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建設会社
しおりを挟む「さて、ここからは本気でやらなきゃな。」
すでに、王都の中心の人たちに、立ち退いてもらったのは良いが、それでも、まだ中心部の家は、普通の市民用になっているのだった。
アインの理想の貴族では、貴族として、金を稼ぐ才能があり、それを自分のために使っても良いが、それ以上に領地の民のために金を使うような者になってもらいたいのだった。
それでも、貴族のものが一般人になめられるようなことが会ってはいけないので、アインは王都に作る別荘は豪華にしようと思っていたのだった。
幸い、日本のように街と街が密集している訳ではなかったので、外壁さえ大きくすれば簡単に街の拡張が出来るのだった。
だから、アインは今回、王都の外壁を大きくしたのだが、それによって、中心部にも結構な大きさの空き地が今、出来ている。
それでも、アインは家が入れるか不安になっていた。
なぜなら、貴族の家というのは、豪邸にしなくてはいけない。
それに、貴族の中でも、爵位によって、家の大きさを変えなくてはいけないので、そのことも考慮して立てなくてはいけないのだった。
「アイン様、本国のほうからも、例の建築士たちを呼んでおきましたよ。」
「ああ、ありがとう。」
アインにはすでに、お抱えの建築士、大工がいた。
前にも一回登場しているが、彼らは魔法を使い、作業をすばやく完了させることが出来るのだった。
「これが資料だ。この通りに家を作って欲しい。
建材は…このアイテムボックスの中に入れておく。」
「ありがとうございます。
あと、1つお願いがあるのですが…」
「何だ?」
「城の魔法士を貸してください。
そうすれば、1日でこの仕事を完了させましょう。」
「そうは言っても、彼らは君たちのような魔法を使えないぞ?」
「分かっています。これは、我々が時間をかけて、操作性を磨いてきた魔法ですから。」
「では、何で魔法士が必要なのだ?」
「まぁ、細かいところは、我々しかできませんが、大きなものの、溶接などは出来るでしょうから。」
「そうだな…それじゃあ、後で送っておく。
使えたほうが良い魔法なんかはあるか?」
その後、建築会社社長の者が、最低限使えて欲しい魔法をリストに挙げた。
「この魔法が使える者を送れば良いのだな?」
「はい。人数が多ければ多いだけ早く作業が終わると思います。」
「分かった。それでは、出来るだけ多くの人数を派遣しておこう。」
その後、建設会社が派遣されてきた魔法士に対しての、指揮がとてもうまく、超効率的に建設が完成して言った。
しかし、その前に、1人の貴族が来てしまった。
社長(まずいな、まだ全部完成していないぞ。
後、1時間くらいで完成はするのに…)
まだ、全ての家が完成していないときにしてしまって、その貴族の爵位によっては、家が完成していない状況だったのだった。
(アイン様も、完成してから読んでくれれば良いのに…)
そんな愚痴を心の中で言っていたが、それ以上に、現状をどうにかしなくてはいけないと分かっていた。
そして、その貴族は1枚の紙を出した。
「私の家が、ここに書いてある場所にあると聞いてきたんだが、どこにあるのかな?」
そこに書かれた場所は、もう、完成していたが、周りが工事中だったので、まだとても住めるような場所ではなかった。
「ん?どうしたんだ?とりあえず、連れて行ってくれ。」
社長はとりあえず、したがって、その貴族をその家まで連れて行くのだった。
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