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養成所
63.報告(6月27日)
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校長室に向かうとカミラが手持ち無沙汰といった感じで部屋の前で待っていた。校長が不在だったか待たされているのか。
俺とカリナに気付いたカミラが声を上げる前に、カリナが駆け寄る。
「カミラ先生!ビビアナさんが起き上がりました。意識はないみたいなので起き上がったというのはちょっと違いかもですけど」
「本当に!?そう……でも良かった。意識が戻る前触れかもしれないわね」
小声で言い合う2人が微笑ましい。無意識とはいえ身体を動かせるようになったのならば、寝かせているだけでなく他の刺激、例えば手足を動かすようなリハビリをさせてもいいのかもしれない。
「カミラはこんなところで何をしている?立たされているのか?」
「違う!お前を待っていたんだ。校長先生に声は掛けてある。その……やっぱり報告は揃ってからじゃないと」
「私も聞きたい!いいよねカズヤ!」
「俺は構わないが、校長が何と言うかだな」
カリナに答えているうちに校長室の扉が内側から開いた。
「あら、大丈夫よ。揃ったなら入ってらっしゃい。報告を聞くわ」
そんなに大声を出していたつもりはないのだが、室内には聞こえていたらしい。寮母であるダナさんに案内されて室内に入り、この部屋の主人と対面する。
彼女は立ち上がり少々オーバーアクション気味にカミラを抱き締めた。
「さっきもやったから二度目だけど、無事に帰ってくれて嬉しいわ。イトー君、あなたもね」
両腕を広げて近づいてくるサラ校長の前に、隣にいたカリナを押し出したのは責められることではないはずだ。サラ校長は四十路半ばではあるが美しい女性だ。カリナに抱き付かれるのは娘みたいな年齢差だから良いとして、サラ校長はマズい気がするのだ。
「ちょっとカズヤ、校長先生に失礼よ」
「あらあら、可愛らしい反応ね。まあいいわ。とりあえず座りましょう」
サラ校長が促し、俺達は会議用テーブルに移動した。ダナさんがお茶を出して自身も同じテーブルに着く。
「さてと。どうだったか教えてちょうだい」
その言葉で報告会が始まった。
◇◇◇
今回俺が受けた依頼はグサーノの襲撃を受けて壊滅したと考えられていたイリョラ村の捜索。カミラはその道案内をしてくれたに過ぎない。よって報告者は主に俺となった。
イリョラ村は文字どおり壊滅。先行したダミアン一家なるパーティーも全滅。生存者無し。遺体も回収できず。遺品は幾つか持ち帰ったから遺族がいるなら引き渡す。道中で狩ったグサーノの死骸はそのまま養成所に買い取ってほしい。
文字に起こせばたったこれだけの内容だ。適時カミラが補足してくれたが、そう細かく報告できるほどのものでもない。
「そう……ですか。もっと早く動いていれば、地下室の子供達は助けられたのかもしれませんね。これは私の失策です」
「先生……」
カリナが何か言いかけて口を噤んだ。
“もっと早く動いていれば”か。ザバテルで何度も言われた言葉だが、自分ではなく他者が自分を責める姿を見るとなんとも言えない気持ちになる。結果論だけで誰かを責めるのは簡単だが、結局のところそれは自己満足に過ぎないのだ。
「それともう一つ報告があります。カリナ、お前からな」
「私!?」
「当然だ。何があったか、そのまま伝えればいい」
「わかった。えっと……ビビアナさんが身体を動かしました。私が部屋に入った時にはベッドにこう……座ってて」
「あの子が目を覚ましたの!?」
「いいえ。目は開いていましたけど意識はなかったみたいです」
「俺が部屋に入った時にはその状態でした。もう一度寝かせて目は閉じさせて来ましたが」
「そうそう。その後でカズヤが治癒魔法と浄化?魔法を掛けてくれました」
「浄化魔法?どうしてビビアナさんに浄化魔法を?」
どうしてと言われても、寝ている間にも代謝は進むはずだしさっぱりさせてやろうと思っただけなのだが。
一瞬言葉を選んでいるうちにダナさんが口を開いた。
「あまりにも長く意識を失っていると、その隙に魔物が、この場合は悪魔と言うべきでしょうけど、そんなものが取り憑いて支配してしまうことがあるそうです。古い文献に記載がある事例ですが、カズヤ君はそれを心配したのでは?」
「なるほど確かに……よくそんな事を知っていましたね」
日本語で“浄化”の辞書的な意味は“汚れたものを綺麗にする”事だし、“心身の罪や穢れを取り除く”とか、“社会の悪弊などを除いてあるべき状態にする”といった意味にもなる。ところが英語に翻訳すると“精製”とか“清め”を意味するpurificationと“掃除”を意味するclean-upになってしまい、それぞれ別の意味になる。おそらくカミラやサラ校長には前者に近い訳で伝わったようだ。
「いや、俺が使ったのは光魔法による浄化ではありません。水と風、そして火魔法による浄化です。浄化というより洗浄と表現したほうが効果を正確に表しているかと」
「そうです。私も使ってもらいましたけど、すっごくさっぱりするんですよ!」
「そうですか。どおりでカミラ先生は旅から帰ってきたばかりだというのにお肌も髪も艶が良いんですね。旅先で何かあったのかと思いましたよ」
「ちょっとカズヤ。カミラ先生だけずるい!私にも!私も綺麗になりたい!」
「あら。だったら私もお願いしようかしら。ダナ、あなたも一緒にどう?バルが放ってはおかなくなるかもだけど」
「この歳で子育てするハメになるのはどうかと思うけれど。たまにはいいかしら」
何やら変な方向に話が向かっている気がする。
俺が何かを言う前にサラ校長が気付いたらようだ。軽く咳払いして俺の方に向き直る。
「それはさておき、ビビアナさんのことはもう少し様子を見る必要がありそうですね。ちなみに、あなたが使う治癒魔法についてですが、パナケーリャ様からの御加護だけによるものだけではないようですね。あなた自身はどう考えていますか?」
「えっ、治癒魔法に別の魔法が混じってるってことですか!?そんなことって……」
そう言われても、見様見真似でやっているだけだ。誰の加護とか考えながら治癒魔法を使っているわけではない。そもそも他の人が使っている治癒魔法をまじまじと見たことなどないのだから違いに気付くわけもない。
「おそらくですが」
そう前置きしてカミラが一瞬俺と目を合わせる。
「彼は治癒魔法に土魔法と水魔法、それに光魔法を混ぜています。理由は……カズヤ、自分で理解しているか?」
土、水、光……思い当たることがあるとすれば足りない元素を補っているとか殺菌効果なのだろうが、治癒魔法ってそんなに単純なものなのだろうか。
「さあ。きちんと魔法を学んだわけではないので」
「でもねぇ。魔法を学んだ結果として今の効果が得られなくなるのでは本末転倒よね。私はそのままでもいいと思うけれど。サラ、あなたの考えは?養成所は彼に何を提供できるかしら?」
スー村を出てきたカリナの目標は一人前の魔物狩人になることだ。狩人の証である徽章を手に入れる前に獅子狩人になったと笑っていたが、今でも目的は変わっていないはずだ。
カレイラは経験を積むために養成所に入ると言っていた。
ならば俺はどうする。イリョラ村に赴く直前に、この偵察任務は認定試験だと言われた。何の認定なのか深くは考えていなかったが、養成所に入所するための試験だったのか。
「そうね……イトー カズヤ君。いえ、イトー カズヤさん。我が養成所はあなたを迎え入れる用意があります。いいえ、是非とも養成所の一員になっていただきたいと思います」
「それは入所者……養成所の生徒としてですか?」
「いいえ。私達があなたに教えられることは一般常識ぐらいでしょう。それさえも素質を、あなたが本来持っている素質や適性を縛ってしまうかもしれません。無理に私達に合わせる必要はないと考えますが、かといって野に放つのは余りにも惜しい。ですので、あなたにはこれを授与します。受け取ってください」
そう言ってサラ校長が自分の机に戻り、引き出しから何かを持ってきた。小さな木箱が二つ。箱の中には幾つかの徽章が収められている。
「この2本の剣が銀色の盾を支える意匠が魔物狩人のもの。2本の剣が金色の盾を支える物が教官待遇の徽章です」
そう言ってサラ校長が小さな徽章を一つづつ俺の前に並べていく。
「黒い獅子が両側から銀の盾を支えるのは獅子狩人、同じく金の盾を支えるものは教官待遇の獅子狩人です。更に……」
サラ校長が最後に取り出したのはこれまでよりも少し大きな徽章だった。大楯の上で組み合わされた2本の矢と一振りの剣。一見すると米陸軍特殊部隊の部隊章のようにも見える。鏃と剣の柄が光っているのは魔石だろうか。
「あらあら。久しぶりに拝ませてもらったわね」
ダナさんの目が細く光っている。
「これは巡検師の徽章です。イトー カズヤさん。あなたを教官待遇で我が養成所に迎え、同時に巡検師に任命します」
俺とカリナに気付いたカミラが声を上げる前に、カリナが駆け寄る。
「カミラ先生!ビビアナさんが起き上がりました。意識はないみたいなので起き上がったというのはちょっと違いかもですけど」
「本当に!?そう……でも良かった。意識が戻る前触れかもしれないわね」
小声で言い合う2人が微笑ましい。無意識とはいえ身体を動かせるようになったのならば、寝かせているだけでなく他の刺激、例えば手足を動かすようなリハビリをさせてもいいのかもしれない。
「カミラはこんなところで何をしている?立たされているのか?」
「違う!お前を待っていたんだ。校長先生に声は掛けてある。その……やっぱり報告は揃ってからじゃないと」
「私も聞きたい!いいよねカズヤ!」
「俺は構わないが、校長が何と言うかだな」
カリナに答えているうちに校長室の扉が内側から開いた。
「あら、大丈夫よ。揃ったなら入ってらっしゃい。報告を聞くわ」
そんなに大声を出していたつもりはないのだが、室内には聞こえていたらしい。寮母であるダナさんに案内されて室内に入り、この部屋の主人と対面する。
彼女は立ち上がり少々オーバーアクション気味にカミラを抱き締めた。
「さっきもやったから二度目だけど、無事に帰ってくれて嬉しいわ。イトー君、あなたもね」
両腕を広げて近づいてくるサラ校長の前に、隣にいたカリナを押し出したのは責められることではないはずだ。サラ校長は四十路半ばではあるが美しい女性だ。カリナに抱き付かれるのは娘みたいな年齢差だから良いとして、サラ校長はマズい気がするのだ。
「ちょっとカズヤ、校長先生に失礼よ」
「あらあら、可愛らしい反応ね。まあいいわ。とりあえず座りましょう」
サラ校長が促し、俺達は会議用テーブルに移動した。ダナさんがお茶を出して自身も同じテーブルに着く。
「さてと。どうだったか教えてちょうだい」
その言葉で報告会が始まった。
◇◇◇
今回俺が受けた依頼はグサーノの襲撃を受けて壊滅したと考えられていたイリョラ村の捜索。カミラはその道案内をしてくれたに過ぎない。よって報告者は主に俺となった。
イリョラ村は文字どおり壊滅。先行したダミアン一家なるパーティーも全滅。生存者無し。遺体も回収できず。遺品は幾つか持ち帰ったから遺族がいるなら引き渡す。道中で狩ったグサーノの死骸はそのまま養成所に買い取ってほしい。
文字に起こせばたったこれだけの内容だ。適時カミラが補足してくれたが、そう細かく報告できるほどのものでもない。
「そう……ですか。もっと早く動いていれば、地下室の子供達は助けられたのかもしれませんね。これは私の失策です」
「先生……」
カリナが何か言いかけて口を噤んだ。
“もっと早く動いていれば”か。ザバテルで何度も言われた言葉だが、自分ではなく他者が自分を責める姿を見るとなんとも言えない気持ちになる。結果論だけで誰かを責めるのは簡単だが、結局のところそれは自己満足に過ぎないのだ。
「それともう一つ報告があります。カリナ、お前からな」
「私!?」
「当然だ。何があったか、そのまま伝えればいい」
「わかった。えっと……ビビアナさんが身体を動かしました。私が部屋に入った時にはベッドにこう……座ってて」
「あの子が目を覚ましたの!?」
「いいえ。目は開いていましたけど意識はなかったみたいです」
「俺が部屋に入った時にはその状態でした。もう一度寝かせて目は閉じさせて来ましたが」
「そうそう。その後でカズヤが治癒魔法と浄化?魔法を掛けてくれました」
「浄化魔法?どうしてビビアナさんに浄化魔法を?」
どうしてと言われても、寝ている間にも代謝は進むはずだしさっぱりさせてやろうと思っただけなのだが。
一瞬言葉を選んでいるうちにダナさんが口を開いた。
「あまりにも長く意識を失っていると、その隙に魔物が、この場合は悪魔と言うべきでしょうけど、そんなものが取り憑いて支配してしまうことがあるそうです。古い文献に記載がある事例ですが、カズヤ君はそれを心配したのでは?」
「なるほど確かに……よくそんな事を知っていましたね」
日本語で“浄化”の辞書的な意味は“汚れたものを綺麗にする”事だし、“心身の罪や穢れを取り除く”とか、“社会の悪弊などを除いてあるべき状態にする”といった意味にもなる。ところが英語に翻訳すると“精製”とか“清め”を意味するpurificationと“掃除”を意味するclean-upになってしまい、それぞれ別の意味になる。おそらくカミラやサラ校長には前者に近い訳で伝わったようだ。
「いや、俺が使ったのは光魔法による浄化ではありません。水と風、そして火魔法による浄化です。浄化というより洗浄と表現したほうが効果を正確に表しているかと」
「そうです。私も使ってもらいましたけど、すっごくさっぱりするんですよ!」
「そうですか。どおりでカミラ先生は旅から帰ってきたばかりだというのにお肌も髪も艶が良いんですね。旅先で何かあったのかと思いましたよ」
「ちょっとカズヤ。カミラ先生だけずるい!私にも!私も綺麗になりたい!」
「あら。だったら私もお願いしようかしら。ダナ、あなたも一緒にどう?バルが放ってはおかなくなるかもだけど」
「この歳で子育てするハメになるのはどうかと思うけれど。たまにはいいかしら」
何やら変な方向に話が向かっている気がする。
俺が何かを言う前にサラ校長が気付いたらようだ。軽く咳払いして俺の方に向き直る。
「それはさておき、ビビアナさんのことはもう少し様子を見る必要がありそうですね。ちなみに、あなたが使う治癒魔法についてですが、パナケーリャ様からの御加護だけによるものだけではないようですね。あなた自身はどう考えていますか?」
「えっ、治癒魔法に別の魔法が混じってるってことですか!?そんなことって……」
そう言われても、見様見真似でやっているだけだ。誰の加護とか考えながら治癒魔法を使っているわけではない。そもそも他の人が使っている治癒魔法をまじまじと見たことなどないのだから違いに気付くわけもない。
「おそらくですが」
そう前置きしてカミラが一瞬俺と目を合わせる。
「彼は治癒魔法に土魔法と水魔法、それに光魔法を混ぜています。理由は……カズヤ、自分で理解しているか?」
土、水、光……思い当たることがあるとすれば足りない元素を補っているとか殺菌効果なのだろうが、治癒魔法ってそんなに単純なものなのだろうか。
「さあ。きちんと魔法を学んだわけではないので」
「でもねぇ。魔法を学んだ結果として今の効果が得られなくなるのでは本末転倒よね。私はそのままでもいいと思うけれど。サラ、あなたの考えは?養成所は彼に何を提供できるかしら?」
スー村を出てきたカリナの目標は一人前の魔物狩人になることだ。狩人の証である徽章を手に入れる前に獅子狩人になったと笑っていたが、今でも目的は変わっていないはずだ。
カレイラは経験を積むために養成所に入ると言っていた。
ならば俺はどうする。イリョラ村に赴く直前に、この偵察任務は認定試験だと言われた。何の認定なのか深くは考えていなかったが、養成所に入所するための試験だったのか。
「そうね……イトー カズヤ君。いえ、イトー カズヤさん。我が養成所はあなたを迎え入れる用意があります。いいえ、是非とも養成所の一員になっていただきたいと思います」
「それは入所者……養成所の生徒としてですか?」
「いいえ。私達があなたに教えられることは一般常識ぐらいでしょう。それさえも素質を、あなたが本来持っている素質や適性を縛ってしまうかもしれません。無理に私達に合わせる必要はないと考えますが、かといって野に放つのは余りにも惜しい。ですので、あなたにはこれを授与します。受け取ってください」
そう言ってサラ校長が自分の机に戻り、引き出しから何かを持ってきた。小さな木箱が二つ。箱の中には幾つかの徽章が収められている。
「この2本の剣が銀色の盾を支える意匠が魔物狩人のもの。2本の剣が金色の盾を支える物が教官待遇の徽章です」
そう言ってサラ校長が小さな徽章を一つづつ俺の前に並べていく。
「黒い獅子が両側から銀の盾を支えるのは獅子狩人、同じく金の盾を支えるものは教官待遇の獅子狩人です。更に……」
サラ校長が最後に取り出したのはこれまでよりも少し大きな徽章だった。大楯の上で組み合わされた2本の矢と一振りの剣。一見すると米陸軍特殊部隊の部隊章のようにも見える。鏃と剣の柄が光っているのは魔石だろうか。
「あらあら。久しぶりに拝ませてもらったわね」
ダナさんの目が細く光っている。
「これは巡検師の徽章です。イトー カズヤさん。あなたを教官待遇で我が養成所に迎え、同時に巡検師に任命します」
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