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86.ショットガンを錬成する(5月23日)
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イリョラ村を後にした俺達は、真っすぐにアルカンダラ郊外の家へと戻った。
さすがに「援軍が来たからじゃあこれで!」という訳にもいかず、夕方まではグサーノの残骸処理と魔石の回収を手伝い、そのまま1泊して帰ってきたから、日時は5月23日の朝だ。
家に着いた直後のイザベルの第一声は、とても日本人的な言葉だった。
「やっと帰ってきたよう!やっぱりお家が1番だね!」
口に出したのはイザベルだけだったが、俺も含めた全員が同じ事を考えたに違いない。
3人娘はとりあえず風呂に入ってベッドで寝るようだ。
俺は作っておきたい装備があるし、養成所にも報告が必要だ。夜には宿屋で待っているだろうノエさんに帰宅を知らせねばならない。残念ながら寝ている暇はないのだ。
◇◇◇
とりあえず家の前の敷地(庭と言っていいのか)でへカートの弾丸を量産する。
実際にヘカートを運用するのは固有魔法からいってもイザベルだろう。俺やアイダ、アリシアではさすがに500メートル先の標的を撃ち抜くまで誘導する自信はない。
それに俺達と違ってイザベルの固有魔法“必中”は命中まで誘導を続ける必要がないらしいのだ。
ファイヤ&フォーゲット能力。対物ライフルにはお誂え向きの固有魔法だ。
イザベルの性格からして弾丸をきちんとマガジンに装填するなど面倒くさがるに決まっている。BB弾やAT弾は、マガジンにジャラジャラと投入できるからいいのだ。ヘカートには装填済みの予備マグが必要だろう。
今回のグサーノ戦、特に最後の巨大ミルワームとの戦いで必要に迫られた結果、強固な外骨格や装甲板を備えた魔物にもダメージを与えられる対物ライフルを手に入れた。
次にビビアナ嬢・ノエさんと一緒に向かうカディス北東の山地では、トローなる魔物が出るらしい。
人間の数倍の大きさの矢が通らない身体を持ち、集団で行動する魔物。
矢が通らないとはどういう意味だろう。皮が厚く矢を跳ね返すのか、あるいはゴムのように衝撃を吸収してしまうのだろうか。
例えば第二次世界大戦時の戦闘機の防弾板には硬質ゴムが貼られていたらしい。トローがもしゴムのような皮膚を持っているとすれば、矢が通らないのも道理だ。
ではどうする。何を備えておけばいい。
既存のエアガンの利点は速射性だ。欠点は一発が軽く威力が弱いこと。
ヘカートの利点は飛距離と破壊力。欠点は取り回しの悪さだ。
ではこの中間のエアガンがあればいいのか。
飛距離は犠牲にしても構わない。アイダが最前線で取り廻せるぐらい全長が短く、破壊力のある弾丸が撃てる……ああ!あるじゃないか。
レミントンM870。狩猟用としてはもちろん、法執行機関や軍隊にも広く普及しているショットガンだ。
そのショットガンからスラッグ弾を撃てばいい。
確かお蔵入りしたソードオフのポンプアクションがあったはずだ……
自宅のクローゼットを漁って、奥に眠っていたエアコキのレミントンM870を持ち出す。
ついでにこれまたエアコキのG3A3やらMP5Kのメカボックスなども見つけて持ってくるが、今のところ役目はなさそうだ。
さて、レミントンM870とはいえエアガンである以上はBB弾しか撃てないから、実はその物に用はない。必要だったのはモックアップ、つまり見本だ。
全長559㎜。重量約2㎏。このサイズならアリシアやアイダでも抵抗なく扱えるだろう。
口径は12番ゲージ相当の約20㎜。使用するスラッグ弾は直径18.5mmのフォスター型とリーサル型の2種類に加え、直径3mmの散弾がケース内に大量に詰まった12番5号装弾も作る。
当然ながらスプリングとエアチャンバーを強化しなければ、装弾などまともに射出できない。飛距離を犠牲にするとはいっても、ポロリと落ちては意味がないのだ。
構想が固まればミナーヴァさんにお願いするだけ。
「適当な詠唱だけど、ミナーヴァさんよろしく!」
昨日と同じく足元の地面が光る。
◇◇◇
昨日より少し時間がかかった気はするが、地面にはレミントンM870と3種類の装弾が入ったマガジンが鎮座した。
木製のフォアエンドを引くと、適度な反発力でコッキングされる。空撃ちでは引き金も銀ダンほど軽くはない。
フォスター型のスラッグ弾が入ったマガジンをセットする。半球型の弾丸は目標に当たると潰れることでダメージを大きくする効果がある。
狙うのは……10メートルほど離れた場所に立っている木でいいか。
ハンティング用のショットガンと違い、取り回しの良さを追求したソードオフショットガンには照星や照門といった照準装置は無い。腰だめで角度と向きだけを合わせる。
特に加速や貫通といった魔法は意識せず、左手でフォアエンドを引き、引き金を引く。
ガツン!と左手に衝撃が来て、1円玉台のスラッグ弾が銃口から飛び出した。
そのままスルスルと滑るように銃弾が飛び、木の幹に着弾した。
バン!!っと派手に木の皮が弾け飛ぶが、弾丸は貫通することなく地面に転がったようだ。
ふむ……スリングショットで鉄球を撃ったような感じだな。
次はエアガンを撃つ時と同じように、弾丸に加速を発現させて発射する。
明らかに弾速が上がった銃弾は、今度は木全体を大きく揺らして幹にめり込んだ。
3発目には加速に加えて貫通も付与して発射する。
木全体が大きく揺れるのは同じだが、木の向こう側に破片が飛び散るのが見える。
近寄って確認すると、直径2センチ大の射入口に対して、直径10センチほどの射出口が開いている。
概ねイメージ通りだ。
同じ調子でリーサル型の装弾も試す。
リーサル型は平らな弾頭部に垂直に幾つも切れ込みが入っており、目標に当たると弾頭部がバラバラに砕けで周囲を引き裂いていく。
試射の結果、貫通魔法を付与しなくても加速魔法だけで直径30センチほどの木を倒すことができた。
近距離でのストッピングパワーだけなら、フォスター型スラッグ弾やヘカートから撃ち出す弾丸よりも上かもしれない。
5号装弾はというと、何の魔法も発現させなければ単に小さな粒をばら撒くに過ぎなかったが、加速と貫通を付与することでクレイモア対人地雷も真っ青な効果を生み出した。
距離10メートルで散布界が3メートルほど。しかも垂直方向には散布を抑えて、散弾の密度を上げることができる。
これはえぐい……ゴブリンの突撃など数発で破砕できるかもしれない。
ふと視線を感じて振り返る。
家の2階の窓から顔を出していたのは、イザベル・アイダ・アリシアの3人娘だった。
◇◇◇
「お兄ちゃんズルい……また何か作って遊んでる……」
「カズヤ殿!次は私!私に撃たせてください!」
「アイダちゃんずるい!次は私!!」
腕のミリタリーウォッチは14時を指している。午前中から寝ていたのだから、そりゃあ起きるか。
「3人とも着替えて出て来い。試し撃ちしたら街に行くぞ」
「はーい!!」
バタバタと服を着る音がしているうちに、おなじレミントンM870を2丁作る。
たぶんイザベルの特殊装備はヘカートで落ち着くだろう。M870を装備するとすれば、アイダとアリシア、それに俺の3人だ。
アイダにM79グレネードランチャーでも装備させれば、さぞかし似合うのだろうなあ……そんな事を考えていたら錬成できてしまいそうだ。
玄関から飛び出してきた3人にそれぞれ別の装弾を装填したマガジンをセットしたレミントンM870を1丁づつ手渡し、森で試し撃ちをさせる。イザベルとアイダがいれば、まあ危ないことはないだろう。
次は俺が慌ただしく準備する番だ。流石に学校へ行くのにBDUというわけにもいかない。一応教官待遇という事になっている以上は、身なりも整えなければならないだろう。
ドイツ連邦軍のなんちゃって制服を着て、赤いベレー帽を被る。黒のブーツに履き替えて外に出ると、試し撃ちを終えた娘達が走って戻ってきた。
「カズヤ殿!この小さな粒がドバッと出るやつ!私に装備させてください!!」
「私は狙いがちゃんとつけられるほうがいいなあ」
「そう?まあアリシアちゃんは前線には出ないからねえ。私はへカートでもこっちでも大丈夫だよ!」
アリシアにはお気に召さなかったか。これはちょっと意外だ。MP5Kなど腰ダメでAT弾をばら撒くような撃ち方を好むアリシアだから、きっと気に入ると思ったのだが。グサーノ戦を通して狙撃に目覚めたか。
アイダの反応は想定内だ。剣の間合いの外側の敵はショットガンで数を減らし、間合いに入れば剣で切り捨て、とどめを銀ダンで……など、戦闘のスタイルに変化が出てくるだろう。
先日のグサーノ戦ではイザベルとアリシアのおかげでアイダの間合いでの戦闘がほぼ無かったから、フラストレーションも溜まっている事だろう。
イザベルはまあ……エアガンというか飛び道具なら何でも使いこなすのだろうな。
「さてと。気が済んだらアルカンダラに行くぞ。まずは校長先生に報告。それから宿屋でノエさんに報告だ」
『は~い!!』
返事が元気なのは良い事だ。
さすがに「援軍が来たからじゃあこれで!」という訳にもいかず、夕方まではグサーノの残骸処理と魔石の回収を手伝い、そのまま1泊して帰ってきたから、日時は5月23日の朝だ。
家に着いた直後のイザベルの第一声は、とても日本人的な言葉だった。
「やっと帰ってきたよう!やっぱりお家が1番だね!」
口に出したのはイザベルだけだったが、俺も含めた全員が同じ事を考えたに違いない。
3人娘はとりあえず風呂に入ってベッドで寝るようだ。
俺は作っておきたい装備があるし、養成所にも報告が必要だ。夜には宿屋で待っているだろうノエさんに帰宅を知らせねばならない。残念ながら寝ている暇はないのだ。
◇◇◇
とりあえず家の前の敷地(庭と言っていいのか)でへカートの弾丸を量産する。
実際にヘカートを運用するのは固有魔法からいってもイザベルだろう。俺やアイダ、アリシアではさすがに500メートル先の標的を撃ち抜くまで誘導する自信はない。
それに俺達と違ってイザベルの固有魔法“必中”は命中まで誘導を続ける必要がないらしいのだ。
ファイヤ&フォーゲット能力。対物ライフルにはお誂え向きの固有魔法だ。
イザベルの性格からして弾丸をきちんとマガジンに装填するなど面倒くさがるに決まっている。BB弾やAT弾は、マガジンにジャラジャラと投入できるからいいのだ。ヘカートには装填済みの予備マグが必要だろう。
今回のグサーノ戦、特に最後の巨大ミルワームとの戦いで必要に迫られた結果、強固な外骨格や装甲板を備えた魔物にもダメージを与えられる対物ライフルを手に入れた。
次にビビアナ嬢・ノエさんと一緒に向かうカディス北東の山地では、トローなる魔物が出るらしい。
人間の数倍の大きさの矢が通らない身体を持ち、集団で行動する魔物。
矢が通らないとはどういう意味だろう。皮が厚く矢を跳ね返すのか、あるいはゴムのように衝撃を吸収してしまうのだろうか。
例えば第二次世界大戦時の戦闘機の防弾板には硬質ゴムが貼られていたらしい。トローがもしゴムのような皮膚を持っているとすれば、矢が通らないのも道理だ。
ではどうする。何を備えておけばいい。
既存のエアガンの利点は速射性だ。欠点は一発が軽く威力が弱いこと。
ヘカートの利点は飛距離と破壊力。欠点は取り回しの悪さだ。
ではこの中間のエアガンがあればいいのか。
飛距離は犠牲にしても構わない。アイダが最前線で取り廻せるぐらい全長が短く、破壊力のある弾丸が撃てる……ああ!あるじゃないか。
レミントンM870。狩猟用としてはもちろん、法執行機関や軍隊にも広く普及しているショットガンだ。
そのショットガンからスラッグ弾を撃てばいい。
確かお蔵入りしたソードオフのポンプアクションがあったはずだ……
自宅のクローゼットを漁って、奥に眠っていたエアコキのレミントンM870を持ち出す。
ついでにこれまたエアコキのG3A3やらMP5Kのメカボックスなども見つけて持ってくるが、今のところ役目はなさそうだ。
さて、レミントンM870とはいえエアガンである以上はBB弾しか撃てないから、実はその物に用はない。必要だったのはモックアップ、つまり見本だ。
全長559㎜。重量約2㎏。このサイズならアリシアやアイダでも抵抗なく扱えるだろう。
口径は12番ゲージ相当の約20㎜。使用するスラッグ弾は直径18.5mmのフォスター型とリーサル型の2種類に加え、直径3mmの散弾がケース内に大量に詰まった12番5号装弾も作る。
当然ながらスプリングとエアチャンバーを強化しなければ、装弾などまともに射出できない。飛距離を犠牲にするとはいっても、ポロリと落ちては意味がないのだ。
構想が固まればミナーヴァさんにお願いするだけ。
「適当な詠唱だけど、ミナーヴァさんよろしく!」
昨日と同じく足元の地面が光る。
◇◇◇
昨日より少し時間がかかった気はするが、地面にはレミントンM870と3種類の装弾が入ったマガジンが鎮座した。
木製のフォアエンドを引くと、適度な反発力でコッキングされる。空撃ちでは引き金も銀ダンほど軽くはない。
フォスター型のスラッグ弾が入ったマガジンをセットする。半球型の弾丸は目標に当たると潰れることでダメージを大きくする効果がある。
狙うのは……10メートルほど離れた場所に立っている木でいいか。
ハンティング用のショットガンと違い、取り回しの良さを追求したソードオフショットガンには照星や照門といった照準装置は無い。腰だめで角度と向きだけを合わせる。
特に加速や貫通といった魔法は意識せず、左手でフォアエンドを引き、引き金を引く。
ガツン!と左手に衝撃が来て、1円玉台のスラッグ弾が銃口から飛び出した。
そのままスルスルと滑るように銃弾が飛び、木の幹に着弾した。
バン!!っと派手に木の皮が弾け飛ぶが、弾丸は貫通することなく地面に転がったようだ。
ふむ……スリングショットで鉄球を撃ったような感じだな。
次はエアガンを撃つ時と同じように、弾丸に加速を発現させて発射する。
明らかに弾速が上がった銃弾は、今度は木全体を大きく揺らして幹にめり込んだ。
3発目には加速に加えて貫通も付与して発射する。
木全体が大きく揺れるのは同じだが、木の向こう側に破片が飛び散るのが見える。
近寄って確認すると、直径2センチ大の射入口に対して、直径10センチほどの射出口が開いている。
概ねイメージ通りだ。
同じ調子でリーサル型の装弾も試す。
リーサル型は平らな弾頭部に垂直に幾つも切れ込みが入っており、目標に当たると弾頭部がバラバラに砕けで周囲を引き裂いていく。
試射の結果、貫通魔法を付与しなくても加速魔法だけで直径30センチほどの木を倒すことができた。
近距離でのストッピングパワーだけなら、フォスター型スラッグ弾やヘカートから撃ち出す弾丸よりも上かもしれない。
5号装弾はというと、何の魔法も発現させなければ単に小さな粒をばら撒くに過ぎなかったが、加速と貫通を付与することでクレイモア対人地雷も真っ青な効果を生み出した。
距離10メートルで散布界が3メートルほど。しかも垂直方向には散布を抑えて、散弾の密度を上げることができる。
これはえぐい……ゴブリンの突撃など数発で破砕できるかもしれない。
ふと視線を感じて振り返る。
家の2階の窓から顔を出していたのは、イザベル・アイダ・アリシアの3人娘だった。
◇◇◇
「お兄ちゃんズルい……また何か作って遊んでる……」
「カズヤ殿!次は私!私に撃たせてください!」
「アイダちゃんずるい!次は私!!」
腕のミリタリーウォッチは14時を指している。午前中から寝ていたのだから、そりゃあ起きるか。
「3人とも着替えて出て来い。試し撃ちしたら街に行くぞ」
「はーい!!」
バタバタと服を着る音がしているうちに、おなじレミントンM870を2丁作る。
たぶんイザベルの特殊装備はヘカートで落ち着くだろう。M870を装備するとすれば、アイダとアリシア、それに俺の3人だ。
アイダにM79グレネードランチャーでも装備させれば、さぞかし似合うのだろうなあ……そんな事を考えていたら錬成できてしまいそうだ。
玄関から飛び出してきた3人にそれぞれ別の装弾を装填したマガジンをセットしたレミントンM870を1丁づつ手渡し、森で試し撃ちをさせる。イザベルとアイダがいれば、まあ危ないことはないだろう。
次は俺が慌ただしく準備する番だ。流石に学校へ行くのにBDUというわけにもいかない。一応教官待遇という事になっている以上は、身なりも整えなければならないだろう。
ドイツ連邦軍のなんちゃって制服を着て、赤いベレー帽を被る。黒のブーツに履き替えて外に出ると、試し撃ちを終えた娘達が走って戻ってきた。
「カズヤ殿!この小さな粒がドバッと出るやつ!私に装備させてください!!」
「私は狙いがちゃんとつけられるほうがいいなあ」
「そう?まあアリシアちゃんは前線には出ないからねえ。私はへカートでもこっちでも大丈夫だよ!」
アリシアにはお気に召さなかったか。これはちょっと意外だ。MP5Kなど腰ダメでAT弾をばら撒くような撃ち方を好むアリシアだから、きっと気に入ると思ったのだが。グサーノ戦を通して狙撃に目覚めたか。
アイダの反応は想定内だ。剣の間合いの外側の敵はショットガンで数を減らし、間合いに入れば剣で切り捨て、とどめを銀ダンで……など、戦闘のスタイルに変化が出てくるだろう。
先日のグサーノ戦ではイザベルとアリシアのおかげでアイダの間合いでの戦闘がほぼ無かったから、フラストレーションも溜まっている事だろう。
イザベルはまあ……エアガンというか飛び道具なら何でも使いこなすのだろうな。
「さてと。気が済んだらアルカンダラに行くぞ。まずは校長先生に報告。それから宿屋でノエさんに報告だ」
『は~い!!』
返事が元気なのは良い事だ。
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