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いざ安住の地へ
<家> 私の凄さに畏れ慄け!!!
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『一つ賢くなったな。ということで、私の紹介をしておくか?』
「お願いします!」
『まず間取りだが、1Fにリビング、ダイニング、トイレ、浴槽と洗濯場がある。2Fには寝室、書斎だ。それ以外に用途が決まっていない小部屋が1Fに2つ、2Fに3つあるぞ』
「なんか物凄い普通の説明だった」
『当たり前だ、何を期待していたのだ?』
「そこはなんというか、使える魔法とか戦闘能力とか」
『家に戦闘能力を聞くなんて、お前大丈夫か?』
「ぜったいにあなたに言われる筋合いはないと思う!普通の物件に戦闘能力を聞いたら頭おかしいのは理解できるけどさ!」
『……』
「なんでそんな遠い……いや、目はないね」
『はぁ』
「なんで僕がため息つかれてるの?」
こいつ面白いな。
久々の人との軽いやり取りはなかなかに楽しい。
叶う事ならこいつが長く住んでくれるといいな。
『ステータスが知りたいのか?』
「えっ?教えてくれるの?」
『別に構わんが……ほれ』
そう言って私は空中にステータスを表示する。
「ほんとうにステータスあるし」
失礼な。
こんな素敵でかっこいい私にステータスがあって、何を驚くことがあるのか。
えっ、魔道具にステータスはないだろうって?
その辺の話はまたどこかでするよ。
そもそも召喚されたときにした神様との問答を。
<家のステータス>
名前:ザ・家 [改名可能]
HP: 20,031,200
MP: 16,784,000
物理攻撃力: 928,500
魔法攻撃力: 730,250
物理防御力: 1,334,400 + 170,000[装備品]
魔法防御力: 974,720 + 165,000[装備品]
速度: 7,000 - 850[装備品]
知性: 10,740
魅力: 800 + 100[装備品]
運勢: 500 + 140[装備品]
加護 星の加護
装備品 外壁、スペシャルな家具
スキル
格闘技Lv6、火魔法Lv6、水魔法Lv5、
風魔法Lv4、地魔法Lv4、雷魔法Lv6、
木魔法Lv5、光魔法Lv5、闇魔法Lv5、
空間魔法Lv5、時魔法Lv2(装備効果)、
星魔法Lv6(加護の効果)、
支援魔法Lv5、回復魔法Lv6、計算Lv7、
思考速度upLv4、念話Lv4、鑑定Lv4、
分割Lv4
「これは夢かな?」
『どうした?』
「どうした?じゃないよ、なにこのステータス!?」
私のステータスを見て騒ぎ始めるフィン。
失礼な。
完全無欠の家に相応しいステータスだろう。
だから、名前も弄ったし。
「そもそも数値が高すぎるし、スキルレベルも高すぎじゃない?」
『だが事実だ』
「そりゃそうだろうけど。擬態とかそんなスキル持ってない?……いたっ」
むかついたのでさっきより強めに突っ込んどいた。
私は疑われるのは嫌いだ。
「ごめんごめん。それくらい凄いステータスだったから」
『まぁ理解はできる。至高の家に相応しいステータスだと思うが』
「それはもう……。というか人間では勝てない気がする……」
それはそうだろう。
普通の人間は数十~数百程度の数値に、スキルは2,3個しかないのだから。
私は歴史上最強の人間より上なのだから。
「スキルの数も多いし、レベルも高いしね……」
『フハハハハハハ!!』
スキルの多さもレベルの高さもおかしいと言われた。誰にって?
召喚されたときに出会った神様にだ。
あのときはほとんどのレベルが4だったけど、4で熟練者レベルらしい。
最大は10だけどそれは神様レベルだ。
8で世界最強クラス、6でもかなり突出した才能ということらしい。
私の場合は使いまくっていたら上がったからよくわからんが。
『私の能力が高いことはお前にとっていいことだろう?』
「それはもちろん。ここで暮らす限り安全な気がするよ」
うむ。わかればよろしい。
たとえ高位魔法の集中攻撃を受けても中の住人を死なせはしない。
「家具もあるのはいいね。取り揃えなくて済むし」
『むしろ勝手に持ち込むなよ?私の眼鏡にかなわないものは置かせない』
「どこに眼鏡があるんだよ」
うるさい。
もう一回叩いておく。
「むーーー」
そんな顔でこっちを見るな。
私には何も目覚めはしない。
いやさせない。
「まぁいいや。じゃあ今日は家に帰るね……はややこしいね。実家に帰るね。また明後日来るよ」
『忘れないでね(涙)』
「……」
なんだよその眼は。
私はこういうノリの軽さが好きなのだ。
ちなみに鑑定スキルでフィンのステータスを盗み見たら、とても不安が強まった。
弱くね?ほんとに主人公?
前に聞いた平均からするとHPと魔法攻撃力・魔法防御力は少し高め、知性と運勢は高め、他は平均ちょい上くらいだ。
<フィンのステータス>
名前:フィン・クロード [改名可能]
HP: 174
MP: 102
物理攻撃力: 38 + 15
魔法攻撃力: 63 + 10
物理防御力: 36 + 15[装備品]
魔法防御力: 43 + 15[装備品]
速度: 28 + 20[装備品]
知性: 64
魅力: 31 + 5[装備品]
運勢: 63
加護 なし
装備品 魔銀のナイフ、魔糸の衣、
防御の指輪(小)、王家のペンダント
スキル
剣技Lv2、水魔法Lv2、雷魔法Lv3、
支援魔法Lv2、回復魔法Lv2、計算Lv5
「お願いします!」
『まず間取りだが、1Fにリビング、ダイニング、トイレ、浴槽と洗濯場がある。2Fには寝室、書斎だ。それ以外に用途が決まっていない小部屋が1Fに2つ、2Fに3つあるぞ』
「なんか物凄い普通の説明だった」
『当たり前だ、何を期待していたのだ?』
「そこはなんというか、使える魔法とか戦闘能力とか」
『家に戦闘能力を聞くなんて、お前大丈夫か?』
「ぜったいにあなたに言われる筋合いはないと思う!普通の物件に戦闘能力を聞いたら頭おかしいのは理解できるけどさ!」
『……』
「なんでそんな遠い……いや、目はないね」
『はぁ』
「なんで僕がため息つかれてるの?」
こいつ面白いな。
久々の人との軽いやり取りはなかなかに楽しい。
叶う事ならこいつが長く住んでくれるといいな。
『ステータスが知りたいのか?』
「えっ?教えてくれるの?」
『別に構わんが……ほれ』
そう言って私は空中にステータスを表示する。
「ほんとうにステータスあるし」
失礼な。
こんな素敵でかっこいい私にステータスがあって、何を驚くことがあるのか。
えっ、魔道具にステータスはないだろうって?
その辺の話はまたどこかでするよ。
そもそも召喚されたときにした神様との問答を。
<家のステータス>
名前:ザ・家 [改名可能]
HP: 20,031,200
MP: 16,784,000
物理攻撃力: 928,500
魔法攻撃力: 730,250
物理防御力: 1,334,400 + 170,000[装備品]
魔法防御力: 974,720 + 165,000[装備品]
速度: 7,000 - 850[装備品]
知性: 10,740
魅力: 800 + 100[装備品]
運勢: 500 + 140[装備品]
加護 星の加護
装備品 外壁、スペシャルな家具
スキル
格闘技Lv6、火魔法Lv6、水魔法Lv5、
風魔法Lv4、地魔法Lv4、雷魔法Lv6、
木魔法Lv5、光魔法Lv5、闇魔法Lv5、
空間魔法Lv5、時魔法Lv2(装備効果)、
星魔法Lv6(加護の効果)、
支援魔法Lv5、回復魔法Lv6、計算Lv7、
思考速度upLv4、念話Lv4、鑑定Lv4、
分割Lv4
「これは夢かな?」
『どうした?』
「どうした?じゃないよ、なにこのステータス!?」
私のステータスを見て騒ぎ始めるフィン。
失礼な。
完全無欠の家に相応しいステータスだろう。
だから、名前も弄ったし。
「そもそも数値が高すぎるし、スキルレベルも高すぎじゃない?」
『だが事実だ』
「そりゃそうだろうけど。擬態とかそんなスキル持ってない?……いたっ」
むかついたのでさっきより強めに突っ込んどいた。
私は疑われるのは嫌いだ。
「ごめんごめん。それくらい凄いステータスだったから」
『まぁ理解はできる。至高の家に相応しいステータスだと思うが』
「それはもう……。というか人間では勝てない気がする……」
それはそうだろう。
普通の人間は数十~数百程度の数値に、スキルは2,3個しかないのだから。
私は歴史上最強の人間より上なのだから。
「スキルの数も多いし、レベルも高いしね……」
『フハハハハハハ!!』
スキルの多さもレベルの高さもおかしいと言われた。誰にって?
召喚されたときに出会った神様にだ。
あのときはほとんどのレベルが4だったけど、4で熟練者レベルらしい。
最大は10だけどそれは神様レベルだ。
8で世界最強クラス、6でもかなり突出した才能ということらしい。
私の場合は使いまくっていたら上がったからよくわからんが。
『私の能力が高いことはお前にとっていいことだろう?』
「それはもちろん。ここで暮らす限り安全な気がするよ」
うむ。わかればよろしい。
たとえ高位魔法の集中攻撃を受けても中の住人を死なせはしない。
「家具もあるのはいいね。取り揃えなくて済むし」
『むしろ勝手に持ち込むなよ?私の眼鏡にかなわないものは置かせない』
「どこに眼鏡があるんだよ」
うるさい。
もう一回叩いておく。
「むーーー」
そんな顔でこっちを見るな。
私には何も目覚めはしない。
いやさせない。
「まぁいいや。じゃあ今日は家に帰るね……はややこしいね。実家に帰るね。また明後日来るよ」
『忘れないでね(涙)』
「……」
なんだよその眼は。
私はこういうノリの軽さが好きなのだ。
ちなみに鑑定スキルでフィンのステータスを盗み見たら、とても不安が強まった。
弱くね?ほんとに主人公?
前に聞いた平均からするとHPと魔法攻撃力・魔法防御力は少し高め、知性と運勢は高め、他は平均ちょい上くらいだ。
<フィンのステータス>
名前:フィン・クロード [改名可能]
HP: 174
MP: 102
物理攻撃力: 38 + 15
魔法攻撃力: 63 + 10
物理防御力: 36 + 15[装備品]
魔法防御力: 43 + 15[装備品]
速度: 28 + 20[装備品]
知性: 64
魅力: 31 + 5[装備品]
運勢: 63
加護 なし
装備品 魔銀のナイフ、魔糸の衣、
防御の指輪(小)、王家のペンダント
スキル
剣技Lv2、水魔法Lv2、雷魔法Lv3、
支援魔法Lv2、回復魔法Lv2、計算Lv5
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