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行け!アイン様のために!
しおりを挟むそして、アインは次の戦いのために、兵を養っていた。
「これは、少しの間は戦争しないほうがいいかな?」
今回の戦いは、新兵を中心に行われたので、人が死んだショックを受けているものも多かった。
「大丈夫です。それだったら、この隊を使わなければ良いだけの話です。」
アインの国には多くの隊がある。よって、この隊を使わなければ言いだけの話だった。
「う~ん。そうだね。まぁ、今回は急いでるし、それで良いか。」
そして、アインは他の隊を使うことにした。
「アイン様、それでは、私から1つお勧めの隊があります。」
「本当かい?」
「ええ、完成してからまだ、一回も出撃をしていない新兵のようなものですが、1人1人は新兵とは比べ物にならないくらい強いです。」
エリは、とある隊を動かそうとしていた。
「分かった。エリがそこまで言うんだから、今回はその隊に国を落としてもらうことにするよ。それで、規模はどれくらいなの?」
「規模は前の隊より結構少ないですね。まぁ、前の隊も戦場にいけていない人すら出ていますけど。」
そう。アインは転移魔法で、ずっと、一定の人数の兵を召喚していたため、戦場にすらいけていない兵も多かったのだった。
「そうだね。前の戦いでは、確かに人数も余っていたし、今回は少なくても良いかな?まぁ、小さな国にするよ。」
そして、アインは、次に狙う国を現在15位の国にした。
「それじゃあ、行ってみよう。」
そして、転移魔法にて、一瞬でその国にたどり着いた。
「相変わらず、転移魔法は便利だな…まぁいいや。召喚!」
今回は城壁の外から召喚をし始めた。
そして、魔法陣から出てきたのは、鎧を着た大量の女性だったのだった。
「え?何この部隊。」
「アイン様。この部隊は聖ヴァルキリー軍団。バルバロット帝国の中で唯一の女性だけで出来た軍隊です。」
そう。エリが今回商会をしていたのは、女性だけで出来ていた軍隊だった。
「女性に戦わせて良いのかな…」
「安心してください。女冒険者も増えてきて、女性も強くなってきた今、女性が兵をやっていても何の問題も無いでしょう。」
実際、女性というのは、男性とは違う戦闘方法を取る。
この世界の女性の大半は平均男性の魔力よりも高い。ただし、男性にもまれに大量の魔力を持って生まれる者もいる。
大量の魔力を持った男性には敵わないが、女性は基本的に皆、平均魔力量がおいのである。
「た、確かにそうだけど…」
「それでは、攻めてもよろしいですね?」
エリが攻めて言いかを聞いてきた。
「はぁ~。良いよ。」
「それじゃあ。皆!アイン様が戦闘許可を下さった。アイン様に出来るだけのアピールをしろ!」
「え?何それ?」
アインは戸惑っていたが、エリの最後の言葉と同時に、アインの軍に入ったときに強化された彼女たちは一斉に王都の城壁に魔法で攻撃を仕掛けていった。
そして、城壁は壊れ、家の上を通ったまま、魔法は王城にも当たり始めた。
「やめ!これくらいで良いでしょう。」
もちろん、王城には対魔法の結界が張られていたが、そんな物は簡単に壊して、魔法はどんどん王城にあたり、王城はほぼ、全壊していた。
「アイン様、終わりました。」
「う、うん。」
「今回アイン様にこの軍隊を知って欲しかった理由は、彼女たちはアイン様の命令には逆らいません。よって、城内を出歩くことを許可させてください。メイドだと思って。」
エリは、鬼気迫る顔で言ってきた。
「何をそんなに心配になっているのか分からないけど、良いよ。」
こうして、城内のメイドを増やすために、国が1つ潰されたのだった。
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