6 / 7
独白
しおりを挟む
数日後、隆一と裕美は町外れのアパートに来ていた。もっともアパートとは名ばかりで、今は廃墟に近い。住人は立ち退き大家も亡くなっており、建物だけが残っている。取り壊されるのを待つだけの状態だ。
この周辺は、他にも取り壊す予定の建物がいくつか建っている。昼間だというのに人気はなく、まるでゴーストタウンのようだ。立入禁止のロープが張られているが、隆一は無視して入っていく。裕美は、恐る恐る後に続いた。
雑草が伸び放題の庭を、ふたりは進んでいく。やがて、ひとつのドアの前で立ち止まった。
「このドアの向こうに、あんたの息子を殺した川本栄一と山崎健介がいる。ふたりとも、縛り上げて動けなくした。あとは、あんたがその手で殺すだけだ。念のため、入ったら中から鍵をかけろ。もし何かトラブルがあったら、すぐにスマホに連絡してくれ」
「は、はい」
「あとな、全て終わった時もスマホで呼んでくれ。俺が、死体をきっちり始末する。髪の毛も残さないようにな。前にも言った通り、死体さえ出なければ、ただの行方不明だ。警察から追われることもない。あんたは、人生をやり直せるんだ。もちろん、やり直す前に金はきっちりいただくけどな」
そこで、隆一は言葉を止めて裕美の反応を見る。彼女の顔は、青ざめていた。体も震えている。緊張のせいだろう。行きの車の中でも、一言も喋らなかった。
人を殺すということは、映画やドラマに描かれているような簡単なものではない。喧嘩で相手を殴り、弾みで殺してしまった……などというケースとは訳が違う。これから人を殺すとなれば、大変なプレッシャーがかかる。そのプレッシャーに耐え切れず、心がくじけてしまう者も少なくない。そのあたりを察し、隆一はあえて時間を置いた。
ややあって、隆一は口を開いた。
「あんた、いくつだ?」
「は、はい?」
思わぬ問いに、裕美は戸惑い口ごもる。隆一は、面倒くさそうにもう一度尋ねた。
「あんたは何歳か、って聞いてるんだよ」
「よ、四十五です」
困惑した表情で、裕美は答えた。
「四十五か。今は、人生百年って言われてる。あんたの人生は、まだ半分も残ってるんだよ。こんなことは忘れて、人生をやり直すんだ。死んだ息子の分まで生きるんだよ」
ぶっきらぼうな口調で言うと、隆一はドアに鍵を差し込む。がちゃりという音の直後、ドアは開いた。
中は、六畳ほどの広さだった。当然ながら家具の類いはない。ボロボロになった畳の上には、ふたりの男が転がされていた。
川本と山崎だ。どちらも両手と両足に、ダクトテープをガッチリと巻かれていた。口にもダクトテープを貼られている。身動きは取れない上、声を出すことも出来ない状態だ。しかも、ふたりとも肘と膝がおかしな方向に曲がっている。
恐怖のせいだろうか、頬はこけ目の下は黒い。その瞳で、隆一と裕美に何やら訴えかけていた──
「こんな鬼畜みたいなクズでも、自分が死ぬ時は涙を流すんだよな」
隆一は、誰にともなく呟いた。直後に裕美の方を向く。
「念のため、両手両足はへし折ってある。万が一のアクシデントでロープが外れても、抵抗は出来ない。動くことすら出来ないはずだ。一昨日から何も食わしてないから、動いたり声を出す気力もないだろう。あとは、あんたがとどめ刺すだけだよ。終わったら、スマホに連絡してくれ。ここにある道具は、好きなように使って構わない」
言いながら、隆一は部屋の隅を指差す。
そこには、大型ナイフやロープやペンチなどが置かれていた。拷問用の道具らしきものもある。
「最後に言っとく。こいつらが何を言おうが無視しろ。息子がどうなったか、それだけを考えるんだ。こいつらが、博をどんな目に遭わせたか……それを思い出すんだ」
事務的な口調で言い放ち、隆一は部屋を出ていった。
だが、裕美が追ってきた。早足で歩き、あっという間に追いつく。訝しげな表情を向ける隆一の手を、ガシッと掴んだ。逃がさない、とでもいいたげな表情で口を開く。
「ちょっと待ってください。これだけは教えて欲しいんです。なぜ、ここまでしてくれるんですか?」
先ほどまでとは、まるで違う態度だ。緊張のため声は上擦っているが、手に込めた力は強い。今度は、隆一の方が戸惑っていた。
「はあ? ンなこと関係ねえだろ。さっさとやって、早く終わらせてくれや。こっちだって暇じゃねんだからよ」
「私にもわかります。たった六十万で、こんなこと引き受けてくれる人はいません。なぜ、ここまでしてくれるんですか?」
裕美の体は震えていたが、青ざめた顔には強い意思が浮かんでいる。教えてくれない限り手を離さない、とでも言わんばかりの様子で、隆一を見すえていた。
隆一は、フウとため息を吐く。ちらりと下を向く。
少しの間を置き、口を開いた。
「俺の母親は十年前、通り魔に殺されたんだ」
その途端、裕美の顔が歪む。隆一はというと、無表情で淡々と語った。
「母親は、醤油を買って来てくれと俺に頼んだ。俺は、面倒くさいから嫌だと言った。そしたら、母親は自分で醤油を買いに行った。そこで、通り魔に滅多刺しにされた。やった動機は、死刑になりたかった、だとさ」
一切の感情を交えず、その時にあった事実のみを語った。
直後、隆一はくすりと笑った。無論、楽しくて笑ったのではない。
「その時、俺は何をしてたと思う? 母親が殺された時にスマホをいじってた。どうしようもねえよ」
その時、裕美はかぶりを振った。
「それは、あなたのせいじゃない」
搾り出すような声だった。しかし、隆一はそれには答えず、再び語り出した。
「俺は、通り魔をこの手で殺すと誓った。ところが、通り魔は死刑にされた。そいつは、望み通り死刑にされたんだよ。俺は、殺すべき相手を永遠になくしちまったんだ。あんたには、俺と同じ思いをしてほしくない」
そこで、隆一は言葉を止める。久しぶりに、強い感情の起伏を覚えた。母親が死んで以来、感情のうねりなど忘れていたのに。こんなに熱い思いを感じたのは、十年ぶりだろうか。
裕美は黙ったまま、じっと彼を見つめている。その顔には、憐れみの表情が浮かんでいた。
それに気づいた時、隆一は顔を背ける。そのままだと、最高にみっともないことが起こりそうな気がした。
「全部片付いたら、スマホで呼べ。あとの始末は、俺がきっちりやってやる。あとな、連絡がなくても二十四時間が経過したらここに来るぞ。それまでに、きっちり終わらせとけ」
冷たい口調で言い放ち、隆一は去って行った。
この周辺は、他にも取り壊す予定の建物がいくつか建っている。昼間だというのに人気はなく、まるでゴーストタウンのようだ。立入禁止のロープが張られているが、隆一は無視して入っていく。裕美は、恐る恐る後に続いた。
雑草が伸び放題の庭を、ふたりは進んでいく。やがて、ひとつのドアの前で立ち止まった。
「このドアの向こうに、あんたの息子を殺した川本栄一と山崎健介がいる。ふたりとも、縛り上げて動けなくした。あとは、あんたがその手で殺すだけだ。念のため、入ったら中から鍵をかけろ。もし何かトラブルがあったら、すぐにスマホに連絡してくれ」
「は、はい」
「あとな、全て終わった時もスマホで呼んでくれ。俺が、死体をきっちり始末する。髪の毛も残さないようにな。前にも言った通り、死体さえ出なければ、ただの行方不明だ。警察から追われることもない。あんたは、人生をやり直せるんだ。もちろん、やり直す前に金はきっちりいただくけどな」
そこで、隆一は言葉を止めて裕美の反応を見る。彼女の顔は、青ざめていた。体も震えている。緊張のせいだろう。行きの車の中でも、一言も喋らなかった。
人を殺すということは、映画やドラマに描かれているような簡単なものではない。喧嘩で相手を殴り、弾みで殺してしまった……などというケースとは訳が違う。これから人を殺すとなれば、大変なプレッシャーがかかる。そのプレッシャーに耐え切れず、心がくじけてしまう者も少なくない。そのあたりを察し、隆一はあえて時間を置いた。
ややあって、隆一は口を開いた。
「あんた、いくつだ?」
「は、はい?」
思わぬ問いに、裕美は戸惑い口ごもる。隆一は、面倒くさそうにもう一度尋ねた。
「あんたは何歳か、って聞いてるんだよ」
「よ、四十五です」
困惑した表情で、裕美は答えた。
「四十五か。今は、人生百年って言われてる。あんたの人生は、まだ半分も残ってるんだよ。こんなことは忘れて、人生をやり直すんだ。死んだ息子の分まで生きるんだよ」
ぶっきらぼうな口調で言うと、隆一はドアに鍵を差し込む。がちゃりという音の直後、ドアは開いた。
中は、六畳ほどの広さだった。当然ながら家具の類いはない。ボロボロになった畳の上には、ふたりの男が転がされていた。
川本と山崎だ。どちらも両手と両足に、ダクトテープをガッチリと巻かれていた。口にもダクトテープを貼られている。身動きは取れない上、声を出すことも出来ない状態だ。しかも、ふたりとも肘と膝がおかしな方向に曲がっている。
恐怖のせいだろうか、頬はこけ目の下は黒い。その瞳で、隆一と裕美に何やら訴えかけていた──
「こんな鬼畜みたいなクズでも、自分が死ぬ時は涙を流すんだよな」
隆一は、誰にともなく呟いた。直後に裕美の方を向く。
「念のため、両手両足はへし折ってある。万が一のアクシデントでロープが外れても、抵抗は出来ない。動くことすら出来ないはずだ。一昨日から何も食わしてないから、動いたり声を出す気力もないだろう。あとは、あんたがとどめ刺すだけだよ。終わったら、スマホに連絡してくれ。ここにある道具は、好きなように使って構わない」
言いながら、隆一は部屋の隅を指差す。
そこには、大型ナイフやロープやペンチなどが置かれていた。拷問用の道具らしきものもある。
「最後に言っとく。こいつらが何を言おうが無視しろ。息子がどうなったか、それだけを考えるんだ。こいつらが、博をどんな目に遭わせたか……それを思い出すんだ」
事務的な口調で言い放ち、隆一は部屋を出ていった。
だが、裕美が追ってきた。早足で歩き、あっという間に追いつく。訝しげな表情を向ける隆一の手を、ガシッと掴んだ。逃がさない、とでもいいたげな表情で口を開く。
「ちょっと待ってください。これだけは教えて欲しいんです。なぜ、ここまでしてくれるんですか?」
先ほどまでとは、まるで違う態度だ。緊張のため声は上擦っているが、手に込めた力は強い。今度は、隆一の方が戸惑っていた。
「はあ? ンなこと関係ねえだろ。さっさとやって、早く終わらせてくれや。こっちだって暇じゃねんだからよ」
「私にもわかります。たった六十万で、こんなこと引き受けてくれる人はいません。なぜ、ここまでしてくれるんですか?」
裕美の体は震えていたが、青ざめた顔には強い意思が浮かんでいる。教えてくれない限り手を離さない、とでも言わんばかりの様子で、隆一を見すえていた。
隆一は、フウとため息を吐く。ちらりと下を向く。
少しの間を置き、口を開いた。
「俺の母親は十年前、通り魔に殺されたんだ」
その途端、裕美の顔が歪む。隆一はというと、無表情で淡々と語った。
「母親は、醤油を買って来てくれと俺に頼んだ。俺は、面倒くさいから嫌だと言った。そしたら、母親は自分で醤油を買いに行った。そこで、通り魔に滅多刺しにされた。やった動機は、死刑になりたかった、だとさ」
一切の感情を交えず、その時にあった事実のみを語った。
直後、隆一はくすりと笑った。無論、楽しくて笑ったのではない。
「その時、俺は何をしてたと思う? 母親が殺された時にスマホをいじってた。どうしようもねえよ」
その時、裕美はかぶりを振った。
「それは、あなたのせいじゃない」
搾り出すような声だった。しかし、隆一はそれには答えず、再び語り出した。
「俺は、通り魔をこの手で殺すと誓った。ところが、通り魔は死刑にされた。そいつは、望み通り死刑にされたんだよ。俺は、殺すべき相手を永遠になくしちまったんだ。あんたには、俺と同じ思いをしてほしくない」
そこで、隆一は言葉を止める。久しぶりに、強い感情の起伏を覚えた。母親が死んで以来、感情のうねりなど忘れていたのに。こんなに熱い思いを感じたのは、十年ぶりだろうか。
裕美は黙ったまま、じっと彼を見つめている。その顔には、憐れみの表情が浮かんでいた。
それに気づいた時、隆一は顔を背ける。そのままだと、最高にみっともないことが起こりそうな気がした。
「全部片付いたら、スマホで呼べ。あとの始末は、俺がきっちりやってやる。あとな、連絡がなくても二十四時間が経過したらここに来るぞ。それまでに、きっちり終わらせとけ」
冷たい口調で言い放ち、隆一は去って行った。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
初夢はサンタクロース
阿沙🌷
BL
大きなオーディションに失敗した新人俳優・新崎迅人を恋人に持つ日曜脚本家の千尋崇彦は、クリスマス当日に新崎が倒れたと連絡を受ける。原因はただの過労であったが、それから彼に対してぎくしゃくしてしまって――。
「千尋さん、俺、あなたを目指しているんです。あなたの隣がいい。あなたの隣で胸を張っていられるように、ただ、そうなりたいだけだった……なのに」
顔はいいけれど頭がぽんこつ、ひたむきだけど周りが見えない年下攻め×おっとりしているけれど仕事はバリバリな多分天然(?)入りの年上受け
俳優×脚本家シリーズ(と勝手に名付けている)の、クリスマスから大晦日に至るまでの話、多分、そうなる予定!!
※年末までに終わらせられるか書いている本人が心配です。見切り発車で勢いとノリとクリスマスソングに乗せられて書き始めていますが、その、えっと……えへへ。まあその、私、やっぱり、年上受けのハートに年下攻めの青臭い暴走的情熱がガツーンとくる瞬間が最高に萌えるのでそういうこと(なんのこっちゃ)。
私の遺書
くじら
現代文学
大好きな作家さん……牧原のどか先生が
交通事故で亡くなった。
俺の祖母が
昔、難病で亡くなった。
俺の母が毎日、
亡くなった患者について俺に話す。
俺の病気が見つかった。
昔の怪我の後遺症が見つかった。
原爆を修学旅行で見に行った。
沖縄を家族旅行で見に行った。
この小説は、
今の私の遺書である。
あなたは、死とどのように向き合っていますか?
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
愛する人は、貴方だけ
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
下町で暮らすケイトは母と二人暮らし。ところが母は病に倒れ、ついに亡くなってしまう。亡くなる直前に母はケイトの父親がアークライト公爵だと告白した。
天涯孤独になったケイトの元にアークライト公爵家から使者がやって来て、ケイトは公爵家に引き取られた。
公爵家には三歳年上のブライアンがいた。跡継ぎがいないため遠縁から引き取られたというブライアン。彼はケイトに冷たい態度を取る。
平民上がりゆえに令嬢たちからは無視されているがケイトは気にしない。最初は冷たかったブライアン、第二王子アーサー、公爵令嬢ミレーヌ、幼馴染カイルとの交友を深めていく。
やがて戦争の足音が聞こえ、若者の青春を奪っていく。ケイトも無関係ではいられなかった……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる