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2人も学校へ
しおりを挟むそしてアインはとりあえず領に戻ってきた。
「ふぅ~とりあえず、国の管理は魔王さんに任せたし、これくらいで良いか。」
でも、何をしようかな。
「アイン様。」
「ま、魔王さん!?何でここにいるの?」
「アイン様にお伝えしたいことがありまして。」
「何?」
「アイン様はここではあまり貴族ということを隠していないんですよね。」
「そうだけど?」
「それでしたら領地からあの2人をここに住まわせてください。」
「え?それってどういうこと?」
「アイン様はこれから国王になったのですから、命の価値がさらに上がったといえます。」
「一応、王になったからね。」
「そんなアイン様が護衛を1人もつけないのはまずいのです。」
「でも、ここは男子寮だよ。」
「大丈夫です。どうやら貴族の人は使用人を準備できるらしいですよ。」
「そうなんだ。もっと早く気づいてれば準備しておいたのに。」
「アイン様が王様になってから調べたため、遅くなってしまいました。それに基本的には使用人は寮室から出てきませんから。」
「そうなんだ。」
「それではアイン様、1週間ほどお待ちください。あ、アイン様。2人は年齢的にもこの学校に入れますけど、どうしますか?」
「そっか、僕の一個上だよね。彼女らもこの学校に入れようか。」
「しかし、それではアイン様に使える時間が減ってしまいますが良いでしょうか?」
「良いよ。元々僕1人でも暮らせてきたんだし。」
「それでは2人には一週間で勉強させてきますね。」
そして魔王さんは帰っていった。
「いきなり魔王さんが来たからびっくりしたけど、魔王さんによってちょっとは暇が潰せたな。でも、もうやることがない。」
アインはなにもすることがないので、街に出て、散歩することにした。
「武器やにでも行こうかな。」
そしてアインは自分は買わないけど、キャロライン用に武器を作ってあげようと考えたのだ。
「武器屋のおっちゃん。」
「何だ?アインじゃねえか。久しぶりだな。」
「うん。ここのところ学校のことや家のことで忙しくって…」
「やっぱり学校は忙しいのか。それで今日は何のようだ?」
「今日は武器を作ってもらいたいと思うんだ。」
「武器を作るのか?それは良いが、素材は自分で用意してくれよ。」
「それは用意してあるから良いんだけど、おっちゃんってどれくらいの武器まで作れるの?」
「俺をなめてもらっちゃ困るぜ。これでも結構大きな冒険者からの武器の製造をまかされているんだからな。☆4までなら作れるぜ。」
「本当に!?おっちゃんって結構すごかったんだ。」
この世界の武器には強さによって星がつけられるんだが、知られている最高の星の数は5で、その乾しというのは大体、国の国宝になっているか、騎士長なんかが持っているものだ。つまり、☆4というのは市民が入手できる最高ランクの武器だ。
「まぁ、そのときは素材が良かったがな。」
「何で作ったの?」
「ほとんどがSランクモンスターの素材だったよ。どうやら倒した後に全部売らずに装備を作る用だけ残して売ったそうだ。」
「そうなんだ。それじゃあ僕のもSランクモンスターの素材だから、それでできれば☆4の剣を作ってほしいんだ。」
「おい、アイン。それは本当か?何でお前がSランクモンスターの素材を持っているんだよ。」
「それは冒険者ギルドにいろんな物が売っているから。」
「やっぱり金持ちだったか。それで?どれくらい金を持っている?後、どれくらい待てる?」
「製作時間に関してはきにしなくて良い。その代わりに良い剣を作ってくれる?」
「おう、時間と素材があったら作れるぜ。」
「ありがとう。」
そしてアインは素材を置いた後に少しだけ製作を見せてもらって帰っていった。
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