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ダンジョン1位との戦い

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           元魔王に街の改造を頼んだ次の日になった。

「あ、そこの君。」

「アイン様、何でしょうか?」

「エリとユキの2人を連れてきて。」

「はい。分かりました。」

そして兵が2人を連れてきた。

「どうしました?アイン様。」

「どうしたの?」

「今回は前に言っていたダンジョンの1位に挑もうと思うんだ。」

「とうとう挑むのですね。」

「うん。それじゃ行こう。」

そしてアインは最初のダンジョンに来た。

「シム。」

『はい。なんでしょうか?』

「1位のダンジョンに挑みたいんだけど。」

『ついに挑むのですね。それではいつ挑みますか?』

「今挑もうと思うんだ。」

『分かりました。…宣戦布告しておきました。』

「とりあえずダンジョンを攻略すればいいの?」

『はい。ダンジョン攻略にはモンスターも連れて行っていいのですがアイン様に要りませんね。』

「何でモンスターを連れて行っていいの?」

『本来ダンジョンマスターは弱いのでモンスターに戦ってもらって進むんですよ。』

「そうなんだ。それじゃあ別に連れて行っちゃいけないわけではないんだね。」

『はい。そうですが連れて行くんですか?』

「うん。途中まではモンスターに倒してもらおうと思うんだ。」

『でもあのダンジョンの深くまで行けるモンスターは少ないですよ。』

「だから深くの階層を守っているモンスターを持っていこうと思うんだ。」

『分かりました。それでは900階層より下のモンスターとあなたと2人をダンジョン前に転送します。』

「分かったよ。」

そしてアインはダンジョン前に転移された。

「ここか。それじゃあみんな中に入って最深階層まで行って。」

そしてモンスターたちは600階層中570階層まで行った。

「そろそろ自分で倒すか…みんなダンジョンに戻っていいよ。」

「アイン様、ここからは自分で倒すのですね。」

「うん。ここから本気で行くから巻き込まれないようにしてね。」

「はい。」

そしてアインは全力で攻略して行って最終階層前まで着いた。

「アイン様、さすがですね。付いていくので精一杯でした。」

「飛ばしすぎたかな?」

「大丈夫です。行きましょう。」

そしてアインたちは中に入っていった。

「よく来た3位のダンジョンマスターよ。」

「君は?」

「私はこのダンジョンのダンジョンマスターの元転生者、セトだ。」

「元転生者?」

「ああ、私はこのダンジョンのおかげで神になれたのだ。」

「神だと?何の神になったのだ?」

「下等なダンジョンマスターごときに教える義理はないが、そのままの名前のダンジョン神だ。」

「ダンジョン神か、転生者が神になれたのか。」

「どうだ。驚いただろう。この世を司る神になれたのだ。貴様はこれから神に殺されるのだ、ありがたいだろう。」

「君…神になる瞬間に何も聞いていなかったの?」

「ああ、そういえば他の神がなんか言っていたな。しかしそれはこの世界を一人で管理するわけじゃないとか、けんかを売ってはいけない上位神と最高神とかの名前を言っていたな。聞いてないけど。」

「そうなのか。それにしても神としては戦わないほうがいいよ。」

「なんだ?俺に手を抜いてほしいのか?しかし俺は何者にも全力を出す主義なんだ。すまないが神の力も使わせてもらうぞ。どこまで耐えられるかな?『神の審判』」

「あ、やめろって。」

その瞬間ダンジョン神は放った技が数倍になって自分に降り注いだ。

「何が起きたんダァァァ。」

「神の世界に下克上は存在しなくてね。自分より上位の神に攻撃をするとその神は滅ぼされるんだ。」

「それは知っている。まさか貴様も神なのか!?」

「そう。だから神の力は使わないようにしたほうがいい言っていたのに。」

「クソがぁぁぁ~」

そしてダンジョン神は自分の技で滅んだのだった。

「あっけなかったな。」
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