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84.足りないものは作ってみる(5月22日)
しおりを挟む辺りに魔物の気配がない事を確認して、アリシアと一緒に屋上から食糧庫の入り口に移動する。この辺りの土は金属分の多そうな赤土だ。
さて。何を作ろう。
装甲が分厚い代表例が戦車だとすれば、個人で運用できる対戦車兵器の代表例はパンツァーファウスト3又の名を110mm個人携帯対戦車弾か。
いや、多少攻撃力が落ちても銃に拘りたいし、そもそも運動エネルギーではなく化学エネルギー弾を使用する対戦車擲弾は製造が難しい気がする。
モンロー・ノイマン効果を再現するだけなら、火炎魔法と風魔法の組み合わせだけではダメだろうか。暇を見つけて試してみよう。
対物狙撃銃なら、口径と発射用バネを大きくしてエアチャンバーの気密性と剛性を上げれば、基本的な構造はボルトアクションのエアガンと同じでいけるだろう。せっかくだからマガジンとコッキングボルトに魔石を仕込んで、楽に給弾できるようにしよう。
イメージするモデルは2種類あるが、ボルトアクションにするのならバレットM82は対象外になる。
大口径に拘るならダネルNTW20という選択肢もあるが、生憎と写真でしか見た事がないからイメージが湧かない。
やはり某アニメで有名になってしまったPGMへカートⅡ一択か。
口径12.7mm、全長1380mm、銃身長700mm。
地面で安定した三点支持ができるよう、伸縮式のストックには一脚モノポットを、フロント部には二脚バイポットを備える。
使用する弾丸は直径13mm×長さ40mmの円錐と円筒を組み合わせた弾丸形。
さすがに12.7×99mmNATO弾を再現する必要はない。何せ装薬は不要だからな。
真球形のBB弾を使わないからホップアップ機構ではなく銃身内にライフリングも必要だ。
長距離狙撃のためにはロングレンジのスナイパースコープも必須だろう。Φ50mmにすると全長400mmほどの大きさになるが、全長1380mmの長大な銃には似合うか。
隣でアリシアが錬成魔法の詠唱を教えてくれるが、さっぱり頭に入らない。よく聞き取れないが錬成を司る神様はミナーヴァというらしい。
「じゃあミナーヴァさんよろしく!」
これを詠唱などというと真剣に魔法を学ぶ学生さん達に袋叩きに合いそうだが、それでも足元の地面が光り輝く。
余りの眩しさに、アリシアと2人で思わず目を背ける。
◇◇◇
光が消えたあとの地面に転がっていたのは、バイポットを展開して鎮座したPGMへカートⅡそのものだった。
手に取るとズッシリと重い。10kg近くはあるだろう。
マガジンを引き抜くと円錐形のライフル弾の弾丸のみがぎっしりと詰まっている。装薬にあたる部分はマガジンの一部分が盛り上がって埋めているようだ。
コッキングボルトは軽く動くが、引き切るとガシンという重い音がする。
とりあえず撃ってみよう。
興味津々といった面持ちで寄ってくるアリシアを制して、地面に腹這いになって伏射姿勢で巨大ミルワームの残骸に狙いを付ける。
距離50メートル。スコープいっぱいに広がる巨大ミルワームの頭部目掛けて、引き金を引く。
ガツン!!
ハンドガードに添えた左手に衝撃を残して発射された弾丸は、AT弾をはじき返し続けた巨大ミルワームの殻を易々と突き破った。
「今の音なに!!」
「敵襲ですか!!」
テントから飛び出したイザベルとアイダが次々と手摺を飛び越えやってくる。
「あ、すまん。ちょっと試し撃ちを……二人とも下は履け」
いや、寝ているところを叩き起こすような真似をした俺が悪いのだが、流石にチュニックの裾から伸びる生足には目のやり場に困るのだ。
「え?なんで?いっつも一緒に寝る時はこんな格好じゃん?」
イザベルの心底意外そうな声に反応したのは寝ぼけ眼のまま手摺の上から顔を覗かせたルシアとアンナだった。
「ほう……イトーさんは……皆さんと一緒に寝られるの……ですか?」
「なんかやらしい……」
こらこら。いらぬ誤解を与えるだろう。
「あ!!奴の頭に風穴開いてんじゃん!なになに!そのエアガンで撃ったの!?私も撃ちたい!!」
「新しい武器の試し撃ちですか。では私も!」
「アイダちゃんはダメだよ。新しい武器持つと、慣れるまでに木にぶつけたりして大変なんだから!」
「あれは2年も前の話だろう!?それ以降はあんなヘマしてないからな!!」
やれやれ……いきなり喧しくなった。
◇◇◇
イザベルとアイダの絡みはさておき、このヘカートもどきの実力は把握しておきたい。
命中精度は射手の力量と集中力に左右されるだろうし、破壊力は対象の硬さで変わる。
まずは弾速と飛距離か。
「イザベル。弾速を検証しておきたい。櫓の上から試し撃ちしてくれないか?」
「了解!って重た!!これG36Vの数倍の重さなんじゃない?」
ヘカートもどきを片手で受け取ろうとしたイザベルが、思わず落としそうになりながら苦情を言う。
それもそうだろう。G36Vはおよそ3Kg。このヘカートもどきは10Kgを優に超えている。
「重いなら代ろうか?」
「その手には乗りませんよーだ。ご指名は私なんですーぅ」
言われた側は妙に癇に障るであろう語尾を残しながら、イザベルが櫓の上に移動する。
身長150センチに満たないイザベルが全長138センチのヘカートもどきを持つと、ものすごいアンバランスな感じだ。実際G36Vですらイザベル達にとってはバランスがいいとは言えない。拠点防衛以外で彼女らがG36VやPSG-1を使いたがらない主な理由は長すぎるからなのだろう。
「うわあナニコレ!遠くの物がめっちゃはっきり見える!」
櫓の縁に銃身を預け、スコープを覗くイザベルがはしゃいでいる。
「どうだ?手ごろな標的は見つかったか?」
「うん!真南に12時の方向。おっきな岩があるの。わかる?」
俺も食糧庫の屋上に移動し、双眼鏡でイザベルが言う大きな岩を探す。
あれか。
距離およそ500メートル。G36VやPSG-1では到底届かない距離だが、ヘカートもどきならば届くだろうか。
「確認した。あの木の根元を狙え。コッキングの仕方わかるか?」
「えっと……これをガチャンってやればいいんでしょ?」
何となくで扱えるのか。流石と言っていいものやら……
「ああ。たぶん大丈夫だ。発射と同時にカウントを開始する。いつでもいいぞ」
「了解!撃ちます!」
ガチン!という音を立てて、イザベルが撃つ。
きっかり1秒後に双眼鏡のレンズ越しに見ていた大岩が弾け飛んだ。
秒速500メートルだと……
規定内のエアガンの初速はおよそ秒速90メートル。俺達が使っているG36CやMP5Kなどは魔法による加速を加えてはいるが、せいぜい秒速150メートルに満たない程度。
狩猟用の空気銃や拳銃弾の初速が秒速360メートルほど。
7.62㎜や5.56㎜のライフル弾であれば秒速800から900メートルほどのはずだから、ヘカートもどきの弾速は拳銃弾以上ライフル弾以下ということになる。
もちろんバネによるものだけでなくイザベルの魔法による加速も込みの数値ではあるが、恐ろしいエアガンを作ってしまったかもしれない。
「っしゃあ!命中!」
櫓の上ではイザベルがガッツポーズでもしているのだろう。
「イザベル!次だ。飛距離を測定する。なるべく遠くの標的を撃ってくれ」
「はいな!じゃあ森との間に立ってる大きな木!見える!?」
おいおい……ちょっと遠くないか?だいたい1キロメートルはあるぞ。
「いくよ~!!」
ガチャンとコッキングしたイザベルが、再びスコープを覗く。
屋上からは辛うじて木の幹が見える程度だが……
ガチン!という発射音からおよそ2秒後に、双眼鏡の向こうに見える木がゆっくりと倒れ始めた。
まさか命中したのか?
「命中!お兄ちゃんこのエアガン最高だよ!これ普段から使っていい!?」
いや、それはダメだろう。どう考えてもオーバーテクノロジーというかオーパーツみたいなものだ。
そもそもそんな距離の魔物を排除する必然性がない。
「カズヤ殿……そんなエアガンがあるのなら、昨夜のうちに使ってくれれば良かったのに……」
「ホントだよ!グサーノの甲羅に全部弾かれた時は、もうダメだって真剣に覚悟したんだからね!」
アイダとアリシアの恨み節も当然だ。
「すまんな。アリシアに教えてもらうまで、錬成するという事すら思いつかなかった。余計な危険に晒して申し訳なかった」
アイダとアリシアをはじめ、皆に頭を下げる。
「あ、いえ、別に責めてるんじゃなくってですね!」
アリシアがフォローしようとしてくれた時だった。
イザベルが何かを見つけて大声を上げる。
「土煙が上がってる!南東から何か来るよ!あれって……馬だ!馬車もいる!援軍だ!!」
さて。何を作ろう。
装甲が分厚い代表例が戦車だとすれば、個人で運用できる対戦車兵器の代表例はパンツァーファウスト3又の名を110mm個人携帯対戦車弾か。
いや、多少攻撃力が落ちても銃に拘りたいし、そもそも運動エネルギーではなく化学エネルギー弾を使用する対戦車擲弾は製造が難しい気がする。
モンロー・ノイマン効果を再現するだけなら、火炎魔法と風魔法の組み合わせだけではダメだろうか。暇を見つけて試してみよう。
対物狙撃銃なら、口径と発射用バネを大きくしてエアチャンバーの気密性と剛性を上げれば、基本的な構造はボルトアクションのエアガンと同じでいけるだろう。せっかくだからマガジンとコッキングボルトに魔石を仕込んで、楽に給弾できるようにしよう。
イメージするモデルは2種類あるが、ボルトアクションにするのならバレットM82は対象外になる。
大口径に拘るならダネルNTW20という選択肢もあるが、生憎と写真でしか見た事がないからイメージが湧かない。
やはり某アニメで有名になってしまったPGMへカートⅡ一択か。
口径12.7mm、全長1380mm、銃身長700mm。
地面で安定した三点支持ができるよう、伸縮式のストックには一脚モノポットを、フロント部には二脚バイポットを備える。
使用する弾丸は直径13mm×長さ40mmの円錐と円筒を組み合わせた弾丸形。
さすがに12.7×99mmNATO弾を再現する必要はない。何せ装薬は不要だからな。
真球形のBB弾を使わないからホップアップ機構ではなく銃身内にライフリングも必要だ。
長距離狙撃のためにはロングレンジのスナイパースコープも必須だろう。Φ50mmにすると全長400mmほどの大きさになるが、全長1380mmの長大な銃には似合うか。
隣でアリシアが錬成魔法の詠唱を教えてくれるが、さっぱり頭に入らない。よく聞き取れないが錬成を司る神様はミナーヴァというらしい。
「じゃあミナーヴァさんよろしく!」
これを詠唱などというと真剣に魔法を学ぶ学生さん達に袋叩きに合いそうだが、それでも足元の地面が光り輝く。
余りの眩しさに、アリシアと2人で思わず目を背ける。
◇◇◇
光が消えたあとの地面に転がっていたのは、バイポットを展開して鎮座したPGMへカートⅡそのものだった。
手に取るとズッシリと重い。10kg近くはあるだろう。
マガジンを引き抜くと円錐形のライフル弾の弾丸のみがぎっしりと詰まっている。装薬にあたる部分はマガジンの一部分が盛り上がって埋めているようだ。
コッキングボルトは軽く動くが、引き切るとガシンという重い音がする。
とりあえず撃ってみよう。
興味津々といった面持ちで寄ってくるアリシアを制して、地面に腹這いになって伏射姿勢で巨大ミルワームの残骸に狙いを付ける。
距離50メートル。スコープいっぱいに広がる巨大ミルワームの頭部目掛けて、引き金を引く。
ガツン!!
ハンドガードに添えた左手に衝撃を残して発射された弾丸は、AT弾をはじき返し続けた巨大ミルワームの殻を易々と突き破った。
「今の音なに!!」
「敵襲ですか!!」
テントから飛び出したイザベルとアイダが次々と手摺を飛び越えやってくる。
「あ、すまん。ちょっと試し撃ちを……二人とも下は履け」
いや、寝ているところを叩き起こすような真似をした俺が悪いのだが、流石にチュニックの裾から伸びる生足には目のやり場に困るのだ。
「え?なんで?いっつも一緒に寝る時はこんな格好じゃん?」
イザベルの心底意外そうな声に反応したのは寝ぼけ眼のまま手摺の上から顔を覗かせたルシアとアンナだった。
「ほう……イトーさんは……皆さんと一緒に寝られるの……ですか?」
「なんかやらしい……」
こらこら。いらぬ誤解を与えるだろう。
「あ!!奴の頭に風穴開いてんじゃん!なになに!そのエアガンで撃ったの!?私も撃ちたい!!」
「新しい武器の試し撃ちですか。では私も!」
「アイダちゃんはダメだよ。新しい武器持つと、慣れるまでに木にぶつけたりして大変なんだから!」
「あれは2年も前の話だろう!?それ以降はあんなヘマしてないからな!!」
やれやれ……いきなり喧しくなった。
◇◇◇
イザベルとアイダの絡みはさておき、このヘカートもどきの実力は把握しておきたい。
命中精度は射手の力量と集中力に左右されるだろうし、破壊力は対象の硬さで変わる。
まずは弾速と飛距離か。
「イザベル。弾速を検証しておきたい。櫓の上から試し撃ちしてくれないか?」
「了解!って重た!!これG36Vの数倍の重さなんじゃない?」
ヘカートもどきを片手で受け取ろうとしたイザベルが、思わず落としそうになりながら苦情を言う。
それもそうだろう。G36Vはおよそ3Kg。このヘカートもどきは10Kgを優に超えている。
「重いなら代ろうか?」
「その手には乗りませんよーだ。ご指名は私なんですーぅ」
言われた側は妙に癇に障るであろう語尾を残しながら、イザベルが櫓の上に移動する。
身長150センチに満たないイザベルが全長138センチのヘカートもどきを持つと、ものすごいアンバランスな感じだ。実際G36Vですらイザベル達にとってはバランスがいいとは言えない。拠点防衛以外で彼女らがG36VやPSG-1を使いたがらない主な理由は長すぎるからなのだろう。
「うわあナニコレ!遠くの物がめっちゃはっきり見える!」
櫓の縁に銃身を預け、スコープを覗くイザベルがはしゃいでいる。
「どうだ?手ごろな標的は見つかったか?」
「うん!真南に12時の方向。おっきな岩があるの。わかる?」
俺も食糧庫の屋上に移動し、双眼鏡でイザベルが言う大きな岩を探す。
あれか。
距離およそ500メートル。G36VやPSG-1では到底届かない距離だが、ヘカートもどきならば届くだろうか。
「確認した。あの木の根元を狙え。コッキングの仕方わかるか?」
「えっと……これをガチャンってやればいいんでしょ?」
何となくで扱えるのか。流石と言っていいものやら……
「ああ。たぶん大丈夫だ。発射と同時にカウントを開始する。いつでもいいぞ」
「了解!撃ちます!」
ガチン!という音を立てて、イザベルが撃つ。
きっかり1秒後に双眼鏡のレンズ越しに見ていた大岩が弾け飛んだ。
秒速500メートルだと……
規定内のエアガンの初速はおよそ秒速90メートル。俺達が使っているG36CやMP5Kなどは魔法による加速を加えてはいるが、せいぜい秒速150メートルに満たない程度。
狩猟用の空気銃や拳銃弾の初速が秒速360メートルほど。
7.62㎜や5.56㎜のライフル弾であれば秒速800から900メートルほどのはずだから、ヘカートもどきの弾速は拳銃弾以上ライフル弾以下ということになる。
もちろんバネによるものだけでなくイザベルの魔法による加速も込みの数値ではあるが、恐ろしいエアガンを作ってしまったかもしれない。
「っしゃあ!命中!」
櫓の上ではイザベルがガッツポーズでもしているのだろう。
「イザベル!次だ。飛距離を測定する。なるべく遠くの標的を撃ってくれ」
「はいな!じゃあ森との間に立ってる大きな木!見える!?」
おいおい……ちょっと遠くないか?だいたい1キロメートルはあるぞ。
「いくよ~!!」
ガチャンとコッキングしたイザベルが、再びスコープを覗く。
屋上からは辛うじて木の幹が見える程度だが……
ガチン!という発射音からおよそ2秒後に、双眼鏡の向こうに見える木がゆっくりと倒れ始めた。
まさか命中したのか?
「命中!お兄ちゃんこのエアガン最高だよ!これ普段から使っていい!?」
いや、それはダメだろう。どう考えてもオーバーテクノロジーというかオーパーツみたいなものだ。
そもそもそんな距離の魔物を排除する必然性がない。
「カズヤ殿……そんなエアガンがあるのなら、昨夜のうちに使ってくれれば良かったのに……」
「ホントだよ!グサーノの甲羅に全部弾かれた時は、もうダメだって真剣に覚悟したんだからね!」
アイダとアリシアの恨み節も当然だ。
「すまんな。アリシアに教えてもらうまで、錬成するという事すら思いつかなかった。余計な危険に晒して申し訳なかった」
アイダとアリシアをはじめ、皆に頭を下げる。
「あ、いえ、別に責めてるんじゃなくってですね!」
アリシアがフォローしようとしてくれた時だった。
イザベルが何かを見つけて大声を上げる。
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