20 / 238
19.スー村にて(5月4日)
しおりを挟む
夜も白み始める頃、ふと我に返る。
どうやら座ったままウトウトしてしまっっていたようだ。
アリシアは相変わらず俺の膝に頭を乗せて、いつの間にか俺の指を咥えている。
赤ちゃん返りのようなものだろうか。
まあ理由は分からないが、指を咥えていると魔力が回復するらしいし、アリシアの支援魔法は重要だから、寝ている間ぐらいは好きにさせるか。
アリシアの口からそっと指を抜く。
そっと抜いたつもりだったが、アリシアがぱっちりと目を覚ました。
「おはようございます、カズヤさん」
「おはよう。起こしてしまったか?」
「いえ、起きてました。カズヤさんも眠ってたので、起こしちゃ悪いなと思ってジッとしてました!」
そうか。って膝枕されたままで俺の顔を見あげていたということか?何をやってるんだ……
「えへへ……また指吸わせてもらってたんで、魔力全回復です!」
アリシアが嬉しそうに見上げている。
「なあ、魔力の残量なんかはどうやってわかるんだ?全回復したって言えるのは何か目安があるんだろう?」
この前から疑問だったのだ。例えばゲームなら画面のどこかに体力ゲージや魔力ゲージが出ているからわかりやすいのだろうが、今の視界にそんなゲージは無い。
「魔力の残量……ですか?何となくですね。例えば全力で何キロも走ってると、もう駄目だ!ってなるでしょ?あれは体力ですけど、魔力でも似たような感じです。一晩寝たし回復したなあとか、これぐらいの魔法ならあと何発は打てるな!なんてのは、経験を積んで体で覚えていくしかないです!」
なるほど。要は慣れで学ぶしかないのか。
「でも、学校や神殿にある魔力測定器を使えば、魔力量を測ることはできますよ!私達も一年の初めには測定して、その年の訓練内容を決めています。ただ神殿の測定器のほうが性能は上だって先生が言ってました。一度計ってみたいんですけど、それには寄付が結構な額必要みたいで……」
「それじゃ魔力量は体力や筋力みたいに、訓練すれば上がっていくものなのか?」
「はい。ただし限界はあります。いくら訓練しても、ただの人間が何百キロも持ち上げられるような筋力は得られないのと似てますね!」
ということは魔力も超回復が可能と言う事だろう。
限界まで魔力を使い切って良質な魔力を補えば、魔力量は上がっていくのかもしれない。
「あの!お腹空きませんか?朝ごはんの準備をしようと思うのですが……」
アリシアが身体を起こして提案してくる。
「そうだな。あとの2人も起こすか?」
「いえ、もう少し寝かせておきましょう。カズヤさんのお家の台所?のような場所で白い粉を見つけたのですが、あれって小麦粉ですか?」
そういえば小麦粉や蕎麦粉、ホットケーキミックスなんかが入った引き出しをアリシアが開けていたな。
「ああ。たぶんそうだが……持ってきたのか?」
「はい!じゃあマッツァーを焼きますね!あとは……あ!カモがいるので獲ってきます!」
アリシアはイザベルが持っていた弓を手に取り、矢筒を背負って川に向かっていった。
朝から元気なことだ。
いくらもしないうちに、アリシアが立派なカモを2羽ぶら下げて帰ってきた。
ちょうどアイダとイザベルもテントから這い出してきた。
「カズヤ殿おはようございます。アリシアは……あ、カモ獲ってきたのか。じゃあ捌さばくか」
「アイダちゃんありがとう!じゃあカモを捌くのはアイダちゃんに手伝ってもらって、イザベルちゃんはマッツァーを焼いてもらえるかな?」
「了解~。お兄ちゃん小麦粉とお塩もらうね!あとお水ちょうだい!」
3人はテキパキと食事の支度を進めていく。
マッツァーとは小麦粉を水で練って焼いた無酵母パン、つまりチャパティのようなものだった。
このマッツァーにカモ肉のソテーを巻いたものが、今日の朝食となった。
塩で味付けされたカモ肉のソテーは、シンプルだが力強い野性味溢れる味だった。
ちなみに調味料の選択肢はあまり多くなく、塩・酢の他、香辛料やハーブなどで味付けすることが中心らしい。
それにしてもアウトドア料理でこの手際の良さは見事だ。
生まれ育った環境なのか、あるいは職業訓練校の教育の成果なのか。
食事と後片付けを終え、テントを畳む。
一晩道草を食ってしまったが、アルカンダラに向かう道程はまだ始まったばかりだ。
アリシア達の話では、魔物が潜むであろう洞窟の調査のために派遣されたのが先月の中頃から終わりに掛けてだったらしい。そして洞窟の情報を近隣の村で聞いて、森に分け入ったのが先月末。ちょうど俺がこの世界に来た2日ほど前だったようだ。
アリシア達に洞窟の情報を教えた村と言うのが、自宅からドローンで偵察していた、北の村だった。
「あ!見えてきましたね!あれがルシタニアで一番南にある村、スー村です!」
何だかネイティブアメリカンの部族みたいな響きだが、果たして前方に高い柵と塀に囲まれた場所が見えてきた。
朝も早い時間から、畑で麦の刈り入れを行っている大人達が見える。時期からすれば春小麦だろう。
アリシア達がしきりに手を振っている。この人懐っこさは旅では大きな武器になる。
村に入ると、少々大柄な女性が駆け寄ってきた。10年前は“美人のお姉さん”だったであろう雰囲気を醸し出した、茶色い長髪の女性だ。
「ちょっとアリシア!アリシア達じゃないかい!無事に戻ってこれたんだね!」
「カルネおばさん!ただいま!」
にこやかに飛びついていくアリシアを他所眼に、イザベルがアイダに耳打ちしている。
「誰だっけ??」
「ちょっとイザベル!この村で泊めてくれた宿の女将さんでしょ!」
「ああ!アイダちゃんよく覚えてるね」
「数日前のことじゃない……イザベルったら……」
「あんた達聞こえてるよ!宿って言っても4部屋しかないし、あんた達の他に客もいなかったから印象に残らなかったかもしれないね。それはそうと、連れの男の子達はどうした?それにあんた達、随分と変な格好してるねえ!」
アリシア達が顔を見合わせる。
その仕草でカルネおばさんは何かを感じ取ったらしい。
青ざめた顔で口元に手を当てる。
「まさか…………確かに探索に出るには若すぎると思ったんだけど……」
「はい。でも私達3人は洞窟で捕らわれているところを、この人に助けてもらって……」
アリシアが俺の腕を取って、自分の胸に引き寄せる。
「そうかい。あんたはカサドールにも軍人にも見えないけど、助けてくれたんなら感謝しなきゃいけないね。それで、アルカンダラに帰るところかい?」
「はい。遺品を届けなければいけませんし、洞窟の件を報告しなければいけません。洞窟の源魔石は回収して、入口は塞いだんですけど、いつ再生するか分からないので。女将さん達も気を付けてくださいね!」
「あいよ!でもここは開拓村だ。ここにいる連中は引退したとはいえ全員カサドールか軍人上がりだ。鬼ごときには負けないよ!竜が出たらさっさと逃げるけどね!」
カルネおばさんは豊満な胸を張って大声で笑っている。
竜と言ったか。竜ってあのドラゴンだよな……まさかサンショウウオってことはないだろう。
ひとしきり笑った後で、カルネおばさんが俺の前に立って小声で言ってきた。
「それはそうと、あんた相当な魔力を持ってるね。悪いことは言わないから、アルカンダラに着いたら寄り道せずに真っすぐに学校に行きな。間違っても神殿には寄るんじゃないよ」
「カルネおばさん、どうして?神殿で魔力を見てもらおうと思ってたんだけど……」
アリシアが俺の疑問を代弁してくれる。
「それはやめときな。あんた、普通じゃない魔法も使えるだろう?ばれたら大騒ぎになる。特に学校と違って神殿は自前で騎士団も持っている。良くても神殿騎士団預かりでそのまま宮仕え、下手すりゃ研究材料さね。その点、学校は一応王家からも神殿からも独立しているからね。特に今の校長はあのサラ・マルティネスだろう?きっとあんた達に悪いことにはならないさ!」
「そういえばカルネおばさんは校長先生とお知り合いなのでしたっけ?」
アイダが何かを思い出したようだ。
「そうだよ!あれは、あんた達が生まれる前の話だね。私と旦那、それにサラとウーゴ、リカルドの5人で組んでいたのさ。ところが大昔の城跡を探索中に、リカルドがまだ若いカサドール達の支援に向かってやられちまってね。それをきっかけに、サラはカサドールを教育する道に入ったのさ」
「そんなことがあったのですね……」
アリシア達が神妙な面持ちでカルネおばさんの話を聞いている。
「まあそんな話よりも!あんた達は今からどうするんだい?まだ朝のうちだけど、宿に泊まっていくかい?」
「あ、いえ、買い物ができればいいなと。ちょっと手持ちの食料だけでは乏しいので」
「そうかい!そういやあんた達アルカンダラに向かうにしては軽装過ぎる。じゃあこの村でしっかり整えてお行き!まあ次の街まで辿り着けばいいんだが、旅では何があるか分からないからね。最低でも3日分の水と食料は持って行くこと。固焼きパンや干し肉、干しイチジクなんかだと歩きながらでも食べられるからお勧めだよ。あとは天幕や毛布も必要だからね。まあこんなことは学校で嫌になるほど叩き込まれただろう?」
「はい!大丈夫です!」
「よし。じゃあ買い物しておいで!」
カルネおばさんに背中を叩かれながら、買い物先へと向かう。
どうやら座ったままウトウトしてしまっっていたようだ。
アリシアは相変わらず俺の膝に頭を乗せて、いつの間にか俺の指を咥えている。
赤ちゃん返りのようなものだろうか。
まあ理由は分からないが、指を咥えていると魔力が回復するらしいし、アリシアの支援魔法は重要だから、寝ている間ぐらいは好きにさせるか。
アリシアの口からそっと指を抜く。
そっと抜いたつもりだったが、アリシアがぱっちりと目を覚ました。
「おはようございます、カズヤさん」
「おはよう。起こしてしまったか?」
「いえ、起きてました。カズヤさんも眠ってたので、起こしちゃ悪いなと思ってジッとしてました!」
そうか。って膝枕されたままで俺の顔を見あげていたということか?何をやってるんだ……
「えへへ……また指吸わせてもらってたんで、魔力全回復です!」
アリシアが嬉しそうに見上げている。
「なあ、魔力の残量なんかはどうやってわかるんだ?全回復したって言えるのは何か目安があるんだろう?」
この前から疑問だったのだ。例えばゲームなら画面のどこかに体力ゲージや魔力ゲージが出ているからわかりやすいのだろうが、今の視界にそんなゲージは無い。
「魔力の残量……ですか?何となくですね。例えば全力で何キロも走ってると、もう駄目だ!ってなるでしょ?あれは体力ですけど、魔力でも似たような感じです。一晩寝たし回復したなあとか、これぐらいの魔法ならあと何発は打てるな!なんてのは、経験を積んで体で覚えていくしかないです!」
なるほど。要は慣れで学ぶしかないのか。
「でも、学校や神殿にある魔力測定器を使えば、魔力量を測ることはできますよ!私達も一年の初めには測定して、その年の訓練内容を決めています。ただ神殿の測定器のほうが性能は上だって先生が言ってました。一度計ってみたいんですけど、それには寄付が結構な額必要みたいで……」
「それじゃ魔力量は体力や筋力みたいに、訓練すれば上がっていくものなのか?」
「はい。ただし限界はあります。いくら訓練しても、ただの人間が何百キロも持ち上げられるような筋力は得られないのと似てますね!」
ということは魔力も超回復が可能と言う事だろう。
限界まで魔力を使い切って良質な魔力を補えば、魔力量は上がっていくのかもしれない。
「あの!お腹空きませんか?朝ごはんの準備をしようと思うのですが……」
アリシアが身体を起こして提案してくる。
「そうだな。あとの2人も起こすか?」
「いえ、もう少し寝かせておきましょう。カズヤさんのお家の台所?のような場所で白い粉を見つけたのですが、あれって小麦粉ですか?」
そういえば小麦粉や蕎麦粉、ホットケーキミックスなんかが入った引き出しをアリシアが開けていたな。
「ああ。たぶんそうだが……持ってきたのか?」
「はい!じゃあマッツァーを焼きますね!あとは……あ!カモがいるので獲ってきます!」
アリシアはイザベルが持っていた弓を手に取り、矢筒を背負って川に向かっていった。
朝から元気なことだ。
いくらもしないうちに、アリシアが立派なカモを2羽ぶら下げて帰ってきた。
ちょうどアイダとイザベルもテントから這い出してきた。
「カズヤ殿おはようございます。アリシアは……あ、カモ獲ってきたのか。じゃあ捌さばくか」
「アイダちゃんありがとう!じゃあカモを捌くのはアイダちゃんに手伝ってもらって、イザベルちゃんはマッツァーを焼いてもらえるかな?」
「了解~。お兄ちゃん小麦粉とお塩もらうね!あとお水ちょうだい!」
3人はテキパキと食事の支度を進めていく。
マッツァーとは小麦粉を水で練って焼いた無酵母パン、つまりチャパティのようなものだった。
このマッツァーにカモ肉のソテーを巻いたものが、今日の朝食となった。
塩で味付けされたカモ肉のソテーは、シンプルだが力強い野性味溢れる味だった。
ちなみに調味料の選択肢はあまり多くなく、塩・酢の他、香辛料やハーブなどで味付けすることが中心らしい。
それにしてもアウトドア料理でこの手際の良さは見事だ。
生まれ育った環境なのか、あるいは職業訓練校の教育の成果なのか。
食事と後片付けを終え、テントを畳む。
一晩道草を食ってしまったが、アルカンダラに向かう道程はまだ始まったばかりだ。
アリシア達の話では、魔物が潜むであろう洞窟の調査のために派遣されたのが先月の中頃から終わりに掛けてだったらしい。そして洞窟の情報を近隣の村で聞いて、森に分け入ったのが先月末。ちょうど俺がこの世界に来た2日ほど前だったようだ。
アリシア達に洞窟の情報を教えた村と言うのが、自宅からドローンで偵察していた、北の村だった。
「あ!見えてきましたね!あれがルシタニアで一番南にある村、スー村です!」
何だかネイティブアメリカンの部族みたいな響きだが、果たして前方に高い柵と塀に囲まれた場所が見えてきた。
朝も早い時間から、畑で麦の刈り入れを行っている大人達が見える。時期からすれば春小麦だろう。
アリシア達がしきりに手を振っている。この人懐っこさは旅では大きな武器になる。
村に入ると、少々大柄な女性が駆け寄ってきた。10年前は“美人のお姉さん”だったであろう雰囲気を醸し出した、茶色い長髪の女性だ。
「ちょっとアリシア!アリシア達じゃないかい!無事に戻ってこれたんだね!」
「カルネおばさん!ただいま!」
にこやかに飛びついていくアリシアを他所眼に、イザベルがアイダに耳打ちしている。
「誰だっけ??」
「ちょっとイザベル!この村で泊めてくれた宿の女将さんでしょ!」
「ああ!アイダちゃんよく覚えてるね」
「数日前のことじゃない……イザベルったら……」
「あんた達聞こえてるよ!宿って言っても4部屋しかないし、あんた達の他に客もいなかったから印象に残らなかったかもしれないね。それはそうと、連れの男の子達はどうした?それにあんた達、随分と変な格好してるねえ!」
アリシア達が顔を見合わせる。
その仕草でカルネおばさんは何かを感じ取ったらしい。
青ざめた顔で口元に手を当てる。
「まさか…………確かに探索に出るには若すぎると思ったんだけど……」
「はい。でも私達3人は洞窟で捕らわれているところを、この人に助けてもらって……」
アリシアが俺の腕を取って、自分の胸に引き寄せる。
「そうかい。あんたはカサドールにも軍人にも見えないけど、助けてくれたんなら感謝しなきゃいけないね。それで、アルカンダラに帰るところかい?」
「はい。遺品を届けなければいけませんし、洞窟の件を報告しなければいけません。洞窟の源魔石は回収して、入口は塞いだんですけど、いつ再生するか分からないので。女将さん達も気を付けてくださいね!」
「あいよ!でもここは開拓村だ。ここにいる連中は引退したとはいえ全員カサドールか軍人上がりだ。鬼ごときには負けないよ!竜が出たらさっさと逃げるけどね!」
カルネおばさんは豊満な胸を張って大声で笑っている。
竜と言ったか。竜ってあのドラゴンだよな……まさかサンショウウオってことはないだろう。
ひとしきり笑った後で、カルネおばさんが俺の前に立って小声で言ってきた。
「それはそうと、あんた相当な魔力を持ってるね。悪いことは言わないから、アルカンダラに着いたら寄り道せずに真っすぐに学校に行きな。間違っても神殿には寄るんじゃないよ」
「カルネおばさん、どうして?神殿で魔力を見てもらおうと思ってたんだけど……」
アリシアが俺の疑問を代弁してくれる。
「それはやめときな。あんた、普通じゃない魔法も使えるだろう?ばれたら大騒ぎになる。特に学校と違って神殿は自前で騎士団も持っている。良くても神殿騎士団預かりでそのまま宮仕え、下手すりゃ研究材料さね。その点、学校は一応王家からも神殿からも独立しているからね。特に今の校長はあのサラ・マルティネスだろう?きっとあんた達に悪いことにはならないさ!」
「そういえばカルネおばさんは校長先生とお知り合いなのでしたっけ?」
アイダが何かを思い出したようだ。
「そうだよ!あれは、あんた達が生まれる前の話だね。私と旦那、それにサラとウーゴ、リカルドの5人で組んでいたのさ。ところが大昔の城跡を探索中に、リカルドがまだ若いカサドール達の支援に向かってやられちまってね。それをきっかけに、サラはカサドールを教育する道に入ったのさ」
「そんなことがあったのですね……」
アリシア達が神妙な面持ちでカルネおばさんの話を聞いている。
「まあそんな話よりも!あんた達は今からどうするんだい?まだ朝のうちだけど、宿に泊まっていくかい?」
「あ、いえ、買い物ができればいいなと。ちょっと手持ちの食料だけでは乏しいので」
「そうかい!そういやあんた達アルカンダラに向かうにしては軽装過ぎる。じゃあこの村でしっかり整えてお行き!まあ次の街まで辿り着けばいいんだが、旅では何があるか分からないからね。最低でも3日分の水と食料は持って行くこと。固焼きパンや干し肉、干しイチジクなんかだと歩きながらでも食べられるからお勧めだよ。あとは天幕や毛布も必要だからね。まあこんなことは学校で嫌になるほど叩き込まれただろう?」
「はい!大丈夫です!」
「よし。じゃあ買い物しておいで!」
カルネおばさんに背中を叩かれながら、買い物先へと向かう。
45
お気に入りに追加
1,710
あなたにおすすめの小説
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる