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エリーシアとの夜
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レオンハルトとランティスは、夕方過ぎにルゴサの町に辿り着いた。
彼らは武器が盗まれてしまったという地下牢に向かっている。階段を降りながら、納得がいかないランティスはレオンハルトに話しかけた。
「ねえにいちゃん。何で剣が武器屋じゃなくて、牢屋なんかに収められていたの?」
「一言で言えば、牢屋に入れる以外なかったのさ。手にした奴はみんな悲惨な死を遂げた。所有者だけじゃなく、そいつらの大事な人達も殺されちまった。斬られた奴らは魂まで喰われるそうだ」
地下牢へ続く長い階段を降りながら、ランティスは何か暗い、陰湿なものに吸い込まれていくような錯覚を感じた。闇が少しずつ自分達を覆っていく。
「有名な剣なんでしょ? 美術館とかに飾れば良かったのに」
「飾っていた時期もあったんだぜ。みんなこぞって鑑賞しに行った。観客の中に体格の良い大男がいてな。剣は男をそそのかしたらしい。気がつけば町一つ無くなったそうだ」
「そんな厄介な剣が……いつの間にかルゴサに流れ着いていたなんて」
階段の終わりまで来たところで、少年は息苦しさと寒気を覚えた。自分の吐く吐息がやけにうるさく感じる。赤髪の戦士は、剣だけを置いていた小さな牢獄の扉に鍵を刺した。
「まるで剣が生きているみたいな話だね」
「ああ、生きているんだとよ。言葉や、あらゆる演出で狙った奴を幻惑する。まるで自分が聖なる剣であるかのように見せるんだとさ。だから名前は、魔剣フェイクカリバーっていうんだ」
扉を開けると、中にはポッカリと口を開けた宝箱があるのみだった。鎖で雁字搦めにしていたようだが、何かに切断された痕がある。
「なんか手掛かりがあるかと思ったんだが、何にもねえか」
「ううん、手掛かりはあったよ」
「あん? 何か見つかったのか?」
少年は、闇に包まれた牢獄の中で震えていた。
「この牢屋に漂ってる……魔剣の残気だよ。信じ難いほど禍々しくて、近くにいればすぐに分かると思う。にいちゃん、僕は怖いよ……」
「そうか……。だが安心しろランティス! 実はな……俺はチビりそうだ! 正直お前よりビビってる」
「へ!? やめてよ! こんな時に」
赤髪の戦士は笑いながら少年の背中を叩いた。彼はとにかく楽観的だ。
「まあ心配するな! どんな町が滅ぼされたのか知らねえが、俺達だったら勝てるさ! 多分な」
ライラックとかいう奴と揉めてから一日が経った。俺は図書館で本の在庫を調べている。ミカは今日早く上がることになったので、後で待ち合わせすることになった。
「ミカは早上がりで、俺は残業か~。早く終わらせないと……お?」
返却した本の中に、偶然四英雄についての資料を見つけた。随分と古ぼけていて、所々敗れてしまっている。相当保存状況が悪い。
「ここまでボロボロの本は初めてだな。何々……」
本の内容は、大体俺が今まで読んだ資料と同じだった。四英雄についての詳細と、魔王を討伐したことまでが記載されている。だがこの本には、一つ妙な点があった。
四英雄一人一人の詳細が事細かに記載されているが、更にもう一人分書かれている。恐らく、4英雄にお供みたいな人間がいたという仮説なんだろう。以前読んだ資料によれば、四英雄ではなく、実は三人だったという説もある。
一千年前の資料ですらしっかり詳細が残っているというのに、何故三百年前の話がここまであやふやなのか。どうしても気になってしまう。
「この資料は随分細かく書かれているな……えーと……」
「だ~れだ!」
不意に俺の視界が真っ暗になった。誰かが俺の目を両手で塞いでいるようだ。俺は最初、サクラがやっているのだと思っていたが、声も手の感じも違う。
ミカの声でもないな……ひょっとして。
「え、エリーシア……か?」
「ふふふ! 当たりよ」
塞いでいた両手が降ろされ、振り向いた先にはエリーシアがいた。彼女がこんなことをするとは、俺は夢にも思わなかった。人っていうのは変わるものだな。
「ビックリした! サクラかと思ったよ」
「今のはサクラの真似よ。彼女なら家で眠っているわ」
「アイツ、たまにお子様みたいに早く寝るからな。ところで、何か用事があったのか?」
彼女はハッとして真顔に戻った。
「私ったら、大事な話を忘れていたわ! アルダーはライラックを知っていたかしら?」
「アイツか……エリーシアとパーティを組んでいた奴だろ。知ってるよ」
「彼が今、美術館で係員さんと揉めているんですって! 私だけじゃ止められそうにないから、アルダーも来てもらえない?」
昨日忠告したばかりだって言うのに。あんな素行でよく勇者を名乗れたものだ。幸いミカと会うまではまだ時間がある。
「分かった、すぐに行こう」
「ありがとう。助かったわ!」
エリーシアを引き連れて、俺は美術館へ向かった。もう閉館間際で、人はほとんどいないはず。これ以上アイツを野放しにするわけにはいかない。
美術館の中はほとんど人気が見られず、辺りは静寂に支配されている。
「中は広いから、探すのは大変だな。騒いでいる様子はないけど」
「ええ。何処に行ったのかしら。彼、二階にいるのかもしれない」
俺は階段を上がり、絵画コーナーが多数を占めている二階に辿り着いた。しかし奴の姿はない。美術館とはいえ静かすぎるし、本当に人がいないのは妙だ。
「おかしいな……係員さえ見つからない。どうなっているんだ?」
そんな中、フロア内に若い女性の悲鳴が鳴り響いた。
「アルダー! 今の声……」
「ああ! きっとこの階だ! 助けないと」
俺は絵画コーナーの中を走った。後ろから彼女の足音が聞こえる。中は広い上に細かく壁が区切られているせいで、悲鳴を上げた女性を探すのに手間取っている。
「いたわ! あそこよ」
エリーシアが言うとおり、曲がり角の先に女性が座り込んでいた。何かを凝視しながら、顔を引きつらせて後ずさっている。
「どうした? 大丈夫か!?」
「あ……ああ……あ……いや~!」
女性はよろけながら立ち上がると、一目散に走り出した。服装を見る限り、この美術館の係員だろう。
「ちょっと君! ……?」
彼女が怯えていた何かを知る為、絵画のほうへ振り返った。しかし、いたって普通の絵が展示されているだけで、特に何も見つからない。
「ライラックの奴、隠れていやがるのか? ……あれ? エリーシア! エリーシア?」
いつの間にかエリーシアがいなくなっている。広い美術館の中で、俺はたった一人になった。
「何処に行ったんだ。エリー……」
美術館の一番奥側にあった灯りが消えた。まだ館内に人がいるというのに。そんなことを考えていると、奥側から一つずつ、灯りが消えていく。あっという間に闇に囲まれた。
「おいおい! あの係員さんか? 全く!」
ライラックは見つからない。俺は仕方なく一階に戻ろうと、奥にある階段へ歩き出した。
「そっちは行き止まりよ。アルダー」
いきなり後ろから声がして、俺はビクリとしながら振り返った。真っ暗になってほとんど見えないが、エリーシアが数歩先に立っていることは分かる。
「なんだよエリーシア。一体何処に行ってたんだ? 階段は向こうで間違いないよ」
「ふふふ……せっかくですもの。ここでもう少しお話しましょうよ」
「何言ってんだよ。もう美術館を閉める時間だし、わざわざこんな所で話さなくてもいいだろ」
彼女の姿はぼんやりと分かる。でも、はっきりと顔が見えない。俺は黒い影と話しているような、妙な気分だった。
「実はね。ライラックは、初めからここにはいないのよ。あなたと二人っきりになりたくて、私がこの場所を選んだだけ」
彼女はゆっくりと俺に近づいてくる。何故かは分からないが、背筋に寒いものを感じ始めていた。
「俺を騙したのか? 何でそんなことをするんだ。今日の君はおかしいよ」
「おかしくないわよ……アルダー。私は初めからこういう性格だわ」
「この後用事があるんだ。俺は帰るよ」
どういうつもりか知らないが、嘘をついて人を振り回すなんて。俺は彼女に苛立ちを覚え、背を向けて帰ろうとした。
「悪いけど急いでいるから。じゃあな……エリーシ……う!?」
突如、背中に衝撃が走った。はっきりとは分からないが、強烈な何かを喰らった俺は、立っていられず跪いた。
「つれないわあなた……。せっかく素晴らしいことを教えてあげようとしているのに。あなたにとって私は、この世界で一番長い付き合いなのよ」
電流のような何かがまだ体に残っている。背中の痛みがやわらぎ、やっと掠れる声が出た。
「君とはそんなに長い付き合いじゃないだろ! いい加減にしろ! 一体今何を……」
気配で分かった……彼女は俺のすぐ後ろにいる。耳元で、聖母のように暖かい声がした。
「ねえアルダー。どうして私が、あなたのご両親を殺したか知りたい?」
彼らは武器が盗まれてしまったという地下牢に向かっている。階段を降りながら、納得がいかないランティスはレオンハルトに話しかけた。
「ねえにいちゃん。何で剣が武器屋じゃなくて、牢屋なんかに収められていたの?」
「一言で言えば、牢屋に入れる以外なかったのさ。手にした奴はみんな悲惨な死を遂げた。所有者だけじゃなく、そいつらの大事な人達も殺されちまった。斬られた奴らは魂まで喰われるそうだ」
地下牢へ続く長い階段を降りながら、ランティスは何か暗い、陰湿なものに吸い込まれていくような錯覚を感じた。闇が少しずつ自分達を覆っていく。
「有名な剣なんでしょ? 美術館とかに飾れば良かったのに」
「飾っていた時期もあったんだぜ。みんなこぞって鑑賞しに行った。観客の中に体格の良い大男がいてな。剣は男をそそのかしたらしい。気がつけば町一つ無くなったそうだ」
「そんな厄介な剣が……いつの間にかルゴサに流れ着いていたなんて」
階段の終わりまで来たところで、少年は息苦しさと寒気を覚えた。自分の吐く吐息がやけにうるさく感じる。赤髪の戦士は、剣だけを置いていた小さな牢獄の扉に鍵を刺した。
「まるで剣が生きているみたいな話だね」
「ああ、生きているんだとよ。言葉や、あらゆる演出で狙った奴を幻惑する。まるで自分が聖なる剣であるかのように見せるんだとさ。だから名前は、魔剣フェイクカリバーっていうんだ」
扉を開けると、中にはポッカリと口を開けた宝箱があるのみだった。鎖で雁字搦めにしていたようだが、何かに切断された痕がある。
「なんか手掛かりがあるかと思ったんだが、何にもねえか」
「ううん、手掛かりはあったよ」
「あん? 何か見つかったのか?」
少年は、闇に包まれた牢獄の中で震えていた。
「この牢屋に漂ってる……魔剣の残気だよ。信じ難いほど禍々しくて、近くにいればすぐに分かると思う。にいちゃん、僕は怖いよ……」
「そうか……。だが安心しろランティス! 実はな……俺はチビりそうだ! 正直お前よりビビってる」
「へ!? やめてよ! こんな時に」
赤髪の戦士は笑いながら少年の背中を叩いた。彼はとにかく楽観的だ。
「まあ心配するな! どんな町が滅ぼされたのか知らねえが、俺達だったら勝てるさ! 多分な」
ライラックとかいう奴と揉めてから一日が経った。俺は図書館で本の在庫を調べている。ミカは今日早く上がることになったので、後で待ち合わせすることになった。
「ミカは早上がりで、俺は残業か~。早く終わらせないと……お?」
返却した本の中に、偶然四英雄についての資料を見つけた。随分と古ぼけていて、所々敗れてしまっている。相当保存状況が悪い。
「ここまでボロボロの本は初めてだな。何々……」
本の内容は、大体俺が今まで読んだ資料と同じだった。四英雄についての詳細と、魔王を討伐したことまでが記載されている。だがこの本には、一つ妙な点があった。
四英雄一人一人の詳細が事細かに記載されているが、更にもう一人分書かれている。恐らく、4英雄にお供みたいな人間がいたという仮説なんだろう。以前読んだ資料によれば、四英雄ではなく、実は三人だったという説もある。
一千年前の資料ですらしっかり詳細が残っているというのに、何故三百年前の話がここまであやふやなのか。どうしても気になってしまう。
「この資料は随分細かく書かれているな……えーと……」
「だ~れだ!」
不意に俺の視界が真っ暗になった。誰かが俺の目を両手で塞いでいるようだ。俺は最初、サクラがやっているのだと思っていたが、声も手の感じも違う。
ミカの声でもないな……ひょっとして。
「え、エリーシア……か?」
「ふふふ! 当たりよ」
塞いでいた両手が降ろされ、振り向いた先にはエリーシアがいた。彼女がこんなことをするとは、俺は夢にも思わなかった。人っていうのは変わるものだな。
「ビックリした! サクラかと思ったよ」
「今のはサクラの真似よ。彼女なら家で眠っているわ」
「アイツ、たまにお子様みたいに早く寝るからな。ところで、何か用事があったのか?」
彼女はハッとして真顔に戻った。
「私ったら、大事な話を忘れていたわ! アルダーはライラックを知っていたかしら?」
「アイツか……エリーシアとパーティを組んでいた奴だろ。知ってるよ」
「彼が今、美術館で係員さんと揉めているんですって! 私だけじゃ止められそうにないから、アルダーも来てもらえない?」
昨日忠告したばかりだって言うのに。あんな素行でよく勇者を名乗れたものだ。幸いミカと会うまではまだ時間がある。
「分かった、すぐに行こう」
「ありがとう。助かったわ!」
エリーシアを引き連れて、俺は美術館へ向かった。もう閉館間際で、人はほとんどいないはず。これ以上アイツを野放しにするわけにはいかない。
美術館の中はほとんど人気が見られず、辺りは静寂に支配されている。
「中は広いから、探すのは大変だな。騒いでいる様子はないけど」
「ええ。何処に行ったのかしら。彼、二階にいるのかもしれない」
俺は階段を上がり、絵画コーナーが多数を占めている二階に辿り着いた。しかし奴の姿はない。美術館とはいえ静かすぎるし、本当に人がいないのは妙だ。
「おかしいな……係員さえ見つからない。どうなっているんだ?」
そんな中、フロア内に若い女性の悲鳴が鳴り響いた。
「アルダー! 今の声……」
「ああ! きっとこの階だ! 助けないと」
俺は絵画コーナーの中を走った。後ろから彼女の足音が聞こえる。中は広い上に細かく壁が区切られているせいで、悲鳴を上げた女性を探すのに手間取っている。
「いたわ! あそこよ」
エリーシアが言うとおり、曲がり角の先に女性が座り込んでいた。何かを凝視しながら、顔を引きつらせて後ずさっている。
「どうした? 大丈夫か!?」
「あ……ああ……あ……いや~!」
女性はよろけながら立ち上がると、一目散に走り出した。服装を見る限り、この美術館の係員だろう。
「ちょっと君! ……?」
彼女が怯えていた何かを知る為、絵画のほうへ振り返った。しかし、いたって普通の絵が展示されているだけで、特に何も見つからない。
「ライラックの奴、隠れていやがるのか? ……あれ? エリーシア! エリーシア?」
いつの間にかエリーシアがいなくなっている。広い美術館の中で、俺はたった一人になった。
「何処に行ったんだ。エリー……」
美術館の一番奥側にあった灯りが消えた。まだ館内に人がいるというのに。そんなことを考えていると、奥側から一つずつ、灯りが消えていく。あっという間に闇に囲まれた。
「おいおい! あの係員さんか? 全く!」
ライラックは見つからない。俺は仕方なく一階に戻ろうと、奥にある階段へ歩き出した。
「そっちは行き止まりよ。アルダー」
いきなり後ろから声がして、俺はビクリとしながら振り返った。真っ暗になってほとんど見えないが、エリーシアが数歩先に立っていることは分かる。
「なんだよエリーシア。一体何処に行ってたんだ? 階段は向こうで間違いないよ」
「ふふふ……せっかくですもの。ここでもう少しお話しましょうよ」
「何言ってんだよ。もう美術館を閉める時間だし、わざわざこんな所で話さなくてもいいだろ」
彼女の姿はぼんやりと分かる。でも、はっきりと顔が見えない。俺は黒い影と話しているような、妙な気分だった。
「実はね。ライラックは、初めからここにはいないのよ。あなたと二人っきりになりたくて、私がこの場所を選んだだけ」
彼女はゆっくりと俺に近づいてくる。何故かは分からないが、背筋に寒いものを感じ始めていた。
「俺を騙したのか? 何でそんなことをするんだ。今日の君はおかしいよ」
「おかしくないわよ……アルダー。私は初めからこういう性格だわ」
「この後用事があるんだ。俺は帰るよ」
どういうつもりか知らないが、嘘をついて人を振り回すなんて。俺は彼女に苛立ちを覚え、背を向けて帰ろうとした。
「悪いけど急いでいるから。じゃあな……エリーシ……う!?」
突如、背中に衝撃が走った。はっきりとは分からないが、強烈な何かを喰らった俺は、立っていられず跪いた。
「つれないわあなた……。せっかく素晴らしいことを教えてあげようとしているのに。あなたにとって私は、この世界で一番長い付き合いなのよ」
電流のような何かがまだ体に残っている。背中の痛みがやわらぎ、やっと掠れる声が出た。
「君とはそんなに長い付き合いじゃないだろ! いい加減にしろ! 一体今何を……」
気配で分かった……彼女は俺のすぐ後ろにいる。耳元で、聖母のように暖かい声がした。
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