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近代化
しおりを挟むそして次の日、アインは昨日のテレビで応募してくれた人がいる町を周っていっていた。
「アイン様、私はどこに配属されるのでしょうか?」
「とりあえず、ここで学校を建てて。それじゃあ、転移魔法で送るよ。」
こうやって、応募者に、作る場所を教えて、その人を転移魔法で作業場まで送るという作業をしていた。
「よし、ここの町にはもう、応募者はいないはずだ。」
そして、アインはどんどんと町を周っていった。
そして…
「この町も終わったし、これで終わったな。帰るか。」
アインは全ての応募者の下を周って、ちゃんと送り終わったのだ。
「お帰りなさいませ、アイン様。」
「ただいま。」
「今回は早かったですね。」
「そうだね。今回は決まっていたものを教えるだけだったし、全て国内の話だから、僕のことを疑う人もいなかったからね。」
「そうでしたか。それよりも、こんなに早く帰ってくるとは思っていなかったので、昼食の準備ができていません。」
「それじゃあ、待っているよ。」
「そんな、アイン様を待たせるなんて。」
「大丈夫だよ。それに、今回も結構転移魔法を使ったし、お昼寝してくるね。庭にいるから、ご飯が完成したら、起こしに来て。」
「分かりました。できるだけ早く作りますね。」
「そんなに早くなくても良いよ。それに、今から作り始めたら早すぎるくらいだし。」
「そうですね。それではゆっくりとお休みになっていてください。」
「うん。」
そして庭に出て、手入れが行き届いていて、寝転がっても全然汚れがつかない緑の上にアインは寝転がった。
「これから何をしようかな。ここ最近で思いついたやりたいことは大抵もう完成したんだよな。」
アインは、何でもそろってしまうため、最近退屈をしていたのだ。
「前世では暇なときに何をしていたっけ?」
そしてアインは前世で自分が好んでいたものを思い出した。
「そうだ。俺が好きだったのって、アニメとゲームじゃん。ん?でもアニメはこの世界では作れないか。」
この世界でアニメとゲームを知っているのはアインだけなため、もしもアニメを作るとなったら、それは全てアインが自分で作って、見ることになるのだ。
「それは嫌だな。だったらゲームを作るか。よし、そうしよう。まずはゲーム機や携帯を売らなきゃ。それに携帯はいつか売らなきゃいけないと思っていたし。そもそも携帯があったら結構いろいろなものが便利になるし…」
そしてアインは、携帯の構造やゲーム機の構造は知らないけど、創造の力を使って、材料を入れれば携帯やゲーム機を材料がなくなるまで永遠に作り続ける機械を作った。
「よし、国内の人に売れるくらいにたまったら、どんどん売っていこう。」
こうしてアインはどんどんと自分の国を近代化させていくのであった。
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