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午前三時の憂鬱
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夜中、不意に目が覚めた。
窓から空を見ると、真っ暗な空に星が浮かんでいた。時計を見なくても、彼には今が何時だかわかる。午前三時だ。
彼は、そっと立ち上がる。服を着替え、外に出た。今、胸の奥でうごめいているもの……それをおとなしくさせる方法は、ひとつしかない。
・・・
俺はガキの頃から、悪さばかりしてた。
当たり前の話だが、人間てヤツは徐々に悪くなる。始まりは、本当に些細なズレなんだよ。下手すりゃ、本人も気づかないくらいの小さなズレなのさ。しかしだ、それを放ったまま進んでいくと、確実に道を外れる。そして気がついたら、裏街道を歩いてるんだよ。
この俺も、そのまんまの人生を歩んでいた。ガキのうちは、自分が悪いことをしているという自覚すらなかったけどな。友だちと一緒に、あちこちでしょうもないイタズラをする日々……当時、やっていたのは本当に他愛のないものだった。
だが、ガキってのは限度ってものを知らねえ。そのうちに、やることがどんどんエスカレートしていく。
最初のうちは、面白がっていた友だちも……ひとり、ふたりと脱落していった。いや、脱落というより、俺たちに付いて行けなくなったんだろうな。俺たちの周りからは、どんどん人が抜けて行った。残ったのは、俺も含めて三人。
今にして思うに、抜けて行った連中は真っ当なバランス感覚を持っていたんだろうな。これ以上のラインを超えたら、ガキのイタズラじゃ済まなくなる……そういうことを、ちゃんと理解していたんだと思う。
悪ガキにも二種類いる。ある程度のところでブレーキをかけ、まともなルートに戻れる奴。まともじゃないルートを、どこまでも突き進み、取り返しのつかないことをしでかしてしまう奴。
残念なことに、俺は後者だった。
一度、裏街道に足を踏み入れたら……そこから軌道修正するのは、非常に難しい。俺の知る限りじゃあ、十人に一人いるかいないかだ。足を洗う、って言葉があるだろ? だがな、足に染み付いた汚れを洗い落とすのは簡単なことじゃない。いったん身に付いたスタイル、出来てしまった人間関係、美味い汁の味ってヤツは、簡単に捨てられるもんじゃないんだ。
少なくとも、俺は捨てられなかった。初めのうちは、しょうもないイタズラだったが……やがてタバコを吸うようになり、酒を覚えた。それに伴い、やることも変わっていく。ガキのイタズラに始まり、ケンカや万引き、そこからカツアゲ、さらにはバイク盗んで友だちと暴走したり……あの時は、本当に怖いもの無しだった。
そこまでで終わってりゃ、まだ良かったんだ。でも、世の中というのは、そんなに甘いものじゃなかった。俺の人生は、そこからさらに転がっていくこととなる。怖いもの無しっていうのは、結局のところ本当の怖さを知らないだけなんだよ。
やがて俺は、違法ドラッグをやるようになる。本当にヤバい連中と付き合うようになった者なら、誰しもが通る道だ。
そして俺は、ヤクにハマっていく。有り金残らず、ヤクに注ぎ込むようになっていた。当然ながら、仕事なんか出来やしねえ。ヤクがバッキバキにキマッた状態で職場なんか行ったら、どうなると思う? まあ、ちょっとしたホラーだよ。個人的には、試さないことをオススメするね。
当然、仕事もしないでヤクをやり続けてたら金が無くなる。金が無くなりゃあ、ヤクは買えねえ。さて、どうする?
あれは、午前三時だった。
俺は、最高にイライラしていた。体が疼いて、眠れやしねえ。ヤクを一発射てば、このイライラから解消される。だが、金はない。では、どうするか? こうなったら仕方ない。金を持ってる奴から、いただくしかねえ。
ガキの頃に聞いた話だが、丑の刻参りってのが有るらしいな。午前二時から三時くらいの間に、憎い相手に呪いをかけるんだとか。その時間帯は、闇の力が最大限に発揮される。悪魔や妖怪が、こちらの世界にもっとも影響を及ぼしやすい時間帯なんだとさ。だから、呪いも成功しやすくなるらしい。
俺は、オカルトには詳しくない。ガキの頃に読んだ本に、こんなことが書いてあったなあ……という程度の知識だよ。ただ、この時間帯には、科学では説明できない何かがあるのかもしれない。
実のところ、俺はひとりで悪さをした経験はない。何かやらかす時は、いつも誰かと一緒だったんだよ。
そんな臆病な俺が、たったひとりで強盗をしようと考えた……今から考えると、これは普通じゃない。ひょっとしたら、午前三時という時間のせいもあったのかも知れないな。まあ、ヤクが切れていたというのが、一番大きな理由だけどさ。
俺は、すぐに外に出た。そのまま、闇雲に夜の町を歩き回る。
うちの近所は、繁華街とは言えない町だ。はっきり言えば、静かな住宅地だよ。気の利いた店なんかありゃしない。そんな場所を、午前三時にうろつく……普通なら、誰とも会わないはずだ。
ところが、出会っちまった。
前から、ひとりの男が歩いて来るのが見えた。若く、背は高くない。痩せており、蒼白い肌をしている。いかにも不健康そうだ。ただし、着ている服はブランドもののスーツだ。間違いなく高級品だよ……暗がりでも、一目でわかる代物だ。顔つきや体格からして、ケンカは弱い。一発で殴り倒せるだろう。しかも、身につけている物からして、金持ちであるのは間違いない。仮に現金を持ってなくても、身ぐるみ剥いで叩き売れば、しばらくヤクを買う金には困らねえ。
俺は、自身の幸運に感謝した。まさか、こんなカモと出会えるとは。
早速ナイフを抜いて、そいつの前でちらつかせる。
「おい、金出せ。でないと殺すぞ」
言いながら、俺は近づいて行った。だが、ここで想定外のことが起きた。ひ弱なお坊ちゃまであるはずのそいつは、平気な顔をしている。ビビってる素振りはない。
俺は内心ではビビりながらも、ナイフを振り上げる。こんなガキに、なめられてたまるか。
もし、金を出さねえなら、刺したって構わねえ。
「金出せって言ってんだろ! でないと殺すぞ──」
その後に何が起きたのか、俺には未だにわからない。わかっているのは、目の前の男がニヤリと笑ったことだ。
次の瞬間、男が動いた。それも、どうにか覚えている。
そこから先の記憶は、ぼやけたような断片的な映像だけ。首のあたりに、チクリとした痛みが走る。直後、俺の喉から血が吹き出ていた──
俺は、地面に倒れる。
薄れゆく意識の中、男が俺を見下ろしていた。
「あんた、ヤク中みたいだね。僕は、さしずめサツジンチュウといったところかな。運が悪かったね」
男は、俺にそう言った。意味がわからない。わかったところで、俺には何の価値もないが。
覚えているのは、そこまでだった。
それ以来、俺はこの場所から離れられずにいる。
俺の姿は、誰にも見えない。俺の声は、誰にも聞こえない。俺の手は、何にも触れられない。
また、移動することも体を動かすことも出来ない。植物のように、自分の殺された場所でじっと立ち尽くすだけだ。
あれから、何日経ったのだろう。もはや、時間の間隔すらない。自分が何者だったのか、それすら忘れそうになる。
いずれ、俺は自分が何者であったのかも忘れてしまうのだろう。永遠に続く時間を、誰に気付かれることもなく、ここで立ち続けなくてはならないのか。
ひょっとしたら、これが本当の地獄なのかもしれない──
・・・
「くそ! ふざけやがって!」
俺は、夜空に向かい怒鳴った。道路を歩きながら、時おり道端に有るものを蹴飛ばす。
ふざけた話だ。あちこちで飲み歩いているうちに、時刻は午前二時を過ぎていた。タクシーを止めようとしたが、どいつもこいつも止まりゃしねえ。
「鈴木の野郎、調子こきやがって!」
歩きながら、俺は塀に蹴りを入れた。さらに、停まっていた自転車を薙ぎ倒す。
鈴木とは、つい最近赴任してきたばかりの上司だ。だが、言うことがいちいち嫌味ったらしい。今日なんか、すんでのところで殴りそうになったくらいだ。その憂さを晴らすため、俺はずっと飲み歩いていた。
だが、タクシーが一台も止まらねえってのはどういう訳だ? おかげで、一時間近く歩くはめになっちまった。
前から、男がひとり歩いて来る。不健康そうな顔つきだが、着ているスーツはブランドものだ。俺よりも年下に見える。そのくせ、俺の年収よりも高そうなスーツを着てやがる。時計も高そうだ。
腹が立ってきた。俺は、そいつに真っすぐ向かっていく。後でどうなろうが構わない。どうせ、誰も見ていないのだ。
気晴らしに、この生意気そうなガキをボコる。
その時、ガキはニヤリと笑った。
窓から空を見ると、真っ暗な空に星が浮かんでいた。時計を見なくても、彼には今が何時だかわかる。午前三時だ。
彼は、そっと立ち上がる。服を着替え、外に出た。今、胸の奥でうごめいているもの……それをおとなしくさせる方法は、ひとつしかない。
・・・
俺はガキの頃から、悪さばかりしてた。
当たり前の話だが、人間てヤツは徐々に悪くなる。始まりは、本当に些細なズレなんだよ。下手すりゃ、本人も気づかないくらいの小さなズレなのさ。しかしだ、それを放ったまま進んでいくと、確実に道を外れる。そして気がついたら、裏街道を歩いてるんだよ。
この俺も、そのまんまの人生を歩んでいた。ガキのうちは、自分が悪いことをしているという自覚すらなかったけどな。友だちと一緒に、あちこちでしょうもないイタズラをする日々……当時、やっていたのは本当に他愛のないものだった。
だが、ガキってのは限度ってものを知らねえ。そのうちに、やることがどんどんエスカレートしていく。
最初のうちは、面白がっていた友だちも……ひとり、ふたりと脱落していった。いや、脱落というより、俺たちに付いて行けなくなったんだろうな。俺たちの周りからは、どんどん人が抜けて行った。残ったのは、俺も含めて三人。
今にして思うに、抜けて行った連中は真っ当なバランス感覚を持っていたんだろうな。これ以上のラインを超えたら、ガキのイタズラじゃ済まなくなる……そういうことを、ちゃんと理解していたんだと思う。
悪ガキにも二種類いる。ある程度のところでブレーキをかけ、まともなルートに戻れる奴。まともじゃないルートを、どこまでも突き進み、取り返しのつかないことをしでかしてしまう奴。
残念なことに、俺は後者だった。
一度、裏街道に足を踏み入れたら……そこから軌道修正するのは、非常に難しい。俺の知る限りじゃあ、十人に一人いるかいないかだ。足を洗う、って言葉があるだろ? だがな、足に染み付いた汚れを洗い落とすのは簡単なことじゃない。いったん身に付いたスタイル、出来てしまった人間関係、美味い汁の味ってヤツは、簡単に捨てられるもんじゃないんだ。
少なくとも、俺は捨てられなかった。初めのうちは、しょうもないイタズラだったが……やがてタバコを吸うようになり、酒を覚えた。それに伴い、やることも変わっていく。ガキのイタズラに始まり、ケンカや万引き、そこからカツアゲ、さらにはバイク盗んで友だちと暴走したり……あの時は、本当に怖いもの無しだった。
そこまでで終わってりゃ、まだ良かったんだ。でも、世の中というのは、そんなに甘いものじゃなかった。俺の人生は、そこからさらに転がっていくこととなる。怖いもの無しっていうのは、結局のところ本当の怖さを知らないだけなんだよ。
やがて俺は、違法ドラッグをやるようになる。本当にヤバい連中と付き合うようになった者なら、誰しもが通る道だ。
そして俺は、ヤクにハマっていく。有り金残らず、ヤクに注ぎ込むようになっていた。当然ながら、仕事なんか出来やしねえ。ヤクがバッキバキにキマッた状態で職場なんか行ったら、どうなると思う? まあ、ちょっとしたホラーだよ。個人的には、試さないことをオススメするね。
当然、仕事もしないでヤクをやり続けてたら金が無くなる。金が無くなりゃあ、ヤクは買えねえ。さて、どうする?
あれは、午前三時だった。
俺は、最高にイライラしていた。体が疼いて、眠れやしねえ。ヤクを一発射てば、このイライラから解消される。だが、金はない。では、どうするか? こうなったら仕方ない。金を持ってる奴から、いただくしかねえ。
ガキの頃に聞いた話だが、丑の刻参りってのが有るらしいな。午前二時から三時くらいの間に、憎い相手に呪いをかけるんだとか。その時間帯は、闇の力が最大限に発揮される。悪魔や妖怪が、こちらの世界にもっとも影響を及ぼしやすい時間帯なんだとさ。だから、呪いも成功しやすくなるらしい。
俺は、オカルトには詳しくない。ガキの頃に読んだ本に、こんなことが書いてあったなあ……という程度の知識だよ。ただ、この時間帯には、科学では説明できない何かがあるのかもしれない。
実のところ、俺はひとりで悪さをした経験はない。何かやらかす時は、いつも誰かと一緒だったんだよ。
そんな臆病な俺が、たったひとりで強盗をしようと考えた……今から考えると、これは普通じゃない。ひょっとしたら、午前三時という時間のせいもあったのかも知れないな。まあ、ヤクが切れていたというのが、一番大きな理由だけどさ。
俺は、すぐに外に出た。そのまま、闇雲に夜の町を歩き回る。
うちの近所は、繁華街とは言えない町だ。はっきり言えば、静かな住宅地だよ。気の利いた店なんかありゃしない。そんな場所を、午前三時にうろつく……普通なら、誰とも会わないはずだ。
ところが、出会っちまった。
前から、ひとりの男が歩いて来るのが見えた。若く、背は高くない。痩せており、蒼白い肌をしている。いかにも不健康そうだ。ただし、着ている服はブランドもののスーツだ。間違いなく高級品だよ……暗がりでも、一目でわかる代物だ。顔つきや体格からして、ケンカは弱い。一発で殴り倒せるだろう。しかも、身につけている物からして、金持ちであるのは間違いない。仮に現金を持ってなくても、身ぐるみ剥いで叩き売れば、しばらくヤクを買う金には困らねえ。
俺は、自身の幸運に感謝した。まさか、こんなカモと出会えるとは。
早速ナイフを抜いて、そいつの前でちらつかせる。
「おい、金出せ。でないと殺すぞ」
言いながら、俺は近づいて行った。だが、ここで想定外のことが起きた。ひ弱なお坊ちゃまであるはずのそいつは、平気な顔をしている。ビビってる素振りはない。
俺は内心ではビビりながらも、ナイフを振り上げる。こんなガキに、なめられてたまるか。
もし、金を出さねえなら、刺したって構わねえ。
「金出せって言ってんだろ! でないと殺すぞ──」
その後に何が起きたのか、俺には未だにわからない。わかっているのは、目の前の男がニヤリと笑ったことだ。
次の瞬間、男が動いた。それも、どうにか覚えている。
そこから先の記憶は、ぼやけたような断片的な映像だけ。首のあたりに、チクリとした痛みが走る。直後、俺の喉から血が吹き出ていた──
俺は、地面に倒れる。
薄れゆく意識の中、男が俺を見下ろしていた。
「あんた、ヤク中みたいだね。僕は、さしずめサツジンチュウといったところかな。運が悪かったね」
男は、俺にそう言った。意味がわからない。わかったところで、俺には何の価値もないが。
覚えているのは、そこまでだった。
それ以来、俺はこの場所から離れられずにいる。
俺の姿は、誰にも見えない。俺の声は、誰にも聞こえない。俺の手は、何にも触れられない。
また、移動することも体を動かすことも出来ない。植物のように、自分の殺された場所でじっと立ち尽くすだけだ。
あれから、何日経ったのだろう。もはや、時間の間隔すらない。自分が何者だったのか、それすら忘れそうになる。
いずれ、俺は自分が何者であったのかも忘れてしまうのだろう。永遠に続く時間を、誰に気付かれることもなく、ここで立ち続けなくてはならないのか。
ひょっとしたら、これが本当の地獄なのかもしれない──
・・・
「くそ! ふざけやがって!」
俺は、夜空に向かい怒鳴った。道路を歩きながら、時おり道端に有るものを蹴飛ばす。
ふざけた話だ。あちこちで飲み歩いているうちに、時刻は午前二時を過ぎていた。タクシーを止めようとしたが、どいつもこいつも止まりゃしねえ。
「鈴木の野郎、調子こきやがって!」
歩きながら、俺は塀に蹴りを入れた。さらに、停まっていた自転車を薙ぎ倒す。
鈴木とは、つい最近赴任してきたばかりの上司だ。だが、言うことがいちいち嫌味ったらしい。今日なんか、すんでのところで殴りそうになったくらいだ。その憂さを晴らすため、俺はずっと飲み歩いていた。
だが、タクシーが一台も止まらねえってのはどういう訳だ? おかげで、一時間近く歩くはめになっちまった。
前から、男がひとり歩いて来る。不健康そうな顔つきだが、着ているスーツはブランドものだ。俺よりも年下に見える。そのくせ、俺の年収よりも高そうなスーツを着てやがる。時計も高そうだ。
腹が立ってきた。俺は、そいつに真っすぐ向かっていく。後でどうなろうが構わない。どうせ、誰も見ていないのだ。
気晴らしに、この生意気そうなガキをボコる。
その時、ガキはニヤリと笑った。
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