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勇者の人生は、一日で変わってしまった
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大国サザランズの王の間で、セツアと俺達が並んで跪いていた。
王様は結構なおじいさんだが、まだ背筋もピンとしていて、しっかりとした威厳を保っている。
「勇者セツア、そして仲間達よ。この度は本当によくやってくれた。お前達を送り出したワシも鼻が高いぞ」
セツアは丁重さと美しさが混ざり合い、どんな貴族でも持ち得ない優雅さを持って答える。
「勿体無いお言葉、誠にありがとうございます。今回の冒険が成功したのは、一重に王様の尽力があってこそだと感じております」
「いやいや、ワシなど何もしておらんよ。本当にお前はできた奴じゃ! 我が息子にも見習ってほしいものだな」
王座のすぐ近くにいた金髪の華奢な男が、苦虫を噛み潰したような顔でこっちを見ている。多分、あれが王子なんだろう。俺達と同じくらいの年齢に見える。
「どうじゃ? セツアよ。お前さえ良ければ、ワシの代わりに王になっても構わんのだが……」
「く! 父上……それ以上のおふざけは」
「トラウド! お前は黙っておれ。ワシの期待に、何一つ応えられぬ半端者が」
「……ぐ……」
王様に言われて金髪の男は黙った。親子の事情は知らないが、父親から評価されていないということは察した。
王の間でお祝いをした後、俺達は城内でパーティーに参加させてもらった。大昔だけあって、みんなの服装も何処か古臭いし、見たことのないダンスばかりだ。
しかしサンドロンだけは違った。ミカと全く同じダンスだったからビックリだ。前世の記憶か何か知らないが、踊っている彼女はとにかく輝いて見える。
俺はダンスパーティーは得意じゃなかったので、壁に寄りかかって眺めているだけ。誰かが隣までやって来たようだ。
「踊らないの? あなた」
「うわ! ビックリした。ティアンナか。いや、俺はダンスとか柄じゃないからさ。君こそ踊ってくればいいのに」
「……無理」
「あ、そう」
ティアンナの奴、こんなところにまで本を持ってきているな。人形と大差ないくらい無表情なんだけど、一体何が楽しくて生きているのだろう。
「……ん? ティアンナ……なんか背中についてないか」
「? ……これのこと?」
「うわ!? 魔物じゃないのか、それ!」
彼女が背中を向けると、モフモフした小さな魔物が一匹貼りついていた。つぶらな瞳が可愛らしい。
「……いつも見ているのに、どうして驚くの? この子は私の友達」
「あ……ああ~。友達か。そうだったのか」
そうだった。ティアンナが一匹の魔物を従えていたのは有名な話だ。あまり見たことのない種族だし、きっとこれからも大きくなると思う。
「……セツア、幸せそう」
「ん。そうだな」
セツアは王のテーブル近くで、みんなと団欒の時間を過ごしていた。シャロットちゃんはまだ六歳になったばかりらしい。笑顔で娘を抱きかかえているセツアは、ただの若いお父さんだった。
俺はふと、隣にいるティアンナの視線が気になった。彼女はセツアを見ている時だけは、人形っぽい顔から……何か情緒を感じ取れる表情に変わる。余程慕っているのだろうな。サンドロンが俺の側にやって来た。
「ホークス! こんな所で石像みたいに立ってないで、一緒に踊りましょうよ! とっても楽しいわよ」
「あ、いや……。俺は踊りは苦手だから。遠慮しておく」
「大丈夫よ。私が教えてあげるわ! ほら、早く」
「うお! ちょ、ちょっと待て~」
俺はサンドロンに引っ張られてダンスをすることになった。以前ミカに誘われた時よりも強引だ。ヘトヘトになるまで踊らされたけど、まあ楽しかった。
城内のパーティーが終わると、俺達はパレードに行き、これまた沢山の民衆から歓声を浴びた。なんだかんだで夜まで催しは続いた。
やっと全てが終わったようで、俺達はセツアの家に辿り着いた。サンドロンに続いて玄関に入ろうとした時、後ろにいたセツアに声をかけられる。
「今日は本当にお疲れだったな。ホークス」
「ん? いいや。別に大丈夫だ」
「すまないが、私は城に呼ばれている。後は君達でのんびり休んでいてくれ」
「……こんな時間にか?」
「ああ。私も妙だと思うが、どうしても王が話すことがあるらしく、一人で来てほしいと言われた。みんなにも伝えておいてくれ」
「……分かった」
セツアは城に向かって歩き出した。こんな夜遅くに呼び出すなんて、妙な話だと思ったが、俺は内心別のことで焦っていて深く考えなかった。
唐突に三百年前に来てしまって、このまま現代に戻れないかもしれない……という心配で頭が一杯だった。
再び王宮にやって来たセツアは、パーティー会場で会った兵士からの言伝に従い、六階まで上ってきた。城内は昼間の騒ぎが嘘のように静まり返っている。
彼は見張りすらいない王の間に入リ、奇妙な違和感を感じていた。
「……王様。遅れてしまい申し訳ございません。……?」
赤い絨毯の先には王座がある。灯りがついていない為はっきりとは見えないが、誰かが王座に座っていた。セツアは真っ直ぐに歩みを進める。
王座に座っているのは国王で間違いなかった。セツアは彼の姿を確認すると、少しだけ安心して足を早める。
「こんなところでお眠りになっては、風邪を引いてしまいますよ」
うな垂れている国王は、ピクリとも動かない。彼の足元に落ちている何かにセツアは気がつき、しゃがんでそれを拾った。
「……な……! 王様、王様!」
彼が拾ったのは、真っ赤に染まったナイフだった。よく見れば床に血溜まりができている。国王は既に絶命していた。セツアは目の前の状況に驚き、ただ立ち尽くしていた。
不意に王の間の扉が開く。
「父上……こちらにいらっしゃいましたか。おや、勇者セツアも」
セツアは呆然とした表情で振り返った。王子トラウドが側に来るまで、彼は空虚な人形のようだった。
「……これは! 父上、父上!」
トラウドが国王の側まで走り寄る。二、三度揺すった後、振り返って立ち尽くすセツアを睨んだ。
「貴様! 父上を手にかけたな! 実の親のように接してくれた人間に、何という非道な真似を!」
「ち……違います。私がやったのではありません! 私が来た時には……既に」
セツアはナイフを落として後ずさった。必死に首を横に振り、誤解を解こうとする。
「黙れ! お前は初めから怪しい奴だと思っていた。父上を手にかけ、この国を乗っ取ろうとする偽善者め! 誰か、誰かいないか! 勇者セツアが父上を手にかけたぞ! 誰か来てくれ」
「違います! 断じて私では……く!」
兵士達が走ってくる足音が聞こえる。セツアはすっかり混乱してしまい、王の間から走り去った。兵士達が王の間にやってくると、トラウドが怒りを露わに怒鳴り声を上げる。
「これを見ろ! 我が父上が、あの勇者セツアに殺されてしまったのだ! お前達、何としてあやつを捕まえよ。何としてもだ!」
「……! は、はい!」
兵士達はセツアを追いかけて城内を駆け回り、静かだった世界が喧騒に包まれていく。トラウドは王の間で、怒りの仮面を外しうっすらと微笑を浮かべる。
「……へへへ! 清々したぜ。クソ親父はぶっ殺したし、目障りな勇者の人生も終わる。これで全てが俺の物になる……そうだろ?」
王の間を月明かりが照らしている。トラウドの影の他に、薄っすらともう一つ影が浮かんでいた。
結局セツアの家に泊めてもらった俺は、うるさい声が外から聞こえて目を覚ました。騒いでいるのは朝帰りの酔っ払いではないようだが、とにかくうるさい。
全く、昨日のお祭り気分が抜けていないんだな。そう考えて二度寝を試みようとした時、寝室の扉が勢いよく開かれてしまった。
「ホークス! 起きて、ホークス! 早く起きて!」
「……うん? な、何だ」
サンドロンが青い顔になって、悲鳴に近い声で俺を起こしてくる。今日も綺麗だなと思って見つめていると、突然爆発魔法のような言葉を放ってきた。
「大変なの……セツアが、セツアが……王様を殺害したんですって!」
「……ふわあ~。それは大変だったね。……? さ、殺害!?」
俺は彼女の震える言葉で飛び起きた。栄光に満ちた勇者の伝説が、一気に地獄に転がり落とされていく瞬間を、この目で見ることになってしまった。
王様は結構なおじいさんだが、まだ背筋もピンとしていて、しっかりとした威厳を保っている。
「勇者セツア、そして仲間達よ。この度は本当によくやってくれた。お前達を送り出したワシも鼻が高いぞ」
セツアは丁重さと美しさが混ざり合い、どんな貴族でも持ち得ない優雅さを持って答える。
「勿体無いお言葉、誠にありがとうございます。今回の冒険が成功したのは、一重に王様の尽力があってこそだと感じております」
「いやいや、ワシなど何もしておらんよ。本当にお前はできた奴じゃ! 我が息子にも見習ってほしいものだな」
王座のすぐ近くにいた金髪の華奢な男が、苦虫を噛み潰したような顔でこっちを見ている。多分、あれが王子なんだろう。俺達と同じくらいの年齢に見える。
「どうじゃ? セツアよ。お前さえ良ければ、ワシの代わりに王になっても構わんのだが……」
「く! 父上……それ以上のおふざけは」
「トラウド! お前は黙っておれ。ワシの期待に、何一つ応えられぬ半端者が」
「……ぐ……」
王様に言われて金髪の男は黙った。親子の事情は知らないが、父親から評価されていないということは察した。
王の間でお祝いをした後、俺達は城内でパーティーに参加させてもらった。大昔だけあって、みんなの服装も何処か古臭いし、見たことのないダンスばかりだ。
しかしサンドロンだけは違った。ミカと全く同じダンスだったからビックリだ。前世の記憶か何か知らないが、踊っている彼女はとにかく輝いて見える。
俺はダンスパーティーは得意じゃなかったので、壁に寄りかかって眺めているだけ。誰かが隣までやって来たようだ。
「踊らないの? あなた」
「うわ! ビックリした。ティアンナか。いや、俺はダンスとか柄じゃないからさ。君こそ踊ってくればいいのに」
「……無理」
「あ、そう」
ティアンナの奴、こんなところにまで本を持ってきているな。人形と大差ないくらい無表情なんだけど、一体何が楽しくて生きているのだろう。
「……ん? ティアンナ……なんか背中についてないか」
「? ……これのこと?」
「うわ!? 魔物じゃないのか、それ!」
彼女が背中を向けると、モフモフした小さな魔物が一匹貼りついていた。つぶらな瞳が可愛らしい。
「……いつも見ているのに、どうして驚くの? この子は私の友達」
「あ……ああ~。友達か。そうだったのか」
そうだった。ティアンナが一匹の魔物を従えていたのは有名な話だ。あまり見たことのない種族だし、きっとこれからも大きくなると思う。
「……セツア、幸せそう」
「ん。そうだな」
セツアは王のテーブル近くで、みんなと団欒の時間を過ごしていた。シャロットちゃんはまだ六歳になったばかりらしい。笑顔で娘を抱きかかえているセツアは、ただの若いお父さんだった。
俺はふと、隣にいるティアンナの視線が気になった。彼女はセツアを見ている時だけは、人形っぽい顔から……何か情緒を感じ取れる表情に変わる。余程慕っているのだろうな。サンドロンが俺の側にやって来た。
「ホークス! こんな所で石像みたいに立ってないで、一緒に踊りましょうよ! とっても楽しいわよ」
「あ、いや……。俺は踊りは苦手だから。遠慮しておく」
「大丈夫よ。私が教えてあげるわ! ほら、早く」
「うお! ちょ、ちょっと待て~」
俺はサンドロンに引っ張られてダンスをすることになった。以前ミカに誘われた時よりも強引だ。ヘトヘトになるまで踊らされたけど、まあ楽しかった。
城内のパーティーが終わると、俺達はパレードに行き、これまた沢山の民衆から歓声を浴びた。なんだかんだで夜まで催しは続いた。
やっと全てが終わったようで、俺達はセツアの家に辿り着いた。サンドロンに続いて玄関に入ろうとした時、後ろにいたセツアに声をかけられる。
「今日は本当にお疲れだったな。ホークス」
「ん? いいや。別に大丈夫だ」
「すまないが、私は城に呼ばれている。後は君達でのんびり休んでいてくれ」
「……こんな時間にか?」
「ああ。私も妙だと思うが、どうしても王が話すことがあるらしく、一人で来てほしいと言われた。みんなにも伝えておいてくれ」
「……分かった」
セツアは城に向かって歩き出した。こんな夜遅くに呼び出すなんて、妙な話だと思ったが、俺は内心別のことで焦っていて深く考えなかった。
唐突に三百年前に来てしまって、このまま現代に戻れないかもしれない……という心配で頭が一杯だった。
再び王宮にやって来たセツアは、パーティー会場で会った兵士からの言伝に従い、六階まで上ってきた。城内は昼間の騒ぎが嘘のように静まり返っている。
彼は見張りすらいない王の間に入リ、奇妙な違和感を感じていた。
「……王様。遅れてしまい申し訳ございません。……?」
赤い絨毯の先には王座がある。灯りがついていない為はっきりとは見えないが、誰かが王座に座っていた。セツアは真っ直ぐに歩みを進める。
王座に座っているのは国王で間違いなかった。セツアは彼の姿を確認すると、少しだけ安心して足を早める。
「こんなところでお眠りになっては、風邪を引いてしまいますよ」
うな垂れている国王は、ピクリとも動かない。彼の足元に落ちている何かにセツアは気がつき、しゃがんでそれを拾った。
「……な……! 王様、王様!」
彼が拾ったのは、真っ赤に染まったナイフだった。よく見れば床に血溜まりができている。国王は既に絶命していた。セツアは目の前の状況に驚き、ただ立ち尽くしていた。
不意に王の間の扉が開く。
「父上……こちらにいらっしゃいましたか。おや、勇者セツアも」
セツアは呆然とした表情で振り返った。王子トラウドが側に来るまで、彼は空虚な人形のようだった。
「……これは! 父上、父上!」
トラウドが国王の側まで走り寄る。二、三度揺すった後、振り返って立ち尽くすセツアを睨んだ。
「貴様! 父上を手にかけたな! 実の親のように接してくれた人間に、何という非道な真似を!」
「ち……違います。私がやったのではありません! 私が来た時には……既に」
セツアはナイフを落として後ずさった。必死に首を横に振り、誤解を解こうとする。
「黙れ! お前は初めから怪しい奴だと思っていた。父上を手にかけ、この国を乗っ取ろうとする偽善者め! 誰か、誰かいないか! 勇者セツアが父上を手にかけたぞ! 誰か来てくれ」
「違います! 断じて私では……く!」
兵士達が走ってくる足音が聞こえる。セツアはすっかり混乱してしまい、王の間から走り去った。兵士達が王の間にやってくると、トラウドが怒りを露わに怒鳴り声を上げる。
「これを見ろ! 我が父上が、あの勇者セツアに殺されてしまったのだ! お前達、何としてあやつを捕まえよ。何としてもだ!」
「……! は、はい!」
兵士達はセツアを追いかけて城内を駆け回り、静かだった世界が喧騒に包まれていく。トラウドは王の間で、怒りの仮面を外しうっすらと微笑を浮かべる。
「……へへへ! 清々したぜ。クソ親父はぶっ殺したし、目障りな勇者の人生も終わる。これで全てが俺の物になる……そうだろ?」
王の間を月明かりが照らしている。トラウドの影の他に、薄っすらともう一つ影が浮かんでいた。
結局セツアの家に泊めてもらった俺は、うるさい声が外から聞こえて目を覚ました。騒いでいるのは朝帰りの酔っ払いではないようだが、とにかくうるさい。
全く、昨日のお祭り気分が抜けていないんだな。そう考えて二度寝を試みようとした時、寝室の扉が勢いよく開かれてしまった。
「ホークス! 起きて、ホークス! 早く起きて!」
「……うん? な、何だ」
サンドロンが青い顔になって、悲鳴に近い声で俺を起こしてくる。今日も綺麗だなと思って見つめていると、突然爆発魔法のような言葉を放ってきた。
「大変なの……セツアが、セツアが……王様を殺害したんですって!」
「……ふわあ~。それは大変だったね。……? さ、殺害!?」
俺は彼女の震える言葉で飛び起きた。栄光に満ちた勇者の伝説が、一気に地獄に転がり落とされていく瞬間を、この目で見ることになってしまった。
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