243 / 554
side貴族 エドウィン外海に出る
しおりを挟む
アインが国王に任命したエドウィンという男の話の続きです。
「宰相よ。今はどれくらいの兵が集まったんだ?」
「現在は、4万人です。」
「4万だと!?あれから2週間も経っているのだぞ!」
「そんなことを言ったって、人が集まらないのですから、しょうがないじゃないですか。」
「ちっ、国王である俺が、兵を集めてやっているのだから、もっと人が集まると思ったのに。」
「このままですと、全然兵が集まらない可能性がありますが、どうしますか?」
「そうだな…それでは強硬手段に出るか。」
「もうですか!」
「ああ、この俺の命令は誰も逆らわないからな。」
「本当に良いんですか?もしかすると、反逆者が出るかもしれませんよ?」
「反逆者だと?そんなもの出る訳ないだろ。それに、もしも出たところで、そいつを処刑すれば何の問題も無い。」
「それでは、実行しますか?」
「何回聞くんだ!早く実行しろ!」
そして、この国では、徴兵令が実施された。
数日後…
「エドウィン様、兵が10万人集まりました。」
「本当か!?それでは、船が完成したら、行くぞ。」
「その船は完成するのですか?」
「いや、完成していない。」
「それではどうするのですか?」
「集まった兵に手伝わせる。」
「そう…ですか・・・」
そして、時間はかかったが、数週間で、船が完成した。
「よし、これで、攻められるな。」
「具体的にどこに行くんですか?」
「とりあえず、外海に出れば良いだろう。」
「そうですね。それでは、船をまっすぐ進ませますか?」
「ああ、それで良い。」
そして、翌日、エドウィン王国の船は海をまっすぐ進んでいった。
しかし、エドウィン王国からまっすぐ海を進んでいっても、アインの国で言われていた大陸とは違う大陸に向かっていっているとは…
「王よ。大陸が見えてきましたよ。」
「本当か!」
そして、エドウィンは艦隊の先頭に立って、新たな大陸を見た。
「一見何も無くないか?」
「そうですね。もしかすると、運よく、国が無いところに上陸ができるかもしれないですね。」
「それは好都合だな。それじゃあ、上陸をして、家を建てていくぞ!」
エドウィンは本当に運が良い人間だった。
この大陸には多くの国があるが、どれも、小さく、そして弱く、兵が1万を超える国なんか無い大陸にたどり着いたのだった。
そして、エドウィンは、家を作り終わった後、1日だけ休憩をして、他国に攻め込むための作戦を考え始めたのだった。
「宰相よ。今はどれくらいの兵が集まったんだ?」
「現在は、4万人です。」
「4万だと!?あれから2週間も経っているのだぞ!」
「そんなことを言ったって、人が集まらないのですから、しょうがないじゃないですか。」
「ちっ、国王である俺が、兵を集めてやっているのだから、もっと人が集まると思ったのに。」
「このままですと、全然兵が集まらない可能性がありますが、どうしますか?」
「そうだな…それでは強硬手段に出るか。」
「もうですか!」
「ああ、この俺の命令は誰も逆らわないからな。」
「本当に良いんですか?もしかすると、反逆者が出るかもしれませんよ?」
「反逆者だと?そんなもの出る訳ないだろ。それに、もしも出たところで、そいつを処刑すれば何の問題も無い。」
「それでは、実行しますか?」
「何回聞くんだ!早く実行しろ!」
そして、この国では、徴兵令が実施された。
数日後…
「エドウィン様、兵が10万人集まりました。」
「本当か!?それでは、船が完成したら、行くぞ。」
「その船は完成するのですか?」
「いや、完成していない。」
「それではどうするのですか?」
「集まった兵に手伝わせる。」
「そう…ですか・・・」
そして、時間はかかったが、数週間で、船が完成した。
「よし、これで、攻められるな。」
「具体的にどこに行くんですか?」
「とりあえず、外海に出れば良いだろう。」
「そうですね。それでは、船をまっすぐ進ませますか?」
「ああ、それで良い。」
そして、翌日、エドウィン王国の船は海をまっすぐ進んでいった。
しかし、エドウィン王国からまっすぐ海を進んでいっても、アインの国で言われていた大陸とは違う大陸に向かっていっているとは…
「王よ。大陸が見えてきましたよ。」
「本当か!」
そして、エドウィンは艦隊の先頭に立って、新たな大陸を見た。
「一見何も無くないか?」
「そうですね。もしかすると、運よく、国が無いところに上陸ができるかもしれないですね。」
「それは好都合だな。それじゃあ、上陸をして、家を建てていくぞ!」
エドウィンは本当に運が良い人間だった。
この大陸には多くの国があるが、どれも、小さく、そして弱く、兵が1万を超える国なんか無い大陸にたどり着いたのだった。
そして、エドウィンは、家を作り終わった後、1日だけ休憩をして、他国に攻め込むための作戦を考え始めたのだった。
19
お気に入りに追加
4,624
あなたにおすすめの小説

チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
異世界でスローライフを満喫する為に
美鈴
ファンタジー
ホットランキング一位本当にありがとうございます!
【※毎日18時更新中】
タイトル通り異世界に行った主人公が異世界でスローライフを満喫…。出来たらいいなというお話です!
※カクヨム様にも投稿しております
※イラストはAIアートイラストを使用

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる