94 / 238
93.キャットファイト!?(5月26日)
しおりを挟む
ビビアナが案内してくれた宿は、石造りの3階建てだった。内装は板張りで暖かみのある造りになっている。
「続きの3部屋で1週間、お願いします。食事は別で」
「はいよ。ビビアナちゃんはお得意様だから、特別に安くしとくよ」
「お姉さんありがとう!」
「よしとくれよ。私はもうおばさんだよ」
受付のカウンターを挟んで、ビビアナと宿の女将さんが話している。
ノエさんが馬と馬車を馬小屋に回している間、俺達は受付の横にある食堂の丸テーブルに着いて、壁に掛けられた地図やらレリーフやらを眺めている。
「イトー君達お待たせ!馬丁さんに預けてきたよ!」
ノエさんが戻ってきた。
「あら。あっちの大きなお兄さんもいいけど、今来たのもいい男じゃないか。どっちがビビアナちゃんのいい人なんだい?」
「ちょっとお姉さんやめてください!私は殿方には興味ありませんわ」
「そうだったねえ。じゃあ、あっちの女の子達かい?」
「え…えっと…それは……」
おいおい。別に個人の趣味嗜好に文句は無いが、ビビアナはノエさんに惚れているのかと思ってたぞ。
まあトシゴロの女の子の照れ隠しなんのかもしれないが。
「ふ~ん。面白そうな話してるじゃない」
イザベルの呟きが不穏な雰囲気を纏っている。
「ん?イザベルちゃんどうしたの?」
「いいのいいの。気にしないで」
アイダが怪訝そうな顔をしたところを見るに、さっきのやり取りは俺とイザベルにしか聞こえなかったようだ。
「お待たせしました。3部屋確保しましたわ。では参りましょう」
3部屋か。ノエさんとビビアナが1部屋づつ。残りの1部屋に俺達4人か。
まあいつもの事だ。ベッドが狭いならシュラフを出すなり家に戻るなりすればいい。
勝手知ったる様子のビビアナが案内してくれたのは、3階の端の一角だった。
「私はいつも角部屋ですの」
「じゃあボクは3つ目の部屋で」
「私達は真ん中ですね」
ビビアナからアリシアとノエさんが鍵を受け取り、部屋に入ろうとしたところで“待った”が掛かった。
「お待ちになって。私達は6人。部屋は3つ。ここは2人づつに別れるべきですわ。ノエさんとイトー殿が1部屋。アリシアさんとイザベルさんが1部屋。アイダ様と私が1部屋。よろしいですね」
ビビアナの発言に虚を突かれたかのように、しばらく静寂が流れる。
「えっと……ビビアナさん?私達はいつも4人同じ部屋なので、別に気を遣っていただかなくても結構ですよ?」
「そうだな。私達はカズヤ殿に命を救っていただいた恩があるし、ずっと一緒にいると誓ったからな。多少部屋が狭かろうが問題無い」
ようやく絞り出すかのように反論したアリシアの言葉にアイダが被せるが、言われた方のビビアナは豪奢な金髪を軽く振ってから腰に手を当てて続けた。
「はあ……気を遣うとか命を助けてもらった恩があるとか部屋が狭いとか、そんな問題じゃありませんわ。いいですか皆さん。私達は女です。それが結婚しているでもない男性と同じ部屋で寝泊まりするなど、遠征の最中ならいざ知らず、そんな破廉恥な行いは監察生として看過できませんわ!」
破廉恥ときたか……七年男女不同席と記したのは孔子だったか。
確かに同じ部屋で寝泊まりするなど不適切だったかもしれない。結婚を誓い合った仲でも、ましてや結婚しているわけでもないのは事実だ。
いかに3人娘を娘のように思っていると言ったところで、世間の目はそのようには見ないだろう。
年の近い兄と妹だと説明するか?残念ながら3人の誰とも俺の見た目は似ても似つかない。
腹違いで種違いの兄妹など、血縁上はただの他人だ。
「破廉恥ってどういう意味ですか!私達はやましいことなど何も無いです!」
「アイダちゃんのいうとおりです!私達はあの洞窟でカズヤさんに命を救われてから、ずっと一緒なんですから!数日前に会ったばかりのビビアナさんに、何がわかるって言うんですか!」
「あなた達が同室で何をしているか、どんな関係かなどはどうでもいいのです。ただ誇りある王立アルカンダラ狩人養成所に身を置く者として、品行方正でなければならないと言っているんです!」
アイダとアリシアの反論にもビビアナが耳を貸す素振りはない。
「あのさあ。さっきからあんたが言ってるのは、監察生としての言い分よね」
ここまで沈黙を保っていたイザベルが口を開いた。
「あんたも知っていると思うけどさあ。私達はもう学生じゃないのよね。“お前達に教えることは何もない”って一足飛びに卒業したの。だから、学生のあんたにどうこう言われる筋合いはないのよ」
真っ白な髪を搔き上げながら、イザベルが静かに言い放つ。それを聞いたビビアナの顔色が真っ赤になる。
「だから学生さんは大人しく自分の部屋に入ってなさい。明日も面倒は見てあげるわ。それとも何?別行動してもいいけど。あなただけでトローの巣窟とやらに突撃する勇気があるのなら、勝手にすればいいわ。アルカンダラの家にわざわざやってきて半泣きで同行を頼んだのはどこの誰だったか、もう忘れたのかしら。大した監察生様だこと」
「な……なんですって……」
ビビアナの顔が真っ赤を通り越して、金色の髪の毛一本一本まで怒りが満ちて、天を突きそうになっている。
「イザベル。言い過ぎだ。もう部屋に入れ。アリシアとアイダもだ。イザベルを頼む」
「ふぁ~い。お兄ちゃんがそう言うなら、もういいや」
「わかりました。行こうアイダちゃん」
「ああ。ノエさん。今日はお疲れさまでした」
アリシアが部屋の鍵を開けるのを見て、俺はビビアナに向き直る。
「ビビアナ。うちのイザベルが言い過ぎた。明日にはきちんと謝罪を……」
「うるさい!あなたが悪いんでしょ!あなたがあの3人を誑かしてるんだわ!」
おっと……今度は攻撃の矛先がこっちに向いたか。
しかし何故だ。さっきまで乗っていた荷馬車では、ぎこちないながらもフレンドリーに会話していたはずだ。
「だいたい何!あの得体のしれない魔道具に探知魔法!あんな魔道具が作れるなんて、さては魔物ね!きっとそうだわ。大襲撃の先触れとしてやってきて、それであの3人を誑かしたのよ!私が狩ってあげるから覚悟しなさい!」
ビビアナが腰に下げた小さな杖を抜き俺に向かって突き出す。
魔法攻撃か。打たれる前に撃つしかないか。
ごく自然に腰のUSPハンドガンのグリップに手が伸びる。
パンッ!!
乾いた音が廊下に響いた。
◇◇◇
廊下に静寂が戻る。
ビビアナが真っ青な顔のまま、自分の左頬を押さえて立ちすくんでいる。
事の成り行きを見守るように黙っていたノエさんがスッと俺とビビアナの間に割って入り、ビビアナの頬を打ったのだ。
「女の子同士の他愛もない言い合いなら黙っているつもりだったけどね。イトー君を侮辱するなら話は違うよ。ビビアナ、君はアステドーラでの救出劇を知らない。君はナバテヘラでのハボーサ襲撃事件を知らない。イリョラ村での出来事ぐらいは聞いているか。ボクはアステドーラもナバテヘラも、この目で見た。イリョラ村に一緒に行かなかったのが残念でならない。いいかビビアナ。その全てが、イトー君とこの3人の功績なんだ。それだけの功績を上げたイトー君達を君は侮辱した。愛想を尽かされたとしても文句は言えないよ」
ノエさんがビビアナに諭すように言い聞かせる。
イザベルはあんな言い方をしたが、多分突き放す気はないだろう。
むしろ今までのことを話されると、何だかこっ恥ずかしい気持ちになる。
「ビビアナも自室に入りなさい。ゆっくり休んで冷静になるんだ。いいね」
「は……い……わかりました」
ビビアナはさっきまで真っ青だった顔を真っ赤にしてくるりと踵を返し、部屋へと駆け込んだ。
「さて、イトー君。それに皆も。すまなかったね。あの子にはボクからきちんと言い聞かせておくから、許してやってくれ」
こちらに向き直ったノエさんは、いつもの飄々とした雰囲気になっていた。
「続きの3部屋で1週間、お願いします。食事は別で」
「はいよ。ビビアナちゃんはお得意様だから、特別に安くしとくよ」
「お姉さんありがとう!」
「よしとくれよ。私はもうおばさんだよ」
受付のカウンターを挟んで、ビビアナと宿の女将さんが話している。
ノエさんが馬と馬車を馬小屋に回している間、俺達は受付の横にある食堂の丸テーブルに着いて、壁に掛けられた地図やらレリーフやらを眺めている。
「イトー君達お待たせ!馬丁さんに預けてきたよ!」
ノエさんが戻ってきた。
「あら。あっちの大きなお兄さんもいいけど、今来たのもいい男じゃないか。どっちがビビアナちゃんのいい人なんだい?」
「ちょっとお姉さんやめてください!私は殿方には興味ありませんわ」
「そうだったねえ。じゃあ、あっちの女の子達かい?」
「え…えっと…それは……」
おいおい。別に個人の趣味嗜好に文句は無いが、ビビアナはノエさんに惚れているのかと思ってたぞ。
まあトシゴロの女の子の照れ隠しなんのかもしれないが。
「ふ~ん。面白そうな話してるじゃない」
イザベルの呟きが不穏な雰囲気を纏っている。
「ん?イザベルちゃんどうしたの?」
「いいのいいの。気にしないで」
アイダが怪訝そうな顔をしたところを見るに、さっきのやり取りは俺とイザベルにしか聞こえなかったようだ。
「お待たせしました。3部屋確保しましたわ。では参りましょう」
3部屋か。ノエさんとビビアナが1部屋づつ。残りの1部屋に俺達4人か。
まあいつもの事だ。ベッドが狭いならシュラフを出すなり家に戻るなりすればいい。
勝手知ったる様子のビビアナが案内してくれたのは、3階の端の一角だった。
「私はいつも角部屋ですの」
「じゃあボクは3つ目の部屋で」
「私達は真ん中ですね」
ビビアナからアリシアとノエさんが鍵を受け取り、部屋に入ろうとしたところで“待った”が掛かった。
「お待ちになって。私達は6人。部屋は3つ。ここは2人づつに別れるべきですわ。ノエさんとイトー殿が1部屋。アリシアさんとイザベルさんが1部屋。アイダ様と私が1部屋。よろしいですね」
ビビアナの発言に虚を突かれたかのように、しばらく静寂が流れる。
「えっと……ビビアナさん?私達はいつも4人同じ部屋なので、別に気を遣っていただかなくても結構ですよ?」
「そうだな。私達はカズヤ殿に命を救っていただいた恩があるし、ずっと一緒にいると誓ったからな。多少部屋が狭かろうが問題無い」
ようやく絞り出すかのように反論したアリシアの言葉にアイダが被せるが、言われた方のビビアナは豪奢な金髪を軽く振ってから腰に手を当てて続けた。
「はあ……気を遣うとか命を助けてもらった恩があるとか部屋が狭いとか、そんな問題じゃありませんわ。いいですか皆さん。私達は女です。それが結婚しているでもない男性と同じ部屋で寝泊まりするなど、遠征の最中ならいざ知らず、そんな破廉恥な行いは監察生として看過できませんわ!」
破廉恥ときたか……七年男女不同席と記したのは孔子だったか。
確かに同じ部屋で寝泊まりするなど不適切だったかもしれない。結婚を誓い合った仲でも、ましてや結婚しているわけでもないのは事実だ。
いかに3人娘を娘のように思っていると言ったところで、世間の目はそのようには見ないだろう。
年の近い兄と妹だと説明するか?残念ながら3人の誰とも俺の見た目は似ても似つかない。
腹違いで種違いの兄妹など、血縁上はただの他人だ。
「破廉恥ってどういう意味ですか!私達はやましいことなど何も無いです!」
「アイダちゃんのいうとおりです!私達はあの洞窟でカズヤさんに命を救われてから、ずっと一緒なんですから!数日前に会ったばかりのビビアナさんに、何がわかるって言うんですか!」
「あなた達が同室で何をしているか、どんな関係かなどはどうでもいいのです。ただ誇りある王立アルカンダラ狩人養成所に身を置く者として、品行方正でなければならないと言っているんです!」
アイダとアリシアの反論にもビビアナが耳を貸す素振りはない。
「あのさあ。さっきからあんたが言ってるのは、監察生としての言い分よね」
ここまで沈黙を保っていたイザベルが口を開いた。
「あんたも知っていると思うけどさあ。私達はもう学生じゃないのよね。“お前達に教えることは何もない”って一足飛びに卒業したの。だから、学生のあんたにどうこう言われる筋合いはないのよ」
真っ白な髪を搔き上げながら、イザベルが静かに言い放つ。それを聞いたビビアナの顔色が真っ赤になる。
「だから学生さんは大人しく自分の部屋に入ってなさい。明日も面倒は見てあげるわ。それとも何?別行動してもいいけど。あなただけでトローの巣窟とやらに突撃する勇気があるのなら、勝手にすればいいわ。アルカンダラの家にわざわざやってきて半泣きで同行を頼んだのはどこの誰だったか、もう忘れたのかしら。大した監察生様だこと」
「な……なんですって……」
ビビアナの顔が真っ赤を通り越して、金色の髪の毛一本一本まで怒りが満ちて、天を突きそうになっている。
「イザベル。言い過ぎだ。もう部屋に入れ。アリシアとアイダもだ。イザベルを頼む」
「ふぁ~い。お兄ちゃんがそう言うなら、もういいや」
「わかりました。行こうアイダちゃん」
「ああ。ノエさん。今日はお疲れさまでした」
アリシアが部屋の鍵を開けるのを見て、俺はビビアナに向き直る。
「ビビアナ。うちのイザベルが言い過ぎた。明日にはきちんと謝罪を……」
「うるさい!あなたが悪いんでしょ!あなたがあの3人を誑かしてるんだわ!」
おっと……今度は攻撃の矛先がこっちに向いたか。
しかし何故だ。さっきまで乗っていた荷馬車では、ぎこちないながらもフレンドリーに会話していたはずだ。
「だいたい何!あの得体のしれない魔道具に探知魔法!あんな魔道具が作れるなんて、さては魔物ね!きっとそうだわ。大襲撃の先触れとしてやってきて、それであの3人を誑かしたのよ!私が狩ってあげるから覚悟しなさい!」
ビビアナが腰に下げた小さな杖を抜き俺に向かって突き出す。
魔法攻撃か。打たれる前に撃つしかないか。
ごく自然に腰のUSPハンドガンのグリップに手が伸びる。
パンッ!!
乾いた音が廊下に響いた。
◇◇◇
廊下に静寂が戻る。
ビビアナが真っ青な顔のまま、自分の左頬を押さえて立ちすくんでいる。
事の成り行きを見守るように黙っていたノエさんがスッと俺とビビアナの間に割って入り、ビビアナの頬を打ったのだ。
「女の子同士の他愛もない言い合いなら黙っているつもりだったけどね。イトー君を侮辱するなら話は違うよ。ビビアナ、君はアステドーラでの救出劇を知らない。君はナバテヘラでのハボーサ襲撃事件を知らない。イリョラ村での出来事ぐらいは聞いているか。ボクはアステドーラもナバテヘラも、この目で見た。イリョラ村に一緒に行かなかったのが残念でならない。いいかビビアナ。その全てが、イトー君とこの3人の功績なんだ。それだけの功績を上げたイトー君達を君は侮辱した。愛想を尽かされたとしても文句は言えないよ」
ノエさんがビビアナに諭すように言い聞かせる。
イザベルはあんな言い方をしたが、多分突き放す気はないだろう。
むしろ今までのことを話されると、何だかこっ恥ずかしい気持ちになる。
「ビビアナも自室に入りなさい。ゆっくり休んで冷静になるんだ。いいね」
「は……い……わかりました」
ビビアナはさっきまで真っ青だった顔を真っ赤にしてくるりと踵を返し、部屋へと駆け込んだ。
「さて、イトー君。それに皆も。すまなかったね。あの子にはボクからきちんと言い聞かせておくから、許してやってくれ」
こちらに向き直ったノエさんは、いつもの飄々とした雰囲気になっていた。
33
お気に入りに追加
1,710
あなたにおすすめの小説
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる