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砂漠の大国、ジニアの至宝
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馬車に揺られること半刻程で、砂漠の向こうにジニアの城下町が見えてきた。
パオリーナは相変わらず、子供のように景色に魅入っている。城下町の門が見えてくると、もう歓声をあげんばかりの勢いで飛び上がった。
「見てくださいよアルダーさん! ジニアですよ、ジニア!」
「ああ、分かってるよ。大きな国だよなあ、本当に」
「ええー! なんかリアクション薄くありませんか? 私なんてこんな大きな国を見たのは初めてだったから、もう本当にビックリしちゃってます」
元気の良いお嬢さんだな。どっかの勇者に似ている気がする。やがて馬車は城下町の中に入って行った。
「パオリーナは、元々は何処からやってきたんだ?」
「私ですか? グラジオラス大陸からですよ」
「へー。あそこかあ……え!? グラジオラス大陸? 嘘だろ!」
高Lvの魔物しか生息していなくて、人間などほとんど生きていられない修羅の大地。こんな可憐な娘が、あんな厳しい世界で生きていたなんて信じられない。
「本当ですよ。私はネリネっていう町で生まれ育ったんです。でも、もう戻れませんけどね。一ヶ月ほど前に魔物が凶暴化して、町を襲ったんです。私は何とか助かったんですが、ほとんどの人は亡くなってしまいました」
なんて悲惨な話だ。彼女は荷台に座り込んで大人しくなっている。馬車が城下町に入ったところで、俺は聞いたことを後悔していた。
「お父さんもお母さんも、弟も……もういません。私は残った人達と魔物から逃げながら、必死に生きていける場所を探しました。そうして辿り着いたのが、あの小さな村なんです」
「……そうか。悪いことを聞いてしまったな。すまない」
パオリーナは俺を見て笑った。何となく、笑顔もサクラに似ているような気がする。
「いいえ。気にしないで下さい。ウジウジしていても、空の上からみんなに叱られますから。みんなの分まで生きて、きっと幸せになるって、私決めたんです!」
彼女は済んだ瞳でジニアの通りを眺めている。俺なんかよりずっと強いんじゃないかと思う。やがてジニアの城門前で、俺達は馬車を降ろされた。
城門では兵士長さんが、人の良さそうな笑顔で待っている。
「アルダー殿。ジニアはどうですかな? 今は魔王騒ぎで活気がありませんが、つい最近までは人で溢れかえっていたのですよ」
「大きな、とても良い国に見えますよ。連れてきてくれてありがとうございます。最後に一つ聞きたいことがあるんですが……」
「何ですかな?」
「変な質問なんですけど、剣が飾ってあるような所ってないですか? 装飾品みたいな感じで」
あの男は俺に、飾ってある剣を取れとか言っていた。今考えてもおかしなことを言われたもんだ。兵士長さんは少しも笑わず、真面目な顔で言った。
「ホークスの剣のことでしょう。よく知っておられますな。ご案内しますよ」
「え? 良いんですか。本当にすみません」
「ええ、アルダーさんなら王様も、喜んで許可するでしょう」
王様? 一体なんで王様に会う必要があるんだ? パオリーナが目を輝かせて俺達を交互に見る。
「王様に会いに行けるんですかあ? きゃー! 何だか夢みたいです。アルダーさん、早く行きましょう!」
俺は兵士長さんに連れられて、ジニアの城内に入って行った。みんなターバンを巻いていて、外にはラクダもいっぱいいる。
王の間は二階にあり、小さなおじいさんが王座に座っている。兵士長もそうだけど、温厚そうな人が多い国だ。
「アルダー殿を連れて参りました」
「おお、お主がアルダーか! 噂はかねがね聞いておるよ。数々の魔物を打ち破ってきた、一流の戦士であると」
俺とパオリーナは跪き、王様に丁重に礼をした。
「勿体無いお言葉です。ただ必死に戦っていたに過ぎません」
「おお、おお。謙虚なものだ。兵士長よ、よく連れてきてくれた。ここからはワシが案内するとしよう」
国王が案内をするというのは、どういうことなのだろう。両脇にいる屈強な兵士二人を連れて、王様は部屋の出口に歩き出す。
「アルダーとそこのお嬢さん。ワシについて来なさい」
王の間から出た俺達は、城の廊下をゆっくりと歩き始めた。何度か階段を登ったり降りたりを繰り返し、やがて城の裏庭に出て来た。小さな王族用のオアシスがある。
「ちょっと待っててくれ。えーとな、確かここを」
オアシスの一番大きなヤシの木まで歩いて来た王様は、懐から何かを取り出した。どうやら鍵みたいだ。ヤシの木近くにあった花壇には鍵穴があり、差し込むと勢いよく回転を始める。
「きゃ! す、凄い仕掛けですね」
「あ、ああ……」
パオリーナは思わず声を出してしまい、俺も呆気に取られた。回転を終えると花壇は後ろに移動し、大きな地下への階段が姿を現している。
「フォッフォッフォ! なかなか面白いじゃろ。さあこっちじゃ」
王様に連れられて、俺達は何処までも階段を降りて行った。薄暗い階段は終わりが見えず、まるで無限に続いているような錯覚さえ感じる。
やっとのことで降りきった先には、赤く大きな扉が待ち構えていた。ゴーレムくらい大きなサイズだった。
「えーと。この扉は……どうするんじゃったかな? おお! そうだそうだ」
王様はちょっと悩んでいたが、やがて思い出した様子で、扉の中央まで歩いて行く。四角形の奇妙な窪みがあって、彼はそこに右手の平を当てがった。
「え? え? 王様、手が光ってますう~!」
「ムフフ! 凄いじゃろ~」
この娘は一つ一つ驚いているな。王様はパオリーナの反応が面白くてしょうがないらしい。扉は重苦しい音を立てて開き始めた。もしかしたら、さっきのは王族を認識する為に必要な装置だったのか。
中には周りを水で囲まれた、小さな祠があった。赤い絨毯の先に飾られている一本の剣。
「あれじゃよ。ワシらの至宝……ホークスの剣じゃ。さあアルダーよ、好きなだけ見ていくと良い」
「は、はい」
俺は赤い絨毯の上を歩き出した。後ろから聞こえる足音はパオリーナだろう。きっと興奮しているんだろうな。やがて祭壇の上に置かれている、鞘に入った剣のすぐそばまでやって来た。
「これがホークスの剣……」
静かに眺めていると、心臓の音が妙に大きく鳴り始める。パオリーナが目を爛々とさせている横で、誰かの気配を感じた。
「遅かったじゃねえか。年長者を、そんなに待たせるもんじゃねえぞ」
「! 誰だ!?」
俺は周りを見渡したが、パオリーナと王様と兵士以外、誰も姿が見えない。
「分かるように説明してやるから、まずは剣を取れ」
「へ? 剣を?」
「ああそうだ。早くしろ」
コドランみたいに面倒くさそうに話す奴だ。俺はゆっくりと剣を取った。
「何だよ。何も起こらないじゃないか……!?」
「あ、アルダーさん! 剣が、剣が!?」
パオリーナはビックリして飛び上がっている。ホークスの剣が光り始めた。やがて祠の中心から、魔法の渦が巻き上がる。パニックになった王様と兵士はこっちに走って来たが、もう遅かった。
俺は突如として発生した渦に飲み込まれ、闇の中に連れ去られてしまった。
「……ス。早く起きてよ。いつまで眠ってるの!」
「……ん……あ?」
誰かが耳元で大きな声を立ててくる。静かに目を開けると、そこにはまた知らない天井があった。今度は何処のベッドで寝ているんだと考えていると、よく知っている顔が俺を覗き込んでくる。
「もう! いつまで眠っているのよ。こんな大事な日に!」
「うわ! ミ、ミカ!」
俺はベッドから飛び起きてしまった。ミカが目の前にいたからだ。彼女は目をパチパチさせて、不思議そうに眺めていたが、やがて溜息をついて背を向けた。
「もう、まだ寝ぼけているのね! 早く着替えて支度して。遅れちゃうわよ!」
「え? あ、いや……。ミカ、一体どうなってんだ? 俺は……」
彼女はこちらを振り向くと、睨みつけながらズンズン近づいてくる。
「アンタねえ。いつ私がそんな名前になったわけ?」
「え!? いや、ミカだろ?」
我ながら間抜けな質問だと思う。彼女は盛大な溜息をついて顔を上げると、キスしてしまうくらい接近して言った。
「私はサンドロンでしょ! いつまで寝ぼけてんの!? 早くしないと遅れるから、準備しなさいよ」
彼女は一度部屋から出て行った。サンドロン? 一体何を言ってんだ? 俺は彼女の剣幕にビビりながらも、とにかく外に出る準備を始めるしかなかった。
「ホークス! 準備は終わったの!?」
「いや、まだ終わってない。っていうか、俺の服は何処に……は!?」
サンドロンを名乗るミカは、間違いなく今俺をホークスと呼んだ。大昔の英雄の名前だ。
混乱状態が続いている俺の、左手の薬指には指輪がはめられていた。
パオリーナは相変わらず、子供のように景色に魅入っている。城下町の門が見えてくると、もう歓声をあげんばかりの勢いで飛び上がった。
「見てくださいよアルダーさん! ジニアですよ、ジニア!」
「ああ、分かってるよ。大きな国だよなあ、本当に」
「ええー! なんかリアクション薄くありませんか? 私なんてこんな大きな国を見たのは初めてだったから、もう本当にビックリしちゃってます」
元気の良いお嬢さんだな。どっかの勇者に似ている気がする。やがて馬車は城下町の中に入って行った。
「パオリーナは、元々は何処からやってきたんだ?」
「私ですか? グラジオラス大陸からですよ」
「へー。あそこかあ……え!? グラジオラス大陸? 嘘だろ!」
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なんて悲惨な話だ。彼女は荷台に座り込んで大人しくなっている。馬車が城下町に入ったところで、俺は聞いたことを後悔していた。
「お父さんもお母さんも、弟も……もういません。私は残った人達と魔物から逃げながら、必死に生きていける場所を探しました。そうして辿り着いたのが、あの小さな村なんです」
「……そうか。悪いことを聞いてしまったな。すまない」
パオリーナは俺を見て笑った。何となく、笑顔もサクラに似ているような気がする。
「いいえ。気にしないで下さい。ウジウジしていても、空の上からみんなに叱られますから。みんなの分まで生きて、きっと幸せになるって、私決めたんです!」
彼女は済んだ瞳でジニアの通りを眺めている。俺なんかよりずっと強いんじゃないかと思う。やがてジニアの城門前で、俺達は馬車を降ろされた。
城門では兵士長さんが、人の良さそうな笑顔で待っている。
「アルダー殿。ジニアはどうですかな? 今は魔王騒ぎで活気がありませんが、つい最近までは人で溢れかえっていたのですよ」
「大きな、とても良い国に見えますよ。連れてきてくれてありがとうございます。最後に一つ聞きたいことがあるんですが……」
「何ですかな?」
「変な質問なんですけど、剣が飾ってあるような所ってないですか? 装飾品みたいな感じで」
あの男は俺に、飾ってある剣を取れとか言っていた。今考えてもおかしなことを言われたもんだ。兵士長さんは少しも笑わず、真面目な顔で言った。
「ホークスの剣のことでしょう。よく知っておられますな。ご案内しますよ」
「え? 良いんですか。本当にすみません」
「ええ、アルダーさんなら王様も、喜んで許可するでしょう」
王様? 一体なんで王様に会う必要があるんだ? パオリーナが目を輝かせて俺達を交互に見る。
「王様に会いに行けるんですかあ? きゃー! 何だか夢みたいです。アルダーさん、早く行きましょう!」
俺は兵士長さんに連れられて、ジニアの城内に入って行った。みんなターバンを巻いていて、外にはラクダもいっぱいいる。
王の間は二階にあり、小さなおじいさんが王座に座っている。兵士長もそうだけど、温厚そうな人が多い国だ。
「アルダー殿を連れて参りました」
「おお、お主がアルダーか! 噂はかねがね聞いておるよ。数々の魔物を打ち破ってきた、一流の戦士であると」
俺とパオリーナは跪き、王様に丁重に礼をした。
「勿体無いお言葉です。ただ必死に戦っていたに過ぎません」
「おお、おお。謙虚なものだ。兵士長よ、よく連れてきてくれた。ここからはワシが案内するとしよう」
国王が案内をするというのは、どういうことなのだろう。両脇にいる屈強な兵士二人を連れて、王様は部屋の出口に歩き出す。
「アルダーとそこのお嬢さん。ワシについて来なさい」
王の間から出た俺達は、城の廊下をゆっくりと歩き始めた。何度か階段を登ったり降りたりを繰り返し、やがて城の裏庭に出て来た。小さな王族用のオアシスがある。
「ちょっと待っててくれ。えーとな、確かここを」
オアシスの一番大きなヤシの木まで歩いて来た王様は、懐から何かを取り出した。どうやら鍵みたいだ。ヤシの木近くにあった花壇には鍵穴があり、差し込むと勢いよく回転を始める。
「きゃ! す、凄い仕掛けですね」
「あ、ああ……」
パオリーナは思わず声を出してしまい、俺も呆気に取られた。回転を終えると花壇は後ろに移動し、大きな地下への階段が姿を現している。
「フォッフォッフォ! なかなか面白いじゃろ。さあこっちじゃ」
王様に連れられて、俺達は何処までも階段を降りて行った。薄暗い階段は終わりが見えず、まるで無限に続いているような錯覚さえ感じる。
やっとのことで降りきった先には、赤く大きな扉が待ち構えていた。ゴーレムくらい大きなサイズだった。
「えーと。この扉は……どうするんじゃったかな? おお! そうだそうだ」
王様はちょっと悩んでいたが、やがて思い出した様子で、扉の中央まで歩いて行く。四角形の奇妙な窪みがあって、彼はそこに右手の平を当てがった。
「え? え? 王様、手が光ってますう~!」
「ムフフ! 凄いじゃろ~」
この娘は一つ一つ驚いているな。王様はパオリーナの反応が面白くてしょうがないらしい。扉は重苦しい音を立てて開き始めた。もしかしたら、さっきのは王族を認識する為に必要な装置だったのか。
中には周りを水で囲まれた、小さな祠があった。赤い絨毯の先に飾られている一本の剣。
「あれじゃよ。ワシらの至宝……ホークスの剣じゃ。さあアルダーよ、好きなだけ見ていくと良い」
「は、はい」
俺は赤い絨毯の上を歩き出した。後ろから聞こえる足音はパオリーナだろう。きっと興奮しているんだろうな。やがて祭壇の上に置かれている、鞘に入った剣のすぐそばまでやって来た。
「これがホークスの剣……」
静かに眺めていると、心臓の音が妙に大きく鳴り始める。パオリーナが目を爛々とさせている横で、誰かの気配を感じた。
「遅かったじゃねえか。年長者を、そんなに待たせるもんじゃねえぞ」
「! 誰だ!?」
俺は周りを見渡したが、パオリーナと王様と兵士以外、誰も姿が見えない。
「分かるように説明してやるから、まずは剣を取れ」
「へ? 剣を?」
「ああそうだ。早くしろ」
コドランみたいに面倒くさそうに話す奴だ。俺はゆっくりと剣を取った。
「何だよ。何も起こらないじゃないか……!?」
「あ、アルダーさん! 剣が、剣が!?」
パオリーナはビックリして飛び上がっている。ホークスの剣が光り始めた。やがて祠の中心から、魔法の渦が巻き上がる。パニックになった王様と兵士はこっちに走って来たが、もう遅かった。
俺は突如として発生した渦に飲み込まれ、闇の中に連れ去られてしまった。
「……ス。早く起きてよ。いつまで眠ってるの!」
「……ん……あ?」
誰かが耳元で大きな声を立ててくる。静かに目を開けると、そこにはまた知らない天井があった。今度は何処のベッドで寝ているんだと考えていると、よく知っている顔が俺を覗き込んでくる。
「もう! いつまで眠っているのよ。こんな大事な日に!」
「うわ! ミ、ミカ!」
俺はベッドから飛び起きてしまった。ミカが目の前にいたからだ。彼女は目をパチパチさせて、不思議そうに眺めていたが、やがて溜息をついて背を向けた。
「もう、まだ寝ぼけているのね! 早く着替えて支度して。遅れちゃうわよ!」
「え? あ、いや……。ミカ、一体どうなってんだ? 俺は……」
彼女はこちらを振り向くと、睨みつけながらズンズン近づいてくる。
「アンタねえ。いつ私がそんな名前になったわけ?」
「え!? いや、ミカだろ?」
我ながら間抜けな質問だと思う。彼女は盛大な溜息をついて顔を上げると、キスしてしまうくらい接近して言った。
「私はサンドロンでしょ! いつまで寝ぼけてんの!? 早くしないと遅れるから、準備しなさいよ」
彼女は一度部屋から出て行った。サンドロン? 一体何を言ってんだ? 俺は彼女の剣幕にビビりながらも、とにかく外に出る準備を始めるしかなかった。
「ホークス! 準備は終わったの!?」
「いや、まだ終わってない。っていうか、俺の服は何処に……は!?」
サンドロンを名乗るミカは、間違いなく今俺をホークスと呼んだ。大昔の英雄の名前だ。
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