわ。あんなに感情をあらわにされるとは思わなかったので、ちょっと驚きました」
「あの精霊様は……?」
「光の精霊ルクシオン様です。ルーディア大陸の大神殿で出会った精霊で、とても強力で、気位が高く、私には優しい方です。
魔族の軍団と戦っていて少し不利な状況になってしまった時に、ルクシオン様の方から私を見つけてくださって協力してくれたのです。
とても強力な精霊様ですが、消費魔力が大きいのでここぞという時にお願いをしています」
懐かしいですね。
不利になったのはアホ勇者がセオリーを無視して出しゃばったせいですが。
毎回状況を確認せずに我先にと魔物を倒しに向かってしまうのはアホ勇者の悪い癖です。
もちろんそういう凛々しいところがいいという人もいますが。
「しかし、凄いな。あの数の群れをアークウルフごと消し去るなんて……」
そこへ再びあの大きな叫び声が聞こえてきました。
グルォォオオォォオオオオオ!!!
「おや?つがいの片割れでしょうか?」
「そうみたいだな……1匹だけで、エルダーウルフたちは連れていないようだ」
なぜ1体だけ群れを離れていたのかわかりませんが、ケガなどはしていないようです。
あなたたちの縄張りだったのでしょうか?
それなら申し訳ないですが、もともと相容れぬ存在ですから、きっちり戦いましょう。
私が攻撃しようと思って杖を掲げましたが……
「セイクリッドストライク!!!」
ズゴーーーーーン!!!
グルォォオオォォオオオオオ!!!
必要ありませんね。
一撃でした……。
……やはりレオは強いですね♡
※※※※
ここまでお読みいただきありがとうございます!
次回からまた勇者ざまぁしていきます。
よろしくお願いします。
もし面白いと思っていただけたらお気に入り登録や応援、コメントを頂けると作者が舞い上がります。よろしくお願いします!
「これは……洞窟?」
私は翌日もレオメルドと共に探索を進め、洞窟を発見しました。
ただでさえ魔力が漂っている森だと言うのに、その洞窟の中はさらに濃い不気味な魔力が立ち込めています。
キュイ!キュイーー!!
「どうしたの?カーバンクル」
にもかかわらず、カーバンクルに不安な様子はなく、むしろ楽しそうに入って行こうとしています。
「危険だから慎重にいくか、それとも一度村に戻るかと思ったが……」
彼は冷静です。
戦いのことになるととてもたよりになりますね。
グルォォオオォォオオオオオ!!!
「「!?!?」」
突然、これまでより大きな狼の鳴き声が響き渡ります。
今までの感じから行くとエルダーウルフより強い狼でしょうか?
私はレオメルドの方を見ましたが、彼はいつものように剣を構えて声の方を見ています。
慌てていないので、そこまでの脅威ではないのでしょうか?
「エメリア、たぶんアークウルフだ」
「強いのですか?」
「エルダーウルフの上位種だ。単独ではそんなに強くないが、たいていつがいで行動しているし、群れを率いているから厄介だ」
なるほど。
まさに狼、という感じですね。
ただ、気配察知には複数の魔物がひっかかっていますが、アークウルフと思われるものは1つだけ。
あとはエルダーウルフとダイアウルフですが、あわせて30匹くらいでしょうか。
上位種が率いる群れにしては多くありませんね。
「アークウルフが1匹しかいないのは妙だな」
なにかあって別れたのでしょうか?
追放されたとか??
それなら妙な親近感が湧きますね。
そして……
グルォォオオォォオオオオオ!!!
グルォオオォォオオ!!
グルォオオ!
グルォオオォォオオ!!
グルォオオ!
グルォオオ!
いっぱい来ました。
レオメルドは剣を構えて対峙していますが、これは私の出番ですね。
「我は闇を切り裂き、この地に光をもたらさんと願うもの。どうか願いに応えたまへ。ルクシオン様!」
私の目の前に突如光が現れます。
私には見慣れた優しい光です。
その光がゆっくりと人のような形をとっていきます。
威圧感があるからか、突っ込んで来ようとしていた狼たちが動きを止めました。
「エメリア……」
「レオメルド。ここは私の精霊に任せてくださいね」
「これが……精霊術か…」
レオメルドは驚いていますね。
ここまで温存していた甲斐があります。
驚く彼の顔も可愛いです。
『……シャイニングフォース……』
ルクシオン様……完全に発現する前に力を行使しましたね……。
シュワ~~~~~~~~……
闇属性を持つ狼たちが光に当たるとまるで砂のようにさらさらと消えていきます。
エルダーエルフには魔法反射の特性があったようですが、これはルクシオン様の精霊術のため弾かれることはありません。
さすがです、ルクシオン様。
綺麗ですし、超強力ですね。
「……(ぽかん)」
そして、レオメルドがぽかんとしています。
可愛いですね。
『やあ、私の可愛いエメリア』
「ありがとうございます、ルクシオン様」
狼型の魔物を難なく殲滅したルクシオン様が私に話しかけてくるので、丁寧にお辞儀をしてお礼を述べました。
『そんな他人行儀にしなくても……』
「ありがとうございます、精霊様」
ぽかんとしていたレオメルドでしたが、私につられたのかお礼を言いました。
律儀な人……やはり好感が持てます。
『……誰だ……』
「失礼した。私はレオメルド・ラオべルグラッド。エメリアさんと……」
『こいつは誰だエメリア!前のアホ勇者はどこに行った???』
さっきまでの威厳に満ちた姿をさっそく放り棄てたようです。
アホ勇者という表現には激しく同意しますが。
「彼は今の私のパーティーメンバーです。2人だけのパーティーですが」
『な、な、な、……』
「あと、勇者パーティーは追放されました。この大陸には精霊がいないから私は役立たずだと……」
『なんだとぉぉおおぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!!!』
まぶしいので怒りを抑えてほしいですね……。
「落ち着いてください。私は問題ありませんので」
『問題だらけじゃないか!追放だと?あのアホ勇者め!しかも、こんな危険そうな男と2人っきりだと!?』
「敵は消えたようです。我が願いを聞き届けてくださって感謝します、ルクシオン様」
『なぁ、待て、エメリア!戻すな!……』
「ふぅ」
どういうことでしょうか?
『ロデリグ大陸に行くのでついてきてください♡』とお願いした時にはとても優しい態度で了承してくれたのですが……。
「えっ、エメリア。良かったのか?」
真面目なレオメルドは気にしていますね……というか、レオメルドは長いです。
「レオ、でいいでしょうか?」
「ん?なんだ急に。俺の呼び方か?なんでもかまわんが……」
「では、今後はレオと呼びます。あなたもリアと呼んでくださいね」
「んん?えぇっ?」
赤くなっているのも可愛いですね。
いけません。ルクシオン様の影響を受けて、気が昂っていますね。
(……精神統一……)
「ふぅ……」
「大丈夫か?」
精霊を召喚すると、その精霊の性格や精神状態に影響を受けてしまうのが難しいところです。
まだまだ修行が必要ですね。
「大丈夫ですわ。あんなに感情をあらわにされるとは思わなかったので、ちょっと驚きました」
「あの精霊様は……?」
「光の精霊ルクシオン様です。ルーディア大陸の大神殿で出会った精霊で、とても強力で、気位が高く、私には優しい方です。
魔族の軍団と戦っていて少し不利な状況になってしまった時に、ルクシオン様の方から私を見つけてくださって協力してくれたのです。
とても強力な精霊様ですが、消費魔力が大きいのでここぞという時にお願いをしています」
懐かしいですね。
不利になったのはアホ勇者がセオリーを無視して出しゃばったせいですが。
毎回状況を確認せずに我先にと魔物を倒しに向かってしまうのはアホ勇者の悪い癖です。
もちろんそういう凛々しいところがいいという人もいますが。
「しかし、凄いな。あの数の群れをアークウルフごと消し去るなんて……」
そこへ再びあの大きな叫び声が聞こえてきました。
グルォォオオォォオオオオオ!!!
「おや?つがいの片割れでしょうか?」
「そうみたいだな……1匹だけで、エルダーウルフたちは連れていないようだ」
なぜ1体だけ群れを離れていたのかわかりませんが、ケガなどはしていないようです。
あなたたちの縄張りだったのでしょうか?
それなら申し訳ないですが、もともと相容れぬ存在ですから、きっちり戦いましょう。
私が攻撃しようと思って杖を掲げましたが……
「セイクリッドストライク!!!」
ズゴーーーーーン!!!
グルォォオオォォオオオオオ!!!
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※※※※
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