398 / 554
使用者の意見
しおりを挟む中には…大きな機械があった。
「これって…何?」
「確かにこんなの見たことないけど、これがなんかすごいものなの?」
何も知らない2人にとっては大きな箱があると思っているだけだった。
しかし、この箱にはバルバロット帝国の本国、分国、属国、傀儡国がとてもお世話になっているのだった。
「前に、スマートフォンを渡したの覚えている?」
「うん。」
「私たち、家で暇なときに結構動画見ているんだよ。」
アインが国内に○tuberという、職業も、あることを紹介したので、アインの国内には○tuberとして、生計を立てている人もいるし、他にも、自分の好きなゲームなんかを配信するだけで、基本的には趣味の人なんかもいる。
まだ、国内でそんなに数はいないが、それでも結構な人が利用しているのだった。
そして、この世界にゲームが出来ているのかという疑問もあるかもしれないが、今のところ、国しか作れないので、民間企業は無いが、国営の企業で、ゲームの企画を立て、アインに持っていって、その内容のゲームを作ってもらうということは出来ている。
しかし、このシステムにも、まだ、問題があった。
このシステムでは、アインと開発者側の考えが微妙に違った場合、違うゲームが出来てしまう。
それでも、一回一回、作ったゲームは企画側がテストプレイをしているので、しっかりと完成されたものが発売されるが、それでも結構な時間がかかってしまうのだった。
「そうだったんだ。それじゃあ、ゲームの存在とかも知っている?」
「うん。だけど、バルバロット帝国の中でも、少ないから、なかなか買えないんだ…」
「そうなの。まぁ、高いって事は私たちにとってはそこまで問題じゃないんだけど、それでも、数量が少ないのはね…
だから、リリスのところで遊んでいるの。」
このゲームはアインが作っているので、最初に作った数がなくなってしまえば、それ以降、在庫が増やされることはめったに無かった。
それでも、ゲーム機本体や、人気作品に関しては、結構増やしているのだが、需要のほうが圧倒的に上回っているのだった。
「そうだったんだ。それじゃあ、言ってくれればよかったのに。」
「でも、アイン君って最近いなかったから、それを相談することも出来なくてね。」
「確かに、城にはいないけど、この城にいるエリという秘書に話しかければ、僕を呼べるよ?
だから、これから困ったことがあったらすぐに呼んで良いから。」
アインはそういいながら、空間魔法から、2台ゲーム機を取り出した。
「はい。あげるよ。
欲しいゲームがあったら教えて?」
「本当にもらって良いの?」
「そもそも、これに関しては僕が作ったものだからね。
僕に全権があるんだよ。」
そんな理由で何とかして押し通そうとした。
「でも、もらって良いならもらっておくね。
とても欲しかったし。」
「そんなことないよ。僕のほうも参考になったことはあったし。
今までは、一気に技術を成長させてはパニックが起こるかもしれないと思って、結構な財力を持っている人しか変えないようにしていたけど、そんな人たちの中でも数量不足になっているとは知らなかったからね。」
アインもこれを気に、生産数を増やしていこうと考えた。
「だからこそ、普通の使用者の意見はとても貴重で、大事だったんだ。
だから、今回のそれはお礼ってことで、なんか欲しいゲームある?」
そして3人はどんなものが欲しいか話し合っていくのだった。
10
お気に入りに追加
4,422
あなたにおすすめの小説
チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎
って、何故こんなにハイテンションかと言うとただ今絶賛大パニック中だからです!
何故こうなった…
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
そして死亡する原因には不可解な点が…
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのかのんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
身体強化って、何気にチートじゃないですか!?
ルーグイウル
ファンタジー
病弱で寝たきりの少年「立原隆人」はある日他界する。そんな彼の意志に残ったのは『もっと強い体が欲しい』。
そんな彼の意志と強靭な魂は世界の壁を越え異世界へとたどり着く。でも目覚めたのは真っ暗なダンジョンの奥地で…?
これは異世界で新たな肉体を得た立原隆人-リュートがパワーレベリングして得たぶっ飛んだレベルとチートっぽいスキルをひっさげアヴァロンを王道ルートまっしぐら、テンプレート通りに謳歌する物語。
初投稿作品です。つたない文章だと思いますが温かい目で見ていただけたらと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる