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人間と魔物、それぞれの企み
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勇者からパーティに入ることを拒絶された魔法使いヘザーは、深夜のルゴサの酒場で酔っ払っていた。だが、彼は決して悲観していたわけではない。
「こんばんは~! ヘザーさん」
いつものテーブル席でワインに溺れていたヘザーの元へ、商人セルジャックがやって来た。隣には勇者と呼ばれていた男、ライラックもいる。
「やあ! 二人共。私はこの通りすっかり酔ってしまったよ。君達があんまり遅いのでな」
「へへ、へ! 上機嫌ですな。旦那……あっしが召集されていた件、上手く揉み消してくれたらしいですね。誠に、ありがとうございます!」
セルジャックは椅子に座るなり、向かいにいるヘザーに頭を下げた。ライラックは商人の隣に座ったが、特に何も話そうとはしない。
「気にすることはない。君は無実の罪で投獄されるかもしれなかったんだ。私の親は結構顔が聞くのだよ」
「さっすが名門貴族ですね! へへ、へ! しかしモンステラの連中にも困ったものです。あっしは正真正銘無実なんですから! こんなに腹が立つことはありませんよ。全ては貴族様のおかげです」
「いずれ私が家を継ぐことになっている。今回の冒険の成果により、我が家は貴族界でも指折りとなるに違いないよ」
彼の言葉を黙って聞いていたライラックが、顔を背けながら口を開いた。
「今回の冒険で? 俺達は何も成果を残せなかったじゃねえかよ。どうしてこんなザマで名が上がるんだ?」
「ら、ライラックさん……」
ヘザーの機嫌を損ねることを恐れたセルジャックは、静かに彼を止めようとした。しかし、向かい側に座っている男は、少しも嫌な顔をしていない。
「成果ならあったじゃないか。このルゴサの町を守った。それだけで十分美談にできるんだよ」
「ヘザーさんよ。俺達は今回の防衛戦でも、言うほど活躍してないだろ! あの盗賊団の連中のほうが、魔物を倒しまくってたし」
「そう……今君が言ったことはとても重要だ! 私達よりも、あの盗賊連中のほうが活躍した。だが、あの連中に活躍をアピールすることができるかな?」
セルジャックは運ばれてきた酒を飲みながら、ヘザーの言葉に大きく唸った。
「確かに! 彼らは所詮人前に出ることのできぬ身。武功をアピールするなどとても不可能ですぞ」
「つまり彼らはいなかったも同じだ。では、彼らの次に活躍をしていたのは誰だ?」
ライラックの体が、自然と前のめりになっていた。
「……俺達ってこと?」
「そうだ! ライラックよ。つまりルゴサ側の防衛地点を守ったのは、我々ということになるのだよ。現に、最後まで砦を死守し、傷ついた多くの冒険者達を救った者が……我々の中にいるだろう?」
セルジャックが鼻息を荒くして話に聞き入っている。
「エリーシアのことか。今回の戦いでは、アイツは確かに大活躍をしただろうよ」
「素晴らしい活躍だったよ。巷では彼女のことを、女神とまで称した者もいるというぞ。そこでだ……我々の冒険譚を少し変更しようと思っている」
「ほう、ほう! ヘザーさん。どう変更なさるんです? 是非あっしに聞かせて下さい」
ヘザーは酔って赤くなった顔を上げ、しばらく黙っていた。ライラックは気乗りしていない様子を見せているが、内心では次の言葉を心待ちにしている。
「今回の冒険の主役をエリーシアに変更する。ライラックが彼女の相棒であり、私は君達二人を導く者。世界の平和の為、我々は魔王を探し回っていた。世界中を探し回った末、とうとうルゴサの町に奴が襲来していることに気がつく。魔王は私達を恐れてフリージア側に逃げることとなった。苦戦しつつも、エリーシアは町を守る。そして私達は彼女を精一杯支えたのだと。こういう終わりにするのだ」
商人は立ち上がり、目の前にいる魔法使いを賞賛した。
「素晴らしい! その筋書きなら、あっしが世界中に広められますぞ。これで我々は英雄の仲間入りですな」
「いや、ちょっと待てよ! 肝心の魔王を討った奴がいるだろ? 結局、そいつが一番の手柄なのは変わらねえ」
ヘザーはライラックの目を覗き込みながら、静かに囁く。
「魔王を討ったことは決定打であり、一番の武功であろう。だが、我々も立役者ということなのだよ。英雄の物語というものは、主人公だけが人気の出るものではない。脇役であれ光るものがあれば、途方もない名声を得られることもある」
セルジャックはウンウンとうなづき、グラスに注がれた酒を一気に飲み干した。
「そうですぞライラックさん。あっしは今夜にでも、商人仲間を使ってエリーシアさんの話を広めていきます。早ければ数日以内には、世界各国に轟くことになるでしょうな。みんなが得をする話です。へへ、へ!」
「実はな、エリーシアにもルゴサに来てもらう予定だ。私が彼女の武勇伝を話し、人気を不動のものにしてみせる」
ライラックは立ち上がって、酒場の出口まで歩き始めた。
「じゃあそんな感じで頼むわ! チヤホヤされて、金が入るなら文句はねえ」
「おやすみ、ライラック。君もできれば、私達の宣伝の場に来てほしい」
魔法使いと商人は相談を続けている。ライラックは酒場を出て、しばらく歩いた。やがて見つけた小さな石ころを、思いっきり蹴り飛ばす。
「クソが! 俺が勇者になるはずだったんだ……。あんなクソガキが本物の勇者だと!? マジで面白くねえ……」
この大陸の夜は、他とは違う不気味さがあった。フリージアやルゴサから、遥か遠く離れたグラジオラス大陸。
人が入り込むことを許さない、何処までも続く森林の中に大きな祠がある。
人間のように二足歩行で、顔だけが獅子の男が落ち着きなく歩き回っていた。
「ダンタルトさん。少しは落ち着いて下さいよ」
王座は四つあった。その内一つに座っていた死霊の総帥エリオネルが、やんわりと声をかける。
「落ち着いてなどいられるか! 魔王様が倒されてしまったのだぞ! あれだけ大見得を切っていたヤブランの奴もだ!」
「フリージア襲撃は、とても残念な結果に終わりました。でも、もう悔やんでも仕方のないことだと思いませんか? 私達には、まだ沢山の軍事力が残されている」
獅子は苛立ちがおさまらず、王座に座ってからもしきりに指を動かしていた。
「魔王様を死なせてしまったとはな! 始めから、ヤブランの言葉など信じるべきではなかったのだ!」
ダンタルトが怒りに任せて喋っている。いつの間にか祠の大きな門が開き、中から何かが歩いて来た。
「ダンタルト君~。僕の言うことが信じられないって言うのかい?」
ダンタルトとエリオネルは、ビクリとして王座から立ち上がった。既に死んでいるはずの存在が、階段を降りてこちらに向かってくる。
「ヤブラン……貴様、生きておったのか?」
「ハハハハ! 僕があのくらいで死ぬはずないだろ。それに、本当はアルダー君を倒すことが目的ではなかったしね。ちゃんと役目も果たしたよ。それよりさあ、座りなよ」
ヤブランは階段を降りきると、自分の為に用意された王座に勢いよく座った。魔王の王座は中央にあり、丁度向かい側に位置するように三将の王座がある。彼の王座は三将の中心に位置している。
金色の体毛を持つ魔物が生還したことを知り、祠の中を囲っていた魔物達が歓声を上げた。
「あ~やっぱこの椅子は落ち着くわ! おい。いるんだろ?」
ヤブランの声を聞き、魔法使いのローブに包まれた小さな魔物が姿を現わす。
「お帰りなさいませ。ヤブラン様」
「あの準備は終わったかい?」
「は、はい……。既に準備は完了しております」
ローブに隠れた魔物は、怯えて声が震えていた。
「よーし! じゃあ僕の指示があったら、直ぐにとり掛かるように」
「……今すぐではなくてよろしいのですか?」
「うん。まだやらなくていい。臭いオッサンが、どうやら戻ってくるようだしね」
エリオネルが驚いて、左にいるヤブランを見た。
「魔王様が生きているのですか!? 今すぐ助けに向かわねば」
「プププ! 僕は臭いオッサンって言っただけじゃん。待った待った! ほっといても来るから大丈夫だよ。それに君達は命令に背いたんだよ。きっと殺されちゃうよ~」
ダンタルトは憤慨して、右にいる金色の魔物を睨みつける。
「貴様のせいであろうが! よくもデタラメを吹き込んでくれたな」
「確かに僕のせいだけど、アイツは聞く耳持たないだろうね。それと、デタラメなんかじゃないよ。まあ……待ってなよ。もうすぐ分かる」
エリオネルは、ヤブランが嵌めている指輪を見て怪訝な顔になった。
「それは滅びの指輪……何故身につけているのです? しかも三個も」
「四個つけてたんだけどね。一個落としちゃった」
ダンタルトもエリオネルも、あらゆる武器や防具、道具についての知識が豊富だった。目玉をくり抜いたようなデザインの指輪は、魔族にとっても良い装備ではない。
「き、貴様……そんなものを四個もつけてドラグーンと戦ったというのか!? 信じられぬ……奴を相手に」
「全ては計画通りにいってる。勝ったと思ってるだろうね、アルダー君は。殺すふりはしたが……やっちゃいけなかった。これからなんだよ……僕らの楽しみは。……ククク……ハハハハ!」
ヤブランが右手に力を込めると、三個の指輪は音もなく割れてしまった。
魔王が不在となっている今も、魔王軍そのものは活動を続けている。奥底に、不気味な何かを隠しながら。
「こんばんは~! ヘザーさん」
いつものテーブル席でワインに溺れていたヘザーの元へ、商人セルジャックがやって来た。隣には勇者と呼ばれていた男、ライラックもいる。
「やあ! 二人共。私はこの通りすっかり酔ってしまったよ。君達があんまり遅いのでな」
「へへ、へ! 上機嫌ですな。旦那……あっしが召集されていた件、上手く揉み消してくれたらしいですね。誠に、ありがとうございます!」
セルジャックは椅子に座るなり、向かいにいるヘザーに頭を下げた。ライラックは商人の隣に座ったが、特に何も話そうとはしない。
「気にすることはない。君は無実の罪で投獄されるかもしれなかったんだ。私の親は結構顔が聞くのだよ」
「さっすが名門貴族ですね! へへ、へ! しかしモンステラの連中にも困ったものです。あっしは正真正銘無実なんですから! こんなに腹が立つことはありませんよ。全ては貴族様のおかげです」
「いずれ私が家を継ぐことになっている。今回の冒険の成果により、我が家は貴族界でも指折りとなるに違いないよ」
彼の言葉を黙って聞いていたライラックが、顔を背けながら口を開いた。
「今回の冒険で? 俺達は何も成果を残せなかったじゃねえかよ。どうしてこんなザマで名が上がるんだ?」
「ら、ライラックさん……」
ヘザーの機嫌を損ねることを恐れたセルジャックは、静かに彼を止めようとした。しかし、向かい側に座っている男は、少しも嫌な顔をしていない。
「成果ならあったじゃないか。このルゴサの町を守った。それだけで十分美談にできるんだよ」
「ヘザーさんよ。俺達は今回の防衛戦でも、言うほど活躍してないだろ! あの盗賊団の連中のほうが、魔物を倒しまくってたし」
「そう……今君が言ったことはとても重要だ! 私達よりも、あの盗賊連中のほうが活躍した。だが、あの連中に活躍をアピールすることができるかな?」
セルジャックは運ばれてきた酒を飲みながら、ヘザーの言葉に大きく唸った。
「確かに! 彼らは所詮人前に出ることのできぬ身。武功をアピールするなどとても不可能ですぞ」
「つまり彼らはいなかったも同じだ。では、彼らの次に活躍をしていたのは誰だ?」
ライラックの体が、自然と前のめりになっていた。
「……俺達ってこと?」
「そうだ! ライラックよ。つまりルゴサ側の防衛地点を守ったのは、我々ということになるのだよ。現に、最後まで砦を死守し、傷ついた多くの冒険者達を救った者が……我々の中にいるだろう?」
セルジャックが鼻息を荒くして話に聞き入っている。
「エリーシアのことか。今回の戦いでは、アイツは確かに大活躍をしただろうよ」
「素晴らしい活躍だったよ。巷では彼女のことを、女神とまで称した者もいるというぞ。そこでだ……我々の冒険譚を少し変更しようと思っている」
「ほう、ほう! ヘザーさん。どう変更なさるんです? 是非あっしに聞かせて下さい」
ヘザーは酔って赤くなった顔を上げ、しばらく黙っていた。ライラックは気乗りしていない様子を見せているが、内心では次の言葉を心待ちにしている。
「今回の冒険の主役をエリーシアに変更する。ライラックが彼女の相棒であり、私は君達二人を導く者。世界の平和の為、我々は魔王を探し回っていた。世界中を探し回った末、とうとうルゴサの町に奴が襲来していることに気がつく。魔王は私達を恐れてフリージア側に逃げることとなった。苦戦しつつも、エリーシアは町を守る。そして私達は彼女を精一杯支えたのだと。こういう終わりにするのだ」
商人は立ち上がり、目の前にいる魔法使いを賞賛した。
「素晴らしい! その筋書きなら、あっしが世界中に広められますぞ。これで我々は英雄の仲間入りですな」
「いや、ちょっと待てよ! 肝心の魔王を討った奴がいるだろ? 結局、そいつが一番の手柄なのは変わらねえ」
ヘザーはライラックの目を覗き込みながら、静かに囁く。
「魔王を討ったことは決定打であり、一番の武功であろう。だが、我々も立役者ということなのだよ。英雄の物語というものは、主人公だけが人気の出るものではない。脇役であれ光るものがあれば、途方もない名声を得られることもある」
セルジャックはウンウンとうなづき、グラスに注がれた酒を一気に飲み干した。
「そうですぞライラックさん。あっしは今夜にでも、商人仲間を使ってエリーシアさんの話を広めていきます。早ければ数日以内には、世界各国に轟くことになるでしょうな。みんなが得をする話です。へへ、へ!」
「実はな、エリーシアにもルゴサに来てもらう予定だ。私が彼女の武勇伝を話し、人気を不動のものにしてみせる」
ライラックは立ち上がって、酒場の出口まで歩き始めた。
「じゃあそんな感じで頼むわ! チヤホヤされて、金が入るなら文句はねえ」
「おやすみ、ライラック。君もできれば、私達の宣伝の場に来てほしい」
魔法使いと商人は相談を続けている。ライラックは酒場を出て、しばらく歩いた。やがて見つけた小さな石ころを、思いっきり蹴り飛ばす。
「クソが! 俺が勇者になるはずだったんだ……。あんなクソガキが本物の勇者だと!? マジで面白くねえ……」
この大陸の夜は、他とは違う不気味さがあった。フリージアやルゴサから、遥か遠く離れたグラジオラス大陸。
人が入り込むことを許さない、何処までも続く森林の中に大きな祠がある。
人間のように二足歩行で、顔だけが獅子の男が落ち着きなく歩き回っていた。
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王座は四つあった。その内一つに座っていた死霊の総帥エリオネルが、やんわりと声をかける。
「落ち着いてなどいられるか! 魔王様が倒されてしまったのだぞ! あれだけ大見得を切っていたヤブランの奴もだ!」
「フリージア襲撃は、とても残念な結果に終わりました。でも、もう悔やんでも仕方のないことだと思いませんか? 私達には、まだ沢山の軍事力が残されている」
獅子は苛立ちがおさまらず、王座に座ってからもしきりに指を動かしていた。
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「ハハハハ! 僕があのくらいで死ぬはずないだろ。それに、本当はアルダー君を倒すことが目的ではなかったしね。ちゃんと役目も果たしたよ。それよりさあ、座りなよ」
ヤブランは階段を降りきると、自分の為に用意された王座に勢いよく座った。魔王の王座は中央にあり、丁度向かい側に位置するように三将の王座がある。彼の王座は三将の中心に位置している。
金色の体毛を持つ魔物が生還したことを知り、祠の中を囲っていた魔物達が歓声を上げた。
「あ~やっぱこの椅子は落ち着くわ! おい。いるんだろ?」
ヤブランの声を聞き、魔法使いのローブに包まれた小さな魔物が姿を現わす。
「お帰りなさいませ。ヤブラン様」
「あの準備は終わったかい?」
「は、はい……。既に準備は完了しております」
ローブに隠れた魔物は、怯えて声が震えていた。
「よーし! じゃあ僕の指示があったら、直ぐにとり掛かるように」
「……今すぐではなくてよろしいのですか?」
「うん。まだやらなくていい。臭いオッサンが、どうやら戻ってくるようだしね」
エリオネルが驚いて、左にいるヤブランを見た。
「魔王様が生きているのですか!? 今すぐ助けに向かわねば」
「プププ! 僕は臭いオッサンって言っただけじゃん。待った待った! ほっといても来るから大丈夫だよ。それに君達は命令に背いたんだよ。きっと殺されちゃうよ~」
ダンタルトは憤慨して、右にいる金色の魔物を睨みつける。
「貴様のせいであろうが! よくもデタラメを吹き込んでくれたな」
「確かに僕のせいだけど、アイツは聞く耳持たないだろうね。それと、デタラメなんかじゃないよ。まあ……待ってなよ。もうすぐ分かる」
エリオネルは、ヤブランが嵌めている指輪を見て怪訝な顔になった。
「それは滅びの指輪……何故身につけているのです? しかも三個も」
「四個つけてたんだけどね。一個落としちゃった」
ダンタルトもエリオネルも、あらゆる武器や防具、道具についての知識が豊富だった。目玉をくり抜いたようなデザインの指輪は、魔族にとっても良い装備ではない。
「き、貴様……そんなものを四個もつけてドラグーンと戦ったというのか!? 信じられぬ……奴を相手に」
「全ては計画通りにいってる。勝ったと思ってるだろうね、アルダー君は。殺すふりはしたが……やっちゃいけなかった。これからなんだよ……僕らの楽しみは。……ククク……ハハハハ!」
ヤブランが右手に力を込めると、三個の指輪は音もなく割れてしまった。
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