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ザバテル
34.ザバテルにて(5月14〜24日)
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ザバテルの街に帰還する衛兵達と共に街に入った俺達を包んだのは、帰還を喜ぶ声と死者の帰りを嘆く声であった。
街の中心部の広場に並べた衛兵達の亡骸を前に啜り泣く声は、徐々に怨嗟の声へと変わっていく、その時である。
ドゥランが広場の中央、一段高くなった石積みの上で声を張り上げた。
「皆聞け!我が同胞が、我が友が大地に散ったのは何故か!」
静まり返った広場にドゥランの声だけが広がっていく。
“首脳部の作戦指揮がまずかったからさ”
そんな黒髪ベレー帽の若き司令官の発したフレーズが頭をよぎる。
事実である。マンティコレに向かって正面から突撃するなど愚の骨頂だと、カリナはその美しい顔を真っ赤にしたり真っ青にしたりして怒っていたものだ。
だがそんな事実の告発は誰も望んではいない。それが分かるくらいには俺は人生経験を積んでいる。
「マンティコレが現れ、ノレステ村を、我々に豊かな恵みをもたらしてくれる開拓村を襲ったからだ!」
そうだ!そうだ!!という声がそこかしこで上がる。
「我々衛兵隊はノレステ村を救うために駆けつけた!そしてマンティコレを発見した!」
今度は“おおっ”という響めきが起きる。
「かの魔物は強かった。それが3頭もだ!3頭のマンティコレを前に、我々は一歩も引かず勇敢に戦った!我が子を!我が妻を!我が父と母を!我が友を!奴等の凶暴な爪と牙から守るためにだ!」
今度は割れんばかりの拍手が広場を包む。
街の人々の顔は紅潮し、熱気がどんどん上がっていく。
これが全学連共闘の時代の若者なら“いいアジをやる”と唇を歪めてほくそ笑んだかもしれない。
或いは厨二病を拗らせていたら“扇動に乗せられやすい馬鹿な連中だ”と呟いたかもしれない。
だが実際にドゥランは優れた前線指揮官であり、ある種の政治家でもある。これぐらいの大衆扇動はお手の物なのだろう。流石は港町デニアの管理者の一族だ。
「我々は勇敢に戦った!そして遂にノレステ村の皆の仇を討った!失われた我が同胞達も本懐を遂げたのだ!皆の者!俯いてはならない!明日を切り開いてくれた者達への感謝を忘れてはならないのだ!」
再び広場が拍手に包まれる。
「ここで我らと共に戦ってくれた勇敢な魔物狩人の2人を紹介しよう。彼等の助力無しでは、この偉業は達成されなかっただろう。イトー カズヤとカリナ スー、エルレエラから駆け付けた両名をどうか盛大な拍手で迎えてほしい!」
段上のドゥランに導かれるままに俺とカリナも段上に立つ。
「カズヤ、君達が運んでくれた獲物を披露してくれたまえ」
勿体ぶった仕草で示されたドゥランの足元に、マンティコレの死骸を二頭並べる。
より一層大きな響めきが広場を包む。
「これが我が同胞を苦しめたマンティコレの成れの果てだ!我が衛兵隊とこの2人の勇戦によって、見てのとおりマンティコレは討ち果たされた!皆!歓喜せよ!危機は去ったのだ!」
今度こそ民衆のボルテージは最高潮に達した。
こうして俺とカリナはザバテルの街に迎え入れられたのである。
◇◇◇
迎え入れられたと言っても、それは諸手を挙げて歓迎されたという意味ではなかった。
もちろん衛兵隊挙げての葬式などの公式行事では持て囃されるし、“獅子狩人”なんてこそばゆい敬称で呼ばれる。酒場に行けば「一杯奢らせてくれ」と言ってくる人で人集りになるし、特にカリナはすぐに人気者になった。
だがである。
「どうしてもっと早く助けに来てくれなかった」
そう詰め寄ってくる遺族もいる。
「お前達が仕事をしないから息子は死んだ!」
そう糾弾する老夫妻もいる。
まだ幼い子供を残して亡くなった父親の葬儀では、さめざめと泣く若い未亡人と無邪気に宥める子供を前にして居た堪れない気持ちになった。
「気にするな。別にお前さんが悪いわけじゃねえ。お前さんがいなければ、もっと多くの死人が出ていた。責められるべきは俺達衛兵隊を指揮していたブラス ロペスただ一人だ。もっとも奴も死んで名誉ある獅子狩人になったわけだがな」
そうである。
3頭現れたマンティコレは俺とカリナが倒した。
だがそれでは衛兵隊は単なる引き立て役というか噛ませ犬でしかない。そんな役回りでは生者はともかく死者と遺族が納得しないだろう。
そんな配慮から1頭は衛兵隊が総力を上げて仕留めたことにしたのである。その栄誉は全て指揮官であったブラス ロペスに与えることが決まっている。広場には彼の石像を建て、街を守った英雄として讃える代わりに、衛兵隊としては今回の全責任をブラス ロペスに負わせる算段らしい。
だが生者の悲嘆を耳にするのは生者だけである。
生き残りを纏め上げたドゥランも、俺と同じく責められる立場なのだ。
ザバテルの街の領主であるポール バルガス アルバに引き合わされたのもこの時期だ。
この子爵である地方貴族からは街に残って衛兵隊に加わるよう要請されたが、俺もカリナも丁寧に辞退した。いや、丁寧に辞退したつもりだが言い方が悪かったかもしれない。どうやら彼は諦めてくれてはいないらしい。
居た堪れないのは俺と行動を共にするカリナも同じだったようだ。明るく振る舞ってはいたが、時折見せる横顔には言い表せぬ影が差す時がある。
「カリナ。街を出よう」
俺がそう切り出したのは、ザバテルの街に入って十日目の朝だった。
◇◇◇
「うん。そうだね。ちょっと長居し過ぎたかな」
カリナはいつになく腫れぼったい瞼を軽く抑えながら続けた。
「次はデニアの街だよね。ドゥランさんの妹さんの亡骸をお返ししなくっちゃ」
「いいのか?お前は真っ直ぐアルカンダラに向かってもいいんだぞ。アルカンダラで養成所に入って、魔物狩人として自立するのがお前の目標だろう」
「そだね……そうなんだけどさ、よく考えたら今更よね。魔物狩人の徽章を手に入れる前に獅子狩人になっちゃったんだから」
獅子狩人。マンティコレを単独で倒せる力を持つ者の証として送られる称号ではあるが、その称号を持つ者は単なる一人の狩人としてだけでなく、一軍の長たる資格も与えられるらしい。
120人の衛兵達を歯牙にも掛けなかったマンティコレを2人で倒したのだから、まあ百人力扱いされても仕方ないのかもしれない。実際にこの街で衛兵隊を指揮するように要請されたのも事実だ。
だが俺にはどうしても首を縦に振る気にはなれなかった。
カリナはこんな俺と旅を続けてくれるらしい。
「わかった。よろしく頼む」
「他人行儀だなあ。まぁお姉さんに任せなさい!」
お姉さんか。見た目だけなら確かにカリナの方が少し年上に見えるだろう。
実年齢でいえば娘と父親ほどの差があるのだが、ここは大人しく甘えておこう。
◇◇◇
「行くか」
衛兵隊の詰所に挨拶に寄った俺達に、ドゥランは驚きもせずに言った。
そのまま自分も身支度を始める。
「もちろん俺も行くからな。妹に会わせてもらわにゃあならん」
「行くって今からか?衛兵隊はいいのか?お前が隊長だろう」
「ああ。1週間やそこら隊長がいなくたって、アイツらは上手くやるさ。それが組織ってもんだ。マンティコレの首を吊るしてる間は、そうそう魔物も現れないだろうしな」
俺とカリナが狩った3頭のマンティコレの内、1頭は衛兵隊の手柄として献上している。そのマンティコレは首を落とされて街の門に掲げられているのだ。
良い趣味とも思えないが、魔除けの効果があるならばそれも風習の一つだ。
それにしても“組織”か。
トップが不在になった瞬間に瓦解するのは確かに組織とは呼べない。単なる烏合の衆だ。
ドゥランと仲間達は彼がこの街を離れる事を織り込んでこの10日間を過ごしていたのだろう。特に引き継ぎらしい引き継ぎもなく支度が進んでいく。
手早く荷物を纏めて槍を手にしたドゥランと共に詰所の建物を出た俺達を待ち構えていたのは、ドゥラン達と同じ黄色味の強い黄土色のローブを纏った1人の衛兵だった。他の衛兵達と違うのはフードの部分が赤いところだ。
そのフードを目深に被り表情は窺えないが、俺とカリナにコテンパンにやられた後続部隊を指揮していたノエル カレイラである。
昨日の敵は今日の友と言うが、見送りに来てくれたのだろうか。
街の中心部の広場に並べた衛兵達の亡骸を前に啜り泣く声は、徐々に怨嗟の声へと変わっていく、その時である。
ドゥランが広場の中央、一段高くなった石積みの上で声を張り上げた。
「皆聞け!我が同胞が、我が友が大地に散ったのは何故か!」
静まり返った広場にドゥランの声だけが広がっていく。
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そうだ!そうだ!!という声がそこかしこで上がる。
「我々衛兵隊はノレステ村を救うために駆けつけた!そしてマンティコレを発見した!」
今度は“おおっ”という響めきが起きる。
「かの魔物は強かった。それが3頭もだ!3頭のマンティコレを前に、我々は一歩も引かず勇敢に戦った!我が子を!我が妻を!我が父と母を!我が友を!奴等の凶暴な爪と牙から守るためにだ!」
今度は割れんばかりの拍手が広場を包む。
街の人々の顔は紅潮し、熱気がどんどん上がっていく。
これが全学連共闘の時代の若者なら“いいアジをやる”と唇を歪めてほくそ笑んだかもしれない。
或いは厨二病を拗らせていたら“扇動に乗せられやすい馬鹿な連中だ”と呟いたかもしれない。
だが実際にドゥランは優れた前線指揮官であり、ある種の政治家でもある。これぐらいの大衆扇動はお手の物なのだろう。流石は港町デニアの管理者の一族だ。
「我々は勇敢に戦った!そして遂にノレステ村の皆の仇を討った!失われた我が同胞達も本懐を遂げたのだ!皆の者!俯いてはならない!明日を切り開いてくれた者達への感謝を忘れてはならないのだ!」
再び広場が拍手に包まれる。
「ここで我らと共に戦ってくれた勇敢な魔物狩人の2人を紹介しよう。彼等の助力無しでは、この偉業は達成されなかっただろう。イトー カズヤとカリナ スー、エルレエラから駆け付けた両名をどうか盛大な拍手で迎えてほしい!」
段上のドゥランに導かれるままに俺とカリナも段上に立つ。
「カズヤ、君達が運んでくれた獲物を披露してくれたまえ」
勿体ぶった仕草で示されたドゥランの足元に、マンティコレの死骸を二頭並べる。
より一層大きな響めきが広場を包む。
「これが我が同胞を苦しめたマンティコレの成れの果てだ!我が衛兵隊とこの2人の勇戦によって、見てのとおりマンティコレは討ち果たされた!皆!歓喜せよ!危機は去ったのだ!」
今度こそ民衆のボルテージは最高潮に達した。
こうして俺とカリナはザバテルの街に迎え入れられたのである。
◇◇◇
迎え入れられたと言っても、それは諸手を挙げて歓迎されたという意味ではなかった。
もちろん衛兵隊挙げての葬式などの公式行事では持て囃されるし、“獅子狩人”なんてこそばゆい敬称で呼ばれる。酒場に行けば「一杯奢らせてくれ」と言ってくる人で人集りになるし、特にカリナはすぐに人気者になった。
だがである。
「どうしてもっと早く助けに来てくれなかった」
そう詰め寄ってくる遺族もいる。
「お前達が仕事をしないから息子は死んだ!」
そう糾弾する老夫妻もいる。
まだ幼い子供を残して亡くなった父親の葬儀では、さめざめと泣く若い未亡人と無邪気に宥める子供を前にして居た堪れない気持ちになった。
「気にするな。別にお前さんが悪いわけじゃねえ。お前さんがいなければ、もっと多くの死人が出ていた。責められるべきは俺達衛兵隊を指揮していたブラス ロペスただ一人だ。もっとも奴も死んで名誉ある獅子狩人になったわけだがな」
そうである。
3頭現れたマンティコレは俺とカリナが倒した。
だがそれでは衛兵隊は単なる引き立て役というか噛ませ犬でしかない。そんな役回りでは生者はともかく死者と遺族が納得しないだろう。
そんな配慮から1頭は衛兵隊が総力を上げて仕留めたことにしたのである。その栄誉は全て指揮官であったブラス ロペスに与えることが決まっている。広場には彼の石像を建て、街を守った英雄として讃える代わりに、衛兵隊としては今回の全責任をブラス ロペスに負わせる算段らしい。
だが生者の悲嘆を耳にするのは生者だけである。
生き残りを纏め上げたドゥランも、俺と同じく責められる立場なのだ。
ザバテルの街の領主であるポール バルガス アルバに引き合わされたのもこの時期だ。
この子爵である地方貴族からは街に残って衛兵隊に加わるよう要請されたが、俺もカリナも丁寧に辞退した。いや、丁寧に辞退したつもりだが言い方が悪かったかもしれない。どうやら彼は諦めてくれてはいないらしい。
居た堪れないのは俺と行動を共にするカリナも同じだったようだ。明るく振る舞ってはいたが、時折見せる横顔には言い表せぬ影が差す時がある。
「カリナ。街を出よう」
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◇◇◇
「うん。そうだね。ちょっと長居し過ぎたかな」
カリナはいつになく腫れぼったい瞼を軽く抑えながら続けた。
「次はデニアの街だよね。ドゥランさんの妹さんの亡骸をお返ししなくっちゃ」
「いいのか?お前は真っ直ぐアルカンダラに向かってもいいんだぞ。アルカンダラで養成所に入って、魔物狩人として自立するのがお前の目標だろう」
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獅子狩人。マンティコレを単独で倒せる力を持つ者の証として送られる称号ではあるが、その称号を持つ者は単なる一人の狩人としてだけでなく、一軍の長たる資格も与えられるらしい。
120人の衛兵達を歯牙にも掛けなかったマンティコレを2人で倒したのだから、まあ百人力扱いされても仕方ないのかもしれない。実際にこの街で衛兵隊を指揮するように要請されたのも事実だ。
だが俺にはどうしても首を縦に振る気にはなれなかった。
カリナはこんな俺と旅を続けてくれるらしい。
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「他人行儀だなあ。まぁお姉さんに任せなさい!」
お姉さんか。見た目だけなら確かにカリナの方が少し年上に見えるだろう。
実年齢でいえば娘と父親ほどの差があるのだが、ここは大人しく甘えておこう。
◇◇◇
「行くか」
衛兵隊の詰所に挨拶に寄った俺達に、ドゥランは驚きもせずに言った。
そのまま自分も身支度を始める。
「もちろん俺も行くからな。妹に会わせてもらわにゃあならん」
「行くって今からか?衛兵隊はいいのか?お前が隊長だろう」
「ああ。1週間やそこら隊長がいなくたって、アイツらは上手くやるさ。それが組織ってもんだ。マンティコレの首を吊るしてる間は、そうそう魔物も現れないだろうしな」
俺とカリナが狩った3頭のマンティコレの内、1頭は衛兵隊の手柄として献上している。そのマンティコレは首を落とされて街の門に掲げられているのだ。
良い趣味とも思えないが、魔除けの効果があるならばそれも風習の一つだ。
それにしても“組織”か。
トップが不在になった瞬間に瓦解するのは確かに組織とは呼べない。単なる烏合の衆だ。
ドゥランと仲間達は彼がこの街を離れる事を織り込んでこの10日間を過ごしていたのだろう。特に引き継ぎらしい引き継ぎもなく支度が進んでいく。
手早く荷物を纏めて槍を手にしたドゥランと共に詰所の建物を出た俺達を待ち構えていたのは、ドゥラン達と同じ黄色味の強い黄土色のローブを纏った1人の衛兵だった。他の衛兵達と違うのはフードの部分が赤いところだ。
そのフードを目深に被り表情は窺えないが、俺とカリナにコテンパンにやられた後続部隊を指揮していたノエル カレイラである。
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