14 / 238
13.洞窟を再調査する②(5月2日)
しおりを挟む
発見した二人の回復を待つ時間が惜しい。
「アリシア。自分達の周りに先程の結界防壁を張ることはできるか?光魔法との併用になるが」
「大丈夫です。もともと私は支援魔法の方が得意ですから!」
「では結界防壁を張ってくれ。俺はもう少し先に行く」
「分かりました!お気をつけて!」
アリシアが自分達の周囲にドーム状の結界防壁を展開させたのを確認して、俺は単独行動に移る。
水糸の長さは残り100メートルほど。この長さが行動限界だ。
地下牢エリアの突き当たりに、また幅1メートルほどの通路があった。
アリシアの光魔法の灯りも届かず、真っ暗な通路をヘッドライトとフラッシュライトを頼りに進む。
3メートルほどで通路が終わり、また部屋に出た。
高さ2メートルほど、一辺の長さが5メートルほどのほぼ正方形の部屋の中心部に、武器やら防具やらが無造作に積まれているのがヘッドライトの光に照らされる。
とりあえず壁に沿ってぐるっと一周するが、どうやらここが行き止まりのようだ。
あとは、中心部に積まれた武器などの調査だが……恐らく価値のある武器や防具もあるのだろうが、俺にはさっぱりわからない。それになにせ暗い。
全部収納するか。
背負っていたミリタリーリュックを下ろし、リュックの口を開けて次々と放り込んでいく。
途中から手に触れるだけで収納されていくことに気づき、思いのほか捗る。
ものの数分で雑多な山の収納を終え、改めて室内をチェックする。
前室にあったような真っ黒な魔石などは見当たらない。
よし、戻ろう。
また狭い通路を抜けて、アリシア達が待つ地下牢エリアに戻る。
まだ二人の意識は戻らないようだ。
「おかえりなさいカズヤさん!奥はどうでしたか?」
アリシアが尋ねてくる。
「ああ。手前の部屋と同じような部屋があって、武器や防具が積まれていた。全て回収したから、後で検分してくれ」
「了解です!でも収納魔法ってほんとに便利ですよね……その魔法が使えることは、あまり大っぴらにしないほうがいいですよ?」
「わかった。その二人はどうだ?」
「はい……呼吸は安定したんですが、まだ目を覚ます気配はないです」
「そうか。それなら一旦洞窟を出よう。いつまでもここで回復を待つわけにはいかないし、洞窟の入口を閉じてしまいたいからな」
「え……閉じてしまうんですか?先ほどの遺体の身元確認とか埋葬とか……まだやらなければならないことがたくさんありますが……」
「そうだな。だが、助かりそうな二人の命のほうが大事なんじゃないか?埋まった入口はまた掘り出せばいいし、身元の確認ならさっき回収してきた武器や防具なんかではダメだろうか」
「わかりました。でも必ずきちんと埋葬しましょうね!戻りもまたカズヤさんの転移魔法ですか?」
「そうだな……なあ、魔法って一日の回数制限とか無いのか?」
「それは大丈夫だと思います!あまり大規模な魔法を行使すると、一回で魔力が枯渇するなんてこともありますが、普通は魔力が続く限り何度でも魔法は使えるものです。ただ、特定の魔法が使えなかったり、効果が薄くなる場所があるので気を付けないといけません」
そういうものか。
とりあえず転移魔法を使ってみる。
特に支障なく扉は開いた。
先に扉を抜け、周囲の安全を確認する。
一旦洞窟に戻り、まだ意識の戻らない二人を一人ずつ抱きかかえて洞窟から連れ出した。
洞窟の入口に埋めたペグを抜き、水糸を全力でリールに巻き取る。
特に引っかかることもなく、無事に回収できた。
「じゃあ洞窟の入口を塞ぐぞ」
「はい。でもどうやって??」
アリシアの疑問ももっともだ。
俺は洞窟の入口がある大岩の前に立ち、念じる。
“よっこいしょ”
次の瞬間、大岩が崩れ落ち、洞窟の入口を埋め尽くした。
その光景をアリシアが呆然と見ていた。
「さて……じゃあ家に帰ろうか」
「はい!」
意識を失ったままの2人を抱きかかえて扉を通り、自宅の敷地内へと戻る。
結界防壁の内側にも直接入れてしまうようだ。確かにこの魔法は便利だが、使い方を間違えれば脅威だ。
玄関先でアリシアが深刻そうな顔で話しかけてきた。
「あの!カズヤさん、申し訳ないのですが、お庭で野宿させていただいてもよろしいですか?」
「ん?野宿?この雨の中をなぜ??」
「はい…実は……」
アリシアの語るところによれば、洞窟などの魔物の支配領域の中で意識を失ったまま発見された者は、使役魔法の影響下にある危険性があるらしい。
確かに、人間に使役魔法が発現しにくい理由は意思があるからと説明されていた。
意思が破壊されるような状況下では、その危険を考慮しなければならないというのは事実だったか。
「野宿は構わないが……ガレージを使うか」
「ガレージ?って何です?」
とりあえずガレージの後方のドアを開け、中に入る。
ガレージは車2台を収容するスペースがあるが、今停車しているのは俺の車のみ。
女の子3人が寝るには十分だろう。
アリシアにも手伝ってもらい、エアマットを3つ膨らませ、その上に毛布を敷いてからアイダとイザベルを寝かせる。
アリシアが2人の泥に汚れた頬を交互に撫でている。
「よかった……もう会えないと思ってた……」
俺はガレージをそっと出て、湯を張った洗面器とタオルを持って来た。
ガレージに戻った俺の持ち物を見て、何をしようとしているかアリシアは理解してくれた。
2人の間に洗面器を置き、濡らしたタオルで顔を拭いていく。
「カズヤさん……この2人にまた会えたのは、カズヤさんのおかげです。このご恩は一生忘れません」
「いや、アリシアがすぐにでも再調査に行きたいと言わなければ、この子達も生きては見つからなかったかもしれない。助け出せてよかったな」
「でも私は魔法勝負なんて挑んでしまって……あの時間がなかったら、もっと早く2人を助け出せたかもしれないのに……」
「それを悔やんでも仕方ないだろう?今は2人を救えたことに胸を張れ」
「そうですね……」
「そういえば、俺ばっかり質問していたけど、アリシアから俺に聞きたいことはないのか?」
俺の疑問を聞いて、アリシアが泣き笑いのような笑顔でこちらを見る。
「聞きたいこと……ですか……。たくさんありすぎて頭がおかしくなりそうです……この見た事もない素材のマットは何ですか?この鉄の塊は?この石の家は?どうしてお湯が雨のように降るんですか?寝室にある見た事もない文字の本は何ですか?この服は?この靴は?あの光る魔道具は?あの小鬼を一瞬で倒した武器は?どうして魔力も魔法も知らなかったのに、私の魔力を回復できたんですか?どうして黒の魔石に触れて平気なんですか?どうしてたくさんの魔法が使えるんですか……これは何?あれは何?……どうして……どうして……聞きたいことばかりです。カズヤさん。あなたは何者なんですか?」
「そうか。そうだよな……俺が聞きたいことばかり聞いてすまなかった。アリシア。俺の話を聞いてくれるか?実はな……」
そうして俺は、アリシアと出会う前に起きたことを全てアリシアに語った。
アリシアはアイダとイザベルの頬を撫でながら、時には頷き、俺の話を聞いてくれた。
「アリシア。自分達の周りに先程の結界防壁を張ることはできるか?光魔法との併用になるが」
「大丈夫です。もともと私は支援魔法の方が得意ですから!」
「では結界防壁を張ってくれ。俺はもう少し先に行く」
「分かりました!お気をつけて!」
アリシアが自分達の周囲にドーム状の結界防壁を展開させたのを確認して、俺は単独行動に移る。
水糸の長さは残り100メートルほど。この長さが行動限界だ。
地下牢エリアの突き当たりに、また幅1メートルほどの通路があった。
アリシアの光魔法の灯りも届かず、真っ暗な通路をヘッドライトとフラッシュライトを頼りに進む。
3メートルほどで通路が終わり、また部屋に出た。
高さ2メートルほど、一辺の長さが5メートルほどのほぼ正方形の部屋の中心部に、武器やら防具やらが無造作に積まれているのがヘッドライトの光に照らされる。
とりあえず壁に沿ってぐるっと一周するが、どうやらここが行き止まりのようだ。
あとは、中心部に積まれた武器などの調査だが……恐らく価値のある武器や防具もあるのだろうが、俺にはさっぱりわからない。それになにせ暗い。
全部収納するか。
背負っていたミリタリーリュックを下ろし、リュックの口を開けて次々と放り込んでいく。
途中から手に触れるだけで収納されていくことに気づき、思いのほか捗る。
ものの数分で雑多な山の収納を終え、改めて室内をチェックする。
前室にあったような真っ黒な魔石などは見当たらない。
よし、戻ろう。
また狭い通路を抜けて、アリシア達が待つ地下牢エリアに戻る。
まだ二人の意識は戻らないようだ。
「おかえりなさいカズヤさん!奥はどうでしたか?」
アリシアが尋ねてくる。
「ああ。手前の部屋と同じような部屋があって、武器や防具が積まれていた。全て回収したから、後で検分してくれ」
「了解です!でも収納魔法ってほんとに便利ですよね……その魔法が使えることは、あまり大っぴらにしないほうがいいですよ?」
「わかった。その二人はどうだ?」
「はい……呼吸は安定したんですが、まだ目を覚ます気配はないです」
「そうか。それなら一旦洞窟を出よう。いつまでもここで回復を待つわけにはいかないし、洞窟の入口を閉じてしまいたいからな」
「え……閉じてしまうんですか?先ほどの遺体の身元確認とか埋葬とか……まだやらなければならないことがたくさんありますが……」
「そうだな。だが、助かりそうな二人の命のほうが大事なんじゃないか?埋まった入口はまた掘り出せばいいし、身元の確認ならさっき回収してきた武器や防具なんかではダメだろうか」
「わかりました。でも必ずきちんと埋葬しましょうね!戻りもまたカズヤさんの転移魔法ですか?」
「そうだな……なあ、魔法って一日の回数制限とか無いのか?」
「それは大丈夫だと思います!あまり大規模な魔法を行使すると、一回で魔力が枯渇するなんてこともありますが、普通は魔力が続く限り何度でも魔法は使えるものです。ただ、特定の魔法が使えなかったり、効果が薄くなる場所があるので気を付けないといけません」
そういうものか。
とりあえず転移魔法を使ってみる。
特に支障なく扉は開いた。
先に扉を抜け、周囲の安全を確認する。
一旦洞窟に戻り、まだ意識の戻らない二人を一人ずつ抱きかかえて洞窟から連れ出した。
洞窟の入口に埋めたペグを抜き、水糸を全力でリールに巻き取る。
特に引っかかることもなく、無事に回収できた。
「じゃあ洞窟の入口を塞ぐぞ」
「はい。でもどうやって??」
アリシアの疑問ももっともだ。
俺は洞窟の入口がある大岩の前に立ち、念じる。
“よっこいしょ”
次の瞬間、大岩が崩れ落ち、洞窟の入口を埋め尽くした。
その光景をアリシアが呆然と見ていた。
「さて……じゃあ家に帰ろうか」
「はい!」
意識を失ったままの2人を抱きかかえて扉を通り、自宅の敷地内へと戻る。
結界防壁の内側にも直接入れてしまうようだ。確かにこの魔法は便利だが、使い方を間違えれば脅威だ。
玄関先でアリシアが深刻そうな顔で話しかけてきた。
「あの!カズヤさん、申し訳ないのですが、お庭で野宿させていただいてもよろしいですか?」
「ん?野宿?この雨の中をなぜ??」
「はい…実は……」
アリシアの語るところによれば、洞窟などの魔物の支配領域の中で意識を失ったまま発見された者は、使役魔法の影響下にある危険性があるらしい。
確かに、人間に使役魔法が発現しにくい理由は意思があるからと説明されていた。
意思が破壊されるような状況下では、その危険を考慮しなければならないというのは事実だったか。
「野宿は構わないが……ガレージを使うか」
「ガレージ?って何です?」
とりあえずガレージの後方のドアを開け、中に入る。
ガレージは車2台を収容するスペースがあるが、今停車しているのは俺の車のみ。
女の子3人が寝るには十分だろう。
アリシアにも手伝ってもらい、エアマットを3つ膨らませ、その上に毛布を敷いてからアイダとイザベルを寝かせる。
アリシアが2人の泥に汚れた頬を交互に撫でている。
「よかった……もう会えないと思ってた……」
俺はガレージをそっと出て、湯を張った洗面器とタオルを持って来た。
ガレージに戻った俺の持ち物を見て、何をしようとしているかアリシアは理解してくれた。
2人の間に洗面器を置き、濡らしたタオルで顔を拭いていく。
「カズヤさん……この2人にまた会えたのは、カズヤさんのおかげです。このご恩は一生忘れません」
「いや、アリシアがすぐにでも再調査に行きたいと言わなければ、この子達も生きては見つからなかったかもしれない。助け出せてよかったな」
「でも私は魔法勝負なんて挑んでしまって……あの時間がなかったら、もっと早く2人を助け出せたかもしれないのに……」
「それを悔やんでも仕方ないだろう?今は2人を救えたことに胸を張れ」
「そうですね……」
「そういえば、俺ばっかり質問していたけど、アリシアから俺に聞きたいことはないのか?」
俺の疑問を聞いて、アリシアが泣き笑いのような笑顔でこちらを見る。
「聞きたいこと……ですか……。たくさんありすぎて頭がおかしくなりそうです……この見た事もない素材のマットは何ですか?この鉄の塊は?この石の家は?どうしてお湯が雨のように降るんですか?寝室にある見た事もない文字の本は何ですか?この服は?この靴は?あの光る魔道具は?あの小鬼を一瞬で倒した武器は?どうして魔力も魔法も知らなかったのに、私の魔力を回復できたんですか?どうして黒の魔石に触れて平気なんですか?どうしてたくさんの魔法が使えるんですか……これは何?あれは何?……どうして……どうして……聞きたいことばかりです。カズヤさん。あなたは何者なんですか?」
「そうか。そうだよな……俺が聞きたいことばかり聞いてすまなかった。アリシア。俺の話を聞いてくれるか?実はな……」
そうして俺は、アリシアと出会う前に起きたことを全てアリシアに語った。
アリシアはアイダとイザベルの頬を撫でながら、時には頷き、俺の話を聞いてくれた。
54
お気に入りに追加
1,711
あなたにおすすめの小説
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる