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それから若い男の子向けのショップで服を買い、雑貨屋で香水も買った。そうこうしている間に日が暮れた。夜は九時まで働いた。寝る前、チャットアプリを開くと、サイトウからのたわいのないメッセージと、見慣れぬアカウントからのメッセージが届いていた。見慣れぬアカウントは、メトロポリスにある風俗店の店長のものだった。近いうちに面接をしたいということだった。はな六は『明日か明後日でも大丈夫ですか?』と返信した。すぐに『では火曜日にしましょう』と返事がきた。『わかりました。火曜日に伺います』と返信した。そして、サイトウに『おやすみ』の一言だけ返信して、携帯端末に充電器を挿し、そして自分の臍にも充電器を挿して、眠った。
翌朝、はな六はメトロポリスへと旅立った。買ったばかりの服を着て、荷物は替えの下着と香水と携帯端末と充電器の入ったデイパックだけだった。外を掃いていたお婆さんに別れを告げると、お婆さんは丸まった背中を少し伸ばして「気を付けてね」と言い、すぐに掃き掃除を再開した。あっさりとして感動のない別れだった。
月曜の朝の電車内は混み合っていた。同性の匂いに一々反応してしまうはな六にとって、満員電車は辛い空間だった。はな六は、一昨日から昨日の朝までサイトウにたっぷり可愛がられたのだから、今発散出来る欲は残っていないと、自分に言い聞かせた。
新幹線と電車に半日揺られた。車窓から、はな六は生まれて初めて海を見た。午後にはメトロポリスに着いた。姿のいいはな六は、ただ歩いているだけで女の子達の注目を集めた。はな六は女の子達を無視して、携帯端末のナビを頼りに、この国一番の繁華街を歩いた。
出会い系アプリでみつくろった相手に体を許し、一夜の宿を提供してもらった。はな六はサイトウに『おやすみ』と送信してから、知らない男に抱かれた。窓に両手をついて後ろから犯されながら、ガラスに写った自分の姿を眺めた。髪型のせいで、サイトウの知っているはな六よりもだいぶ逞しく見えた。もともとはな六は、まるで野山を駆け回って育ったかのようにしなやかで健康そうな体つきだ。あのお婆さんの店の妖しい照明の下では、脆弱な印象を与えたかもしれないが。
(サイトウは、がっかりしないかな)
後ろから突かれながら、痛み逃しにそればかり考えた。相手の男は「もうお前しか抱けない」と言って、何度も貪るようにはな六を抱いた。
火曜日は不動産屋に行き、部屋探しをした。いい部屋がいくつかあって、はな六はこれとは決められなかった。不動産屋は、ワンルームを探すなら、大学受験シーズン直前の今が狙い目だと言った。昼間の短い時間に昨夜の男と落ち合い、ホテルでまたセックスをした。はな六は揺さぶられながら、サイトウのことばかり考えていた。
男と別れてから、はな六は新しい服を買った。試着室の鏡を見たとき、また少しサイトウを思い出した。買った新しい服を着て店を出た。脱いだものは丁寧に畳んで、ショップの紙袋に入れて、持ち歩いた。
夕方、風俗店の店長から電話で道順を指示されながら、店の事務所を目指した。事務所に着くと、店長は即「採用します」と言った。契約書類を書かされ、研修を受けた。これまではな六がしてきた仕事とは違い、ただ股を開いていればいいだけではなく、覚えるべきことは沢山あった。研修の流れからそのままセックスをした。店長は「もう君以外の子を抱けなくなってしまいそう」と言った。その後、さっそく四人の客を取った。客は四人が四人とも「もう君しか指名しない」と言った。そして仕事が終わると、店長のところに泊めてもらった。店長とセックスする前に、サイトウに『おやすみ』と送信した。
水曜日の朝、少しセックスをしてから、風呂で身体をよく洗い、はな六は店長の部屋を出た。予約していたアンドロイド専用クリニックを受診した。メトロポリスにも数少い、セクサロイドも診てくれる診療所だ。性器の中を洗浄して詰まりを取り除いてもらった。そして、腹の中の傷を診てもらった。傷付いたパーツ自体が古く劣化甚だしいので交換が必要と診断された。応急手当を受け、手術の予約を半月後に入れた。クリニックを出ると、サイトウからメッセージが届いていた。『いつ来るんでや?』はな六は返信しなかった。
昨日の男がまた連絡してきたので、昼過ぎにホテルで落ち合った。ほんの短時間だけのセックス。クリニックで詰まりを除去してもらった性器の先からは、行為の間中ずっと、透明な粘液が細い糸のように流れ続けていた。応急手当をされたばかりの腹の中を性器で擦られると、心地よさに腰が砕けてしまいそうだった。サイトウのことを考えようとしたが、快感に頭の中をぐちゃぐちゃにかき回され、何も考えられなくなった。相手が達したのと同時に、はな六も射精した。どくどくと大量の白濁が溢れ、性器をよくしごいても、しばらく止まらないほどだった。相手の男はそれを見て大層喜んだ。はな六は、下半身の痙攣が中々治まらないのが苦しくて泣いた。ホテルを出る前、はな六はまた入念に身体を洗い、首筋に香水をつけた。身繕いしたあとはもう、男には指一本触れさせなかった。
電車で三十分弱。ついに来てしまった。はな六は駅構内から地上に出、辺りを見回した。サイトウの住み処には、バスで付近まで行き、あとは歩かなければならない。はな六はやっぱりメトロポリスに戻ろうかと、何度も思った。
(サイトウの運命ってやつを、完成させるのもさせないのも、おれ次第ってことか)
バスを降りたところで、携帯端末が振動した。サイトウだろうかと思い、チャットアプリを開くと、先ほど身体を交えた男だった。『今度はいつ会える?』はな六は『予定を確認してから、折り返し連絡します』と返信した。
"ボディーショップ斎藤"は閑静な住宅街にあった。細い道路を挟んで斜向かいに佇んで、はな六はサイトウの店の外観を眺めた。敷地の両側を民家に挟まれている。ガレージと住居が一体化した建物に、車が何台も置かれた駐車場。ガレージの中から、オレンジ色のツナギを着た長身の男が走り出てきた。男はガレージに向けて手を振り合図する。と、ぴかぴかに磨かれた青い外車が、ゆっくりとガレージから鼻面を出した。ツナギ服の男は外車を車道に誘導し、走り去る外車に深々と頭を下げて見送った。そのきびきびとした動作を、はな六はほぅとため息を吐いて、うっとりと見詰めた。外車が見えなくなると、男はくるりとはな六の方を向いた。
「おう、来たな。はな六」
「来たよ、サイトウ」
サイトウが白い歯を見せたので、はな六も躊躇いがちに微笑んだ。サイトウは大股のがに股ではな六の方へずんずんと歩いて来たが、はな六は俯いたままもじもじしていた。お日さまの下で見るサイトウは、まるで別人のようだった。サイトウはぽんとはな六の肩に手を置いた。
「オメェ、意外とタッパあるよな」
「んー?」
タッパとは。はな六は首を傾げた。
「何センチ?」
そう聞かれてやっと身長のことを聞かれたのだと理解した。
「百七十」
「ケケケ、俺と十八センチ差だな」
サイトウは乱暴にはな六の肩に腕を回すと、はな六をガレージに連れ込んだ。ガレージには沢山の機材が置かれていた。物珍しさに、はな六はガレージの中をキョロキョロと見回した。ガレージの片隅にある事務所の入口に、動物タイプのアンドロイドが、ちょこんと立っていた。はな六は挨拶しようとした。が、雰囲気から、そのアンドロイドが死んでいることに気付いた。はな六は小さなアンドロイドの前にしゃがんだ。メタリックブルーに塗られた、クマともタヌキともつかないポンポコリンな見た目の、直立二足歩行物体。細長い銀色の腕は床に着きそうなほど長く、一方、脚は短かく、足はずんぐりと甲高で大きく幅広だった。
「うちは車の鈑金塗装が専門なんだがな。最近はこういうのの依頼もたまにあるんだよ。まだ勉強中だから、正式には受けねぇけどな。これ何だと思う?」
「んー、クマ?タヌキ?」
「ケケケ、残念でした。コイツはパンダ」
「えぇ」
「味気ねぇツートンカラーだったから、俺様がイカしたカラーに塗り替えてやった」
はな六は青いパンダをまじまじと観察した。サイトウがパンダの側面を指差す。頭と肩のラインがよく見るとパンダのそれだろう、と、サイトウは言った。
「ねぇサイトウ。もしもおれの身体が壊れちゃったら、このボディをちょうだい?」
今は人間タイプよりも、こういう機体の方がアンドロイドには人気がある。はな六がねだると、ダメダメ、とサイトウは手をひらひら振った。
「オメェ、コイツにはケツの穴もちんぽこもねえんだぞ?オメェみちょうな淫乱、三日ともたずに元の人間に戻りたいって、ピーピー泣くぜ」
「そうかなぁ」
はな六はくすくすと笑い、青いパンダの頭を撫でた。
「ほら、着いて来な。休憩がてら相手してやっからよ」
サイトウの後に着いて、二階への階段を上がった。通された寝室は、古びた畳敷きだった。サイトウが先日言った通り、部屋の隅にはカバーに包まれた新しい布団セットが置かれていた。
新しい布団はそのままに、サイトウは押し入れから使い古したマットレスと布団を出して敷いた。その上で、はな六は三日ぶりにサイトウに抱かれた。
「オメェ、もう俺のもんだかんな」
サイトウは後ろからはな六に覆い被さり、首筋に顔を埋めた。はな六はこそばゆさに首を竦めた。たった二時間ほど前に、他の男と寝たばかりなのに、サイトウの物が挿入された途端、はな六の性器からぼたぼたと白濁が押し出された。
「ずっと我慢してたんだいな?あー、やべぇ、俺も出ちゃいそ……」
そう耳許に囁かれ、はな六は震える喉から歓喜の喘ぎを漏らした。
(おわり)
翌朝、はな六はメトロポリスへと旅立った。買ったばかりの服を着て、荷物は替えの下着と香水と携帯端末と充電器の入ったデイパックだけだった。外を掃いていたお婆さんに別れを告げると、お婆さんは丸まった背中を少し伸ばして「気を付けてね」と言い、すぐに掃き掃除を再開した。あっさりとして感動のない別れだった。
月曜の朝の電車内は混み合っていた。同性の匂いに一々反応してしまうはな六にとって、満員電車は辛い空間だった。はな六は、一昨日から昨日の朝までサイトウにたっぷり可愛がられたのだから、今発散出来る欲は残っていないと、自分に言い聞かせた。
新幹線と電車に半日揺られた。車窓から、はな六は生まれて初めて海を見た。午後にはメトロポリスに着いた。姿のいいはな六は、ただ歩いているだけで女の子達の注目を集めた。はな六は女の子達を無視して、携帯端末のナビを頼りに、この国一番の繁華街を歩いた。
出会い系アプリでみつくろった相手に体を許し、一夜の宿を提供してもらった。はな六はサイトウに『おやすみ』と送信してから、知らない男に抱かれた。窓に両手をついて後ろから犯されながら、ガラスに写った自分の姿を眺めた。髪型のせいで、サイトウの知っているはな六よりもだいぶ逞しく見えた。もともとはな六は、まるで野山を駆け回って育ったかのようにしなやかで健康そうな体つきだ。あのお婆さんの店の妖しい照明の下では、脆弱な印象を与えたかもしれないが。
(サイトウは、がっかりしないかな)
後ろから突かれながら、痛み逃しにそればかり考えた。相手の男は「もうお前しか抱けない」と言って、何度も貪るようにはな六を抱いた。
火曜日は不動産屋に行き、部屋探しをした。いい部屋がいくつかあって、はな六はこれとは決められなかった。不動産屋は、ワンルームを探すなら、大学受験シーズン直前の今が狙い目だと言った。昼間の短い時間に昨夜の男と落ち合い、ホテルでまたセックスをした。はな六は揺さぶられながら、サイトウのことばかり考えていた。
男と別れてから、はな六は新しい服を買った。試着室の鏡を見たとき、また少しサイトウを思い出した。買った新しい服を着て店を出た。脱いだものは丁寧に畳んで、ショップの紙袋に入れて、持ち歩いた。
夕方、風俗店の店長から電話で道順を指示されながら、店の事務所を目指した。事務所に着くと、店長は即「採用します」と言った。契約書類を書かされ、研修を受けた。これまではな六がしてきた仕事とは違い、ただ股を開いていればいいだけではなく、覚えるべきことは沢山あった。研修の流れからそのままセックスをした。店長は「もう君以外の子を抱けなくなってしまいそう」と言った。その後、さっそく四人の客を取った。客は四人が四人とも「もう君しか指名しない」と言った。そして仕事が終わると、店長のところに泊めてもらった。店長とセックスする前に、サイトウに『おやすみ』と送信した。
水曜日の朝、少しセックスをしてから、風呂で身体をよく洗い、はな六は店長の部屋を出た。予約していたアンドロイド専用クリニックを受診した。メトロポリスにも数少い、セクサロイドも診てくれる診療所だ。性器の中を洗浄して詰まりを取り除いてもらった。そして、腹の中の傷を診てもらった。傷付いたパーツ自体が古く劣化甚だしいので交換が必要と診断された。応急手当を受け、手術の予約を半月後に入れた。クリニックを出ると、サイトウからメッセージが届いていた。『いつ来るんでや?』はな六は返信しなかった。
昨日の男がまた連絡してきたので、昼過ぎにホテルで落ち合った。ほんの短時間だけのセックス。クリニックで詰まりを除去してもらった性器の先からは、行為の間中ずっと、透明な粘液が細い糸のように流れ続けていた。応急手当をされたばかりの腹の中を性器で擦られると、心地よさに腰が砕けてしまいそうだった。サイトウのことを考えようとしたが、快感に頭の中をぐちゃぐちゃにかき回され、何も考えられなくなった。相手が達したのと同時に、はな六も射精した。どくどくと大量の白濁が溢れ、性器をよくしごいても、しばらく止まらないほどだった。相手の男はそれを見て大層喜んだ。はな六は、下半身の痙攣が中々治まらないのが苦しくて泣いた。ホテルを出る前、はな六はまた入念に身体を洗い、首筋に香水をつけた。身繕いしたあとはもう、男には指一本触れさせなかった。
電車で三十分弱。ついに来てしまった。はな六は駅構内から地上に出、辺りを見回した。サイトウの住み処には、バスで付近まで行き、あとは歩かなければならない。はな六はやっぱりメトロポリスに戻ろうかと、何度も思った。
(サイトウの運命ってやつを、完成させるのもさせないのも、おれ次第ってことか)
バスを降りたところで、携帯端末が振動した。サイトウだろうかと思い、チャットアプリを開くと、先ほど身体を交えた男だった。『今度はいつ会える?』はな六は『予定を確認してから、折り返し連絡します』と返信した。
"ボディーショップ斎藤"は閑静な住宅街にあった。細い道路を挟んで斜向かいに佇んで、はな六はサイトウの店の外観を眺めた。敷地の両側を民家に挟まれている。ガレージと住居が一体化した建物に、車が何台も置かれた駐車場。ガレージの中から、オレンジ色のツナギを着た長身の男が走り出てきた。男はガレージに向けて手を振り合図する。と、ぴかぴかに磨かれた青い外車が、ゆっくりとガレージから鼻面を出した。ツナギ服の男は外車を車道に誘導し、走り去る外車に深々と頭を下げて見送った。そのきびきびとした動作を、はな六はほぅとため息を吐いて、うっとりと見詰めた。外車が見えなくなると、男はくるりとはな六の方を向いた。
「おう、来たな。はな六」
「来たよ、サイトウ」
サイトウが白い歯を見せたので、はな六も躊躇いがちに微笑んだ。サイトウは大股のがに股ではな六の方へずんずんと歩いて来たが、はな六は俯いたままもじもじしていた。お日さまの下で見るサイトウは、まるで別人のようだった。サイトウはぽんとはな六の肩に手を置いた。
「オメェ、意外とタッパあるよな」
「んー?」
タッパとは。はな六は首を傾げた。
「何センチ?」
そう聞かれてやっと身長のことを聞かれたのだと理解した。
「百七十」
「ケケケ、俺と十八センチ差だな」
サイトウは乱暴にはな六の肩に腕を回すと、はな六をガレージに連れ込んだ。ガレージには沢山の機材が置かれていた。物珍しさに、はな六はガレージの中をキョロキョロと見回した。ガレージの片隅にある事務所の入口に、動物タイプのアンドロイドが、ちょこんと立っていた。はな六は挨拶しようとした。が、雰囲気から、そのアンドロイドが死んでいることに気付いた。はな六は小さなアンドロイドの前にしゃがんだ。メタリックブルーに塗られた、クマともタヌキともつかないポンポコリンな見た目の、直立二足歩行物体。細長い銀色の腕は床に着きそうなほど長く、一方、脚は短かく、足はずんぐりと甲高で大きく幅広だった。
「うちは車の鈑金塗装が専門なんだがな。最近はこういうのの依頼もたまにあるんだよ。まだ勉強中だから、正式には受けねぇけどな。これ何だと思う?」
「んー、クマ?タヌキ?」
「ケケケ、残念でした。コイツはパンダ」
「えぇ」
「味気ねぇツートンカラーだったから、俺様がイカしたカラーに塗り替えてやった」
はな六は青いパンダをまじまじと観察した。サイトウがパンダの側面を指差す。頭と肩のラインがよく見るとパンダのそれだろう、と、サイトウは言った。
「ねぇサイトウ。もしもおれの身体が壊れちゃったら、このボディをちょうだい?」
今は人間タイプよりも、こういう機体の方がアンドロイドには人気がある。はな六がねだると、ダメダメ、とサイトウは手をひらひら振った。
「オメェ、コイツにはケツの穴もちんぽこもねえんだぞ?オメェみちょうな淫乱、三日ともたずに元の人間に戻りたいって、ピーピー泣くぜ」
「そうかなぁ」
はな六はくすくすと笑い、青いパンダの頭を撫でた。
「ほら、着いて来な。休憩がてら相手してやっからよ」
サイトウの後に着いて、二階への階段を上がった。通された寝室は、古びた畳敷きだった。サイトウが先日言った通り、部屋の隅にはカバーに包まれた新しい布団セットが置かれていた。
新しい布団はそのままに、サイトウは押し入れから使い古したマットレスと布団を出して敷いた。その上で、はな六は三日ぶりにサイトウに抱かれた。
「オメェ、もう俺のもんだかんな」
サイトウは後ろからはな六に覆い被さり、首筋に顔を埋めた。はな六はこそばゆさに首を竦めた。たった二時間ほど前に、他の男と寝たばかりなのに、サイトウの物が挿入された途端、はな六の性器からぼたぼたと白濁が押し出された。
「ずっと我慢してたんだいな?あー、やべぇ、俺も出ちゃいそ……」
そう耳許に囁かれ、はな六は震える喉から歓喜の喘ぎを漏らした。
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