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第一章
第33話 いざ"次元の鍵"製作へ!
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「では、オルハレストに向かうとしようかのぅ」
「「おお~!!」」
馬に乗ったシディロムさんの宣言に、同じく馬に乗った俺達が拳をあげて答える。
清々しい朝だ。
もうかなり寒い季節だが、太陽はまぶしく、ほのかに暖かい。
まるで俺の心の中を写したかのような素晴らしい気候に、内心からにじみ出てくる喜びが抑えられない。
ようやくだ。
ようやくこの苦しい旅から解放される。
……いや、結構楽しかったな。でも、もしかしたら死ぬかもというのは苦しかったな。
そうして俺たちはオルハレストに移動し、シディロムさんの後について大神殿の魔道具制作室に入れてもらった。
「聖銀の大盤がないけど、いいのかな?」
さっそく魔道具制作室で作業を開始しようとしているシディロムさんに聞いてみた。
そして、帰ってきた答えに驚いてしまった。
「その盾を使ったらまずいのかのぅ?」
シディロムさんはなんと俺の盾を指さしてそう言った。
「えっ?」
「その盾は聖銀製じゃろう」
「えぇ???」
これは母さんから貰った盾なんだ……。
いつかあなたの役に立つから持っておくようにって言われたんだ。
母さんが病気になって半月くらい経ったころだったかな。
調子が悪かったのに馴染みのお店で奮発して買ってくれた盾だ。
冒険者学校を卒業して、これから冒険者になるっていう時だった。
母さんのことはずっと苦手だった。言う通りにしないと怒られるから。
でも、俺のことを……心配してくれてたんだと思う……。
父さんが死んでからずっと1人で育ててくれたんだもんな。
帰ったら素直に母さんにお礼を言おう。
「生きてるんか~い!!!!」
「いてっ!?なにすんだよ!」
俺を叩いたミルティアは、さっきまでこの神殿の神官に案内されて建物を見学していた。
なにミーハー旅行者やってんだよ、遊神様よ。どこのお上りさんやねん!って思ってたのになんなんだ。
あれ?まさか……。
「その盾は思い入れのあるものなのなら別の手段を探そうよ」
真面目な表情で俺を見ているこいつは本当に突然気遣いをしだすんだ。バカミルティアのくせに……。
そのせいで憎めない。むしろ……。
「いや。ありがとうミルティア。でもこれを使おう。使えば、きっと喜んでくれると思うから」
「親の形見かのぅ?」
シディロムさんも俺の様子から思い当たったようだ。
「まだ生きてるから形見ではないんだけど、母さんから貰ったんだ。冒険者になった時に」
「ダメだよアナト!それは……とっときなよ!僕が買うからさぁ」
突然焦りだしたミルティアが鞄を取り出した。
「いいんだ。ここまで来てお前に頼りっぱなしじゃ情けない。そもそもエネルギー結晶のかわりになる晶貨のことは任せるんだし。これ以上はダメだ」
本当にみんなに頼りっぱなしだったしな、俺は。
「よい母じゃのぅ」
「俺にはずっとそうは思えなかったんだ……」
「ほう」
「アナト……」
2人は俺を見て言葉を止める。これは先を促されているのか?ちょっと恥ずかしいからやめていいかな?
「いつも怒られて。言う通りにしなさいって。馬鹿なことはするなって。だからな」
「それであんなに自信なさげだったのか」
ぽつりとつぶやかれたミルティアの言葉。そうだろうな……。
「俺には跳ねのけられなかった。疎ましく思ってたのに」
「そっか」
ミルティアは鞄を元の位置に戻す。納得してくれたようだ。
「でもきっと、父さんが亡くなって、母さんは心配で、不安だったんだと思う。今思えば」
「親の心子知らずじゃのぅ。だが、気付くことができたならそれは良かったの」
シディロムさんの言う通りだな。
やっぱり帰ったら母さんにお礼を言おう。
「はい。これをくれたとき。いつか必要な時に使えって。迷うことはないって言ってくれてた」
おかしいな、あたりがにじんできた。
目にゴミが……。
「では、使わせてもらうかのぅ」
「はい!」
俺は盾を外してシディロムさんに託す。
10年以上使ってて、材質を知らないというのもなんだかなぁ。
でも、こうしてここで役に立つとは……。
「じゃあボクは晶貨にエネルギーを入れるよ。神官さん、お手伝い頼むね~」
「はい、遊神様。御身のお力になれる栄誉を賜りまして感謝申し上げます」
そして晶貨に魔力を込めるために今しがた部屋に入ってきた神官に声をかけるミルティアと、光栄ですと叫びそうなくらい感動に打ち震えている若い神官。
戯神様の"おしり"に挟まった俺を救うため、なのにいいのかな……。
聞いたところ晶貨に魔力を流し込むには星属性の専用の魔法を持った神官が介助しないといけないらしい。
神様なのにできないんだ、って言ったら、古代神が作ったものは現代神には扱えないものが多いんだってさ。
難しいお話は俺にはわからない。
「じゃあ行くよ!ふんっ!」
ミルティアがまるで美少女っぽくない気合の入れ方をしてオレンジ色の魔力を放出する。
凄まじい魔力量だ……これが神か。
同時に俺の体が重くなる。
「ごめん、アナト。ちょっと真面目にやるから一時的に支援を外すよ?この化身だと魔力がギリギリっぽくて」
「いや、いい。頼む」
めちゃくちゃ体が重い。やばいなこれ。動ける気がしないぞ?
その場にへたり込んでしまう俺……。
もしミルティアに支援してもらわなかったらこんなに体が重くなってたのか……。どんだけデカいんだ、戯神の"おしり"は……うわっ、やめて強くしないで!
どんどん晶貨に魔力を流し込んでいくミルティア。
それに合わせて晶貨の色が変わっていく。
黄、緑、青、紫、オレンジ、赤、銀、金……最後に美しい七色の輝きを得た虹の晶貨となった。
「完成っと。ごめんアナト、支援を戻すよ」
とたんに楽になった。
俺、めちゃくちゃこいつに助けてもらってたんだな。
首根っこ掴んで武器にしてモンスターに投げつけて悪かったな。
「さすがですじゃ。ではワシは制作に入るでのぅ。そちらのソファーで休んでおってくだされ」
待つこと1日半……。
ゆっくりと睡眠をとり、4回も美味しい食事をさせてもらった。
間の時間ものんびりソファーでくつろいで、手持無沙汰になったからミルティアと一緒に散歩して、それでも出てこないからキレイな神官さんをつかまえて世間話したり、可愛い神官さんと神について語り合った結果、彼女たちの上司と思われるいかつい神官に怒られたりしていた。
ついでにバカミルティアにも殴られた。
なんだよ。散歩中にお前が急にいなくなったから神殿に戻って来たのに。
そして、ついにシディロムさんが魔道具制作室から出てきた。
なげ~よ!とか言ったら怒られるな。
俺のために"次元の鍵"を作ってくれてるんだもんな。
ありがとう!シディロムさん!
そして、出てきたシディロムさんの手には1つの魔道具が握られていた。
あれが……(ごくり)
「できたのじゃ」
「「おぉ!!!!」」
「「おお~!!」」
馬に乗ったシディロムさんの宣言に、同じく馬に乗った俺達が拳をあげて答える。
清々しい朝だ。
もうかなり寒い季節だが、太陽はまぶしく、ほのかに暖かい。
まるで俺の心の中を写したかのような素晴らしい気候に、内心からにじみ出てくる喜びが抑えられない。
ようやくだ。
ようやくこの苦しい旅から解放される。
……いや、結構楽しかったな。でも、もしかしたら死ぬかもというのは苦しかったな。
そうして俺たちはオルハレストに移動し、シディロムさんの後について大神殿の魔道具制作室に入れてもらった。
「聖銀の大盤がないけど、いいのかな?」
さっそく魔道具制作室で作業を開始しようとしているシディロムさんに聞いてみた。
そして、帰ってきた答えに驚いてしまった。
「その盾を使ったらまずいのかのぅ?」
シディロムさんはなんと俺の盾を指さしてそう言った。
「えっ?」
「その盾は聖銀製じゃろう」
「えぇ???」
これは母さんから貰った盾なんだ……。
いつかあなたの役に立つから持っておくようにって言われたんだ。
母さんが病気になって半月くらい経ったころだったかな。
調子が悪かったのに馴染みのお店で奮発して買ってくれた盾だ。
冒険者学校を卒業して、これから冒険者になるっていう時だった。
母さんのことはずっと苦手だった。言う通りにしないと怒られるから。
でも、俺のことを……心配してくれてたんだと思う……。
父さんが死んでからずっと1人で育ててくれたんだもんな。
帰ったら素直に母さんにお礼を言おう。
「生きてるんか~い!!!!」
「いてっ!?なにすんだよ!」
俺を叩いたミルティアは、さっきまでこの神殿の神官に案内されて建物を見学していた。
なにミーハー旅行者やってんだよ、遊神様よ。どこのお上りさんやねん!って思ってたのになんなんだ。
あれ?まさか……。
「その盾は思い入れのあるものなのなら別の手段を探そうよ」
真面目な表情で俺を見ているこいつは本当に突然気遣いをしだすんだ。バカミルティアのくせに……。
そのせいで憎めない。むしろ……。
「いや。ありがとうミルティア。でもこれを使おう。使えば、きっと喜んでくれると思うから」
「親の形見かのぅ?」
シディロムさんも俺の様子から思い当たったようだ。
「まだ生きてるから形見ではないんだけど、母さんから貰ったんだ。冒険者になった時に」
「ダメだよアナト!それは……とっときなよ!僕が買うからさぁ」
突然焦りだしたミルティアが鞄を取り出した。
「いいんだ。ここまで来てお前に頼りっぱなしじゃ情けない。そもそもエネルギー結晶のかわりになる晶貨のことは任せるんだし。これ以上はダメだ」
本当にみんなに頼りっぱなしだったしな、俺は。
「よい母じゃのぅ」
「俺にはずっとそうは思えなかったんだ……」
「ほう」
「アナト……」
2人は俺を見て言葉を止める。これは先を促されているのか?ちょっと恥ずかしいからやめていいかな?
「いつも怒られて。言う通りにしなさいって。馬鹿なことはするなって。だからな」
「それであんなに自信なさげだったのか」
ぽつりとつぶやかれたミルティアの言葉。そうだろうな……。
「俺には跳ねのけられなかった。疎ましく思ってたのに」
「そっか」
ミルティアは鞄を元の位置に戻す。納得してくれたようだ。
「でもきっと、父さんが亡くなって、母さんは心配で、不安だったんだと思う。今思えば」
「親の心子知らずじゃのぅ。だが、気付くことができたならそれは良かったの」
シディロムさんの言う通りだな。
やっぱり帰ったら母さんにお礼を言おう。
「はい。これをくれたとき。いつか必要な時に使えって。迷うことはないって言ってくれてた」
おかしいな、あたりがにじんできた。
目にゴミが……。
「では、使わせてもらうかのぅ」
「はい!」
俺は盾を外してシディロムさんに託す。
10年以上使ってて、材質を知らないというのもなんだかなぁ。
でも、こうしてここで役に立つとは……。
「じゃあボクは晶貨にエネルギーを入れるよ。神官さん、お手伝い頼むね~」
「はい、遊神様。御身のお力になれる栄誉を賜りまして感謝申し上げます」
そして晶貨に魔力を込めるために今しがた部屋に入ってきた神官に声をかけるミルティアと、光栄ですと叫びそうなくらい感動に打ち震えている若い神官。
戯神様の"おしり"に挟まった俺を救うため、なのにいいのかな……。
聞いたところ晶貨に魔力を流し込むには星属性の専用の魔法を持った神官が介助しないといけないらしい。
神様なのにできないんだ、って言ったら、古代神が作ったものは現代神には扱えないものが多いんだってさ。
難しいお話は俺にはわからない。
「じゃあ行くよ!ふんっ!」
ミルティアがまるで美少女っぽくない気合の入れ方をしてオレンジ色の魔力を放出する。
凄まじい魔力量だ……これが神か。
同時に俺の体が重くなる。
「ごめん、アナト。ちょっと真面目にやるから一時的に支援を外すよ?この化身だと魔力がギリギリっぽくて」
「いや、いい。頼む」
めちゃくちゃ体が重い。やばいなこれ。動ける気がしないぞ?
その場にへたり込んでしまう俺……。
もしミルティアに支援してもらわなかったらこんなに体が重くなってたのか……。どんだけデカいんだ、戯神の"おしり"は……うわっ、やめて強くしないで!
どんどん晶貨に魔力を流し込んでいくミルティア。
それに合わせて晶貨の色が変わっていく。
黄、緑、青、紫、オレンジ、赤、銀、金……最後に美しい七色の輝きを得た虹の晶貨となった。
「完成っと。ごめんアナト、支援を戻すよ」
とたんに楽になった。
俺、めちゃくちゃこいつに助けてもらってたんだな。
首根っこ掴んで武器にしてモンスターに投げつけて悪かったな。
「さすがですじゃ。ではワシは制作に入るでのぅ。そちらのソファーで休んでおってくだされ」
待つこと1日半……。
ゆっくりと睡眠をとり、4回も美味しい食事をさせてもらった。
間の時間ものんびりソファーでくつろいで、手持無沙汰になったからミルティアと一緒に散歩して、それでも出てこないからキレイな神官さんをつかまえて世間話したり、可愛い神官さんと神について語り合った結果、彼女たちの上司と思われるいかつい神官に怒られたりしていた。
ついでにバカミルティアにも殴られた。
なんだよ。散歩中にお前が急にいなくなったから神殿に戻って来たのに。
そして、ついにシディロムさんが魔道具制作室から出てきた。
なげ~よ!とか言ったら怒られるな。
俺のために"次元の鍵"を作ってくれてるんだもんな。
ありがとう!シディロムさん!
そして、出てきたシディロムさんの手には1つの魔道具が握られていた。
あれが……(ごくり)
「できたのじゃ」
「「おぉ!!!!」」
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