128 / 238
127.盗賊殲滅戦①(6月25日)
しおりを挟む
泊まっていた部屋にアリシアとフェルを配置し、屋上にイザベルを上げてから、残りのメンバーで1階に再集合する。
フェルが突然魔物の本性を発現させたらどうする……一抹の不安が無いでもないが、アイダと一緒に階下に連れていくのも憚られる。
アリシアはG36VとMP5Kを準備していた。
イザベルは愛用の弓矢をメインの武器とするようだ。もちろん持って上がったポーチの中には矢筒の他にも対物ライフルやショットガンが収納してあるが、今回の相手は人間だ。活躍の機会はないだろう。
「お待たせ。女将さん達に話は付いたわよ。自室に閂を掛けて閉じ籠るから、火事には注意してくれってさ」
奥からカミラ先生が戻ってきた。
「ありがとうございます。様子はどうでした?」
「驚いてはいたけど、怯えてる感じじゃないわね。あんまりこの建物を壊さないでとも言ってたわ」
こういう事態に慣れているのだろうか。まあ宿屋を経営していれば、大なり小なり荒事に巻き込まれることもあるか。
「了解です。肝が座っておられるようで、助かります」
「まあ、こういう時は女の方が強いものよ。さて、イトー君。あなたの事、どれだけ頼りにしてもいい?ノエの実力は知ってるわ。魔物だけでなく対人戦でも一切の躊躇はしないはず。あなたはどうなの?」
すっと雰囲気を変えたカミラ先生の言葉に、アイダとビビアナの表情も変わる。
「人を撃つ訓練だけは積んでいます。ですが実戦は1度だけ、拐われた少年を救出した時だけです。ノエさんも一緒でした」
サバイバルゲームを“人を撃つ訓練”などと表現すれば、全国何万人かのサバゲーマーと、それ以上の方々から袋叩きに合うかもしれない。だがこの世界で“サバイバルゲーム”をどう表現すればいいのか、咄嗟には思い付かなかったのだ。
人を撃って遊んでいる?
その遊びに使う道具で魔物を狩っていると知られたら。その道具で魔物と対峙し、命のやり取りをしているとわかったら。娘達はいったいどういう顔をするのだろうか。
「ボク達が出会ったきっかけの事件だね。あの時のイトー君の冴えといったら、もうみんなに見せてあげたいくらいだよ」
「そう。だったら当てにしてるわ。でも戦闘中は私の半径5メートル以内には近づかないでね」
カミラ先生が短槍の石突を捻って外し、その代わりに針のように尖った石突を装着している。針といっても長さ20cmほど、付け根の太さは親指ほどもある、立派な刺突武器だ。
カミラ先生が持っている槍の穂先は、アリシアが持っている素槍よりも幅広い笹穂槍である。槍の全長はカミラ先生の身長とほぼ同じ160cmほどだったが、石突を交換する事で全長が少し伸びて180cmほどになっている。
カミラ先生は自分の槍の穂先と石突きの口金あたりに、黒い魔石を嵌め込んでいく。
「カミラ先生。その槍は魔道具なのですか?」
「そうよ。私が作った試作品。だから戦闘中はあんまり近寄らないでね」
養成所のモンロイ師が教えてくれた小型の魔道具は、その全てが生活の質を高めるためのものだった。例えば水を汲みに行かなくても湧き続ける水瓶とか、火魔法を使った着火装置、灯心が燃え尽きることのないランプなどだ。
魔石を組み込んだ兵器もあるようだが、そのどれもが軍が運用する大型兵器であって、剣や槍といった個人携行武器としては普及していないらしい。
魔法は魔法、武器は武器。そして武器を使いこなすのは使い手の技術という事だ。
「イトー君はいつもの“えあがん”じゃないのね」
「ええ。室内戦闘ならば、これの方が機動力が上がりますから」
俺は愛用のG36Cを仕舞い込み、フラッシュライトを装着したM93Rを携行している。ノーマルマガジンでも装弾数40発を誇る優れ物である。
ヒップホルスターにはUSPハンドガンを挿してはいるが、M93Rだけで切り抜けられるだろうか。
「あちらさんの様子はどう?」
準備を終えたらしいカミラ先生が、正面扉の前で監視を続けている俺に聞いてきた。
「扉越しなので詳細は不明ですが、正面と裏手から同時に侵入する手筈かもしれません」
カミラ先生に答えたその時、扉の向こうからホイッスルのような音が聞こえた。
一瞬の間を開けて、木製の扉が開く小さな音が聞こえる。宿の裏口ではない。やはり両替屋の扉か。
「賊が侵入を開始したみたいだね。出るかい?」
「ええ。アイダとビビアナは手筈どおり室内を固めろ。賊の侵入を許すな。俺達が外に出たら、灯りをつけて構わない」
「わかりました。お任せください」
「イトー殿、それに皆さんもお気をつけて」
アイダとビビアナがそれぞれの武器の柄を握り締める。
「あんまり気負っちゃダメよ。人間の力なんて、大鬼やトローに比べたらか弱いものなんだから」
カミラ先生の言葉は彼女なりの気遣いなのだろう。
だが、アイダもビビアナも戦う術を持たない子供ではない。狩人なのだ。
この場は任せよう。
ノエさんがそっと閂を開けて扉を開く。
その隙間から俺とカミラ先生が滑り出て、最後にノエさんが外へ出る。
内側からアイダが閂を掛ける“ゴトリ”という音が、暗い路地に響く。
思わず路地の角を透かし見るが、特に動きはない。
宿屋の鎧戸の隙間から灯りが漏れる。
スキャン上に映し出される敵影は右の角に1人、左に2人だ。残りは建物内に侵入したらしい。
盗賊達までの距離はおよそ30m。こいつらは見張りだろうか。3人とも弓を持ち、矢を番ている。
「気を付けて!矢が!」
“ヒュッ!”
警告を発した直後に、風を切る音が右側の陰の中から聞こえた。
次の瞬間、カミラ先生が右側に槍を振う。
“カン!”
甲高い音で弾き返されたのは矢か。
カミラ先生はそのまま槍を左に振るい、2本の矢を纏めて叩き落とす。まさか先生には見えているのか?
「ボーッとしない!フラッシュを使うわよ!」
カミラ先生が腰のポーチから何かを取り出し、両替屋の左右の暗がりへ投擲する。
一瞬の間を開けて、激しい光が辺りに広がっていく。
「ノエは右!イトー君は左!突撃!」
カミラ先生の号令で、俺とノエさんは脱兎の如く駆け出した。
◇◇◇
視界を奪われた盗賊との戦闘は、あっけなく終わった。
走りながらM93Rのマガジンに詰まったAT弾に麻痺魔法パラリシスを付与し、目を押さえて蹲る賊に一発ずつ撃ち込む。
閃光と物音で裏手から集まってきた盗賊達を、近寄らせることなく正面から撃破する。剣を構えて突っ込んでくる盗賊を距離10mで狙うのはさほど難しい事ではなかった。
そのまま前進し、両替屋の裏手に回り込む。ちょうど反対側からノエさんが顔を出した。
「ふーん。パラリシスか。あっという間に5人。カディスの英雄の名前は伊達じゃないようね」
遅れてやってきたカミラ先生が耳元で囁く。
「いえ。それよりも先生のさっきのアレは?あんな暗がりで矢を叩き落すなんて常人技じゃないと思いますけど」
「それはおいおいね。それよりも中が心配だわ。ノエ、そっちはどうだった?」
強引気味に話を逸らしたカミラ先生が、向こうからやってきたノエさんに声を掛ける。
ノエさんが握っている短剣には血糊がついている。賊の腕ぐらい斬り落としたのかもしれない。
「こっちは1人だけだったよ。手足の腱を切って麻痺させてるから、逃げられる心配はないかな」
ノエさんは事も無げにいうが、相当に対人戦闘の経験を積んでいるのだろう。
「イトー君。周囲に敵影は?」
「宿の裏手に3人。この位置は変わっていません。両替屋の内部にスキャンが効かないのですが……もしかしてこの建物は石造りですか?」
「そうかもしれないね。それなりに儲かっているだろうし、基礎と外壁、それに地下は石造りだと思う。さすがに扉は違うようだけど」
ノエさんが真横にある裏口の扉に触れながら言う。
「じゃあ扉越しに探知魔法を使えばいいじゃない。木造ならいけるんでしょ?」
「さっきから試してるんですが、扉のすぐ向こうに石の壁があるようです。そこから左に折れて、更に右に曲がってもう一枚の扉があります」
そうなのである。裏口からの賊の侵入を阻むかのように、幾度かに内部が折れ曲がり見通しが利かない構造になっている。
「面倒な造りにしたものね。裏口の状態は?」
カミラ先生が舌打ちでもしそうな口調でノエさんに話を振る。
「さっき確認したけど、閂が下ろされているね。開けることはわけないけど」
ノエさんの固有魔法を使えば、扉の隙間から閂ごと扉を両断するなど朝飯前だろう。
だが裏口から侵入するよりは、正面から突入するべきか。宿屋から監視を続けている4人娘にも無事な姿を見せたい。
「正面から入りましょう。内部構造が分かりませんが、探知魔法で敵の位置が特定できればピンポイントで狙撃できます。あとは臨機応変に」
「それがいいでしょうね。ノエ、イトー君を任せるわよ」
「承知しました。エギダの黒薔薇様」
深々とお辞儀をしながら謎のフレーズを発したノエさんが、先頭に立って歩き出した。
フェルが突然魔物の本性を発現させたらどうする……一抹の不安が無いでもないが、アイダと一緒に階下に連れていくのも憚られる。
アリシアはG36VとMP5Kを準備していた。
イザベルは愛用の弓矢をメインの武器とするようだ。もちろん持って上がったポーチの中には矢筒の他にも対物ライフルやショットガンが収納してあるが、今回の相手は人間だ。活躍の機会はないだろう。
「お待たせ。女将さん達に話は付いたわよ。自室に閂を掛けて閉じ籠るから、火事には注意してくれってさ」
奥からカミラ先生が戻ってきた。
「ありがとうございます。様子はどうでした?」
「驚いてはいたけど、怯えてる感じじゃないわね。あんまりこの建物を壊さないでとも言ってたわ」
こういう事態に慣れているのだろうか。まあ宿屋を経営していれば、大なり小なり荒事に巻き込まれることもあるか。
「了解です。肝が座っておられるようで、助かります」
「まあ、こういう時は女の方が強いものよ。さて、イトー君。あなたの事、どれだけ頼りにしてもいい?ノエの実力は知ってるわ。魔物だけでなく対人戦でも一切の躊躇はしないはず。あなたはどうなの?」
すっと雰囲気を変えたカミラ先生の言葉に、アイダとビビアナの表情も変わる。
「人を撃つ訓練だけは積んでいます。ですが実戦は1度だけ、拐われた少年を救出した時だけです。ノエさんも一緒でした」
サバイバルゲームを“人を撃つ訓練”などと表現すれば、全国何万人かのサバゲーマーと、それ以上の方々から袋叩きに合うかもしれない。だがこの世界で“サバイバルゲーム”をどう表現すればいいのか、咄嗟には思い付かなかったのだ。
人を撃って遊んでいる?
その遊びに使う道具で魔物を狩っていると知られたら。その道具で魔物と対峙し、命のやり取りをしているとわかったら。娘達はいったいどういう顔をするのだろうか。
「ボク達が出会ったきっかけの事件だね。あの時のイトー君の冴えといったら、もうみんなに見せてあげたいくらいだよ」
「そう。だったら当てにしてるわ。でも戦闘中は私の半径5メートル以内には近づかないでね」
カミラ先生が短槍の石突を捻って外し、その代わりに針のように尖った石突を装着している。針といっても長さ20cmほど、付け根の太さは親指ほどもある、立派な刺突武器だ。
カミラ先生が持っている槍の穂先は、アリシアが持っている素槍よりも幅広い笹穂槍である。槍の全長はカミラ先生の身長とほぼ同じ160cmほどだったが、石突を交換する事で全長が少し伸びて180cmほどになっている。
カミラ先生は自分の槍の穂先と石突きの口金あたりに、黒い魔石を嵌め込んでいく。
「カミラ先生。その槍は魔道具なのですか?」
「そうよ。私が作った試作品。だから戦闘中はあんまり近寄らないでね」
養成所のモンロイ師が教えてくれた小型の魔道具は、その全てが生活の質を高めるためのものだった。例えば水を汲みに行かなくても湧き続ける水瓶とか、火魔法を使った着火装置、灯心が燃え尽きることのないランプなどだ。
魔石を組み込んだ兵器もあるようだが、そのどれもが軍が運用する大型兵器であって、剣や槍といった個人携行武器としては普及していないらしい。
魔法は魔法、武器は武器。そして武器を使いこなすのは使い手の技術という事だ。
「イトー君はいつもの“えあがん”じゃないのね」
「ええ。室内戦闘ならば、これの方が機動力が上がりますから」
俺は愛用のG36Cを仕舞い込み、フラッシュライトを装着したM93Rを携行している。ノーマルマガジンでも装弾数40発を誇る優れ物である。
ヒップホルスターにはUSPハンドガンを挿してはいるが、M93Rだけで切り抜けられるだろうか。
「あちらさんの様子はどう?」
準備を終えたらしいカミラ先生が、正面扉の前で監視を続けている俺に聞いてきた。
「扉越しなので詳細は不明ですが、正面と裏手から同時に侵入する手筈かもしれません」
カミラ先生に答えたその時、扉の向こうからホイッスルのような音が聞こえた。
一瞬の間を開けて、木製の扉が開く小さな音が聞こえる。宿の裏口ではない。やはり両替屋の扉か。
「賊が侵入を開始したみたいだね。出るかい?」
「ええ。アイダとビビアナは手筈どおり室内を固めろ。賊の侵入を許すな。俺達が外に出たら、灯りをつけて構わない」
「わかりました。お任せください」
「イトー殿、それに皆さんもお気をつけて」
アイダとビビアナがそれぞれの武器の柄を握り締める。
「あんまり気負っちゃダメよ。人間の力なんて、大鬼やトローに比べたらか弱いものなんだから」
カミラ先生の言葉は彼女なりの気遣いなのだろう。
だが、アイダもビビアナも戦う術を持たない子供ではない。狩人なのだ。
この場は任せよう。
ノエさんがそっと閂を開けて扉を開く。
その隙間から俺とカミラ先生が滑り出て、最後にノエさんが外へ出る。
内側からアイダが閂を掛ける“ゴトリ”という音が、暗い路地に響く。
思わず路地の角を透かし見るが、特に動きはない。
宿屋の鎧戸の隙間から灯りが漏れる。
スキャン上に映し出される敵影は右の角に1人、左に2人だ。残りは建物内に侵入したらしい。
盗賊達までの距離はおよそ30m。こいつらは見張りだろうか。3人とも弓を持ち、矢を番ている。
「気を付けて!矢が!」
“ヒュッ!”
警告を発した直後に、風を切る音が右側の陰の中から聞こえた。
次の瞬間、カミラ先生が右側に槍を振う。
“カン!”
甲高い音で弾き返されたのは矢か。
カミラ先生はそのまま槍を左に振るい、2本の矢を纏めて叩き落とす。まさか先生には見えているのか?
「ボーッとしない!フラッシュを使うわよ!」
カミラ先生が腰のポーチから何かを取り出し、両替屋の左右の暗がりへ投擲する。
一瞬の間を開けて、激しい光が辺りに広がっていく。
「ノエは右!イトー君は左!突撃!」
カミラ先生の号令で、俺とノエさんは脱兎の如く駆け出した。
◇◇◇
視界を奪われた盗賊との戦闘は、あっけなく終わった。
走りながらM93Rのマガジンに詰まったAT弾に麻痺魔法パラリシスを付与し、目を押さえて蹲る賊に一発ずつ撃ち込む。
閃光と物音で裏手から集まってきた盗賊達を、近寄らせることなく正面から撃破する。剣を構えて突っ込んでくる盗賊を距離10mで狙うのはさほど難しい事ではなかった。
そのまま前進し、両替屋の裏手に回り込む。ちょうど反対側からノエさんが顔を出した。
「ふーん。パラリシスか。あっという間に5人。カディスの英雄の名前は伊達じゃないようね」
遅れてやってきたカミラ先生が耳元で囁く。
「いえ。それよりも先生のさっきのアレは?あんな暗がりで矢を叩き落すなんて常人技じゃないと思いますけど」
「それはおいおいね。それよりも中が心配だわ。ノエ、そっちはどうだった?」
強引気味に話を逸らしたカミラ先生が、向こうからやってきたノエさんに声を掛ける。
ノエさんが握っている短剣には血糊がついている。賊の腕ぐらい斬り落としたのかもしれない。
「こっちは1人だけだったよ。手足の腱を切って麻痺させてるから、逃げられる心配はないかな」
ノエさんは事も無げにいうが、相当に対人戦闘の経験を積んでいるのだろう。
「イトー君。周囲に敵影は?」
「宿の裏手に3人。この位置は変わっていません。両替屋の内部にスキャンが効かないのですが……もしかしてこの建物は石造りですか?」
「そうかもしれないね。それなりに儲かっているだろうし、基礎と外壁、それに地下は石造りだと思う。さすがに扉は違うようだけど」
ノエさんが真横にある裏口の扉に触れながら言う。
「じゃあ扉越しに探知魔法を使えばいいじゃない。木造ならいけるんでしょ?」
「さっきから試してるんですが、扉のすぐ向こうに石の壁があるようです。そこから左に折れて、更に右に曲がってもう一枚の扉があります」
そうなのである。裏口からの賊の侵入を阻むかのように、幾度かに内部が折れ曲がり見通しが利かない構造になっている。
「面倒な造りにしたものね。裏口の状態は?」
カミラ先生が舌打ちでもしそうな口調でノエさんに話を振る。
「さっき確認したけど、閂が下ろされているね。開けることはわけないけど」
ノエさんの固有魔法を使えば、扉の隙間から閂ごと扉を両断するなど朝飯前だろう。
だが裏口から侵入するよりは、正面から突入するべきか。宿屋から監視を続けている4人娘にも無事な姿を見せたい。
「正面から入りましょう。内部構造が分かりませんが、探知魔法で敵の位置が特定できればピンポイントで狙撃できます。あとは臨機応変に」
「それがいいでしょうね。ノエ、イトー君を任せるわよ」
「承知しました。エギダの黒薔薇様」
深々とお辞儀をしながら謎のフレーズを発したノエさんが、先頭に立って歩き出した。
32
お気に入りに追加
1,710
あなたにおすすめの小説
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる