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魔王の封印
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モンステラの港からグラジオラス大陸は、意外と距離が近かった。
朝から船を出してさえいれば、夜になれば到着するそうだ。しかしそれでもなお、俺達には時間が残されていない。今夜にも赤い月は、小望月となってしまうに違いないからだ。
船内にいると頭をモヤモヤさせるか、サクラの退屈しのぎに付き合うかの二択だったので、どちらもしたくない俺は、船首で昼間っから酒を飲み明かしているレオンハルトに話しかけた。
「昼間から飲みすぎじゃないか? 二日酔いになっちゃうぞ」
「はっは! 二日酔いになれたら最高だな。明日があればだけどな……人生最後の酒になるかもしれん。沢山飲んでおきたいのさ」
レオンハルトの側には、彼より身の丈が大きい巨大な剣が立てかけられている。しかも左手には、鋼鉄で作られたような義手まで備わっていた。凄い変わりようじゃないか。
「こんな剣何処から買ったんだ? しかも、その左手……」
「あー。こいつぁ作ってもらったんだよ。あの盗賊のお嬢ちゃんにな。左手の義手もよくできてる。ほとんど人間だった時と変わらずに指が動くんだぜ! 肉か鉄かの違いだけだ」
そういうものかな。でもゲオルートに切断されてしまったと聞いた時は、流石に心配だった。彼は俺にもグラスを渡してくる。
「いいよ、俺は。もう少ししたら仮眠を取る。これ以上ないコンディションに仕上げて、アイツと戦うつもりだ」
「なんだ。残念だなあ。まあいい! 俺は俺の戦いをする。お前はお前の戦いをしろ」
そう言ったきり、レオンハルトは海を眺めて喋らなくなった。彼は今度こそダンタルトとケリをつけるのだろう。俺は魔王セツアと、サクラはゲオルートと……。
船内へ戻る階段の近くまで歩いて来たところで、ランティスが駆け上ってくるのが分かった。以前よりちょっとだけ背が伸びている。
「アルダーさん! サクラさんってどちらでしたっけ?」
「うん? 船内にいるはずだぞ。どうした?」
「実は……僕とミカさんが気づいたと言うか。思い出したんですよ! セツアが四カ所の祭壇の内、何処を使うかが」
思い出した? どういうことか分からないが、とにかくランティスの話を聞くことにした。
そして微かな英雄の記憶が呼び覚まされ、確かに俺自身も思い出したんだ。そうだ、間違いないと。セツアがヒロイックストーンの大いなる力を使う場所は、初めから決まっていたんだ。
ランティスの言葉を聞きながら、まるで劇を思い出すように、アルダーの記憶は三百年前に戻っていた。
魔王となったセツアと、かつての仲間だったバルゴ、ホークス、サンドロンはグラジオラス大陸で、決死の戦いを続けている。魔王城は激闘でほとんどの箇所を破壊されていた。
「……こんなところかな。君達もそろそろ分かっているだろう? 私には勝てないことを」
「はぁ……はぁ……余裕かましてんじゃねえぞ。この野郎」
ドラグーンになったホークスは、言い返すことがやっとだった。全力で戦っているが、魔王セツアにはダメージを与えることができない。バルゴ達は明らかに敗北が見えていた。
床に倒れていたバルゴが、槍を立てて懸命に立ち上がろうとしている。サンドロンはしゃがみ込んでいたが、息を整えて静かに反撃の時を狙っていた。
「……僕達は諦めない。この命に変えても君を止める!」
「バルゴ。私達は間違っていた……助けるべき存在を誤っていたんだよ。私はサザランズの王族を何度も救った。にも関わらず、利用するだけ利用して彼らは私を捨てたのだ。私の愛している存在まで奪い……」
サンドロンが立ち上がりセツアを睨みつける。その瞳には迷いがなかった。
「だからって、あなたがこんな真似をして良いことにはならないわ!」
バルゴがよろける足を叩きながら前に出る。
「君だって分かっているはずだ。確かに醜い真似をする人間はいる。でも正しく生きている人間だっていっぱいいる。そんな人達を救う為に、弱い人達を助ける為に、僕に同行すると君は言ったはずだろ!」
セツアは黙ったまま背を向け、バルコニーに歩き出した。
「……そうか。ここは決着の場には相応しくなかった。……あそこで待ってる」
「お、おい! 逃げんのか!」
「待ってホークス!」
サンドロンに止められたホークスは、歯ぎしりをしながらも踏み止まった。セツアはバルコニーから飛行の魔法を使い何処かに飛び去ってしまったが、バルゴは顔色一つ変えずに二人の側に歩み寄る。
「……みんな。これを使いましょう」
「おいおい……本当にやるのかよ。まだ勝負は決まってねえぞ。封印より俺は」
「封印じゃなきゃ無理です。彼は強くなり過ぎてしまいました。これに賭けるしかありません」
ホークスはバルゴが懐から取り出した宝石を見て、苦虫を噛み潰した顔になった。
セツアはネリネの村付近にある、二階建ての質素な教会前に立っていた。先日神父は肺を患い亡くなっている。既に人が訪れることのなくなった寂れた教会には、いくつもの墓が建てられていた。
教会のすぐ隣に、小さな新しい墓が二つ建てられている。そして墓の後ろには、見たこともないような祭壇が不気味に鎮座していた。彼はしゃがみ込み、小さな墓を見つめた。
「……すまなかった。お前達をサザランズで眠らせてやることができなかった。ただ、その代わり一つだけ約束しよう。私は必ず……来たか」
背後から足音が聞こえる。長い付き合いだったセツアには、それぞれに足音だけで誰が来たのか分かってしまう。
「待っていたよ……。魔王を倒すと誓ったこの場所で、私という魔王を倒す。悪くないシナリオだろう? 君達にできればの話だがね」
「ちっとも面白くないぜ。お前に乗せられてるからな!」
ホークスが剣を構えた時、隣にいたバルゴが左手で制した。
「ホークスさん、待って下さい。セツア……僕達を倒すだけなら、あの城で戦っていれば充分だったはずだよ。どうしてここに誘ったの?」
セツアが黙っていると、ホークスとサンドロンが彼の周囲を囲む。三角形の包囲網は彼が何処かを押しただけで、簡単に崩れてしまう積み木のようだった。
「……戦ってみて分かったことがある。幾らでも止めを刺すことができるのに、どうしても躊躇している自分がいる。どうやら私は、君達と時間を共有し過ぎたようだ。それと……私は君達が本当に正しいのか確認したい」
バルゴは懐から取り出したヒロイックストーンに魔力を込め、セツアにかざした。同様にホークスとサンドロンもヒロイックストーンを彼に向ける。あらゆる光の束がセツアを包み始めた。
「長い年月が流れ、私の封印が解かれる日が来る。その時に答えは分かるだろう。もし私が想像したとおりの世界なら、消し去るとしよう。覚えておくといい。最後に私は妻と娘の前で、死神の鎌を振り下ろすだろう。二人の目の前で……無念を晴らす」
光は強さを増していった。三人がそれぞれの力を振り絞り、光の束は鎖のようにセツアを縛り上げる。
「……バルゴよ。出来れば君とは、仲間でいたかった」
セツアの最後の言葉だった。やがて彼の姿は消え去り、赤い大きな光だけが残っている。ボロボロになった龍の鎧を着たまま、ホークスはどっと座って胡座をかいた。
「はあー! 何とか終わったか。しかしアイツ、ワザと封印されたみたいだったよな?」
「そうね……。一体どうしてかしら?」
ホークスとサンドロンの声が聞こえているか、俯いているバルゴからは分からない。やがて掠れた声だけが漏れる。
「……この近くに祠がありましたよね?」
「え? あったわよ。どうして?」
「まだ終わっていません。この赤い光を祠の奥深くに幽閉します。もう決して、外に出ることができないように。急ぎますよ」
バルゴはセツアを封印したことを生涯忘れたことはなかった。ティアンナは行方がわからず、ホークスとサンドロンは帰って行った。後にサザランズの圧力により、歴史そのものを塗り変えて後世に伝えられることとなる。
セツアという存在は抹消され、元々五人だった英雄は四英雄として語り継いでいくことを余儀無くされてしまった。
決戦前に仮眠を取ろうとしていたのに、結局寝ることができなかった。今まで冒険に出るときと同じように、剣の手入れや道具袋のチェックをしている。俺は準備をしていないと落ち着かないんだ。
小さなベッドしかない部屋のドアから、ノックの音が聞こえる。
「……どうぞ」
ドアを開いたのはミカだとばかり思っていたが、サクラだった。
「アルダー! グラジオラス大陸が見えてきたよ。君も上に来て!」
「そうか……いよいよか」
サクラがいつになく凛々しい感じに見えたのが不思議だったが、答えは服装の違いってだけみたいだ。金色の額当てと聖なるつるぎ、それから精霊の鎧と女神の盾。馬子にも衣装とはこのことか。
「むむ! アルダーもしかして、今馬子にも衣装とはこのことか! とか思わなかった!?」
「え! な、なんで分かった?」
「僕の第六感を侮ったね! このこのこの!」
「いててて! やめろ、やめろって」
勇者のヘナチョコパンチを浴びているところで、今度はカレンが部屋に飛び込んで来た。
「大変じゃー! グラジオラス大陸に、妙なものができておるぞ」
妙なもの? ここまで来てまだ何かあるのか? 勘弁してほしい。
俺達が一気に船上まで駆け上がると、確かにグラジオラス大陸は奇妙な何かに包まれていた。
朝から船を出してさえいれば、夜になれば到着するそうだ。しかしそれでもなお、俺達には時間が残されていない。今夜にも赤い月は、小望月となってしまうに違いないからだ。
船内にいると頭をモヤモヤさせるか、サクラの退屈しのぎに付き合うかの二択だったので、どちらもしたくない俺は、船首で昼間っから酒を飲み明かしているレオンハルトに話しかけた。
「昼間から飲みすぎじゃないか? 二日酔いになっちゃうぞ」
「はっは! 二日酔いになれたら最高だな。明日があればだけどな……人生最後の酒になるかもしれん。沢山飲んでおきたいのさ」
レオンハルトの側には、彼より身の丈が大きい巨大な剣が立てかけられている。しかも左手には、鋼鉄で作られたような義手まで備わっていた。凄い変わりようじゃないか。
「こんな剣何処から買ったんだ? しかも、その左手……」
「あー。こいつぁ作ってもらったんだよ。あの盗賊のお嬢ちゃんにな。左手の義手もよくできてる。ほとんど人間だった時と変わらずに指が動くんだぜ! 肉か鉄かの違いだけだ」
そういうものかな。でもゲオルートに切断されてしまったと聞いた時は、流石に心配だった。彼は俺にもグラスを渡してくる。
「いいよ、俺は。もう少ししたら仮眠を取る。これ以上ないコンディションに仕上げて、アイツと戦うつもりだ」
「なんだ。残念だなあ。まあいい! 俺は俺の戦いをする。お前はお前の戦いをしろ」
そう言ったきり、レオンハルトは海を眺めて喋らなくなった。彼は今度こそダンタルトとケリをつけるのだろう。俺は魔王セツアと、サクラはゲオルートと……。
船内へ戻る階段の近くまで歩いて来たところで、ランティスが駆け上ってくるのが分かった。以前よりちょっとだけ背が伸びている。
「アルダーさん! サクラさんってどちらでしたっけ?」
「うん? 船内にいるはずだぞ。どうした?」
「実は……僕とミカさんが気づいたと言うか。思い出したんですよ! セツアが四カ所の祭壇の内、何処を使うかが」
思い出した? どういうことか分からないが、とにかくランティスの話を聞くことにした。
そして微かな英雄の記憶が呼び覚まされ、確かに俺自身も思い出したんだ。そうだ、間違いないと。セツアがヒロイックストーンの大いなる力を使う場所は、初めから決まっていたんだ。
ランティスの言葉を聞きながら、まるで劇を思い出すように、アルダーの記憶は三百年前に戻っていた。
魔王となったセツアと、かつての仲間だったバルゴ、ホークス、サンドロンはグラジオラス大陸で、決死の戦いを続けている。魔王城は激闘でほとんどの箇所を破壊されていた。
「……こんなところかな。君達もそろそろ分かっているだろう? 私には勝てないことを」
「はぁ……はぁ……余裕かましてんじゃねえぞ。この野郎」
ドラグーンになったホークスは、言い返すことがやっとだった。全力で戦っているが、魔王セツアにはダメージを与えることができない。バルゴ達は明らかに敗北が見えていた。
床に倒れていたバルゴが、槍を立てて懸命に立ち上がろうとしている。サンドロンはしゃがみ込んでいたが、息を整えて静かに反撃の時を狙っていた。
「……僕達は諦めない。この命に変えても君を止める!」
「バルゴ。私達は間違っていた……助けるべき存在を誤っていたんだよ。私はサザランズの王族を何度も救った。にも関わらず、利用するだけ利用して彼らは私を捨てたのだ。私の愛している存在まで奪い……」
サンドロンが立ち上がりセツアを睨みつける。その瞳には迷いがなかった。
「だからって、あなたがこんな真似をして良いことにはならないわ!」
バルゴがよろける足を叩きながら前に出る。
「君だって分かっているはずだ。確かに醜い真似をする人間はいる。でも正しく生きている人間だっていっぱいいる。そんな人達を救う為に、弱い人達を助ける為に、僕に同行すると君は言ったはずだろ!」
セツアは黙ったまま背を向け、バルコニーに歩き出した。
「……そうか。ここは決着の場には相応しくなかった。……あそこで待ってる」
「お、おい! 逃げんのか!」
「待ってホークス!」
サンドロンに止められたホークスは、歯ぎしりをしながらも踏み止まった。セツアはバルコニーから飛行の魔法を使い何処かに飛び去ってしまったが、バルゴは顔色一つ変えずに二人の側に歩み寄る。
「……みんな。これを使いましょう」
「おいおい……本当にやるのかよ。まだ勝負は決まってねえぞ。封印より俺は」
「封印じゃなきゃ無理です。彼は強くなり過ぎてしまいました。これに賭けるしかありません」
ホークスはバルゴが懐から取り出した宝石を見て、苦虫を噛み潰した顔になった。
セツアはネリネの村付近にある、二階建ての質素な教会前に立っていた。先日神父は肺を患い亡くなっている。既に人が訪れることのなくなった寂れた教会には、いくつもの墓が建てられていた。
教会のすぐ隣に、小さな新しい墓が二つ建てられている。そして墓の後ろには、見たこともないような祭壇が不気味に鎮座していた。彼はしゃがみ込み、小さな墓を見つめた。
「……すまなかった。お前達をサザランズで眠らせてやることができなかった。ただ、その代わり一つだけ約束しよう。私は必ず……来たか」
背後から足音が聞こえる。長い付き合いだったセツアには、それぞれに足音だけで誰が来たのか分かってしまう。
「待っていたよ……。魔王を倒すと誓ったこの場所で、私という魔王を倒す。悪くないシナリオだろう? 君達にできればの話だがね」
「ちっとも面白くないぜ。お前に乗せられてるからな!」
ホークスが剣を構えた時、隣にいたバルゴが左手で制した。
「ホークスさん、待って下さい。セツア……僕達を倒すだけなら、あの城で戦っていれば充分だったはずだよ。どうしてここに誘ったの?」
セツアが黙っていると、ホークスとサンドロンが彼の周囲を囲む。三角形の包囲網は彼が何処かを押しただけで、簡単に崩れてしまう積み木のようだった。
「……戦ってみて分かったことがある。幾らでも止めを刺すことができるのに、どうしても躊躇している自分がいる。どうやら私は、君達と時間を共有し過ぎたようだ。それと……私は君達が本当に正しいのか確認したい」
バルゴは懐から取り出したヒロイックストーンに魔力を込め、セツアにかざした。同様にホークスとサンドロンもヒロイックストーンを彼に向ける。あらゆる光の束がセツアを包み始めた。
「長い年月が流れ、私の封印が解かれる日が来る。その時に答えは分かるだろう。もし私が想像したとおりの世界なら、消し去るとしよう。覚えておくといい。最後に私は妻と娘の前で、死神の鎌を振り下ろすだろう。二人の目の前で……無念を晴らす」
光は強さを増していった。三人がそれぞれの力を振り絞り、光の束は鎖のようにセツアを縛り上げる。
「……バルゴよ。出来れば君とは、仲間でいたかった」
セツアの最後の言葉だった。やがて彼の姿は消え去り、赤い大きな光だけが残っている。ボロボロになった龍の鎧を着たまま、ホークスはどっと座って胡座をかいた。
「はあー! 何とか終わったか。しかしアイツ、ワザと封印されたみたいだったよな?」
「そうね……。一体どうしてかしら?」
ホークスとサンドロンの声が聞こえているか、俯いているバルゴからは分からない。やがて掠れた声だけが漏れる。
「……この近くに祠がありましたよね?」
「え? あったわよ。どうして?」
「まだ終わっていません。この赤い光を祠の奥深くに幽閉します。もう決して、外に出ることができないように。急ぎますよ」
バルゴはセツアを封印したことを生涯忘れたことはなかった。ティアンナは行方がわからず、ホークスとサンドロンは帰って行った。後にサザランズの圧力により、歴史そのものを塗り変えて後世に伝えられることとなる。
セツアという存在は抹消され、元々五人だった英雄は四英雄として語り継いでいくことを余儀無くされてしまった。
決戦前に仮眠を取ろうとしていたのに、結局寝ることができなかった。今まで冒険に出るときと同じように、剣の手入れや道具袋のチェックをしている。俺は準備をしていないと落ち着かないんだ。
小さなベッドしかない部屋のドアから、ノックの音が聞こえる。
「……どうぞ」
ドアを開いたのはミカだとばかり思っていたが、サクラだった。
「アルダー! グラジオラス大陸が見えてきたよ。君も上に来て!」
「そうか……いよいよか」
サクラがいつになく凛々しい感じに見えたのが不思議だったが、答えは服装の違いってだけみたいだ。金色の額当てと聖なるつるぎ、それから精霊の鎧と女神の盾。馬子にも衣装とはこのことか。
「むむ! アルダーもしかして、今馬子にも衣装とはこのことか! とか思わなかった!?」
「え! な、なんで分かった?」
「僕の第六感を侮ったね! このこのこの!」
「いててて! やめろ、やめろって」
勇者のヘナチョコパンチを浴びているところで、今度はカレンが部屋に飛び込んで来た。
「大変じゃー! グラジオラス大陸に、妙なものができておるぞ」
妙なもの? ここまで来てまだ何かあるのか? 勘弁してほしい。
俺達が一気に船上まで駆け上がると、確かにグラジオラス大陸は奇妙な何かに包まれていた。
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