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予約
しおりを挟むそして、アインとエリと呼ばれた隊長は、とある場所へと向かっていた。
それは…
「こんにちは~。」
「いらっしゃいませ~。冒険者ギルドへようこそ。ギルドの利用は初めてですか?」
「はい。このギルドを使用するのは初めてです。」
「そうでしたか。それでしたら簡単に説明しますね。この国のギルドは基本的に国内に多くあるダンジョンの攻略がメインです。他にも街の周りで魔物を狩る依頼もありますが、基本的にはダンジョンです。」
「分かりました。ダンジョンがメインなんですね?」
「はい。ダンジョンがメインです。」
「だから、こんなにギルド内の人数が少ないんですか?」
「それもありますが、今日は特に少ないのですよ…」
「何でですか?」
「さっきの声を聞いていたと思うのですけど、この国が他の国に取り込まれたそうで、バルバロット帝国?についてはあまり知らないのですが、もしかすると、そこの皇帝がダンジョンへの侵入を制限する可能性があるので、皆今のうちにダンジョンに入っているのですよ。」
「そうだったのですか。しかし、そんなに一気に入って大丈夫なのでしょうか?」
「実は…秘密にしてもらい他のですが、冒険者たちが集まって、新皇帝にダンジョンを自由にしろと言いに行くかもしれないのですよ。」
「本当ですか!?しかし、冒険者で、国の兵に勝てるのでしょうか?」
「正直、可能性はあります。この国の冒険者たちはダンジョンによって急激に成長して言っています。少なくとも、バルバロット帝国の兵は分かりませんが、前の国の兵だったら、冒険者が集まっていれば国を落せていたでしょう。」
「それでは、何故そうしなかったのでしょうか?」
「それは、前の国王は冒険者のことを恐れて、あまりダンジョンを規制しなかったのですよ。別に冒険者の皆さんだって国王になりたいわけではないので、お互いに責め合っていなかっただけですね。」
「そうだったのですか…それで、質問なんですが、このギルドの中に一番冒険者が居る時間帯って何時くらいですか?」
「そうですね…7時じゃないでしょうか?特別な許可をもっていない冒険者は7時以降はダンジョンに入ってはいけませんから。」
「分かりました。それで、お願いがあるのですが、その時間帯にできるだけ多くの冒険者を集めてもらって良いですか?お金は払いますので。」
「お金を払っていただけるのでしたら、それは依頼として承認しますので、おそらく多くの人が集まってくれると思いますよ。だって、7時まで待っているだけでお金がもらえるのですから。」
「ありがとうございます。それでは、また7時に来ますので、できるだけ多くの人を集めて置いてください。ちゃんと人数分払いますから。」
「分かりました。」
「それでは、僕たちは一回帰りますね。」
「はい。ご利用ありがとうございました。」
そして、アインは一回城内に帰って、この国でやらなくてはいけないことを整理しながら、時間をつぶして行った。
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