90 / 242
89.カディスに向かう②(5月24日)
しおりを挟む
アルカンダラとカディスまでは直線距離で約100キロメートルほど離れている。
道程でいえば山地や河を迂回するなどするから150キロメートル相当はあるらしい。
だから途中に宿場町のような街があるらしいのだが……
「だからといって歩くのはちょっと無謀だね。ビビアナはアルカンダラまでの戻りは全部馬だったんでしょ?」
「もちろんです。気候も良かったので、飼い葉を持つ必要がなかったのが助かりました」
なるほど。
車移動では途中で燃料補給が必要だが、馬ならば草や水を現地調達できれば何とかなるのか。
「あ!でもイザベルちゃんとかノエさんなら、森や山地を突っ切って一直線に走破できるんじゃない?そういうの得意でしょ?」
「目の前に獲物がいればね。でも、その後めっちゃ疲れるからやらないなあ」
ノエさんの言葉にイザベルも頷く。
確かにマンティコレを追った時の娘達の足の速さは尋常ではなかった。オリンピックは無理だろうが、同世代を対象とした競技会やインターハイなら優勝できそうな速さだ。
だが数キロメートル走るのと、道もないような山林を駆け抜けるのとは訳が違う。俺も森林フィールドは好きな方だが、いくらサバイバルゲームでもフル装備で走り回るのなんて1ゲームがやっとだろう。
こんな話を荷台と御者台、並走するビビアナの間で交わしながら、午前中は順調に進んでいた。
異変が起きたのは午後になってからだ。
◇◇◇
「ねえお兄ちゃん。気づいている?」
腰回りの装備まで外してエアマットの上でごろごろしていたイザベルがむくりと起き上がり、荷台後方の後ろあおりにもたれかかっていた俺に身を寄せてきた。
「ああ。進行方向に向かって右の森の中。だいたい14時の方向。大きさからいって小鬼だな。4匹だ」
「距離は?」
「50メートルってところだな」
俺とイザベルの様子から何かを察したのだろう。
ビビアナが馬を寄せ、アイダとアリシアも俺達を見る。
「イトー殿。敵襲ですか?」
「いや。襲ってくる気配はない」
「少数の小鬼が近寄ったり離れたりしてる」
「斥候ですね」
「恐らくは。イザベル。行くか?」
このまま放置してもすぐには支障はない。厄介なことになるのは小休止や今夜の野営地を定めたあとだ。
恐らく仲間を大勢引き連れて襲ってくるだろう。そのための偵察部隊だ。
だが、荷台の上から狙おうにも奴等の姿は藪や木の奥で目視確認ができない。
だからゴブリンを攻撃するには藪の中に当たりをつけて撃ち込むか、藪を迂回して斬り込むしかないのだが……
「ん……ねえお兄ちゃん。ちょっと試したいことがあるんだけど。アイダちゃんとアリシアちゃんも手伝って」
「あいよ。昨日の夜話してたやつか?」
アイダの口ぶりからすると、イザベルは事前にアイダに相談していたことがあるようだ。
「そうそう。お兄ちゃんちょっと耳貸して。アイダちゃんとアリシアちゃんも」
外していた装備を装着しながら荷台の隅で4人で頭を突き合わせているのを、ビビアナが怪訝そうに見ているのを感じる。
馬車を走らせ続けてはいるが、ノエさんも興味津々だろう。
「わかった。俺はとりあえずスキャンの結果を思い浮かべてればいいな?」
「はい。あとは私が上手くやってみます」
アイダが俺の頭に右手を乗せ、左手をイザベルの頭に乗せる。
「いきます!」
一瞬頭がクラッとなるが、座った状態から立ちくらみということもあるまい。上手くいったのか?
「おほおおお!これがお兄ちゃんが見ていた視界なの!?……ズルい!」
別に狡くはないと思うが。
「次行きます」
アイダが今度はイザベルの頭に右手を、アリシアの頭に左手を乗せる。
数秒後にアリシアが突然荷台の上に立ち上がった。
「イザベルちゃん弓!あと矢もちょうだい!!」
「ちょっと折らないでよ!」
イザベルが矢筒から2本矢を抜き取り、弓と一緒にアリシアに渡す。
アリシアが矢を放つイメージは全くなかったが、さほど手間取りもせずにキリリと矢を番えて空中に2斉射した。
「次は私!」
もう一度アイダに頭を触れてもらってから、今度はイザベルが矢を2本放つ。
ヒュッと空を切り裂いて上空に昇った矢は、頂点で向きを変えて一直線に森に吸い込まれていった。
一瞬の後に、スキャン上のゴブリンの反応が次々と消えていく。
「お兄ちゃん、どう?」
「小鬼の反応は消えたな」
「よし!全部命中!」
「やった!弓矢で初めて狩ったかも!」
イザベルとアリシアがハイタッチして喜んでいる。
「じゃ、ちょっと回収してくる!馬車止めて待ってて!」
イザベルが荷台から飛び降りると、慌ててアリシアも後を追う。
まあ周囲に魔物の気配はないし、アリシアはMP5Kを背負っていった。二人でも大丈夫だろう。
「アイダ。ご苦労だったな。よくやってくれた」
二人が森へと消えたあとで、残ったアイダの労をねぎらう。
「いえ。それよりも……後ろ……」
アイダの視線の先には、すごい形相で迫ってくるビビアナの姿があった。
◇◇◇
「イトー殿!今のは何ですか!?」
何と言われてもなあ。イザベルとアリシアがゴブリンを弓矢で狩った。
経緯は別として結果はそれだけだ。
「いやあ、ボクも弓矢の扱いには自信があるけど、流石に見えない敵を射抜くのは無理だね。探知魔法を使ったのだろうけど……」
探知魔法とイザベルの固有魔法“必中”を組み合わせ、更にその効果をアイダの固有魔法“譲渡”を使ってアリシアに発現させた。
言葉にすればそれだけだが、説明するにはイザベルとアイダの固有魔法の詳細に触れなければいけない。
この世界では手の内を晒す行為に該当するようだし、俺の口から説明するわけにはいかない。
「あ、私から説明させていただきます」
俺が口ごもっていると、アイダが助け船を出してくれた。
「イザベルの固有魔法は皆さんご存じですね?」
「ああ。“必中”だろう?カサドールとして、あんなに羨ましい固有魔法はないよ。そもそも固有魔法などなくても、あの子の弓の腕は群を抜いている」
「はい。ただ一日にそう何度も使える魔法ではないようですが。それとカズヤ殿。カズヤ殿の探知魔法は、私達が使う探知魔法とは少々異なる。そうですよね?」
「そうなのかい?」
「そうなのか?」
いささか間の抜けたやり取りになっていまったが、俺の3Dスキャンは、周囲300メートル内のあらゆる構造物を立体的に把握し、その中で探知した魔力は3D映像のように頭の中に投影される。初めて探知魔法を使った時からそうだったから、皆そうなのだと思っていたが……
「アリシアとイザベル、私も探知魔法は使えます。もちろんお二人も使えると思いますが、それは目に見える範囲で、“あの辺りに魔物がいるな。たぶんこの魔力の大きさは小鬼だな”と感じる程度ではないでしょうか」
「そうだね。その通りだ。だからこそ養成所でも様々な種類の魔物と遭遇して、魔力の大きさや雰囲気を感じ取っておく必要がある」
「はい。実はカズヤ殿の探知魔法の見え方が私達とは違うのではないかと思いついたのは、イリョラ村で地下から忍び寄るグサーノを発見する魔道具を見た時です。あの魔道具の表示板には、接近してくるグサーノの位置が正確に、かつその深さまで表されていました」
「そんな魔道具があんな小さな村に……まさかイトー殿が作ったのですか?」
あ、はい。作りました。
きっと今でも地下の監視に役立ててくれているだろう。
「それはさておき、話を戻しますね。そのカズヤ殿の探知魔法の見え方で位置を特定した魔物にイザベルの“必中”を発動させて矢を放つとどうなるか……その効果がアレです」
「ちょっと待ってください。イトー殿が“必中”の固有魔法を持っていて、イトー殿が放った矢で倒したか、“必中”が放たれた矢に対して発現する魔法というなら話は分かります。あるいはイザベルさんが魔物の位置を特定する魔法を行使して、更に“必中”を発現させたというのでも辻褄は合います。ですが今の事象はそのどちらでもありません。ましてや先に矢を放ったのはアリシアさんです」
ビビアナの問い掛けに答える言葉を探すように、アイダが目を閉じた。
道程でいえば山地や河を迂回するなどするから150キロメートル相当はあるらしい。
だから途中に宿場町のような街があるらしいのだが……
「だからといって歩くのはちょっと無謀だね。ビビアナはアルカンダラまでの戻りは全部馬だったんでしょ?」
「もちろんです。気候も良かったので、飼い葉を持つ必要がなかったのが助かりました」
なるほど。
車移動では途中で燃料補給が必要だが、馬ならば草や水を現地調達できれば何とかなるのか。
「あ!でもイザベルちゃんとかノエさんなら、森や山地を突っ切って一直線に走破できるんじゃない?そういうの得意でしょ?」
「目の前に獲物がいればね。でも、その後めっちゃ疲れるからやらないなあ」
ノエさんの言葉にイザベルも頷く。
確かにマンティコレを追った時の娘達の足の速さは尋常ではなかった。オリンピックは無理だろうが、同世代を対象とした競技会やインターハイなら優勝できそうな速さだ。
だが数キロメートル走るのと、道もないような山林を駆け抜けるのとは訳が違う。俺も森林フィールドは好きな方だが、いくらサバイバルゲームでもフル装備で走り回るのなんて1ゲームがやっとだろう。
こんな話を荷台と御者台、並走するビビアナの間で交わしながら、午前中は順調に進んでいた。
異変が起きたのは午後になってからだ。
◇◇◇
「ねえお兄ちゃん。気づいている?」
腰回りの装備まで外してエアマットの上でごろごろしていたイザベルがむくりと起き上がり、荷台後方の後ろあおりにもたれかかっていた俺に身を寄せてきた。
「ああ。進行方向に向かって右の森の中。だいたい14時の方向。大きさからいって小鬼だな。4匹だ」
「距離は?」
「50メートルってところだな」
俺とイザベルの様子から何かを察したのだろう。
ビビアナが馬を寄せ、アイダとアリシアも俺達を見る。
「イトー殿。敵襲ですか?」
「いや。襲ってくる気配はない」
「少数の小鬼が近寄ったり離れたりしてる」
「斥候ですね」
「恐らくは。イザベル。行くか?」
このまま放置してもすぐには支障はない。厄介なことになるのは小休止や今夜の野営地を定めたあとだ。
恐らく仲間を大勢引き連れて襲ってくるだろう。そのための偵察部隊だ。
だが、荷台の上から狙おうにも奴等の姿は藪や木の奥で目視確認ができない。
だからゴブリンを攻撃するには藪の中に当たりをつけて撃ち込むか、藪を迂回して斬り込むしかないのだが……
「ん……ねえお兄ちゃん。ちょっと試したいことがあるんだけど。アイダちゃんとアリシアちゃんも手伝って」
「あいよ。昨日の夜話してたやつか?」
アイダの口ぶりからすると、イザベルは事前にアイダに相談していたことがあるようだ。
「そうそう。お兄ちゃんちょっと耳貸して。アイダちゃんとアリシアちゃんも」
外していた装備を装着しながら荷台の隅で4人で頭を突き合わせているのを、ビビアナが怪訝そうに見ているのを感じる。
馬車を走らせ続けてはいるが、ノエさんも興味津々だろう。
「わかった。俺はとりあえずスキャンの結果を思い浮かべてればいいな?」
「はい。あとは私が上手くやってみます」
アイダが俺の頭に右手を乗せ、左手をイザベルの頭に乗せる。
「いきます!」
一瞬頭がクラッとなるが、座った状態から立ちくらみということもあるまい。上手くいったのか?
「おほおおお!これがお兄ちゃんが見ていた視界なの!?……ズルい!」
別に狡くはないと思うが。
「次行きます」
アイダが今度はイザベルの頭に右手を、アリシアの頭に左手を乗せる。
数秒後にアリシアが突然荷台の上に立ち上がった。
「イザベルちゃん弓!あと矢もちょうだい!!」
「ちょっと折らないでよ!」
イザベルが矢筒から2本矢を抜き取り、弓と一緒にアリシアに渡す。
アリシアが矢を放つイメージは全くなかったが、さほど手間取りもせずにキリリと矢を番えて空中に2斉射した。
「次は私!」
もう一度アイダに頭を触れてもらってから、今度はイザベルが矢を2本放つ。
ヒュッと空を切り裂いて上空に昇った矢は、頂点で向きを変えて一直線に森に吸い込まれていった。
一瞬の後に、スキャン上のゴブリンの反応が次々と消えていく。
「お兄ちゃん、どう?」
「小鬼の反応は消えたな」
「よし!全部命中!」
「やった!弓矢で初めて狩ったかも!」
イザベルとアリシアがハイタッチして喜んでいる。
「じゃ、ちょっと回収してくる!馬車止めて待ってて!」
イザベルが荷台から飛び降りると、慌ててアリシアも後を追う。
まあ周囲に魔物の気配はないし、アリシアはMP5Kを背負っていった。二人でも大丈夫だろう。
「アイダ。ご苦労だったな。よくやってくれた」
二人が森へと消えたあとで、残ったアイダの労をねぎらう。
「いえ。それよりも……後ろ……」
アイダの視線の先には、すごい形相で迫ってくるビビアナの姿があった。
◇◇◇
「イトー殿!今のは何ですか!?」
何と言われてもなあ。イザベルとアリシアがゴブリンを弓矢で狩った。
経緯は別として結果はそれだけだ。
「いやあ、ボクも弓矢の扱いには自信があるけど、流石に見えない敵を射抜くのは無理だね。探知魔法を使ったのだろうけど……」
探知魔法とイザベルの固有魔法“必中”を組み合わせ、更にその効果をアイダの固有魔法“譲渡”を使ってアリシアに発現させた。
言葉にすればそれだけだが、説明するにはイザベルとアイダの固有魔法の詳細に触れなければいけない。
この世界では手の内を晒す行為に該当するようだし、俺の口から説明するわけにはいかない。
「あ、私から説明させていただきます」
俺が口ごもっていると、アイダが助け船を出してくれた。
「イザベルの固有魔法は皆さんご存じですね?」
「ああ。“必中”だろう?カサドールとして、あんなに羨ましい固有魔法はないよ。そもそも固有魔法などなくても、あの子の弓の腕は群を抜いている」
「はい。ただ一日にそう何度も使える魔法ではないようですが。それとカズヤ殿。カズヤ殿の探知魔法は、私達が使う探知魔法とは少々異なる。そうですよね?」
「そうなのかい?」
「そうなのか?」
いささか間の抜けたやり取りになっていまったが、俺の3Dスキャンは、周囲300メートル内のあらゆる構造物を立体的に把握し、その中で探知した魔力は3D映像のように頭の中に投影される。初めて探知魔法を使った時からそうだったから、皆そうなのだと思っていたが……
「アリシアとイザベル、私も探知魔法は使えます。もちろんお二人も使えると思いますが、それは目に見える範囲で、“あの辺りに魔物がいるな。たぶんこの魔力の大きさは小鬼だな”と感じる程度ではないでしょうか」
「そうだね。その通りだ。だからこそ養成所でも様々な種類の魔物と遭遇して、魔力の大きさや雰囲気を感じ取っておく必要がある」
「はい。実はカズヤ殿の探知魔法の見え方が私達とは違うのではないかと思いついたのは、イリョラ村で地下から忍び寄るグサーノを発見する魔道具を見た時です。あの魔道具の表示板には、接近してくるグサーノの位置が正確に、かつその深さまで表されていました」
「そんな魔道具があんな小さな村に……まさかイトー殿が作ったのですか?」
あ、はい。作りました。
きっと今でも地下の監視に役立ててくれているだろう。
「それはさておき、話を戻しますね。そのカズヤ殿の探知魔法の見え方で位置を特定した魔物にイザベルの“必中”を発動させて矢を放つとどうなるか……その効果がアレです」
「ちょっと待ってください。イトー殿が“必中”の固有魔法を持っていて、イトー殿が放った矢で倒したか、“必中”が放たれた矢に対して発現する魔法というなら話は分かります。あるいはイザベルさんが魔物の位置を特定する魔法を行使して、更に“必中”を発現させたというのでも辻褄は合います。ですが今の事象はそのどちらでもありません。ましてや先に矢を放ったのはアリシアさんです」
ビビアナの問い掛けに答える言葉を探すように、アイダが目を閉じた。
44
お気に入りに追加
1,727
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
神様との賭けに勝ったので異世界で無双したいと思います。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。
突然足元に魔法陣が現れる。
そして、気付けば神様が異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
もっとスキルが欲しいと欲をかいた悠斗は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―――
※チートな主人公が異世界無双する話です。小説家になろう、ノベルバの方にも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる