転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト

文字の大きさ
上 下
372 / 554

王都改造

しおりを挟む

            そして、アインは200人の人を、1枚の紙に、成績上位者から並べて行き、そして、その大きな紙を何枚か印刷した。

「よし、これで良いかな。」

「アイン様、ようやく完成したのですね?」

「ああ、この紙は、今回、成績上位者の誰がどの役職につくかを書いてある。
後はこの紙を魔国中の市町村に届けて、載っている人に王都に来てもらうだけだよ。」

今回は、さすがにこの国の市民のトップになるような人を決めることなので、決まった人には王都まで来てもらうことになっていた。

そして、アインはエリに紙を渡した。

「それでは、今から各市町村のトップにこの紙を渡してきますね。」

「ああ、あと、今回の発表は全ての町で正午にやりたいから、そのこともその人に言っておいて。」

「分かりました。」

そして、エリは部屋から出て行った。

今の時間は約10時。アインの部下たちの転移魔法を使えば、簡単に12時までに配りきることが出来るだろう。

そして、その後、アインは久しぶりの食事をして、休憩をしていた。

しかし、寝てしまっては、12時におきていることが出来るかわからなかったので、一応おきていた。

アインは、寝なくても生きていける体だったので、寝ないことは出来るのだが、寝てしまえば一回、思考が止まるので、ちゃんとした時間に起きられるかが不安だったのだ。

その後今回の200人に入っている人がいる街の監視カメラを見ていた。

今回のテストでは、少しだが、成績優秀者が多い人が多い街があるという偏りが少しだけあったので、その街だけを見ていた。

そして、12時になった。

その瞬間、各市町村にいた、アインの兵の監視の下、作業員とそこのトップが一斉に街の中にある一番大きな広場で大きな紙を公開した。

この紙は、村長や町長なんかも、まだ見ていなかったので、内容を知っているのは本当にアインだけだったのだ。

その紙が公開されたことによって、街の反応は2つに分かれた。

まず、全員が自分の名前を探すのだが、そこは殆どの人が載っていないので、いなくてもショックは受けても、大きなショックではなかった。

しかし、今回アインはこの紙を作るときに、選ばれたものの名前の横に3つの情報を加えておいた。

1つは、成績、今回のテストの点数が書いてあったのだった。

2つ目は、爵位。

今回から初めて魔国に採用される爵位の制度。

元々この国には爵位の制度が無かったので、よっぽど外の世界が好きなもの以外は、自分の爵位が書かれていても、分からなかったので、これを見て、反応するものは少なかった。

そして、最後の情報が、そのものが今住んでいる場所だった。

この最後の情報によって、その町の雰囲気が2つに分かれた。

まず、選ばれたものがいる街では、街中のものがその者を祝福し、そしてその日はいろんな店がセールなんかをしていた。

しかし、選ばれたものがいなかった街では、みんな、興味を失って、いつもの日常に戻った。

しかし、いつもの日常に戻れないものもいた。

それは、その町のトップだった。

自分の街から、1人も成績優秀者が出せなかったということで、自分の街は不要だと判定されてしまうのではないかと不安になっていた。

実際はそんなことはしないのだが、それでも、まったく情報を知らないトップのものにとっては不安でしょうがなかったのだ。

でも、そんなものたちを慰めている時間も無かったので、紙の一番下には、このような文が書いてあった。

『今回選ばれた200名。おめでとう。
今後の話をしなくてはならないので、今から5日後、王都への集合を命ずる。
これから、君たちはただの国民ではなく、人の上に立ち、そして国に従うものになったのだ。
そのことをよく理解していただきたい。
ちなみに、移動方法だが、選ばれたもののいる街には転移魔法を使えるものがいるので、そのものに言って、王都まで運んでもらいなさい。
準備が出来次第すぐに来るように。
私が5日後といったのは、王都の生活に慣れてもらうためだ。
出来るだけ早く王都に来て、王都の雰囲気に慣れてもらいたい。
我々は歓迎する。
                  魔王   アイン』

と書いてあった。

その文のとおり、今回の成績優秀者の中には、結構田舎のものもいる。

そのようなものは、なかなか都会の生活にはなれないだろうが、それでも、少なくとも貴族たちには、王都に1つは家を持ってもらうことになる。

そのような場所はあるのか?という、疑問は出てきそうだが、今回、アインは王都を一斉に改造した。

その内容は、今回の貴族制度が決まった時点で、街の外壁を一瞬で消し去り、その後、もっと外壁内が広くなるように、もう一回作り直した。

その際、王都を上から見て、中心部に家や店を構えている家には、多額の金を条件に、王都内の中の、今回出来上がった部分に移動するようにお願いしたのだった。

多額の金額というのは、本当に多額だったので、皆移動してくれた。

こうして、アインによる、国の改革はどんどん進んでいくのだった。
        
しおりを挟む
ツギクルバナー

あなたにおすすめの小説

チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています

もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。 使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~

津ヶ谷
ファンタジー
 綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。 ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。  目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。 その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。  その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。  そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。  これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」  突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、 手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、 だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎  神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“  瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・  転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?  だが、死亡する原因には不可解な点が…  数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、 神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?  様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、 目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“  そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪ *神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw) *投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい *この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

同級生の女の子を交通事故から庇って異世界転生したけどその子と会えるようです

砂糖流
ファンタジー
俺は楽しみにしていることがあった。 それはある人と話すことだ。 「おはよう、優翔くん」 「おはよう、涼香さん」 「もしかして昨日も夜更かししてたの? 目の下クマができてるよ?」 「昨日ちょっと寝れなくてさ」 「何かあったら私に相談してね?」 「うん、絶対する」 この時間がずっと続けばいいと思った。 だけどそれが続くことはなかった。 ある日、学校の行き道で彼女を見つける。 見ていると横からトラックが走ってくる。 俺はそれを見た瞬間に走り出した。 大切な人を守れるなら後悔などない。 神から貰った『コピー』のスキルでたくさんの人を救う物語。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

クラス転移で神様に?

空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。 目覚めると彼は真っ白な空間にいた。 動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。 神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。 龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。 六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。 神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。 気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

処理中です...