22 / 43
第一章
第22話 夜の帝王……ドキドキ
しおりを挟む
「それだよ!それ!」
目の前でオレンジの頭がぴょんぴょんしてる。めっちゃ興奮してるなこいつ。
「なにがだよ?」
「"時の砂"だ!それが"時の砂"だよ!!!!!」
「マジか!おぉぉぉおおおお~~~~~!!!!!」
勢いに任せて叫んでみたが、もう手に入る順番がメチャクチャじゃないか?
「なるほどね。幽霊船になって、さらにネクロクラウドになるほどに怨念が溜まってしまうのはかなり珍しい現象だと思ったけど、"時の砂"が作用してたんだろうね」
なぜかうんうんとミルティアが納得している。
「どういうことだ?」
作用ってなんだよ。
「相変わらず間抜けな顔だね、アナト」
「てめぇ!!!!!」
くそっ、避けられた。
俺の渾身の手刀を避けるとはやるじゃないかバカミルティア……。
「"時の砂"は次元の切れ目を固定する役割を持ってるって話したと思うんだけど、それは時間を止めたり早めたりするこの砂の効果によるものなんだよ。なにがきっかけかはわからないけど、怨念取り巻くあの船に時の砂が入り込んで、あの怨念を固定化しちゃったんだと思う。そして、怨念はその場にとどまる限り増幅していくから……」
丁寧に説明してくれるミルティア。
先生しているこいつほど違和感のある存在はいないだろう。普段はめちゃくちゃだしな。
「それであんな凶悪なモンスターになったわけか。迷惑な話だな」
そもそもこの時の砂はどこから来たんだろうか?
「迷惑だよね~アナトの性欲と一緒だ」
「うぉおおぉいいいいい!!!!」
先生がそんなこと真面目な顔で言ったらだめぇ……。
そう言えばスキル・夜の帝王とかどうすればいいんだよ!?
そもそもこのスキルは一体どういうスキルなんだ?
言葉の通り凄くて夜に効果絶大なんだろうか……?
でもどこで使えと?
こいつ相手は……さすがにないしな……。
うん……ないない。
「ぎゃ~~~」
「なんか悪いこと考えてる目をしてる。悪霊退散!」
思考に囚われて首を振っていたら起こったミルティアが目の前にいていつもの電撃を食らった。
悪霊退散なら聖属性の魔法を使えよ!
なんで電撃なんだよ!
こうして俺たちはようやく2つ目のアイテム"時の砂"を手に入れた。
"高エネルギー結晶"は使ってしまったし、"聖銀の大盤"は見つからなかったし、"境界の羅針盤"は崩れ去ってしまったが……。
これ、冒険を始めたころより後退してないか??
崩れ去ったレアアイテムなんて手に入る気がしないんだが。
しかも……。
「これで一通り探したことになると思うんだが、次は……?」
「悩ましいね。まさかここで"時の砂"が手に入ると思わなかったけども」
右手の人差し指を自分のほっぺにつけながら考えているこいつの言う通り、もう目星はない……。
人の心が折れるのは負けた時じゃないんだ。計画がなくなった時なんだ……。
「次は……温泉でも行くか?」
「えっ……どうしたの急に?どっか痛い?なでてあげようか?」
「なんだよ」
どんな反応なんだよ。
じゃあ、ちょっとおまた……ないないないない。こんなやつに欲情とかないから!
「前は見向きもしなかったのに」
そんなに身を乗り出しても全く主張してこないお胸様……。
「見向きもしなかったんじゃなくて、お前がめんどくさかっただけ……」
その姿に気を取られて地雷を踏んでしまった……。
「なにか言ったかなアナト?(怒)」
「っは!?ぎゃあぁああぁああああ!!!!!」
「もうっ!(怒)」
いいかげん軽口に電撃返すのやめろよな……。
地味に痛いんだからな!
まぁ変な気分は消えたからいいけど……。
「さぁ、想定していた全てのポイントを回っていまだに2つしかアイテムをゲットできない中、なんとこの美少女を温泉に誘った魔法剣士アナト!ダメだよアナト!ボクたちまだ早いよ!!!果たして彼の運命はいかに!?きゃ~~~~♡」
「……どこに向かってなに言ってんの???」
「はっ……!?」
相変わらず変なやつだよな、こいつは。
まぁ、ちょっと疲れたって言うのもあったけど、それはミルティアもかな?、なんて思ったんだよな。
前に行きたそうに話してたし。
結局2つしかアイテムを取れてなくてどうなるんだろうっていう思いは当然あるけどな。
それでもこの旅は俺にいろんなものをくれた。
まさか1人で……いや2人か。知らない場所を回れるなんて。母さんが聞いたら驚くだろうな。
なんかさ。思うんだ。
もし今ミルティアの支援がなくなったらきっと動けないくらい弱ってるんだろうと思う、俺は。
だから旅をしてるんだけど。それが思うようにうまく行っていないんだけど。
でも楽しいんだよ。
ここまで楽しかったんだ。
ダンジョンを探索して、ボスと戦って、とんでもないのに追いかけられたりして、ミルティアと一緒にわいわい騒いで。
ミルティアには感謝してるさ。
おかげで悲壮感とかはどっかへ飛んで行ったまま戻ってこないしな。
それに、なんか強くなったな、俺。
このスキル、この旅が終わったらまた封印します……とかはないよな?
俺のものになってるんだよな?
それなら俺、かなり強いだろ?
もともと結構強かったはずだしな(ふふん)
もしかしたら"おしり"から解放されて、エフリードに戻って普通に実績を積んだらAランクになれるかもしれない。
そんな風にも思うんだ。お気楽すぎるかな?
でもな……。
だからこそ、あいつが行きたいと思っている場所なんだったら、行ってやろうかなと。
行かないと悔いが残りそうな気がしたんだ。
どうせ今どこかに行く当てもないしな。
もしかしたら行った先で何かあるかもしれないし。
素直に『お前が行きたいところに一緒に行ってみたい』とか言えないというか、言いたくないけどな。
これだけ一緒に旅してようやく少し心を開いたってことなのかもしれないな。
アホだな、俺も。
それもこれも全部この変なスキル・夜の帝王のせいじゃないだろうな……?
なんかやけにミルティアが可愛く見えるんだが……。
ない!ないぞ!
ないからな!!!
俺の好みはナイスバディなお姉さまだ!
戯神様はお姉さまって感じじゃないけどものすごく綺麗だったな……。
いや、本当の好みはこいつみたいに小っちゃいけど、こいつと違って大人しい娘《こ》だけども。
決してロリとかぺったんこが好きなわけじゃないからな!
ぶんぶんぶんぶんぶん!
なんだよこれ。俺の頭おかしくなってないか?
収まれ!収まってくれよ!
ミルティア、俺のスキル欄の下の方にある賢者のスキル本とか持ってないかな?
目の前でオレンジの頭がぴょんぴょんしてる。めっちゃ興奮してるなこいつ。
「なにがだよ?」
「"時の砂"だ!それが"時の砂"だよ!!!!!」
「マジか!おぉぉぉおおおお~~~~~!!!!!」
勢いに任せて叫んでみたが、もう手に入る順番がメチャクチャじゃないか?
「なるほどね。幽霊船になって、さらにネクロクラウドになるほどに怨念が溜まってしまうのはかなり珍しい現象だと思ったけど、"時の砂"が作用してたんだろうね」
なぜかうんうんとミルティアが納得している。
「どういうことだ?」
作用ってなんだよ。
「相変わらず間抜けな顔だね、アナト」
「てめぇ!!!!!」
くそっ、避けられた。
俺の渾身の手刀を避けるとはやるじゃないかバカミルティア……。
「"時の砂"は次元の切れ目を固定する役割を持ってるって話したと思うんだけど、それは時間を止めたり早めたりするこの砂の効果によるものなんだよ。なにがきっかけかはわからないけど、怨念取り巻くあの船に時の砂が入り込んで、あの怨念を固定化しちゃったんだと思う。そして、怨念はその場にとどまる限り増幅していくから……」
丁寧に説明してくれるミルティア。
先生しているこいつほど違和感のある存在はいないだろう。普段はめちゃくちゃだしな。
「それであんな凶悪なモンスターになったわけか。迷惑な話だな」
そもそもこの時の砂はどこから来たんだろうか?
「迷惑だよね~アナトの性欲と一緒だ」
「うぉおおぉいいいいい!!!!」
先生がそんなこと真面目な顔で言ったらだめぇ……。
そう言えばスキル・夜の帝王とかどうすればいいんだよ!?
そもそもこのスキルは一体どういうスキルなんだ?
言葉の通り凄くて夜に効果絶大なんだろうか……?
でもどこで使えと?
こいつ相手は……さすがにないしな……。
うん……ないない。
「ぎゃ~~~」
「なんか悪いこと考えてる目をしてる。悪霊退散!」
思考に囚われて首を振っていたら起こったミルティアが目の前にいていつもの電撃を食らった。
悪霊退散なら聖属性の魔法を使えよ!
なんで電撃なんだよ!
こうして俺たちはようやく2つ目のアイテム"時の砂"を手に入れた。
"高エネルギー結晶"は使ってしまったし、"聖銀の大盤"は見つからなかったし、"境界の羅針盤"は崩れ去ってしまったが……。
これ、冒険を始めたころより後退してないか??
崩れ去ったレアアイテムなんて手に入る気がしないんだが。
しかも……。
「これで一通り探したことになると思うんだが、次は……?」
「悩ましいね。まさかここで"時の砂"が手に入ると思わなかったけども」
右手の人差し指を自分のほっぺにつけながら考えているこいつの言う通り、もう目星はない……。
人の心が折れるのは負けた時じゃないんだ。計画がなくなった時なんだ……。
「次は……温泉でも行くか?」
「えっ……どうしたの急に?どっか痛い?なでてあげようか?」
「なんだよ」
どんな反応なんだよ。
じゃあ、ちょっとおまた……ないないないない。こんなやつに欲情とかないから!
「前は見向きもしなかったのに」
そんなに身を乗り出しても全く主張してこないお胸様……。
「見向きもしなかったんじゃなくて、お前がめんどくさかっただけ……」
その姿に気を取られて地雷を踏んでしまった……。
「なにか言ったかなアナト?(怒)」
「っは!?ぎゃあぁああぁああああ!!!!!」
「もうっ!(怒)」
いいかげん軽口に電撃返すのやめろよな……。
地味に痛いんだからな!
まぁ変な気分は消えたからいいけど……。
「さぁ、想定していた全てのポイントを回っていまだに2つしかアイテムをゲットできない中、なんとこの美少女を温泉に誘った魔法剣士アナト!ダメだよアナト!ボクたちまだ早いよ!!!果たして彼の運命はいかに!?きゃ~~~~♡」
「……どこに向かってなに言ってんの???」
「はっ……!?」
相変わらず変なやつだよな、こいつは。
まぁ、ちょっと疲れたって言うのもあったけど、それはミルティアもかな?、なんて思ったんだよな。
前に行きたそうに話してたし。
結局2つしかアイテムを取れてなくてどうなるんだろうっていう思いは当然あるけどな。
それでもこの旅は俺にいろんなものをくれた。
まさか1人で……いや2人か。知らない場所を回れるなんて。母さんが聞いたら驚くだろうな。
なんかさ。思うんだ。
もし今ミルティアの支援がなくなったらきっと動けないくらい弱ってるんだろうと思う、俺は。
だから旅をしてるんだけど。それが思うようにうまく行っていないんだけど。
でも楽しいんだよ。
ここまで楽しかったんだ。
ダンジョンを探索して、ボスと戦って、とんでもないのに追いかけられたりして、ミルティアと一緒にわいわい騒いで。
ミルティアには感謝してるさ。
おかげで悲壮感とかはどっかへ飛んで行ったまま戻ってこないしな。
それに、なんか強くなったな、俺。
このスキル、この旅が終わったらまた封印します……とかはないよな?
俺のものになってるんだよな?
それなら俺、かなり強いだろ?
もともと結構強かったはずだしな(ふふん)
もしかしたら"おしり"から解放されて、エフリードに戻って普通に実績を積んだらAランクになれるかもしれない。
そんな風にも思うんだ。お気楽すぎるかな?
でもな……。
だからこそ、あいつが行きたいと思っている場所なんだったら、行ってやろうかなと。
行かないと悔いが残りそうな気がしたんだ。
どうせ今どこかに行く当てもないしな。
もしかしたら行った先で何かあるかもしれないし。
素直に『お前が行きたいところに一緒に行ってみたい』とか言えないというか、言いたくないけどな。
これだけ一緒に旅してようやく少し心を開いたってことなのかもしれないな。
アホだな、俺も。
それもこれも全部この変なスキル・夜の帝王のせいじゃないだろうな……?
なんかやけにミルティアが可愛く見えるんだが……。
ない!ないぞ!
ないからな!!!
俺の好みはナイスバディなお姉さまだ!
戯神様はお姉さまって感じじゃないけどものすごく綺麗だったな……。
いや、本当の好みはこいつみたいに小っちゃいけど、こいつと違って大人しい娘《こ》だけども。
決してロリとかぺったんこが好きなわけじゃないからな!
ぶんぶんぶんぶんぶん!
なんだよこれ。俺の頭おかしくなってないか?
収まれ!収まってくれよ!
ミルティア、俺のスキル欄の下の方にある賢者のスキル本とか持ってないかな?
10
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。

俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる