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九月十日 伽耶と讓治、久しぶりにくつろぐ
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民宿の一室で、伽耶はホッと一息ついていた。ペドロによれば、今日一日は特に何もすることがない。したがって、ゆっくり休んで鋭気を養ってくれたまえ……どのことである。
あのペドロがそばにいる時間は、本当に息がつまりそうになる。ひょっとしたら、あの男は空気の成分すら変化させられるのだろうか? などと、馬鹿なことを考えるくらい大変だった。
しかし、それだけではない。ペドロという男は、本当に恐ろしい。同時に、不思議な魅力がある。それも、抵抗しがたい魅力が──
伽耶はひょんなきっかけから、十代の時こちら側に足を踏み入れた。それから今まで、ずっと裏の世界で活動している。その間、様々な人間を見てきた。中には、狂人としか表現のしようのない者もいる。
しかし、ペドロはどのタイプにも当てはまらないし、また当てはめられない。この三日間、短い時間とはいえ彼と行動を共にしてきたが、まったく理解不能なのだ。特に昨日は、ふたりの人間を素手で殺している。しかも、その殺し方は尋常ではない。まるでマネキンを壊すように、人体を破壊したのである。あの腕力は、まさにゴリラ並みだ。
「ねえねえ、何考えてるのん?」
声をかけてきたのは讓治だ。つまらなさそうな表情を浮かべ、床でゴロゴロしている。
「別に……これから、どうなんのかなって思ってただけ」
「嘘にゃ。あのペドロのことを考えてたんでしょうが」
「まあね」
言った途端に、譲治の頬がプクッと膨れた。
「また、あたし以外の男のことを考えてるのね……ううう、許せん奴だにゃ。くそう、くそう。いつか、あいつの髪を芝刈り機で刈ってやるのんな」
言いながら、部屋の中でぶんぶん拳を振るい始めた。そんな譲治を横目で見つつ、スマホをチェックする伽耶。
と、いきなり譲治が起き上がる。
「改めて見ると、伽耶ちゃんてばエロいスタイルしてるのんな。ねえ、山の中でグラビアみたいなのでも撮んない? 大自然の中で、生まれたまんまの姿になってさ。ナイスですねー、なんて言いながらパシャパシャ撮ってみたいのんな」
真顔でそんなことを言い出した譲治を、伽耶はじろりと睨みつけた。
「そんなに裸が好きなら、自分でやってりゃいいでしょ。自分でヌードになって撮影してりゃいいんじゃん」
その言葉を聞いた瞬間、譲治はオオオ! とでも言わんばかりの表情になる。
「あっ、それいい。ナイスアイデアなのんな。俺、そういうの好きなんよ」
言ったかと思うと、譲治はいきなり服を脱ぎ始めたのだ。Tシャツを脱ぎ捨て、鏡の前に出る。両手で自身の乳首を隠しながら、体をくねらせた。
「うふーん、どう、この手ブラのポーズ。超セクシーじゃない? 自分で見てて、惚れ惚れしちゃうのんな」
わけのわからないことを言いながら、譲治の行動はさらにエスカレートしていく。しまいには、ベルトに手をかけスルリと抜いた。
その瞬間、伽耶が動いた。おもむろに近づいていき、譲治の頭をパチンと叩く。
「いい加減にしなさい。あんたのストリップなんて見たくないんだよ」
「じゃあ、誰のなら見たいのん?」
「はあ? 何バカなこと言ってんの? 男のストリップなんか見たくないよ」
「嘘なのん。ペドロの裸なら見てみたいとか、そう思ってるのんな」
聞いた瞬間、伽耶は思わず頭を抱えていた。何をバカなことを言ってんだ! と怒鳴りつけたい気持ちをこらえ、冷静な口調で返した。
「見たくないよ。つーかさ、あの親父がいきなり全裸で出てきたら、コマンドーでも逃げ出すから」
「嘘だにゃ。伽耶ちゃんは逃げないのんな」
「とにかく、黙ってテレビでも観てなさい」
そんなことを言って、リモコンを放り投げた時だった。不意に、外が騒がしくなる。数人の人間が、バタバタ走っていくような足音が聞こえてきた。伽耶はそっと窓に近づき、外の様子を窺う。
若い数人の男たちが、民宿の前の道路を走っていた。全員、奇妙な作業服のようなものを着ていて髪は短い。みな一斉に、山の方向に向かい走り去って行く。
思わず首を捻る。いったい何事だろう。ひょっとしたら、ペドロが何かやらかしたのではあるまいか……。
伽耶は、静かに階段を降りた。下にいる中年の従業員に声をかけてみる。
「すみません、やけに外が騒がしいんですが……何かあったんですかね?」
「知らないよ。どうせ、野犬でも出たんだろ。この辺じゃあ、よくある話さ」
奥の方から、そんな返事が聞こえてきた。客に対し姿を現さない無礼な態度、さらに愛想というものがまるきり感じられない声。客商売をやっている人間にあるまじき態度だ。ここの民宿が潰れるのも、時間の問題であろう。
もっとも、こんな民宿がどうなろうと、伽耶の知ったことではないの。
「そうですか、野犬が出るんですか。怖い話ですねえ。では、気をつけて外に出てきますよ」
言いながら、伽耶は表に出た。注意しながら、周囲を見回してみる。辺りは、再び静けさを取り戻していた。先ほどの騒ぎが嘘のようだ。のどかな自然の風景が広がっている。
伽耶は、その場で腰を降ろした。一見すると平和なこの場所で、いったい何が起きたのだろうか。民宿の従業員は野犬などと言っていたが、怪しいものだ。
もっとも、伽耶は知ってしまった……ここには今、三日月の村人たちを全滅させた者が潜んでいる。自分と譲治とペドロは、その何者かを仕留めなくてはならないのだ。
ペドロの話によれば、それは少女の姿をしているらしい。となると、可愛らしい少女が次々と村人たちを虐殺していったのだろうか。想像すると、何とも恐ろしい画が頭に浮かぶ。
普段の伽耶なら、どんな大きな仕事であろうと答えはひとつ。こんな状況になってしまったら、さっさと逃げ出していただろう。いくら譲治が一緒とは言え、集団の力の前にはひとたまりもない。ヤクザが乗り込んでこようとしている場所に、伽耶のような裏の世界の住人がうろうろしていれば、トラブルになる可能性もあるのだ。
だが、今回は逃げる気になれなかった。この件だけは、最後まで見届けるつもりだ。もちろん、それは依頼されたから……という理由だけではない。
旧三日月村で起きた、惨殺事件の真相を知りたい。さらに、ペドロという怪物が、この件をどう終わらせるのかを見てみたい。
そう、ペドロがこの白土市で何をするのか、最後まで見届けたいのだ。
あのペドロがそばにいる時間は、本当に息がつまりそうになる。ひょっとしたら、あの男は空気の成分すら変化させられるのだろうか? などと、馬鹿なことを考えるくらい大変だった。
しかし、それだけではない。ペドロという男は、本当に恐ろしい。同時に、不思議な魅力がある。それも、抵抗しがたい魅力が──
伽耶はひょんなきっかけから、十代の時こちら側に足を踏み入れた。それから今まで、ずっと裏の世界で活動している。その間、様々な人間を見てきた。中には、狂人としか表現のしようのない者もいる。
しかし、ペドロはどのタイプにも当てはまらないし、また当てはめられない。この三日間、短い時間とはいえ彼と行動を共にしてきたが、まったく理解不能なのだ。特に昨日は、ふたりの人間を素手で殺している。しかも、その殺し方は尋常ではない。まるでマネキンを壊すように、人体を破壊したのである。あの腕力は、まさにゴリラ並みだ。
「ねえねえ、何考えてるのん?」
声をかけてきたのは讓治だ。つまらなさそうな表情を浮かべ、床でゴロゴロしている。
「別に……これから、どうなんのかなって思ってただけ」
「嘘にゃ。あのペドロのことを考えてたんでしょうが」
「まあね」
言った途端に、譲治の頬がプクッと膨れた。
「また、あたし以外の男のことを考えてるのね……ううう、許せん奴だにゃ。くそう、くそう。いつか、あいつの髪を芝刈り機で刈ってやるのんな」
言いながら、部屋の中でぶんぶん拳を振るい始めた。そんな譲治を横目で見つつ、スマホをチェックする伽耶。
と、いきなり譲治が起き上がる。
「改めて見ると、伽耶ちゃんてばエロいスタイルしてるのんな。ねえ、山の中でグラビアみたいなのでも撮んない? 大自然の中で、生まれたまんまの姿になってさ。ナイスですねー、なんて言いながらパシャパシャ撮ってみたいのんな」
真顔でそんなことを言い出した譲治を、伽耶はじろりと睨みつけた。
「そんなに裸が好きなら、自分でやってりゃいいでしょ。自分でヌードになって撮影してりゃいいんじゃん」
その言葉を聞いた瞬間、譲治はオオオ! とでも言わんばかりの表情になる。
「あっ、それいい。ナイスアイデアなのんな。俺、そういうの好きなんよ」
言ったかと思うと、譲治はいきなり服を脱ぎ始めたのだ。Tシャツを脱ぎ捨て、鏡の前に出る。両手で自身の乳首を隠しながら、体をくねらせた。
「うふーん、どう、この手ブラのポーズ。超セクシーじゃない? 自分で見てて、惚れ惚れしちゃうのんな」
わけのわからないことを言いながら、譲治の行動はさらにエスカレートしていく。しまいには、ベルトに手をかけスルリと抜いた。
その瞬間、伽耶が動いた。おもむろに近づいていき、譲治の頭をパチンと叩く。
「いい加減にしなさい。あんたのストリップなんて見たくないんだよ」
「じゃあ、誰のなら見たいのん?」
「はあ? 何バカなこと言ってんの? 男のストリップなんか見たくないよ」
「嘘なのん。ペドロの裸なら見てみたいとか、そう思ってるのんな」
聞いた瞬間、伽耶は思わず頭を抱えていた。何をバカなことを言ってんだ! と怒鳴りつけたい気持ちをこらえ、冷静な口調で返した。
「見たくないよ。つーかさ、あの親父がいきなり全裸で出てきたら、コマンドーでも逃げ出すから」
「嘘だにゃ。伽耶ちゃんは逃げないのんな」
「とにかく、黙ってテレビでも観てなさい」
そんなことを言って、リモコンを放り投げた時だった。不意に、外が騒がしくなる。数人の人間が、バタバタ走っていくような足音が聞こえてきた。伽耶はそっと窓に近づき、外の様子を窺う。
若い数人の男たちが、民宿の前の道路を走っていた。全員、奇妙な作業服のようなものを着ていて髪は短い。みな一斉に、山の方向に向かい走り去って行く。
思わず首を捻る。いったい何事だろう。ひょっとしたら、ペドロが何かやらかしたのではあるまいか……。
伽耶は、静かに階段を降りた。下にいる中年の従業員に声をかけてみる。
「すみません、やけに外が騒がしいんですが……何かあったんですかね?」
「知らないよ。どうせ、野犬でも出たんだろ。この辺じゃあ、よくある話さ」
奥の方から、そんな返事が聞こえてきた。客に対し姿を現さない無礼な態度、さらに愛想というものがまるきり感じられない声。客商売をやっている人間にあるまじき態度だ。ここの民宿が潰れるのも、時間の問題であろう。
もっとも、こんな民宿がどうなろうと、伽耶の知ったことではないの。
「そうですか、野犬が出るんですか。怖い話ですねえ。では、気をつけて外に出てきますよ」
言いながら、伽耶は表に出た。注意しながら、周囲を見回してみる。辺りは、再び静けさを取り戻していた。先ほどの騒ぎが嘘のようだ。のどかな自然の風景が広がっている。
伽耶は、その場で腰を降ろした。一見すると平和なこの場所で、いったい何が起きたのだろうか。民宿の従業員は野犬などと言っていたが、怪しいものだ。
もっとも、伽耶は知ってしまった……ここには今、三日月の村人たちを全滅させた者が潜んでいる。自分と譲治とペドロは、その何者かを仕留めなくてはならないのだ。
ペドロの話によれば、それは少女の姿をしているらしい。となると、可愛らしい少女が次々と村人たちを虐殺していったのだろうか。想像すると、何とも恐ろしい画が頭に浮かぶ。
普段の伽耶なら、どんな大きな仕事であろうと答えはひとつ。こんな状況になってしまったら、さっさと逃げ出していただろう。いくら譲治が一緒とは言え、集団の力の前にはひとたまりもない。ヤクザが乗り込んでこようとしている場所に、伽耶のような裏の世界の住人がうろうろしていれば、トラブルになる可能性もあるのだ。
だが、今回は逃げる気になれなかった。この件だけは、最後まで見届けるつもりだ。もちろん、それは依頼されたから……という理由だけではない。
旧三日月村で起きた、惨殺事件の真相を知りたい。さらに、ペドロという怪物が、この件をどう終わらせるのかを見てみたい。
そう、ペドロがこの白土市で何をするのか、最後まで見届けたいのだ。
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