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加盟か?非加盟か?
しおりを挟むそして、外交官は1人の男性を連れて帰ってきた。
「彼は?」
「この国の王様です。わたしが今、急遽頼み込んで呼ばさせていただきました。」
そう、外交官が呼びに言ったのは、この国の王だった。
「外交官よ。私は何で、ここにつれてこられたのだ?とりあえず、そなたの雰囲気から緊急ということだけは分かったんで来たんだが…」
そう、外交官は、すぐに来て欲しかったので、いろいろと説明を省略しながら言っていたのだった。
しかし、王も、外交官がとても焦っていることが分かったので、ついてくることにしたのだった。
「そうだったのですか!では、もう一回説明させていただきますね?」
「いや、良い。それよりもこのものはどこのものだ?」
「彼は、タートの国の外交官です。」
「タート?」
「ええ、分かりませんか?この大陸内で、2位の国なんですが…」
「ああ、思い出した!…え!何でそんな人がこの国にに!?」
「どうやら、同盟の話があるそうです。」
「同盟?」
「ええ、しかし、この話は私1人で決めて良いものだとは思わなかったので、王を呼びに行ったのです。」
「そうだったのか…」
そして、この国の王は、改めて、アインに同盟の内容についてを聞いてきた。
「それでは、どんな同盟にしようとしているのか聞かせてもらって良いかな?」
「はい。今回の同盟の最終目標は、教会の滅亡です。」
「教会の滅亡?何故、教会から多くの支援を受けているあなたの国が、教会を滅ぼそうと思ったのですか?」
「それはですね。簡単に言うと、国王が教会のやっている、黒い部分を知ってから、教会を嫌いになったのですよ。それに、最近王が変わったのですが、その王は元から教会があまり好きではありませんでしたから。」
「そうだったのですか…しかし、何故、私の国に同盟の話を?」
「ええ、それはですね?教会に対して恨みを持っていると思ったからです。」
そして、その言葉を言った瞬間、王の顔は一瞬曇った。
「……ええ。確かに教会に対しては、恨みの気持ちを持っていますね。」
「そして、大国は正直教会に敵対していませんが、あなたの国以外の小国も教会から、何かしらの被害を食らっているのですよ。」
「そうだったのか…」
「ええ、だから、今回はこの大陸にある、小国や民族などを味方につけて、教会を倒そうと思ったのです。さすがに教会を一国で落とすことは出来ないので。」
「確かに、教会の力は強力だから、一国では対処できないのか…ちなみに、同盟に参加すると何かあるのか?」
「今は、タートしかいないこの国ですが、同盟国が増えれば、貿易がしやすくなりますよ?」
「何でだ?」
「タートの最新技術を使って、すばやく荷物を送り届けるものがあるのです。そして、同盟国内での関税などを減らせば、各国が欲しいものがすぐに手に入る形になります。」
「そうか…確かに魅力的だな。」
「その代わりに、結構先にはなりますが、教会と戦うときにだけは敵対してもらって、戦ってもらいたいのです。」
「……そうか……」
そして、王はその場で結構考えたあと。
「分かった。それでは私の国は貴国の同盟の第一同盟国になろう。」
「ありがとうございます。それでお願いがあるのですが…」
この国の同盟への加盟が決まったので、同盟拡張のお願い-をすることにしたのだった。
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