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第一章
第4話 戯神様のところに行く方法
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「それで、どうやったら戯神様のところに行ける?」
「戯神は次元のはざまにいるんだよ」
ようやく笑みを消して、俺の問いに真面目に答えてくれる。
それは聞いたが……。
「遊神なのにそこには行けないのか?」
「ボクは行けるよ?でもアナト、キミをそのまま連れていくのはムリだ。次元のはざまで粉々になっちゃう」
両手をグーパーさせてアワアワする遊神の姿に俺はちょっとイラっとする。
それはまずいだろ。こんないい男が粉々になったら世界が悲しんでしまう……。
「それだと、行けないじゃないか……」
「そうだよ?だからきちんと手順を踏まないといけないんだ」
遊神は右手の人差し指を左右に揺らしながら俺をしたから覗き込んでくる。
手順ってなんだ?神様に会いに行くんだし、儀式とか?
「手順でなんとかなるのか?」
「なるさ。"次元の鍵"っていう魔道具を使うんだ。これがあれば神が無理やり開いたときと違って、ちゃんと通り道ができてるからキミが通っても粉々にならない」
揺らしていた人差し指を俺に向けてドヤ顔の遊神。
なるほど、魔道具か。それならあり得るのか……ただ、神様に行く魔道具なんて聞いたことがないけども。
「で、それはどこに?」
「今の世界には存在しないね」
「はぁ???」
じゃあどうしろと!?
「間抜けな顔だね……」
俺の目の前でアホ面してる女神様のせいだよ!
存在しないものをどうやって使うんだよ!
「まぁ聞いて。次元の鍵は魔道具なんだ。だから、作ってもらえばいいんだよ。作り方はボクが教えてあげられるからね!」
「なるほど……」
大きなメガネを左手でクィってしながら言われるとなぜか納得してしまう。
でも、言葉にすると簡単だけど、そんなに上手くいくのか?
「素材が貴重なものばかりだから、冒険して素材集めをしながら作れる人を探そうね」
「それで旅なのか」
えいえいおーって感じで右腕を掲げた遊神を見ながら、俺は理解した……気がする。
貴重な素材と高度な技術を持つ魔道具職人を探すんだな。
でも大丈夫かな……?
レアな素材があるような難易度の高いダンジョンとかに放り込まれたらあっさり死ぬぞ?
俺はスキルの大半が使えないから今まで支援型でやってきたんだから。
「ハードル高そうだな」
「そりゃそうさ。神のところに行くんだから」
「目の前で大笑いしてる神様もいるのに、差が大きいな」
「誰のことかわかんないけど、神族は気まぐれだからね」
……知らないかな?遊神って言うオレンジ色の髪の変な神様らしいんだけど。
「ここから重要なことを言うからちゃんと聞いてね。まず、次元の鍵の素材は5つ」
遊神は右手を開いて俺の顔の前に突き出す。
スリーサイズでも言うのかと思ったらそっちか……いてっ。
「なんだよ!」
「なんか不埒なことを考えてる顔をしてたからつい」
突き出してきた手でそのまま顔を叩かれた。
読心術ではないのか?むぅ……解せぬ……。
「いい?ちゃんと聞いてよ?まずは、"幻獣の爪"。これは次元を切り開く力を持つアイテムだよ」
真面目な話だな。そして相当レアなんじゃないか?
「次に、"時の砂"。これは次元の切れ目を固定する役割を持つ」
何かメモするものないかな?
「それからえ~と、そうだ、"境界の羅針盤"。訪れたい神のいる場所を指し示すんだ」
大丈夫か?斜め上を見上げながら腕を組んで説明を続ける姿はちょっと不安だし、腕を組んだのに胸が強調されてない……ふむふむ。
「次は"聖銀の大盤"。これがこの魔道具の基盤となるからね」
腕組みを解いて今度は左手で俺の頭を差してくる。
なるほど。
「最後に"高エネルギー結晶"。これが魔道具のエネルギー源になるんだ!」
そのまままた1回転。良く回る女神様だな。
だがそれのおかげでわかったぞ。
「覚えた?」
「あぁばっちりだ」
俺の記憶力を舐めるなよ?
「じゃあ言ってみて……」
「えっ?」
首をこくんと傾けて俺に問う遊神。
ちょっと可愛い仕草だが、それを言うのは恥ずかしくないか?
「聞いてたんでしょ?言ってみて!」
「5つ全部だよな?」
本当にいいのか?
「何の確認だよ!さぁ、言ってみて!」
前のめりで迫ってくる。
わかったよ……。
「え~と、148、37と、あとは70/52/75だな(えっへん)」
「誰がボクの身体測定をしろと言ったアホ~~~~~~~~~~~~~」
罵声と共に俺の顎を駆け抜ける衝撃……俺は見事に崩れ落ちた。
「ぐはっ」
「『ぐはっ』じゃないよ、人が真面目に説明してるのにさ!」
ぐっ痛い。地面にキスしてる俺の口が動かない……。ごめんなさい。
「黙ってないで何とかいいなよ(怒)」
ごめんなさい。立ち上がれないんだ。うぐっ、頭踏まないで……口が動かない……。
「もう。あとは魔道具を作ってくれる職人。超絶技術が要求されるからね」
せめて起こしてあげて。口が動かない……。
「幸い、このオルハレスト大陸で全部探せると思うから、順番に行こう!」
どうせドヤ顔して突っ立ってるから、このまま見上げたら神秘が見れるかもしれん……。
いや、やめておこう。なにかよくない気がする。
……痛すぎるからしれっと回復魔法でもかけておくとしよう。
剣士なのに回復魔法が使えるなんて、さすが俺だな。
「聞いてるの、アナト?」
「あぁ聞いてるよ。もちろんじゃないか」
ゴミを見るような遊神と立ち上がった俺との間に吹き荒れる隙間風。
あれ?神殿の中ってこんなに風強かったっけ?
「それじゃあ、まずは”高エネルギー結晶"を探しに行こう」
「その心は?」
……。なんだ?そんなこっちを見て。わかってるからさ。
「それは近くにあるのか?」
「そうだね。この街の北側のミラッド山にある炭鉱ダンジョンで取れるはずだよ」
遊神は地図を取り出してとある場所を指で示してくれた。
ミラッド山はこのエフリード街から馬で1日くらいの距離にあるそこそこ高い山だ。
普段探検している廃墟ダンジョンとは違って、この街から移動できる魔道具は設置されていないから馬でいくしかないな。
「さっきの5つ全部近くにあったらいいのに」
「それじゃあ面白くないでしょ?旅はロマンだよ、アナト。楽しんで行こう」
またくるくる回ってる。
お気楽な奴だな。
でもダンジョンに移動する魔道具も遊神の作じゃなかっただろうか……。
こいつ本当に"次元の鍵"を作れないのかな?
それに俺はほっといたら死ぬような体を抱えて旅を楽しめるほど図太くない……。
「全くもってそんな気分じゃないんだが」
「楽しみだよね~♪」
くるくる回りながらキレイにスルーしやがった。
「ほら、地図は渡しておくね。5つの素材がありそうな場所に星を付けて、何があるか書いてあげたからね」
地図を俺に押し付けてくる。
わかったよ。こっちは世話になる立場だ。旅すればいいんだろ?
ふむふむ。古めかしい立派な地図に星と可愛らしい文字が書いてある。
「全部この大陸で手に入りそうなんだよね」
それは助かるな。この大陸には国が1つしかないからな。
それに、巡礼や行商で各地を回ってる人も多いらしいから特に目立ったりもしないな。
「でも、大陸をほぼ横断してるような……」
「そこは仕方ないかな。5つのレア素材だ」
もし大陸から出ていくとなると大変だから、大陸内で済むならいいのか……。
「で、最後にオルハレストの大神殿に行くんだ。そこの職人に聞こう」
大神殿付きの魔道具職人なら確かに技量は高そうだ。世界一みたいな人がいるんだろうか。そんな人に"おしり"から解放してもらうために次元のはざまに行って戯神様に会うので"次元の鍵"を作ってください、とか言いづらいな……。
「よし、そうと決まれば行こう!」
またえいえいおーしてる。
「あっ……あぁ!よろしくな!」
決めてしまえばなんてことはない。先のことはその時考えよう。いざ行くことになったら、ちょっとワクワクするのは確かだ。体は軽くしてもらったしな。
よし!俺は旅立つぞ!
「そうして2人……いや、1人と1柱の旅が始まる。戯神の"おしり"に挟まれた哀れな魔法剣士アナトとそれを助ける心優しき美少女神ミルティア。ボク達の旅の先に待つものは何か……。こうご期待!!!」
明後日の方を向いてまた何か言ってる……。
「戯神様の"おしり"だろう?旅の先にそれ以外の何かがいたら治らないじゃないか」
「アナト……。そんなツッコミは望んでないんだけども……」
「戯神は次元のはざまにいるんだよ」
ようやく笑みを消して、俺の問いに真面目に答えてくれる。
それは聞いたが……。
「遊神なのにそこには行けないのか?」
「ボクは行けるよ?でもアナト、キミをそのまま連れていくのはムリだ。次元のはざまで粉々になっちゃう」
両手をグーパーさせてアワアワする遊神の姿に俺はちょっとイラっとする。
それはまずいだろ。こんないい男が粉々になったら世界が悲しんでしまう……。
「それだと、行けないじゃないか……」
「そうだよ?だからきちんと手順を踏まないといけないんだ」
遊神は右手の人差し指を左右に揺らしながら俺をしたから覗き込んでくる。
手順ってなんだ?神様に会いに行くんだし、儀式とか?
「手順でなんとかなるのか?」
「なるさ。"次元の鍵"っていう魔道具を使うんだ。これがあれば神が無理やり開いたときと違って、ちゃんと通り道ができてるからキミが通っても粉々にならない」
揺らしていた人差し指を俺に向けてドヤ顔の遊神。
なるほど、魔道具か。それならあり得るのか……ただ、神様に行く魔道具なんて聞いたことがないけども。
「で、それはどこに?」
「今の世界には存在しないね」
「はぁ???」
じゃあどうしろと!?
「間抜けな顔だね……」
俺の目の前でアホ面してる女神様のせいだよ!
存在しないものをどうやって使うんだよ!
「まぁ聞いて。次元の鍵は魔道具なんだ。だから、作ってもらえばいいんだよ。作り方はボクが教えてあげられるからね!」
「なるほど……」
大きなメガネを左手でクィってしながら言われるとなぜか納得してしまう。
でも、言葉にすると簡単だけど、そんなに上手くいくのか?
「素材が貴重なものばかりだから、冒険して素材集めをしながら作れる人を探そうね」
「それで旅なのか」
えいえいおーって感じで右腕を掲げた遊神を見ながら、俺は理解した……気がする。
貴重な素材と高度な技術を持つ魔道具職人を探すんだな。
でも大丈夫かな……?
レアな素材があるような難易度の高いダンジョンとかに放り込まれたらあっさり死ぬぞ?
俺はスキルの大半が使えないから今まで支援型でやってきたんだから。
「ハードル高そうだな」
「そりゃそうさ。神のところに行くんだから」
「目の前で大笑いしてる神様もいるのに、差が大きいな」
「誰のことかわかんないけど、神族は気まぐれだからね」
……知らないかな?遊神って言うオレンジ色の髪の変な神様らしいんだけど。
「ここから重要なことを言うからちゃんと聞いてね。まず、次元の鍵の素材は5つ」
遊神は右手を開いて俺の顔の前に突き出す。
スリーサイズでも言うのかと思ったらそっちか……いてっ。
「なんだよ!」
「なんか不埒なことを考えてる顔をしてたからつい」
突き出してきた手でそのまま顔を叩かれた。
読心術ではないのか?むぅ……解せぬ……。
「いい?ちゃんと聞いてよ?まずは、"幻獣の爪"。これは次元を切り開く力を持つアイテムだよ」
真面目な話だな。そして相当レアなんじゃないか?
「次に、"時の砂"。これは次元の切れ目を固定する役割を持つ」
何かメモするものないかな?
「それからえ~と、そうだ、"境界の羅針盤"。訪れたい神のいる場所を指し示すんだ」
大丈夫か?斜め上を見上げながら腕を組んで説明を続ける姿はちょっと不安だし、腕を組んだのに胸が強調されてない……ふむふむ。
「次は"聖銀の大盤"。これがこの魔道具の基盤となるからね」
腕組みを解いて今度は左手で俺の頭を差してくる。
なるほど。
「最後に"高エネルギー結晶"。これが魔道具のエネルギー源になるんだ!」
そのまままた1回転。良く回る女神様だな。
だがそれのおかげでわかったぞ。
「覚えた?」
「あぁばっちりだ」
俺の記憶力を舐めるなよ?
「じゃあ言ってみて……」
「えっ?」
首をこくんと傾けて俺に問う遊神。
ちょっと可愛い仕草だが、それを言うのは恥ずかしくないか?
「聞いてたんでしょ?言ってみて!」
「5つ全部だよな?」
本当にいいのか?
「何の確認だよ!さぁ、言ってみて!」
前のめりで迫ってくる。
わかったよ……。
「え~と、148、37と、あとは70/52/75だな(えっへん)」
「誰がボクの身体測定をしろと言ったアホ~~~~~~~~~~~~~」
罵声と共に俺の顎を駆け抜ける衝撃……俺は見事に崩れ落ちた。
「ぐはっ」
「『ぐはっ』じゃないよ、人が真面目に説明してるのにさ!」
ぐっ痛い。地面にキスしてる俺の口が動かない……。ごめんなさい。
「黙ってないで何とかいいなよ(怒)」
ごめんなさい。立ち上がれないんだ。うぐっ、頭踏まないで……口が動かない……。
「もう。あとは魔道具を作ってくれる職人。超絶技術が要求されるからね」
せめて起こしてあげて。口が動かない……。
「幸い、このオルハレスト大陸で全部探せると思うから、順番に行こう!」
どうせドヤ顔して突っ立ってるから、このまま見上げたら神秘が見れるかもしれん……。
いや、やめておこう。なにかよくない気がする。
……痛すぎるからしれっと回復魔法でもかけておくとしよう。
剣士なのに回復魔法が使えるなんて、さすが俺だな。
「聞いてるの、アナト?」
「あぁ聞いてるよ。もちろんじゃないか」
ゴミを見るような遊神と立ち上がった俺との間に吹き荒れる隙間風。
あれ?神殿の中ってこんなに風強かったっけ?
「それじゃあ、まずは”高エネルギー結晶"を探しに行こう」
「その心は?」
……。なんだ?そんなこっちを見て。わかってるからさ。
「それは近くにあるのか?」
「そうだね。この街の北側のミラッド山にある炭鉱ダンジョンで取れるはずだよ」
遊神は地図を取り出してとある場所を指で示してくれた。
ミラッド山はこのエフリード街から馬で1日くらいの距離にあるそこそこ高い山だ。
普段探検している廃墟ダンジョンとは違って、この街から移動できる魔道具は設置されていないから馬でいくしかないな。
「さっきの5つ全部近くにあったらいいのに」
「それじゃあ面白くないでしょ?旅はロマンだよ、アナト。楽しんで行こう」
またくるくる回ってる。
お気楽な奴だな。
でもダンジョンに移動する魔道具も遊神の作じゃなかっただろうか……。
こいつ本当に"次元の鍵"を作れないのかな?
それに俺はほっといたら死ぬような体を抱えて旅を楽しめるほど図太くない……。
「全くもってそんな気分じゃないんだが」
「楽しみだよね~♪」
くるくる回りながらキレイにスルーしやがった。
「ほら、地図は渡しておくね。5つの素材がありそうな場所に星を付けて、何があるか書いてあげたからね」
地図を俺に押し付けてくる。
わかったよ。こっちは世話になる立場だ。旅すればいいんだろ?
ふむふむ。古めかしい立派な地図に星と可愛らしい文字が書いてある。
「全部この大陸で手に入りそうなんだよね」
それは助かるな。この大陸には国が1つしかないからな。
それに、巡礼や行商で各地を回ってる人も多いらしいから特に目立ったりもしないな。
「でも、大陸をほぼ横断してるような……」
「そこは仕方ないかな。5つのレア素材だ」
もし大陸から出ていくとなると大変だから、大陸内で済むならいいのか……。
「で、最後にオルハレストの大神殿に行くんだ。そこの職人に聞こう」
大神殿付きの魔道具職人なら確かに技量は高そうだ。世界一みたいな人がいるんだろうか。そんな人に"おしり"から解放してもらうために次元のはざまに行って戯神様に会うので"次元の鍵"を作ってください、とか言いづらいな……。
「よし、そうと決まれば行こう!」
またえいえいおーしてる。
「あっ……あぁ!よろしくな!」
決めてしまえばなんてことはない。先のことはその時考えよう。いざ行くことになったら、ちょっとワクワクするのは確かだ。体は軽くしてもらったしな。
よし!俺は旅立つぞ!
「そうして2人……いや、1人と1柱の旅が始まる。戯神の"おしり"に挟まれた哀れな魔法剣士アナトとそれを助ける心優しき美少女神ミルティア。ボク達の旅の先に待つものは何か……。こうご期待!!!」
明後日の方を向いてまた何か言ってる……。
「戯神様の"おしり"だろう?旅の先にそれ以外の何かがいたら治らないじゃないか」
「アナト……。そんなツッコミは望んでないんだけども……」
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