11 / 147
ネクロマンサーとの戦い
しおりを挟む
今俺達は、洞窟の地下1階に降りてきている。
奥に祭壇らしきものと魔法陣があった。今のところ魔物の影は見られない。
どう考えてもヤバイ奴らが待ち構えているとしか思えないから、みんな緊張感を隠せないでいた。
「こりゃースゲエもん見ちまった。ここまでイかれてる魔物は初めてかもしれねえ。お前ら、上を見てみろよ」
レオンハルトがまじまじと天井を見上げている。
俺は凄く嫌な予感がしていたので、見上げるのが怖い。
「きゃ! ひ、酷いわ……こんな」
「え? 何が何がー? ……きゃああ! ヤバイ、ヤバイよアルダー」
「ああ。分かってる……」
サクラに言われて、俺はようやく上を見る決心がついた。やっぱりだ。
何人あるか分からない死体が、びっしりと天井に貼り付けられている。
ランティスに至っては恐怖のあまり、歯をカチカチさせている様子だった。
「ひ……ひいい! に、にいちゃん」
レオンハルトが怯えたランティスに笑いかける。
「大丈夫だって。俺と勇者様御一行もいるんだぜ。お前は大船に乗った気でいろよ。まあここには海はねえけどな!」
「ほう……お主達の中に勇者がいるのか?」
俺は反射的に剣を構えた。姿は見えていないが、不気味な声は近くにいる。
魔法陣の前に黒いもやが集まってきたかと思うと、徐々に丸く固まっていき、赤茶色のローブを着た老人が姿を現した。こいつは顔は人間だが、間違いなく魔物の類だろう。
儀式とかやるのであれば、多分会話もできる奴だと思う。
俺は少しだけ、目の前の気色悪い魔物と話してみることにした。
「こんな悪趣味なことしてる魔物は、なかなかお目にかかれないな。倒す前に1つ聞いておく。一体何をしてるんだ?」
「フヒヒ。我が儀式が悪趣味とな! 我より人間共の行いの方が、遥かに悪趣味だろうて。よろしい、殺す前に教えてやろう。我が行なっている儀式は、遥か昔に活躍した……我らが英雄を呼び出すためのものだ。この腐った世界、はびこる人間どもを1人残らず抹殺し、我らが王の世界とするためにな。まずはかの英雄にフリージアと呼ばれる町を滅ぼしていただく」
魔物の爺さんの割には、悠長に話している。
「かの英雄? 一体誰のことだ?」
「その姿を見れば一目で分かる者だ。懐かしき我が友でもある。お主らに拝謁する機会を与えよう。喜びの悲鳴をあげるが良い。かの剣に首を飛ばされ、ハラワタを裂かれ……泣いて黄泉の世界に旅立つのだ」
話を聞くに、コイツは魔王の下僕ってところか。
あの魔法陣から誰かを召喚し、町ごと襲おうって腹のようだ。
「町を滅ぼすなんて、そんなことは僕らが許さないよ」
「……あなたは狂っているわ。ここで止めないと」
「……し、喋る魔物っているですね……怖い」
ランティスはまだ声が震えている。こりゃ戦うのは無理っぽい。
連れてくるんじゃなかったかも。
レオンハルトがゆっくりとローブを着た老人に歩み寄る。まるで町で偶然会った知人に話しかけるように。彼は持っていた剣を床に落とし、両手を上げていた。
俺はレオンハルトをじっと見据えている。魔物は少し呆けた顔になっていた。
「全く、物騒なことはやめようぜえ。爺さん、まずは話し合おう。俺達だって事を荒立てる気はねえんだよ。爺さんがどんなつもりかはしらねえが。今この状況でよお……召喚する時間なんて作れねえだろ?」
「……時間は作れる。我にはお主らの戦いなど造作もない」
「意地をはるなって。俺達も老人をいじめるような真似はしたくねえ。魔物とはいってもな。俺は敬老精神って奴をしっかり持ってるのさ。だからさあ……斬られなよ!」
レオンハルトが背中に手を伸ばし何かを掴んだ。
同時に魔物に向かって飛び上がり、背中の服が破れたかと思うと、中から細い白銀の剣が姿を現した。
武器を捨てたと見せかけて、騙し討ちをするつもりだったのか!
俺はレオンハルトに続くように走った。
あの一撃がかわされたなら、俺の攻撃で仕留める。
白銀の剣が、魔物のローブに触れる。
次の瞬間には、魔物を真っ二つに切断していたように見えた。
「レオンハルト、やったか!?」
「……いいや。だめだ。こいつあ幻だ」
魔物の残骸は煙となって消えた。どうやら、相当上位の魔法を使えるようだ。
「フヒヒヒ! 本当の我は、お主らには分からぬよ。さあ、これより儀式を始める。劇の主役が現れるまで退屈であろう。お主らに、1つ余興を見せてやる」
サクラは魔物の話し方にイライラしているようだった。
こういう時の彼女は、何をするか分からないから怖い。
「劇とか余興とかうるさいよ! コソコソ隠れてないで、堂々と僕と戦え!」
「前に出たら危ないわよ! ……ま、待ってサクラ……上が……」
俺達の頭上には、死んだ人間達がロープに縛り上げられている。
それら全てのローブに青い炎が灯り、焼き切れたかと思うと、雨でも降ったかのように落下してきた。これには俺も驚いて声を出してしまった。
「うおおお!? あんた。これが余興だっていうのか!?」
「フヒヒヒ……ここからが、余興だ」
がっくりと崩れ落ちている死体の山から、腐った肉の臭いが漂ってきた。
ランティスがあまりの悪臭に吐き気をもよおしたのか、口と鼻を手で抑えている。
「ランティス。あなた大丈夫なの?」
「は、はい。何とか……生きてます」
俺は魔物を探しているが、一向に見当たらない。
周囲を見渡しながら、ランティスの様子を見ようと近づいた。
ミカとランティスの後ろに、何かがいる。俺は咄嗟に叫んだ。
「……危ない! 後ろを見ろ!」
「え? ……いやあああ!」
ミカが悲鳴をあげた。
「グゥエアアア!」
2人が振り向くと、息を引き取ったはずの男が立ち上がり、気味の悪い声を出して向かってくる。
死体が生き返る? 生き返ったのではなく、恐らくはゾンビになったのだろう。
男がランティスを押し倒し、蛆の湧いた口を大きく広げ、噛み付こうと顔を近づけた!
「うわああー!!」
彼はゾンビの顔を必死に両手で突き放そうとしている。
俺の剣が間に合いそうにない。
「ランティス! 危ない!」
ミカが必死で杖をかざすと、彼女の頭上に急激な冷気の塊が発生した。
冷気はやがて鋭利な刃となって、鳥よりも早く飛んでいく。
氷の刃はゾンビのこめかみから上を貫通し、頭蓋骨の中にあった全てを破壊したようだ。
男は開いた口をパクパクさせて横に倒れた。ランティスは恐怖のあまり失神寸前だ。彼女は冷気を操る魔法が得意だったのか。
「おいおいおい! コイツら死んでるのに立ち上がったぞ! ゾンビに違いねえな」
「きゃああー! グロテスク過ぎいぃ!」
今度はサクラとレオンハルトのほうから声がする。
見渡す限りの死体の山が、息を吹き返したように立ち上がった。
これはえげつない状況だ。俺はこういう魔法を使う奴に覚えがある。
「どうやら、奴はネクロマンサーみたいだな。死体を操る魔物だ」
レオンハルトが不快な顔でうなづいた。
「ああ、間違いねえな。気持ち悪いジジイだ」
「あ、アルダー。これって倒すしか……ないよね?」
サクラはまた顔が真っ青になっている。
あまりにも青過ぎて、スライムの集団に入ったら気がつかないかも。
でも逃げ出さないあたりは、流石勇者だと思う。
「ああ。もう人間じゃない。コイツらだけなら大丈夫なはずだ」
「……分かっておらぬな。お主らの相手は、この屍共だけではないぞ」
洞窟の奥から足音が聞こえた。同時に鳴き声のようなものも聞こえる。
俺達が来た階段のほうからも、この階層からも聞こえていた。
嫌な予感がする。ランティスが震えながら後ずさった。
「うわああ! ま、魔物の群れも来ちゃってますよお!」
匂いを嗅ぎつけたのか、俺達のいるフロアに魔物達が押し寄せてきている。
かなりまずい状況になってきていると思った。
ネクロマンサーが何かを召喚する前に、俺達は殺されるかもしれない。
「ど、どうしようアルダー? 僕達」
ドラグーンのカードを使ってみるか? いや、まだ早い。
図書館から借りた書物によれば、龍の鎧には時間制限がある。
Lvによって制限時間は大きく変わるが、今の俺のLvではまだまだ短い。
それに、一度使ったら数時間は経たないと再使用できないらしい。
使うタイミングを間違えたらそれこそアウトだ。
俺はがむしゃらに走ってくるゾンビの首を切り払い、サクラに向かって叫んだ。
「大丈夫だ! コイツらは元々大した魔物どもじゃない! 一気にやれば勝てる。俺達なら、いけるはずだ!」
サクラもゾンビを斬り伏せ、こっちに向かって笑った。
「そうだね! 僕達は負けない。みんな……こいつらまとめてやっつけるよ! 全力でいこう!!」
初めて彼女に勇者らしさを感じた。
持っていた剣を天高く上げ、俺達の士気を高めようとしている。
こんな日が来るとは。
成長したな~と親心に浸りつつ、俺は群がる魔物達をひたすら倒していった。
奥に祭壇らしきものと魔法陣があった。今のところ魔物の影は見られない。
どう考えてもヤバイ奴らが待ち構えているとしか思えないから、みんな緊張感を隠せないでいた。
「こりゃースゲエもん見ちまった。ここまでイかれてる魔物は初めてかもしれねえ。お前ら、上を見てみろよ」
レオンハルトがまじまじと天井を見上げている。
俺は凄く嫌な予感がしていたので、見上げるのが怖い。
「きゃ! ひ、酷いわ……こんな」
「え? 何が何がー? ……きゃああ! ヤバイ、ヤバイよアルダー」
「ああ。分かってる……」
サクラに言われて、俺はようやく上を見る決心がついた。やっぱりだ。
何人あるか分からない死体が、びっしりと天井に貼り付けられている。
ランティスに至っては恐怖のあまり、歯をカチカチさせている様子だった。
「ひ……ひいい! に、にいちゃん」
レオンハルトが怯えたランティスに笑いかける。
「大丈夫だって。俺と勇者様御一行もいるんだぜ。お前は大船に乗った気でいろよ。まあここには海はねえけどな!」
「ほう……お主達の中に勇者がいるのか?」
俺は反射的に剣を構えた。姿は見えていないが、不気味な声は近くにいる。
魔法陣の前に黒いもやが集まってきたかと思うと、徐々に丸く固まっていき、赤茶色のローブを着た老人が姿を現した。こいつは顔は人間だが、間違いなく魔物の類だろう。
儀式とかやるのであれば、多分会話もできる奴だと思う。
俺は少しだけ、目の前の気色悪い魔物と話してみることにした。
「こんな悪趣味なことしてる魔物は、なかなかお目にかかれないな。倒す前に1つ聞いておく。一体何をしてるんだ?」
「フヒヒ。我が儀式が悪趣味とな! 我より人間共の行いの方が、遥かに悪趣味だろうて。よろしい、殺す前に教えてやろう。我が行なっている儀式は、遥か昔に活躍した……我らが英雄を呼び出すためのものだ。この腐った世界、はびこる人間どもを1人残らず抹殺し、我らが王の世界とするためにな。まずはかの英雄にフリージアと呼ばれる町を滅ぼしていただく」
魔物の爺さんの割には、悠長に話している。
「かの英雄? 一体誰のことだ?」
「その姿を見れば一目で分かる者だ。懐かしき我が友でもある。お主らに拝謁する機会を与えよう。喜びの悲鳴をあげるが良い。かの剣に首を飛ばされ、ハラワタを裂かれ……泣いて黄泉の世界に旅立つのだ」
話を聞くに、コイツは魔王の下僕ってところか。
あの魔法陣から誰かを召喚し、町ごと襲おうって腹のようだ。
「町を滅ぼすなんて、そんなことは僕らが許さないよ」
「……あなたは狂っているわ。ここで止めないと」
「……し、喋る魔物っているですね……怖い」
ランティスはまだ声が震えている。こりゃ戦うのは無理っぽい。
連れてくるんじゃなかったかも。
レオンハルトがゆっくりとローブを着た老人に歩み寄る。まるで町で偶然会った知人に話しかけるように。彼は持っていた剣を床に落とし、両手を上げていた。
俺はレオンハルトをじっと見据えている。魔物は少し呆けた顔になっていた。
「全く、物騒なことはやめようぜえ。爺さん、まずは話し合おう。俺達だって事を荒立てる気はねえんだよ。爺さんがどんなつもりかはしらねえが。今この状況でよお……召喚する時間なんて作れねえだろ?」
「……時間は作れる。我にはお主らの戦いなど造作もない」
「意地をはるなって。俺達も老人をいじめるような真似はしたくねえ。魔物とはいってもな。俺は敬老精神って奴をしっかり持ってるのさ。だからさあ……斬られなよ!」
レオンハルトが背中に手を伸ばし何かを掴んだ。
同時に魔物に向かって飛び上がり、背中の服が破れたかと思うと、中から細い白銀の剣が姿を現した。
武器を捨てたと見せかけて、騙し討ちをするつもりだったのか!
俺はレオンハルトに続くように走った。
あの一撃がかわされたなら、俺の攻撃で仕留める。
白銀の剣が、魔物のローブに触れる。
次の瞬間には、魔物を真っ二つに切断していたように見えた。
「レオンハルト、やったか!?」
「……いいや。だめだ。こいつあ幻だ」
魔物の残骸は煙となって消えた。どうやら、相当上位の魔法を使えるようだ。
「フヒヒヒ! 本当の我は、お主らには分からぬよ。さあ、これより儀式を始める。劇の主役が現れるまで退屈であろう。お主らに、1つ余興を見せてやる」
サクラは魔物の話し方にイライラしているようだった。
こういう時の彼女は、何をするか分からないから怖い。
「劇とか余興とかうるさいよ! コソコソ隠れてないで、堂々と僕と戦え!」
「前に出たら危ないわよ! ……ま、待ってサクラ……上が……」
俺達の頭上には、死んだ人間達がロープに縛り上げられている。
それら全てのローブに青い炎が灯り、焼き切れたかと思うと、雨でも降ったかのように落下してきた。これには俺も驚いて声を出してしまった。
「うおおお!? あんた。これが余興だっていうのか!?」
「フヒヒヒ……ここからが、余興だ」
がっくりと崩れ落ちている死体の山から、腐った肉の臭いが漂ってきた。
ランティスがあまりの悪臭に吐き気をもよおしたのか、口と鼻を手で抑えている。
「ランティス。あなた大丈夫なの?」
「は、はい。何とか……生きてます」
俺は魔物を探しているが、一向に見当たらない。
周囲を見渡しながら、ランティスの様子を見ようと近づいた。
ミカとランティスの後ろに、何かがいる。俺は咄嗟に叫んだ。
「……危ない! 後ろを見ろ!」
「え? ……いやあああ!」
ミカが悲鳴をあげた。
「グゥエアアア!」
2人が振り向くと、息を引き取ったはずの男が立ち上がり、気味の悪い声を出して向かってくる。
死体が生き返る? 生き返ったのではなく、恐らくはゾンビになったのだろう。
男がランティスを押し倒し、蛆の湧いた口を大きく広げ、噛み付こうと顔を近づけた!
「うわああー!!」
彼はゾンビの顔を必死に両手で突き放そうとしている。
俺の剣が間に合いそうにない。
「ランティス! 危ない!」
ミカが必死で杖をかざすと、彼女の頭上に急激な冷気の塊が発生した。
冷気はやがて鋭利な刃となって、鳥よりも早く飛んでいく。
氷の刃はゾンビのこめかみから上を貫通し、頭蓋骨の中にあった全てを破壊したようだ。
男は開いた口をパクパクさせて横に倒れた。ランティスは恐怖のあまり失神寸前だ。彼女は冷気を操る魔法が得意だったのか。
「おいおいおい! コイツら死んでるのに立ち上がったぞ! ゾンビに違いねえな」
「きゃああー! グロテスク過ぎいぃ!」
今度はサクラとレオンハルトのほうから声がする。
見渡す限りの死体の山が、息を吹き返したように立ち上がった。
これはえげつない状況だ。俺はこういう魔法を使う奴に覚えがある。
「どうやら、奴はネクロマンサーみたいだな。死体を操る魔物だ」
レオンハルトが不快な顔でうなづいた。
「ああ、間違いねえな。気持ち悪いジジイだ」
「あ、アルダー。これって倒すしか……ないよね?」
サクラはまた顔が真っ青になっている。
あまりにも青過ぎて、スライムの集団に入ったら気がつかないかも。
でも逃げ出さないあたりは、流石勇者だと思う。
「ああ。もう人間じゃない。コイツらだけなら大丈夫なはずだ」
「……分かっておらぬな。お主らの相手は、この屍共だけではないぞ」
洞窟の奥から足音が聞こえた。同時に鳴き声のようなものも聞こえる。
俺達が来た階段のほうからも、この階層からも聞こえていた。
嫌な予感がする。ランティスが震えながら後ずさった。
「うわああ! ま、魔物の群れも来ちゃってますよお!」
匂いを嗅ぎつけたのか、俺達のいるフロアに魔物達が押し寄せてきている。
かなりまずい状況になってきていると思った。
ネクロマンサーが何かを召喚する前に、俺達は殺されるかもしれない。
「ど、どうしようアルダー? 僕達」
ドラグーンのカードを使ってみるか? いや、まだ早い。
図書館から借りた書物によれば、龍の鎧には時間制限がある。
Lvによって制限時間は大きく変わるが、今の俺のLvではまだまだ短い。
それに、一度使ったら数時間は経たないと再使用できないらしい。
使うタイミングを間違えたらそれこそアウトだ。
俺はがむしゃらに走ってくるゾンビの首を切り払い、サクラに向かって叫んだ。
「大丈夫だ! コイツらは元々大した魔物どもじゃない! 一気にやれば勝てる。俺達なら、いけるはずだ!」
サクラもゾンビを斬り伏せ、こっちに向かって笑った。
「そうだね! 僕達は負けない。みんな……こいつらまとめてやっつけるよ! 全力でいこう!!」
初めて彼女に勇者らしさを感じた。
持っていた剣を天高く上げ、俺達の士気を高めようとしている。
こんな日が来るとは。
成長したな~と親心に浸りつつ、俺は群がる魔物達をひたすら倒していった。
0
お気に入りに追加
2,298
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
婚約破棄を目撃したら国家運営が破綻しました
ダイスケ
ファンタジー
「もう遅い」テンプレが流行っているので書いてみました。
王子の婚約破棄と醜聞を目撃した魔術師ビギナは王国から追放されてしまいます。
しかし王国首脳陣も本人も自覚はなかったのですが、彼女は王国の国家運営を左右する存在であったのです。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話。
いい子ちゃんなんて嫌いだわ
F.conoe
ファンタジー
異世界召喚され、聖女として厚遇されたが
聖女じゃなかったと手のひら返しをされた。
おまけだと思われていたあの子が聖女だという。いい子で優しい聖女さま。
どうしてあなたは、もっと早く名乗らなかったの。
それが優しさだと思ったの?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
婚約破棄からの断罪カウンター
F.conoe
ファンタジー
冤罪押しつけられたから、それなら、と実現してあげた悪役令嬢。
理論ではなく力押しのカウンター攻撃
効果は抜群か…?
(すでに違う婚約破棄ものも投稿していますが、はじめてなんとか書き上げた婚約破棄ものです)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる