転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト

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            『はい。こちら緊急対処センターです。
本日はどのようなご用件でしょうか?』

『実は、私の居る場所に、変装をして、旅人を名乗っている貴族がいるのだが、何か知らないだろうか?』

『分かりました。
それでは、少々、お時間をいただきます。』

そして、待機音になってから、数分して、また女性の声がしてきた。

『その方の正体が分かりました。』

『そうですか…それで、どのような方なんでしょうか?』

『その方は最近、王女様への侮辱発言が問題となって、王族がそろそろ完全に対処しようか悩んでいた方です。
また、最近では、領内での革命にあって、何とか、最初の方は勝っていたそうです。
その後、どうなったのかは分かりませんが、それでも、その方は一応、国家反逆者予備軍という感じでマークされています。』

『そうですか…そして、私の前に居るわけですが、どうしたら良いでしょうか?』

『そうですね…
ちなみに、現状はどのようになっているのですか?』

『実は…』

そして、彼は現状、どのような感じになっているのかを説明した。

『なるほど…まだ直接は話していないと…
しかし、なかなか町の中心にやってきていないということは、勘付かれているかもしれませんね。』

『ええ、それに問題があるのですよ。』

『何でしょうか?』

『どこで入手したのかは分かりませんが、伝説級の装備を大量に持っているのです。』

『ほ、本当ですか…』

『ええ…本当にどうやって手に入れているのか分からないのですが…』

現状、一番の問題は、その装備である。

単純に戦闘性能で行けば、圧倒的に分隊長が勝っているのだが、伝説級の装備というのは、何かしらの効果を持っているものが多い。

だからこそ、単純な戦闘性能で勝っていても、油断が出来ないのだ。

『さて、どうしましょうか。』

『少なくとも、相手に気が疲れているということは、私が寝ることは出来ませんね。
寝ている間に、首を取られてしまう可能性もありますし。』

『とりあえず、少し待っていてください。』

そして、また待機音に変わった。

数分後…

『今、上司のほうと連絡を取ってきました。』

『どうなりました?』

『今回の件は、王国側としては、関与しない方針だったのですが、さすがに、自分の領地を捨ててまで、逃げるとは思っていなかったとのことで、さすがに処理をすることに…』

『そうですか…久しぶりですね。貴族の処理は。』

『そうなんですか?』

『ええ、まぁ、最近は良い意味でも悪い意味でも安定期に入っていましたから。』

最近では、全ての貴族が、安定期に入っていて、特に成長も退化もしていなかった。

『それでは、王国のほうの魔術師を使って、分隊長を何人か送っておきます』

『分かりました。
ありがとうございます。』

そして、数分後、村の外側に数人の分隊長が送られた。

なぜ、村の場所に正確に送れたのかというと、分隊長が魔力を開放して、目印代わりになっていたのだった。

そして、今日の夜、最終決戦が始まる…
        
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