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塔にいた怪物
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フリージアとカトレア船着場で爆音が聞こえる中、俺とコドランはヘレボラスの塔すぐ近くまで来ていた。塔に向かっている最中に、コドランとは色々な話をしていた。
四英雄の像、ドラグーンになった人達、それから今ハマっている料理の話。
関係ないことも話して、焦る気持ちをどうにか紛らわせていた。
「なあ、コドラン。ヒロイックストーンっていう石が奪われちまったら、一体どうなるんだ?」
「この世界は終わると言われている」
「終わるって、具体的には?」
「詳しい話はできぬ。バルゴとの約束でな」
「え? ああそうか! お前はバルゴ達とも一緒だったんだよな。実際の彼らって、絵画のとおり美男美女だった?」
「……話は後だ。着いたぞ」
ヘレボラスの塔が見えるところまで来た。
ここから沢山の魔物の気配がするらしいが、俺にはどうもわからない。
「コドラン。今も魔物の気配はしているか?」
「うむ。相当な気配を感じるぞ」
本当かな。俺は塔に近づいてみたが、やっぱり何もいないみたいだ。
まさかコドランの奴、また勘違いしてるんじゃないのか。
「うーん。魔物っぽい奴いないぜ。中も見ておくか?」
「いない筈はない! アルダーよ、真剣に探すのだ」
「はいはい」
やっぱりいない気がする。遠出したっていうのに、何も無いのはガッカリだ。
とりあえず俺はグルグルと塔の周りを調べたものの、魔物達特有の匂いや音も感じられない。俺はつい、フリージアのことばかりが気になってしまう。
「おかしい! なぜ魔物がおらぬのだ? この気配は間違いないはずだぞ」
「何ででしょうねー」
「アルダー! 貴様、やる気があるのか?」
「あるよー。やる気の塊だよ」
「嘘つけ! お前はまた……?」
不意に後ろから大きな音がした。
俺は急いで振り返ると、ヘレボラスの塔が目の前にあるだけだった。
「なあ、今凄くデッカい音がしたよな?」
「うむ。間違いない」
だけど、誰もいない……。俺はまたフリージアの方角を向いて考える。
これ以上残っていても収穫はない。
「なあコドラン。とりあえず魔物は見つからないし、一旦フリージアに帰ろう。今危険なのは盗賊団のほうだ」
「我にはこの地のほうが危険と思うがな。あちらは人間どもで何とかできるであろう」
「いや……だって現に魔物は……?」
またデカイ音がしている。一体どうしたんだろう。
俺はもう一度振り返るが、やっぱり塔があるだけだ。他に変わったものも無い。
しばらく周りを見たが変わっていないので、俺は再度フリージアの方角を向いた。
「コドラン。怒らないで聞いてほしんだけどさ」
「お? 分かった。言ってみろ」
「誰にでも間違いはあると思うんだ。魔物の気配って言うのは、コドランの勘違いってことはないかな?」
「何ぃい! 貴様ぁ、我が間違っていると言うのか!」
「いや、だから怒らないで……あ!」
妙に気になって振り返ると、塔が上下に揺れていた。
多分だが、さっきより距離が近い。
「う、嘘だろう。もしかしてこの塔……動いているのか?」
「まさか! 我が感じていた気配というのは、この塔だったのか」
塔が動いてるって、どういうことだ?
さっぱり現状を理解できない俺の前に、見たこともない黒い影が舞い降りてきた。
「見ましたなー! ホーホホホ! やっとお気づきになられたんですね。ドラグーンさん」
影はゆっくりと人の形に膨れ上がり、紫のローブを纏った老人になった。
卑しい笑顔と、本当に青い皮膚が気持ち悪い。奴は足元が見えない。まるで幽霊のようだった。
「誰だ? お前」
「ホホホホ。私は魔王様の配下、3将の一角エリオネル。死霊、ゾンビ達を司る王とでも言いましょうか」
魔王の配下が現れるとは思わなかった俺は、緊張する以前にコドランに謝らないと思った。
勘違いだと思っていたが、龍の探知能力には驚くばかりだ。
「そんな感じするな。で、お前らの目的は銅像か? この塔は何だ?」
「あれ……意外に淡白な反応ですね。ふむ。貴方はすぐ死んで、私の駒になるでしょうから、教えてもいいでしょう。私達は魔王様の命令の下、ヒロイックストーンを狙っています。全て人間どもから奪いされば、この世界は我々の物となる」
「やっぱりそうか。石が揃っただけで何ができるっていうんだよ」
俺は話を聞きながら、密かに剣を召喚している。
話を聞き終わり次第斬ってしまうつもりだったが、奴の話は意外な方向に進む。
「何が起きるかって? 今言ったらつまらないですよ。それより、どうですこの塔? なかなか立派な建物でしょう。今回私達はイベリス盗賊団と手を組みました。彼らの最高傑作が、こちらの塔なのですよ~」
「だから同じタイミングで動き出したのか。厄介なことをしてくれるな。人間が魔物に協力するなんて、由々しき問題だ! 待てよ……最高傑作って……作ったっていうのか? この塔を? 昔からあるはずだぞ」
エリオネルの笑顔は、さっきよりも卑しく下品に感じられた。俺の反応を見て一々楽しんでいる。
「幹部の一人、カレンさんでしたかな。元々あったこの塔を改造したのですよ。原動力は、私が連れてきた魔物達です。あなた達が気がつかないのも無理はない。実はねえ、塔の地下に魔物達をひたすら送っていたのです。そして塔に精力や魔力を根こそぎ吸収させた。でも一つだけ足りませんでした。決定的な動力源となる宝玉が必要だったのです。だから盗賊団は、美術館から盗んだのですよ」
魔物達は地下に送られていたのか。以前コドランは地下にいる俺達を見つけるのに手間取っていた。しかし、塔を改造するとか、魔物を吸収させるとか、結局何をしたいのか分からない。それにしてもお喋りな奴だ。
「イベリス盗賊団が盗んだのは、この塔の動力源が欲しかったのか。でも、そんなことしないで魔物の大群で攻めたほうが簡単だろ?」
「ホホホホ! この姿を見ても、あなたはそう思いますかな?」
エリオネルは右手を上げ、指先から出た紫の光を塔に当てた。
何かのスイッチが起動したかのように、塔全体から大きな音がし始める。
俺はビックリして後ずさった。
ゆっくりだが塔全体が空中に浮かび始め、全ての階層がバラバラに分解されていく。核となる小さな部屋を囲むように、いろいろな物が集まってきた。
壁というか、もう全てが何かの部品に見える。
「アルダーよ。よく分からん状況になっているが、今のうちに攻撃したらどうだ?」
「あ、ああ……そうなんだけど。もうちょっとだけ見てみたい」
何だろう。上手くは言えないが、俺は目の前で起こっていることにある種のロマンを感じている。
「ぬうう? なんと珍妙な! あれは人の形に見えるぞ」
コドランが驚きを隠せない。塔だったものは、バラバラになった部分が少しずつ合体していき、人の形になりつつあった。
腹部と思われる部分に胸と足が装着され、次に両腕が接続される。そして最後に、胸と思われる所から顔が飛び出し、一瞬目が輝いた。
俺はもう、空いた口がふさがらない。
その巨大な何かは、全てを完了させて地面に着地した。
エリオネルはいつの間にか、奴の頭部と思われる箇所に入っている。
「す、すげえ~! 何だよこれは!?」
「ホホホホ! これぞ我々魔物と人間が作り上げた最強兵器。魔機兵ヘレボラスです! ヘレボラスこそ、数千の魔物にも勝る存在。私が操縦すれば、もう敵などいません! ホホホホ。ホホホホ!」
俺はただただ呆然としていた。実はちょっとだけ、エリオネルが羨ましかった。
俺は今から、こんな奴と戦うのか。
時間はあまりない。俺はすぐに勝負を決めるつもりだった。
四英雄の像、ドラグーンになった人達、それから今ハマっている料理の話。
関係ないことも話して、焦る気持ちをどうにか紛らわせていた。
「なあ、コドラン。ヒロイックストーンっていう石が奪われちまったら、一体どうなるんだ?」
「この世界は終わると言われている」
「終わるって、具体的には?」
「詳しい話はできぬ。バルゴとの約束でな」
「え? ああそうか! お前はバルゴ達とも一緒だったんだよな。実際の彼らって、絵画のとおり美男美女だった?」
「……話は後だ。着いたぞ」
ヘレボラスの塔が見えるところまで来た。
ここから沢山の魔物の気配がするらしいが、俺にはどうもわからない。
「コドラン。今も魔物の気配はしているか?」
「うむ。相当な気配を感じるぞ」
本当かな。俺は塔に近づいてみたが、やっぱり何もいないみたいだ。
まさかコドランの奴、また勘違いしてるんじゃないのか。
「うーん。魔物っぽい奴いないぜ。中も見ておくか?」
「いない筈はない! アルダーよ、真剣に探すのだ」
「はいはい」
やっぱりいない気がする。遠出したっていうのに、何も無いのはガッカリだ。
とりあえず俺はグルグルと塔の周りを調べたものの、魔物達特有の匂いや音も感じられない。俺はつい、フリージアのことばかりが気になってしまう。
「おかしい! なぜ魔物がおらぬのだ? この気配は間違いないはずだぞ」
「何ででしょうねー」
「アルダー! 貴様、やる気があるのか?」
「あるよー。やる気の塊だよ」
「嘘つけ! お前はまた……?」
不意に後ろから大きな音がした。
俺は急いで振り返ると、ヘレボラスの塔が目の前にあるだけだった。
「なあ、今凄くデッカい音がしたよな?」
「うむ。間違いない」
だけど、誰もいない……。俺はまたフリージアの方角を向いて考える。
これ以上残っていても収穫はない。
「なあコドラン。とりあえず魔物は見つからないし、一旦フリージアに帰ろう。今危険なのは盗賊団のほうだ」
「我にはこの地のほうが危険と思うがな。あちらは人間どもで何とかできるであろう」
「いや……だって現に魔物は……?」
またデカイ音がしている。一体どうしたんだろう。
俺はもう一度振り返るが、やっぱり塔があるだけだ。他に変わったものも無い。
しばらく周りを見たが変わっていないので、俺は再度フリージアの方角を向いた。
「コドラン。怒らないで聞いてほしんだけどさ」
「お? 分かった。言ってみろ」
「誰にでも間違いはあると思うんだ。魔物の気配って言うのは、コドランの勘違いってことはないかな?」
「何ぃい! 貴様ぁ、我が間違っていると言うのか!」
「いや、だから怒らないで……あ!」
妙に気になって振り返ると、塔が上下に揺れていた。
多分だが、さっきより距離が近い。
「う、嘘だろう。もしかしてこの塔……動いているのか?」
「まさか! 我が感じていた気配というのは、この塔だったのか」
塔が動いてるって、どういうことだ?
さっぱり現状を理解できない俺の前に、見たこともない黒い影が舞い降りてきた。
「見ましたなー! ホーホホホ! やっとお気づきになられたんですね。ドラグーンさん」
影はゆっくりと人の形に膨れ上がり、紫のローブを纏った老人になった。
卑しい笑顔と、本当に青い皮膚が気持ち悪い。奴は足元が見えない。まるで幽霊のようだった。
「誰だ? お前」
「ホホホホ。私は魔王様の配下、3将の一角エリオネル。死霊、ゾンビ達を司る王とでも言いましょうか」
魔王の配下が現れるとは思わなかった俺は、緊張する以前にコドランに謝らないと思った。
勘違いだと思っていたが、龍の探知能力には驚くばかりだ。
「そんな感じするな。で、お前らの目的は銅像か? この塔は何だ?」
「あれ……意外に淡白な反応ですね。ふむ。貴方はすぐ死んで、私の駒になるでしょうから、教えてもいいでしょう。私達は魔王様の命令の下、ヒロイックストーンを狙っています。全て人間どもから奪いされば、この世界は我々の物となる」
「やっぱりそうか。石が揃っただけで何ができるっていうんだよ」
俺は話を聞きながら、密かに剣を召喚している。
話を聞き終わり次第斬ってしまうつもりだったが、奴の話は意外な方向に進む。
「何が起きるかって? 今言ったらつまらないですよ。それより、どうですこの塔? なかなか立派な建物でしょう。今回私達はイベリス盗賊団と手を組みました。彼らの最高傑作が、こちらの塔なのですよ~」
「だから同じタイミングで動き出したのか。厄介なことをしてくれるな。人間が魔物に協力するなんて、由々しき問題だ! 待てよ……最高傑作って……作ったっていうのか? この塔を? 昔からあるはずだぞ」
エリオネルの笑顔は、さっきよりも卑しく下品に感じられた。俺の反応を見て一々楽しんでいる。
「幹部の一人、カレンさんでしたかな。元々あったこの塔を改造したのですよ。原動力は、私が連れてきた魔物達です。あなた達が気がつかないのも無理はない。実はねえ、塔の地下に魔物達をひたすら送っていたのです。そして塔に精力や魔力を根こそぎ吸収させた。でも一つだけ足りませんでした。決定的な動力源となる宝玉が必要だったのです。だから盗賊団は、美術館から盗んだのですよ」
魔物達は地下に送られていたのか。以前コドランは地下にいる俺達を見つけるのに手間取っていた。しかし、塔を改造するとか、魔物を吸収させるとか、結局何をしたいのか分からない。それにしてもお喋りな奴だ。
「イベリス盗賊団が盗んだのは、この塔の動力源が欲しかったのか。でも、そんなことしないで魔物の大群で攻めたほうが簡単だろ?」
「ホホホホ! この姿を見ても、あなたはそう思いますかな?」
エリオネルは右手を上げ、指先から出た紫の光を塔に当てた。
何かのスイッチが起動したかのように、塔全体から大きな音がし始める。
俺はビックリして後ずさった。
ゆっくりだが塔全体が空中に浮かび始め、全ての階層がバラバラに分解されていく。核となる小さな部屋を囲むように、いろいろな物が集まってきた。
壁というか、もう全てが何かの部品に見える。
「アルダーよ。よく分からん状況になっているが、今のうちに攻撃したらどうだ?」
「あ、ああ……そうなんだけど。もうちょっとだけ見てみたい」
何だろう。上手くは言えないが、俺は目の前で起こっていることにある種のロマンを感じている。
「ぬうう? なんと珍妙な! あれは人の形に見えるぞ」
コドランが驚きを隠せない。塔だったものは、バラバラになった部分が少しずつ合体していき、人の形になりつつあった。
腹部と思われる部分に胸と足が装着され、次に両腕が接続される。そして最後に、胸と思われる所から顔が飛び出し、一瞬目が輝いた。
俺はもう、空いた口がふさがらない。
その巨大な何かは、全てを完了させて地面に着地した。
エリオネルはいつの間にか、奴の頭部と思われる箇所に入っている。
「す、すげえ~! 何だよこれは!?」
「ホホホホ! これぞ我々魔物と人間が作り上げた最強兵器。魔機兵ヘレボラスです! ヘレボラスこそ、数千の魔物にも勝る存在。私が操縦すれば、もう敵などいません! ホホホホ。ホホホホ!」
俺はただただ呆然としていた。実はちょっとだけ、エリオネルが羨ましかった。
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