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第一章
第35話 次元のはざま
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「できたのじゃ」
「「おぉ!!!!」」
ついにシディロムさんによる"次元の鍵"の製作が完了した。
彼は少し疲れた顔をして魔道具制作室から出てきたが、手に持った板を大事そうに俺に渡してくれた。
「これじゃ。1回しか使えんということはないじゃろうが、大切にしてほしいのぅ」
「ありがとうございます!」
俺は感謝しながらその板を受け取った。
これが"次元の鍵"……。
手に吸い付くような不思議な感覚だ。
魔道具師ではない俺からすると、あの素材からどこをどうやったらこうなるんだと不思議に思うが、渡されたのは不思議な輝きを持つ金属でできた板だった。
どうやって使うんだろう?
「使い方は簡単じゃ」
この魔道具には晶貨がエネルギー源として組み込まれているから、手に持って順番に指示していくだけで良いらしい。
俺達は建物の外へ出て、程よい広さの場所……周囲は建物や木々に隠された人の目の少ない場所……を選んだ。
その際にぞろぞろとついて来そうになった神官たちをシディロムさんが抑え、ミルティアが神の力を発揮して解散させていた。
突然ものすごい気配を強めて睨むのやめてほしい。
ビックリするじゃね~か。
真面目な顔をすると結構可愛いんだな……とか、ないから!
絶対ないんだからね!!!
俺はさっきの光景に全力でさようならを告げる。
頭から消えろ!!!
「ようやく完成した"次元の鍵"。ついにアナトを苦しめる戯神のもとへの道が開かれる!果たして彼は無事に辿り着くのか?」
また明後日の方向を向いてなにかやってる。
なんか"苦しめる"にやけに力が入ってたのは気のせいだろうか?
「っていうか、"無事に辿り着くのか?"ってなんだよ?まだ何かあるのかよ?」
勘弁してほしい。
もうあっさりと辿り着くことしか考えてないんだけども!
これで何か出てきたらどうしてくれるんだよ!!
「えっ、聞こえてた?ごめんごめん」
いまさら???
もしかして今まで聞かれてないと思ってたのか?
頭に手を当てて『てへっ』ってやっているバカを思わず二度見してしまった。
まぁいいか。
もうはやる気持ちを抑えきれないんだ。
早く"おしり"から解放されたいんだ!
使うぞ!
そして聞いた手順を思い出しながら魔道具を使っていく。
「"起動"」
俺がそう呟くとその板の不思議な輝きが増した。
その様子は虹のようだし、金剛石のようでもある。
強い光なのに、目に痛くはない。
「方向設定……"戯神"」
これでこの魔道具が戯神様がいる場所……次元のはざまとの間の通路を作ってくれるらしい。
どこにいるかを特定して道をつなげるのに少し時間がかかるんだってさ。
少し待つ……。
10年とかじゃないよね?
「いよいよだね、アナト」
「あぁ、美しい戯神様に"おしり"から外してくださいって言うのはちょっと恥ずかしいけどな」
待ちに待った瞬間……言葉だけ聞くと卑猥だな……。
「練習してみる?ほら、さんはい!」
「よし!……戯神様、あなたの"おしり"から俺を……って、『さんはい』じゃね~よ、バカミルティア!」
自然にそうのたまわったミルティアに乗せられてしまった。
関係ないところでそんなこと言えるか!!?
アホなやり取りをしていると板の光が増した。
そろそろ次の段階かな?
「"次元の鍵"よ、神との道を隔てし壁に道を開けたまへ、"開門"」
板から様々な色の光が放たれ、それがなにもない空間で形を作っていく。
そして出来上がったのは門だ。
その光景に見とれていた俺たちの前で、門が開く。
「うおっ!?」
様々な光が交わっている門の先は見えないが、俺はその門に吸い寄せられる。
不思議と恐怖感はない。
「よし!開いたねってもう吸われてるね。まぁ行先を開いておいて実行者が行かないとかないから当然か。ボクも行くよ~」
ミルティアもついてくる。
もしついて来てくれなくて1人で戯神様の前に放り出されたら"おしり"から外してとか言いにくいもんな。
その門に入った部分……今は右手だけだが……が見えなくなるのはちょっと怖いな。
このまま吸われて『ジ・エンド』とかになったら、世界が悲しむからやめてあげてね。
とか思ってたら完全に吸われた。
気付くと、よくわからないキラキラした場所に俺が浮いている。
そして、頭の先の方に向かって吸い寄せられ続けている。
「"次元の鍵"で入るとこんな感じなんだね。新鮮だ♪」
隣では無邪気にはしゃいでるバカが1人。
もう神様の威厳は感じないな。
いると安心するのは何かの勘違いだろう。
それにしても庭園でのことはなんだったんだ?
まるでカップルみたいに肩を寄せてきたが……勘違いだよな?
……えっ?違うよな?
ないよな?何かのトラップとかかな?後で殴られたし……
「うぉ!?」
と思っていたら、淡い気持ちを向けていた相手が酷い声を出して目を見開いていた。
これはまずいな……。
その視線の先を絶対に見てはいけない。
きっとやばいものがいたんだ。
「あっ、アナト……」
『果たして彼は無事に辿り着くのか?』とか言うからだ。バカ!
あれは伏線だったんだ。
こんなとこでふわふわしながら敵と戦うなんてムリだ。
「アナト~~」
見ちゃだめだ見ちゃだめだ見ちゃだめだ!!!
俺はこのままこの先へ向かうんだ。
美しい戯神様のもとへ……
ギャオォォオオォォォオオオオオォォォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!
くそっ、そんなデカい声出すなよ。
なんか視界に変な文字が映るな……
<< 次元竜、登場! >>
って、なんでだよぉぉおおおおおぉぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!
なんで視界に入ってくるんだよぉおおぉぉおおおおおおお!!!!!!!!!
???:やっべぇのきた~~~~!!!!!!
???:なんだあれ?超強そ~~~!!!!
???:遊神ちゃんが~~~~いやぁあぁぁあああああ!!!!!!!
「……なんだこれ???」
「「おぉ!!!!」」
ついにシディロムさんによる"次元の鍵"の製作が完了した。
彼は少し疲れた顔をして魔道具制作室から出てきたが、手に持った板を大事そうに俺に渡してくれた。
「これじゃ。1回しか使えんということはないじゃろうが、大切にしてほしいのぅ」
「ありがとうございます!」
俺は感謝しながらその板を受け取った。
これが"次元の鍵"……。
手に吸い付くような不思議な感覚だ。
魔道具師ではない俺からすると、あの素材からどこをどうやったらこうなるんだと不思議に思うが、渡されたのは不思議な輝きを持つ金属でできた板だった。
どうやって使うんだろう?
「使い方は簡単じゃ」
この魔道具には晶貨がエネルギー源として組み込まれているから、手に持って順番に指示していくだけで良いらしい。
俺達は建物の外へ出て、程よい広さの場所……周囲は建物や木々に隠された人の目の少ない場所……を選んだ。
その際にぞろぞろとついて来そうになった神官たちをシディロムさんが抑え、ミルティアが神の力を発揮して解散させていた。
突然ものすごい気配を強めて睨むのやめてほしい。
ビックリするじゃね~か。
真面目な顔をすると結構可愛いんだな……とか、ないから!
絶対ないんだからね!!!
俺はさっきの光景に全力でさようならを告げる。
頭から消えろ!!!
「ようやく完成した"次元の鍵"。ついにアナトを苦しめる戯神のもとへの道が開かれる!果たして彼は無事に辿り着くのか?」
また明後日の方向を向いてなにかやってる。
なんか"苦しめる"にやけに力が入ってたのは気のせいだろうか?
「っていうか、"無事に辿り着くのか?"ってなんだよ?まだ何かあるのかよ?」
勘弁してほしい。
もうあっさりと辿り着くことしか考えてないんだけども!
これで何か出てきたらどうしてくれるんだよ!!
「えっ、聞こえてた?ごめんごめん」
いまさら???
もしかして今まで聞かれてないと思ってたのか?
頭に手を当てて『てへっ』ってやっているバカを思わず二度見してしまった。
まぁいいか。
もうはやる気持ちを抑えきれないんだ。
早く"おしり"から解放されたいんだ!
使うぞ!
そして聞いた手順を思い出しながら魔道具を使っていく。
「"起動"」
俺がそう呟くとその板の不思議な輝きが増した。
その様子は虹のようだし、金剛石のようでもある。
強い光なのに、目に痛くはない。
「方向設定……"戯神"」
これでこの魔道具が戯神様がいる場所……次元のはざまとの間の通路を作ってくれるらしい。
どこにいるかを特定して道をつなげるのに少し時間がかかるんだってさ。
少し待つ……。
10年とかじゃないよね?
「いよいよだね、アナト」
「あぁ、美しい戯神様に"おしり"から外してくださいって言うのはちょっと恥ずかしいけどな」
待ちに待った瞬間……言葉だけ聞くと卑猥だな……。
「練習してみる?ほら、さんはい!」
「よし!……戯神様、あなたの"おしり"から俺を……って、『さんはい』じゃね~よ、バカミルティア!」
自然にそうのたまわったミルティアに乗せられてしまった。
関係ないところでそんなこと言えるか!!?
アホなやり取りをしていると板の光が増した。
そろそろ次の段階かな?
「"次元の鍵"よ、神との道を隔てし壁に道を開けたまへ、"開門"」
板から様々な色の光が放たれ、それがなにもない空間で形を作っていく。
そして出来上がったのは門だ。
その光景に見とれていた俺たちの前で、門が開く。
「うおっ!?」
様々な光が交わっている門の先は見えないが、俺はその門に吸い寄せられる。
不思議と恐怖感はない。
「よし!開いたねってもう吸われてるね。まぁ行先を開いておいて実行者が行かないとかないから当然か。ボクも行くよ~」
ミルティアもついてくる。
もしついて来てくれなくて1人で戯神様の前に放り出されたら"おしり"から外してとか言いにくいもんな。
その門に入った部分……今は右手だけだが……が見えなくなるのはちょっと怖いな。
このまま吸われて『ジ・エンド』とかになったら、世界が悲しむからやめてあげてね。
とか思ってたら完全に吸われた。
気付くと、よくわからないキラキラした場所に俺が浮いている。
そして、頭の先の方に向かって吸い寄せられ続けている。
「"次元の鍵"で入るとこんな感じなんだね。新鮮だ♪」
隣では無邪気にはしゃいでるバカが1人。
もう神様の威厳は感じないな。
いると安心するのは何かの勘違いだろう。
それにしても庭園でのことはなんだったんだ?
まるでカップルみたいに肩を寄せてきたが……勘違いだよな?
……えっ?違うよな?
ないよな?何かのトラップとかかな?後で殴られたし……
「うぉ!?」
と思っていたら、淡い気持ちを向けていた相手が酷い声を出して目を見開いていた。
これはまずいな……。
その視線の先を絶対に見てはいけない。
きっとやばいものがいたんだ。
「あっ、アナト……」
『果たして彼は無事に辿り着くのか?』とか言うからだ。バカ!
あれは伏線だったんだ。
こんなとこでふわふわしながら敵と戦うなんてムリだ。
「アナト~~」
見ちゃだめだ見ちゃだめだ見ちゃだめだ!!!
俺はこのままこの先へ向かうんだ。
美しい戯神様のもとへ……
ギャオォォオオォォォオオオオオォォォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!
くそっ、そんなデカい声出すなよ。
なんか視界に変な文字が映るな……
<< 次元竜、登場! >>
って、なんでだよぉぉおおおおおぉぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!
なんで視界に入ってくるんだよぉおおぉぉおおおおおおお!!!!!!!!!
???:やっべぇのきた~~~~!!!!!!
???:なんだあれ?超強そ~~~!!!!
???:遊神ちゃんが~~~~いやぁあぁぁあああああ!!!!!!!
「……なんだこれ???」
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