120 / 243
119.イビッサ島に向かう②(6月23日)
しおりを挟む
アルカンダラ郊外のログハウスを出た俺達は、アラクネの目撃情報のある南方の森を抜けてアルマンソラに向かい、そこからは川沿いにオンダロアを目指す事となった。
アルマンソラからオンダロアまでは川を下る船に乗るという方法もあるのだが、船酔いを経験したイザベルが強硬に馬車での旅を推したのだ。
とはいえ、オンダロアからイビッサ島へ直接向かうにせよ、あるいは小さな半島を越えた場所にあるらしいカラレオナという街からイビッサ島へと渡るにせよ、どこかでは船に乗らざるをえないことはイザベルも承知している。
だからこそ“船以外の手段があるのに、わざわざ船で行くこともない”というのがイザベルの主張だった。
そんなイザベルであるが、時折アイダを伴って森に入っては両手いっぱいのキイチゴやビワのような果物を採ってくる。これらは旅の間の大切なビタミン源だ。
◇◇◇
「ねえねえお兄ちゃん。私いまいちわかってないんだけどさ、結局のところ巡検師って何する人なの?」
イザベルが赤く染まった指を舐めながら訊いてくる。
それは俺も知りたいところだ。校長先生からは“国内外を巡視して狩人や国軍に必要な助言や指導をする”
としか聞いていない。だが“国内外”とはどういう意味だろう。
例えば明治時代初期までの日本のように各行政地区を“国”と表現したのならば、巡検師の活動範囲はルシタニアと隣接するバルバストロ・セトゥバル・カルタヘナ、そして直轄領タルテトスのタルテトス王国内に限られるだろう。むしろそのほうが自然だ。
一方で文字どおりの意味で“国内外”なのであれば、北のノルトハウゼン大公国や西のオスタン公国までもが活動範囲ということになってしまう。だが国際協力隊よろしく国境を超えて活動することなど、先方が承知するのだろうか。
「そう言われてもなあ。カミラ先生、前任者の活動記録とかないんですか?」
こういう事は現役の教官に聞いてみるのが1番だ。
栗毛のノエさんの愛馬は何故かアリシアに懐いていて、今朝もアリシアの顔を見るなり鼻を擦り付けて嬉しそうにしていた。それでノエさんが自分の愛馬の手綱をアリシアに譲り、ノエさん自身はカミラ先生が乗ってきた馬へと乗り換えたのだ。その結果カミラ先生は馬車の荷台にいる。もっと言えば俺の目の前に座っているから、時折来る大きな振動のたびに目のやり場に困る。
「そうですね。文献は調べたのです。ただ自伝のようなものを残した方はいないようで、記録がばらばらなんですよね」
カミラ先生は顎に軽く指を当てて少しずつ纏めるように話し始めた。
「先代の巡検師は首都タルテトスで任命されています。マリア ピメンテルという女性の方です」
「女でも巡検師になれるの!?」
「ええイザベルさん。もちろんです。この方は治癒魔法に優れた方で、疫病の治療に当たられました。このお方の凄いところは、治癒魔法のみならず、この国に衛生という概念を広められたことです。その結果、疫病は収束し、お救いになった命は数万人とも言われています。活動された期間は50年ほど前から30年前までです」
「ピメンテル……今でもタルテトスで治癒に特化した魔法師を生み出してる一族ですね」
「そうです。アリシアさんはよく学んでいますね。何でもマリア様は手足を繋いだとか腰で両断された身体を元通り治癒したとか、数々の逸話が残っています。ただ誰でも真似できるものではないので、あまり養成所でその功績に触れることはしていません」
腰で両断されればほぼ即死だと思うが、傷を塞ぎ蘇生することができたのだろうか。俺なら間違いなく諦めてしまうだろう。
しかしそうか。この世界のどの街や村も衛生状態は悪くないのだ。中世ヨーロッパの都市部のように、汚物を道路にぶち撒けて豚に喰わせるなんて事はしていない。
この衛生管理が自然に編み出されたと考えるのは不自然だ。
マリアと言ったか。その巡検師もまさか転移者だったのだろうか。
「その前の代の巡検師はアウグスト デ グスマン子爵です。活動時期は前回の大襲撃の直前から70年前まで。この方は大襲撃に際して任命されたカサドールです。その功績で爵位を与えられています」
「カサドールが子爵になったってこと?巡検師をやると貴族になれるの?」
「別に巡検師でなくともカサドールが貴族に取り立てられる事はありますよ。逆に貴族の子弟達がカサドールになる事も多いです。そうですよねアイダさん」
「はい。父は軍人ではありますが当家は騎士爵位を頂いております。ですが私が家に残っても両親が決めた結婚相手の下へと嫁ぐだけですし、家を継ぐ事もありえませんから」
アイダが貴族の御令嬢だったとは初耳だ。軍人の娘とは聞いていたが。
それにしても、アイダが今言ったのはよく聞く政略結婚というやつか。しかしアイダなら良いパートナーになってくれるだろう。何せそこいらの男よりも剣の腕は確かだし、イザベルやアリシアへの気遣いも忘れない。本当に良く出来た娘だ。
「ふ~ん。でもまあ、貴族になんてなるもんじゃないよね。息苦しそうだもん」
「産まれる家を子供が選ぶことはできないだろ。それに貴族といっても特権があるのはほんの一握りだからな。額に汗をかいて働いて、そのくせ責任だけは果たさなければならない。先生。そのグスマン子爵はその後どうされたのですか?」
「グスマン子爵についての記録は、そこで途絶えています。子爵というからには、どこかに領地を得たのだとは思います。しかしどこに領地を得たのか具体的に記した文献も、その後のグスマン家についての記述もありませんでした。もしかしたら一代貴族として叙勲されたのかもしれませんが……」
「それにしては男爵ではなく子爵というのが妙ですね。王国法では一代貴族は騎士爵か男爵に限るとあったはずです。現に私の兄達も爵位を得るためには功績を上げねばと、がむしゃらに修練を行っていました」
「そうなのです。ただ100年近く前の事です。王国法も今とは違っていたのかもしれませんし、何かの特例だったのかもしれません」
「先生!巡検師ってのは1代に1人って決まってるんですか?カズヤさんがアルカンダラで巡検師に任命されたのと同じように、他の街で巡検師に任命される人はいないのでしょうか?」
「もちろん可能性はあります。任命権者が“この人なら”と認める人物が現れればですが。それに巡検師の制度はタルテトス王国独自のものではありません。ノルトハウゼンやオスタンにも似たような制度があるようです」
「じゃあ私達の活動範囲はタルテトス王国だけってこと?」
「いいえ。カサドールとして国境を越えること自体は難しくはないですし、魔物は国境など気にしませんから。現に先代のマリア様の活動範囲は北はノルトハウゼンから西はオスタンまで広がっていたようです」
それはそれは……3か国を股にかけて衛生観念を広めていったという事か。魔物を狩って人々の暮らしを守るよりもよっぽど大きな功績だ。
俺にそのような功績を残せるだろうか。いや、そもそも俺に何が出来るのだろう。
「じゃあさ、西に行ってみようよ。オスタンって食べ物が美味しいって聞いたよ!」
「いや、大襲撃に備えるならば東だろう。東のニーム山脈沿いに探索すべきだと思う」
「え~。どうせ大襲撃が始まれば狩場は山の中になるんだからさあ。今のうちに遊んどこうよう」
やっぱりイザベルの狙いはそっちか。
「アリシアちゃんはどう思う?」
イザベルに突然話を振られたアリシアが御者台から振り返る。
「私はカズヤさんの行かれる所について行きます。でもイビッサ島の調査が片付いたら、まずはアイダちゃんのお母さんの生まれ故郷の街を訪ねるのがいいと思います」
「アリシアちゃんズルい!私だけ不真面目みたいじゃん!」
「現に不真面目だろう!カズヤ殿に迷惑掛けるような事が無いようにな!」
まあこんな感じで話をしながら俺達は森を進んでいった。
ちなみにイザベルはしばらく不貞腐れていたが、木の上に果物を見つけるとアイダを誘って車列を離れて行った。何だかんだでも仲は良いのである。
アルマンソラからオンダロアまでは川を下る船に乗るという方法もあるのだが、船酔いを経験したイザベルが強硬に馬車での旅を推したのだ。
とはいえ、オンダロアからイビッサ島へ直接向かうにせよ、あるいは小さな半島を越えた場所にあるらしいカラレオナという街からイビッサ島へと渡るにせよ、どこかでは船に乗らざるをえないことはイザベルも承知している。
だからこそ“船以外の手段があるのに、わざわざ船で行くこともない”というのがイザベルの主張だった。
そんなイザベルであるが、時折アイダを伴って森に入っては両手いっぱいのキイチゴやビワのような果物を採ってくる。これらは旅の間の大切なビタミン源だ。
◇◇◇
「ねえねえお兄ちゃん。私いまいちわかってないんだけどさ、結局のところ巡検師って何する人なの?」
イザベルが赤く染まった指を舐めながら訊いてくる。
それは俺も知りたいところだ。校長先生からは“国内外を巡視して狩人や国軍に必要な助言や指導をする”
としか聞いていない。だが“国内外”とはどういう意味だろう。
例えば明治時代初期までの日本のように各行政地区を“国”と表現したのならば、巡検師の活動範囲はルシタニアと隣接するバルバストロ・セトゥバル・カルタヘナ、そして直轄領タルテトスのタルテトス王国内に限られるだろう。むしろそのほうが自然だ。
一方で文字どおりの意味で“国内外”なのであれば、北のノルトハウゼン大公国や西のオスタン公国までもが活動範囲ということになってしまう。だが国際協力隊よろしく国境を超えて活動することなど、先方が承知するのだろうか。
「そう言われてもなあ。カミラ先生、前任者の活動記録とかないんですか?」
こういう事は現役の教官に聞いてみるのが1番だ。
栗毛のノエさんの愛馬は何故かアリシアに懐いていて、今朝もアリシアの顔を見るなり鼻を擦り付けて嬉しそうにしていた。それでノエさんが自分の愛馬の手綱をアリシアに譲り、ノエさん自身はカミラ先生が乗ってきた馬へと乗り換えたのだ。その結果カミラ先生は馬車の荷台にいる。もっと言えば俺の目の前に座っているから、時折来る大きな振動のたびに目のやり場に困る。
「そうですね。文献は調べたのです。ただ自伝のようなものを残した方はいないようで、記録がばらばらなんですよね」
カミラ先生は顎に軽く指を当てて少しずつ纏めるように話し始めた。
「先代の巡検師は首都タルテトスで任命されています。マリア ピメンテルという女性の方です」
「女でも巡検師になれるの!?」
「ええイザベルさん。もちろんです。この方は治癒魔法に優れた方で、疫病の治療に当たられました。このお方の凄いところは、治癒魔法のみならず、この国に衛生という概念を広められたことです。その結果、疫病は収束し、お救いになった命は数万人とも言われています。活動された期間は50年ほど前から30年前までです」
「ピメンテル……今でもタルテトスで治癒に特化した魔法師を生み出してる一族ですね」
「そうです。アリシアさんはよく学んでいますね。何でもマリア様は手足を繋いだとか腰で両断された身体を元通り治癒したとか、数々の逸話が残っています。ただ誰でも真似できるものではないので、あまり養成所でその功績に触れることはしていません」
腰で両断されればほぼ即死だと思うが、傷を塞ぎ蘇生することができたのだろうか。俺なら間違いなく諦めてしまうだろう。
しかしそうか。この世界のどの街や村も衛生状態は悪くないのだ。中世ヨーロッパの都市部のように、汚物を道路にぶち撒けて豚に喰わせるなんて事はしていない。
この衛生管理が自然に編み出されたと考えるのは不自然だ。
マリアと言ったか。その巡検師もまさか転移者だったのだろうか。
「その前の代の巡検師はアウグスト デ グスマン子爵です。活動時期は前回の大襲撃の直前から70年前まで。この方は大襲撃に際して任命されたカサドールです。その功績で爵位を与えられています」
「カサドールが子爵になったってこと?巡検師をやると貴族になれるの?」
「別に巡検師でなくともカサドールが貴族に取り立てられる事はありますよ。逆に貴族の子弟達がカサドールになる事も多いです。そうですよねアイダさん」
「はい。父は軍人ではありますが当家は騎士爵位を頂いております。ですが私が家に残っても両親が決めた結婚相手の下へと嫁ぐだけですし、家を継ぐ事もありえませんから」
アイダが貴族の御令嬢だったとは初耳だ。軍人の娘とは聞いていたが。
それにしても、アイダが今言ったのはよく聞く政略結婚というやつか。しかしアイダなら良いパートナーになってくれるだろう。何せそこいらの男よりも剣の腕は確かだし、イザベルやアリシアへの気遣いも忘れない。本当に良く出来た娘だ。
「ふ~ん。でもまあ、貴族になんてなるもんじゃないよね。息苦しそうだもん」
「産まれる家を子供が選ぶことはできないだろ。それに貴族といっても特権があるのはほんの一握りだからな。額に汗をかいて働いて、そのくせ責任だけは果たさなければならない。先生。そのグスマン子爵はその後どうされたのですか?」
「グスマン子爵についての記録は、そこで途絶えています。子爵というからには、どこかに領地を得たのだとは思います。しかしどこに領地を得たのか具体的に記した文献も、その後のグスマン家についての記述もありませんでした。もしかしたら一代貴族として叙勲されたのかもしれませんが……」
「それにしては男爵ではなく子爵というのが妙ですね。王国法では一代貴族は騎士爵か男爵に限るとあったはずです。現に私の兄達も爵位を得るためには功績を上げねばと、がむしゃらに修練を行っていました」
「そうなのです。ただ100年近く前の事です。王国法も今とは違っていたのかもしれませんし、何かの特例だったのかもしれません」
「先生!巡検師ってのは1代に1人って決まってるんですか?カズヤさんがアルカンダラで巡検師に任命されたのと同じように、他の街で巡検師に任命される人はいないのでしょうか?」
「もちろん可能性はあります。任命権者が“この人なら”と認める人物が現れればですが。それに巡検師の制度はタルテトス王国独自のものではありません。ノルトハウゼンやオスタンにも似たような制度があるようです」
「じゃあ私達の活動範囲はタルテトス王国だけってこと?」
「いいえ。カサドールとして国境を越えること自体は難しくはないですし、魔物は国境など気にしませんから。現に先代のマリア様の活動範囲は北はノルトハウゼンから西はオスタンまで広がっていたようです」
それはそれは……3か国を股にかけて衛生観念を広めていったという事か。魔物を狩って人々の暮らしを守るよりもよっぽど大きな功績だ。
俺にそのような功績を残せるだろうか。いや、そもそも俺に何が出来るのだろう。
「じゃあさ、西に行ってみようよ。オスタンって食べ物が美味しいって聞いたよ!」
「いや、大襲撃に備えるならば東だろう。東のニーム山脈沿いに探索すべきだと思う」
「え~。どうせ大襲撃が始まれば狩場は山の中になるんだからさあ。今のうちに遊んどこうよう」
やっぱりイザベルの狙いはそっちか。
「アリシアちゃんはどう思う?」
イザベルに突然話を振られたアリシアが御者台から振り返る。
「私はカズヤさんの行かれる所について行きます。でもイビッサ島の調査が片付いたら、まずはアイダちゃんのお母さんの生まれ故郷の街を訪ねるのがいいと思います」
「アリシアちゃんズルい!私だけ不真面目みたいじゃん!」
「現に不真面目だろう!カズヤ殿に迷惑掛けるような事が無いようにな!」
まあこんな感じで話をしながら俺達は森を進んでいった。
ちなみにイザベルはしばらく不貞腐れていたが、木の上に果物を見つけるとアイダを誘って車列を離れて行った。何だかんだでも仲は良いのである。
35
お気に入りに追加
1,731
あなたにおすすめの小説

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる