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腐敗
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「第一関門は突破したか。」
今まではなかなか兵のほうが集まっていなくて、簡単に突破ができたいたが、今の場所に関しては、それなりの兵がいて、突破できるかわからなかった。
正直、あのまま援軍がやってきていたら、事態は膠着してしまっていただろう。
「まぁ、敵は間に合わなかったのか、見捨てたのかわからないが来なかったな。」
そもそも、ダンジョンの部下が国王に報告をしていたので、援軍が来なかったのだが、まだあのスパイに関しては、自分の作戦が成功しているかが分かっていなかったので、アインの方にはそこまで詳しく報告はしていなかったのだ。
「しかし、まだ本陣が残っているはずだ。」
本陣が残っているうえに、王都にいる者たちに関しては、基本的にいいとこ生まれが多いということで、今まで以上に魔法を使うものがいるだろうと、ゼアークは考えていた。
実際には、王都という絶対的安全圏にいるせいで、新人以外は訓練をしていなく、その新人に関しても、ある程度力を付けた後には基本的に軍部の方で遊ぶことが仕事となっている。
スタンピートが発生したということで、装備の準備はできているが、誰も装備は来ていないし、それどころかのんきにお茶もしてしまっている。
そして、スパイに関しても本格的に動き出し始めていた。
「さて、スタンピートが順調に進むように王国の方の軍に関しては、若干の足止めをしたが、どこまで通じるかわからないな。」
本格的に王都に向かってスタンピートのモンスターたちが侵攻してくれば、王国軍に関しては本格的に動き出すだろうし、それに、王様に変な助言をしてしまったということで、責任を取らせられるだろう。
(まぁ、責任を負わせようとしてくるような者たちに関しては、ゼアーク様に残してもらえるとは思えないがな。)
ゼアークは使える者に関しては、殺さずに生かして残す予定でいる。
その使えるもの判定に関しては、反乱の可能性というのも考慮されているので、反抗的なものに関してはさすがに残してもらえないだろう。
(しかし、そろそろこの国も限界だろう。)
実際、この国はすでに攻められている側に関しては、結構被害を受けている。
そして、王都の兵が気づいていないということは、この国は王都まで進行されるまでずっと気づかないままやられ続けてしまうのだ。
しかし、モンスターは迂回なんて戦法は知らないので、まっすぐに王都に向かっているのだが…
~王宮~
「どうしてそんなことになっている!」
この国の宰相は報告に来た兵に対して、そのようなことを発した。
「想定以上のモンスターに、今まで見たこともないようなモンスター。
一番大きな問題は、自滅をするモンスターがいて、そのモンスターによって外壁が全く役に立たなかったことです!」
「クソっ!それを止めるのがお前たち軍部の仕事だろう!」
すでに王都間近までやってきているということは、そこまでの町はすべてやられていることになる。
そうなれば、威信的にも国防的にも問題しかないので、慌てているのだ。
「それよりもまずは防衛だ!王都がとられてしまっては本格的に立て直せなくなってきてしまう!」
そして、宰相は急いで軍部のほうに連絡をしに行くように部下に頼んだ。
しかし、軍部からの返答は、優秀なものを何部隊か派遣するという答えだった。
「あいつら…!
今どれほど危険かわかっているのか!」
しかし、実践をほとんどしたことがない王都兵たちの間では、まったく焦りがなく、ゆっくり準備を進めているのだった。
今まではなかなか兵のほうが集まっていなくて、簡単に突破ができたいたが、今の場所に関しては、それなりの兵がいて、突破できるかわからなかった。
正直、あのまま援軍がやってきていたら、事態は膠着してしまっていただろう。
「まぁ、敵は間に合わなかったのか、見捨てたのかわからないが来なかったな。」
そもそも、ダンジョンの部下が国王に報告をしていたので、援軍が来なかったのだが、まだあのスパイに関しては、自分の作戦が成功しているかが分かっていなかったので、アインの方にはそこまで詳しく報告はしていなかったのだ。
「しかし、まだ本陣が残っているはずだ。」
本陣が残っているうえに、王都にいる者たちに関しては、基本的にいいとこ生まれが多いということで、今まで以上に魔法を使うものがいるだろうと、ゼアークは考えていた。
実際には、王都という絶対的安全圏にいるせいで、新人以外は訓練をしていなく、その新人に関しても、ある程度力を付けた後には基本的に軍部の方で遊ぶことが仕事となっている。
スタンピートが発生したということで、装備の準備はできているが、誰も装備は来ていないし、それどころかのんきにお茶もしてしまっている。
そして、スパイに関しても本格的に動き出し始めていた。
「さて、スタンピートが順調に進むように王国の方の軍に関しては、若干の足止めをしたが、どこまで通じるかわからないな。」
本格的に王都に向かってスタンピートのモンスターたちが侵攻してくれば、王国軍に関しては本格的に動き出すだろうし、それに、王様に変な助言をしてしまったということで、責任を取らせられるだろう。
(まぁ、責任を負わせようとしてくるような者たちに関しては、ゼアーク様に残してもらえるとは思えないがな。)
ゼアークは使える者に関しては、殺さずに生かして残す予定でいる。
その使えるもの判定に関しては、反乱の可能性というのも考慮されているので、反抗的なものに関してはさすがに残してもらえないだろう。
(しかし、そろそろこの国も限界だろう。)
実際、この国はすでに攻められている側に関しては、結構被害を受けている。
そして、王都の兵が気づいていないということは、この国は王都まで進行されるまでずっと気づかないままやられ続けてしまうのだ。
しかし、モンスターは迂回なんて戦法は知らないので、まっすぐに王都に向かっているのだが…
~王宮~
「どうしてそんなことになっている!」
この国の宰相は報告に来た兵に対して、そのようなことを発した。
「想定以上のモンスターに、今まで見たこともないようなモンスター。
一番大きな問題は、自滅をするモンスターがいて、そのモンスターによって外壁が全く役に立たなかったことです!」
「クソっ!それを止めるのがお前たち軍部の仕事だろう!」
すでに王都間近までやってきているということは、そこまでの町はすべてやられていることになる。
そうなれば、威信的にも国防的にも問題しかないので、慌てているのだ。
「それよりもまずは防衛だ!王都がとられてしまっては本格的に立て直せなくなってきてしまう!」
そして、宰相は急いで軍部のほうに連絡をしに行くように部下に頼んだ。
しかし、軍部からの返答は、優秀なものを何部隊か派遣するという答えだった。
「あいつら…!
今どれほど危険かわかっているのか!」
しかし、実践をほとんどしたことがない王都兵たちの間では、まったく焦りがなく、ゆっくり準備を進めているのだった。
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