転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト

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手加減の練習

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           あれから一週間が経って、2人がやってきた。

「久しぶり、エリ、ユキ。」

「久しぶりです、アイン様。」

「2人とも一週間で勉強できた?」

「はい。アイン様の兵の中でも頭の良い魔術師の方に一週間で教わりましたから。」

「そうなんだ。」

「ええ、そのおかげで、この学校の2年生の中では結構上位に入れたそうですね。」

「大丈夫かよ、1週間の勉強で上位を奪われるこの学校って…」

「一週間といっても我々も結構がんばったのですよ。SSSランク級のモンスターの方々にも手伝っていただき、時間魔法と空間魔法を合わせて時間の流れが遅い空間を作ってもらったのですから。」

「まったく、SSSランク級って言うのは本来、世界最強なんだよ…」

「それでも、アイン様や私たちよりは弱いですもの。」

「まぁ、勉強の面では良いことが分かったよ。」

「ありがとうございます。それでは我々は一回理事長のところへ行き、編入手続きをしてきますね。」

そして2人は学校に向かっていった。

「あの2人も行ったし、武器屋に行ってみるか。」

アインは武器屋のおっちゃんの家に向かって行った。

「おっちゃ~ん。」

「何だ、アイン。武器でも見に来たのか?」

「依頼してあった武器の製作具合を見に来たんだよ。」

「おいおい、☆4の武器だぜ?そんなに早く完成するわけないだろう。」

「わかってるよ。だから、いま何割終わっているの?」

「今は約3割だな。これでも結構急いでいるんだけど、さすがに☆4はなかなか作れないな。」

「やっぱり☆4はなかなかできないですか…それではぼくは一回帰りますね。完成したら学校宛に手紙でもください。」

「わかった。それじゃあ大体一か月後に武器が完成するだろうから、そしたら手紙を送るぜ。」

「それじゃあ、さようなら。」

そしてアインは武器屋から離れていった。

「さて、次はどこに行こうか。」

「アイン様・」

「あれ?エリ来たの?」

「はい。アイン様に報告したいことがありまして…」

「何?」

「理事長にあってきたのですが、どうやら学校のトーナメントに出てみないか?と言われたのです。」

「トーナメント?なにそれ?」

「どうやら2年から参加可能のようでして、そのため、アイン様には伝わっていなかったのでしょう。」

「なんで2年からになっているのかな?」

「おそらく学校に慣れていない1年には今年は見せるだけにしようと思ったのではないでしょうか?」

「そうなんだ。それで何が問題なの?」

「私たちは強すぎるため、手加減をするべきなのかと。」

「するべきでしょ。だって君たちが本気を出したら何人か死ぬよ。」

「でもアイン様の直属の部下として負けるわけにはいきません。なので、ちょうどよく手加減をしたいのです。」

「それでどれくらい手加減したらいいかわからないの?」

「はい。良くも悪くも周りの人たちはみな強かったですから。」

「それなら手加減の練習をする?もしくは魔法で制限をかけることもできるけど、それはあんまりお勧めしないな。だって僕は過去にそれで後悔しているから。」

「アイン様に何かあったのですか?」

「制限をかけてダンジョンに潜ったらぼこぼこにやられたんだよ。」

「わかりました。しかし、どうやって訓練をするのですか?」

「簡単だよ。ゴブリンと戦って、一発で終わらないようにして。」

「生徒ってそんなに弱いですか?」

「違うけど、ゴブリンを一発で倒さないくらいの手加減ができれば学校のトーナメントでも大丈夫だら。」

「わかりました。それではユキもつれて2人で挑戦してきますね。」

「行ってらっしゃい。」

そしてエリは学校に戻っていった。

「僕ももう、寮に向かおうかな。」
        
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