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「なるほど。こいつが、その加藤か。どうしようもないクズだな」
言いながら、隆一は倒れている男を指差す。
裕美は、こくんと頷いた。彼女の顔は、涙で濡れている。話している最中、感極まり泣き出したのだ。しかし、隆一は容赦しなかった。話し続けることを、裕美に強いた。
そして今、彼女は話を終えた。泣き続けながらも、最後まで語ったのだ。
隆一は、じろりと男を睨みつけた。いかにも凶悪そうな顔つきだ。しかし十二歳の少年に対し、角材で二十ヶ所以上の骨がへし折れるほど殴った上、遺体に火をつける……これは、凶悪という言葉では説明がつかない。まともな神経では出来ないだろう。
ヤク中の中には、異様にキレやすい者もいる。薬の乱用が、心のストッパーを外してしまうのかもしれない。だから、裏の世界でもヤク中は信用されないのだ。裏の仕事は、計画通りに動く冷静さと、不測の事態が起きても臨機応変に対応できる機転とが要求される。キレやすく凶暴という性格は、欠点でしかない。
「ところであんた、金はいくら払える?」
隆一のさらなる問いに、裕美は引き攣った顔で答える。
「ひ、百万くらいなら残ってます」
「それはまた、えらく少ないな。本来なら引き受けないところだが、今回は特別セールだ。俺が手伝ってやる」
「えっ?」
唖然となっている裕美に向かい、隆一は一方的に語り出す。
「わかりやすく言うとな、俺は裏の世界の便利屋だ。詐欺の手伝いから死体の始末まで、依頼があれば何でもこなす。あんたが俺に依頼してくれれば、こいつの死体をきっちり始末する。そうすれば、あんたは警察に追われないよ。死体がなければ、ただの行方不明だからな」
「始末、ですか」
「ああ。残りのふたりの居場所もわかっているんだろ? 俺に依頼してくれれば、そのふたりをさらって来てあんたに差し出してやる。ついでに、死体の始末もしてやる。料金は、大まけにまけて六十万だ。一件あたり二十万として、三件で六十万。赤字覚悟の大サービスだが、今回に限りやってやるよ」
「で、でも──」
「断ってどうする? あんたひとりで、残りのふたりを殺れるとは思えない。返り討ちに遭うか、警察に捕まるかして終わりだ。俺が手伝えば、あんたは確実に復讐を果たせる。どうせ、あんた続ける気だろ」
隆一の言葉に、裕美はうつむいた。迷っているのだろう。だが、彼女には他の選択肢はない。実際に生きている人間を殺すのがいかに難しいか、これで理解したはずだ。
ややあって、裕美は口を開いた。
「わ、わかりました。あなたを雇います」
「わかった。じゃあ、先にこいつを始末しないとな。とりあえず、始末しやすい場所に運ぼう」
そういうと、隆一は車を発進させた。
到着したのは、巨大な建物がある場所だった。長い歳月、雨風にさらされて変色したらしい外壁。ところどころガラスを割られた窓。入り口とその周辺にはロープが張られ、立ち入り禁止と書かれたボロボロの札が立っていた。
この奇妙な廃墟で、加藤を殺すのだ……緊張のあまり、裕美の顔面は蒼白になっていた。
そんな彼女には構わず、隆一は車を降りた。加藤を無理やり引きずり下ろす。だが、意識を取り戻した加藤は必死で抵抗した。両手両足を縛られているにもかかわらず、体をくねらせてもがく。
隆一は、ふうと溜息を吐いた。
「いい加減、手間かけさせないでくれよ」
言った直後、加藤の顔面に拳を振り下ろす。
ぐちゃり、という音がした。同時に、鼻から血が吹き出る。加藤は呻きながら、どうにか顔を背けようとした。しかし、隆一は逃さない。無表情で、さらに拳を振り下ろしていく。
やがて、加藤は完全におとなしくなった。殴られ続けた鼻は潰れ、目には大量の涙が溢れている。顔面は血に染まっており、猿ぐつわをかけられた口も真っ赤に染まっている。さんざん殴られた痛みが、彼から抵抗する気力を奪ってしまった。もはや何の抵抗もしない。
そんな加藤を、隆一は廃墟の中へと引きずっていった。裕美は、顔を歪ませながら後に続く。
隆一は、暗い建物内の廊下を歩いていき、突き当たりの部屋の前で立ち止まる。ドアを開け、加藤の首根っこを掴んだまま入っていった。
裕美も、恐る恐るといった表情で入っていった。六畳ほどの広さだろうか。天井がやたら高く、壁はくすんだ灰色だ。中は暗く、家具らしきものは置かれていない。いるだけで気が滅入りそうな雰囲気である。
そんな部屋の中で、加藤は倒れていた。隆一はというと、床に置かれていたカンテラにスイッチ
を入れる。
部屋は、一気に明るくなった。そんな中、隆一は裕美に目を向け口を開いた。
「さあ、殺せ」
言った直後、ナイフを床に放り投げた。裕美が持っていたものだ。
裕美は、ナイフを拾いあげた。ゆっくりと、加藤の方を向く。
途端に、加藤はウッと呻き声をあげた。身動きの取れない体にもかかわらず、懸命に動こうとする。
そんな男を、裕美は青い顔で見下ろしていた。体はぶるぶる震え、足はすくんでいる。土壇場になり、気持ちが萎えてしまったのだ。殺人という行為に対する恐怖、嫌悪感、罪の意識……そうしたものが、彼女の体を支配している。
そうした事情を、隆一は一瞬で見てとった。チッと舌打ちする。
「いいか、こいつが何をしたか思い出せ。あんたの息子をめった打ちにした挙げ句、火をつけて燃やしたんだ。しかも、さっきはあんたのことも殺しかけた。そんな最低のクズなんだぞ。博君がどんな目に遭ったか、よく考えてみろ」
言いながら、隆一は加藤を指差した。だが、裕美に動く気配はない。
「それだけじゃねえ。こいつのやらかしたことで、あんたの人生は百八十度変わっちまったんだ。なのに、このバカはのうのうと生きてやがる。しかも、こいつのツラ見ればわかるだろ。ぜんぜん反省してねえよ」
隆一は、さらに言葉を続ける。同時に、異様な感情の高ぶりを覚えていた。早くやれ、そんな気持ちになっていたのだ。
それでも、裕美は動こうとしない。隆一は苛立ってきた。
「あんたが殺さなけりゃ、こいつは世の中に迷惑をかけ続けて生きるんだ。だから、こいつを殺せば世のため人のためになる。さっさと殺しちまえ!」
怒鳴りつけた。すると、彼女はビクリと反応する。怯えた表情で、こちらを見ている。
隆一は、ふうと息を吐いた。
「仕方ねえなあ。だったら、特別にこいつは俺が殺してやる。よく見とけ」
隆一は、おもむろに近づいていく。
後ろに回り、加藤の首に太い腕を巻き付けた。加藤も必死でもがくが、両手両足を縛られている状態では最初から勝負にならない。
首に回した腕を、すっと狭め絞め続ける。絞め技は力だけでは極まらない。経験から学ぶコツが重要だ。
巻き付いた腕により、加藤の意識は失われた。全身の力が抜け、ガクンと崩れ落ちる。いわゆる「落ちた」状態だ。しかし、これで終わりではない。隆一は、さらに絞め続ける。
脳への酸素と血液の供給が一定時間完全に断たれた時、人間は死亡する。加藤もまた、隆一の絞め技により絶命した──
「人を殺すってのは、簡単なことじゃない。あんたの場合、あとふたり残っている。それでも続けるのか? 続けるなら、俺は手を貸す。嫌なら、ここでやめておけ」
加藤を死体へと変えた後、隆一は裕美に聞いてみた。だが、彼女は何も答えようとしない。
口元を歪ませながら、そっと顔を近づけていく。
「さあ、どうするんだ? ここでやめても、誰もあんたを責めないよ」
この時、隆一は複雑な心持ちであった。ここで裕美がおりるなら、それはそれで構わないという気持ちはある。
だが、それで済ませて欲しくないという気持ちもある。これまで、依頼人に感情移入したことはなかった。しかし今は、感情が揺れ動いている。
そんな彼の内心を知ってか知らずか、裕美の震えが止まった。
険しい表情で、首を縦に振る。
「や、やります!」
「わかった。だったら、残りのふたりを俺が拉致する。あんたは、そいつらを自分の手で殺すんだ。死体の始末は、俺がやる。全部終わったら、俺に六十万だ。それで構わないな?」
「はい」
言いながら、隆一は倒れている男を指差す。
裕美は、こくんと頷いた。彼女の顔は、涙で濡れている。話している最中、感極まり泣き出したのだ。しかし、隆一は容赦しなかった。話し続けることを、裕美に強いた。
そして今、彼女は話を終えた。泣き続けながらも、最後まで語ったのだ。
隆一は、じろりと男を睨みつけた。いかにも凶悪そうな顔つきだ。しかし十二歳の少年に対し、角材で二十ヶ所以上の骨がへし折れるほど殴った上、遺体に火をつける……これは、凶悪という言葉では説明がつかない。まともな神経では出来ないだろう。
ヤク中の中には、異様にキレやすい者もいる。薬の乱用が、心のストッパーを外してしまうのかもしれない。だから、裏の世界でもヤク中は信用されないのだ。裏の仕事は、計画通りに動く冷静さと、不測の事態が起きても臨機応変に対応できる機転とが要求される。キレやすく凶暴という性格は、欠点でしかない。
「ところであんた、金はいくら払える?」
隆一のさらなる問いに、裕美は引き攣った顔で答える。
「ひ、百万くらいなら残ってます」
「それはまた、えらく少ないな。本来なら引き受けないところだが、今回は特別セールだ。俺が手伝ってやる」
「えっ?」
唖然となっている裕美に向かい、隆一は一方的に語り出す。
「わかりやすく言うとな、俺は裏の世界の便利屋だ。詐欺の手伝いから死体の始末まで、依頼があれば何でもこなす。あんたが俺に依頼してくれれば、こいつの死体をきっちり始末する。そうすれば、あんたは警察に追われないよ。死体がなければ、ただの行方不明だからな」
「始末、ですか」
「ああ。残りのふたりの居場所もわかっているんだろ? 俺に依頼してくれれば、そのふたりをさらって来てあんたに差し出してやる。ついでに、死体の始末もしてやる。料金は、大まけにまけて六十万だ。一件あたり二十万として、三件で六十万。赤字覚悟の大サービスだが、今回に限りやってやるよ」
「で、でも──」
「断ってどうする? あんたひとりで、残りのふたりを殺れるとは思えない。返り討ちに遭うか、警察に捕まるかして終わりだ。俺が手伝えば、あんたは確実に復讐を果たせる。どうせ、あんた続ける気だろ」
隆一の言葉に、裕美はうつむいた。迷っているのだろう。だが、彼女には他の選択肢はない。実際に生きている人間を殺すのがいかに難しいか、これで理解したはずだ。
ややあって、裕美は口を開いた。
「わ、わかりました。あなたを雇います」
「わかった。じゃあ、先にこいつを始末しないとな。とりあえず、始末しやすい場所に運ぼう」
そういうと、隆一は車を発進させた。
到着したのは、巨大な建物がある場所だった。長い歳月、雨風にさらされて変色したらしい外壁。ところどころガラスを割られた窓。入り口とその周辺にはロープが張られ、立ち入り禁止と書かれたボロボロの札が立っていた。
この奇妙な廃墟で、加藤を殺すのだ……緊張のあまり、裕美の顔面は蒼白になっていた。
そんな彼女には構わず、隆一は車を降りた。加藤を無理やり引きずり下ろす。だが、意識を取り戻した加藤は必死で抵抗した。両手両足を縛られているにもかかわらず、体をくねらせてもがく。
隆一は、ふうと溜息を吐いた。
「いい加減、手間かけさせないでくれよ」
言った直後、加藤の顔面に拳を振り下ろす。
ぐちゃり、という音がした。同時に、鼻から血が吹き出る。加藤は呻きながら、どうにか顔を背けようとした。しかし、隆一は逃さない。無表情で、さらに拳を振り下ろしていく。
やがて、加藤は完全におとなしくなった。殴られ続けた鼻は潰れ、目には大量の涙が溢れている。顔面は血に染まっており、猿ぐつわをかけられた口も真っ赤に染まっている。さんざん殴られた痛みが、彼から抵抗する気力を奪ってしまった。もはや何の抵抗もしない。
そんな加藤を、隆一は廃墟の中へと引きずっていった。裕美は、顔を歪ませながら後に続く。
隆一は、暗い建物内の廊下を歩いていき、突き当たりの部屋の前で立ち止まる。ドアを開け、加藤の首根っこを掴んだまま入っていった。
裕美も、恐る恐るといった表情で入っていった。六畳ほどの広さだろうか。天井がやたら高く、壁はくすんだ灰色だ。中は暗く、家具らしきものは置かれていない。いるだけで気が滅入りそうな雰囲気である。
そんな部屋の中で、加藤は倒れていた。隆一はというと、床に置かれていたカンテラにスイッチ
を入れる。
部屋は、一気に明るくなった。そんな中、隆一は裕美に目を向け口を開いた。
「さあ、殺せ」
言った直後、ナイフを床に放り投げた。裕美が持っていたものだ。
裕美は、ナイフを拾いあげた。ゆっくりと、加藤の方を向く。
途端に、加藤はウッと呻き声をあげた。身動きの取れない体にもかかわらず、懸命に動こうとする。
そんな男を、裕美は青い顔で見下ろしていた。体はぶるぶる震え、足はすくんでいる。土壇場になり、気持ちが萎えてしまったのだ。殺人という行為に対する恐怖、嫌悪感、罪の意識……そうしたものが、彼女の体を支配している。
そうした事情を、隆一は一瞬で見てとった。チッと舌打ちする。
「いいか、こいつが何をしたか思い出せ。あんたの息子をめった打ちにした挙げ句、火をつけて燃やしたんだ。しかも、さっきはあんたのことも殺しかけた。そんな最低のクズなんだぞ。博君がどんな目に遭ったか、よく考えてみろ」
言いながら、隆一は加藤を指差した。だが、裕美に動く気配はない。
「それだけじゃねえ。こいつのやらかしたことで、あんたの人生は百八十度変わっちまったんだ。なのに、このバカはのうのうと生きてやがる。しかも、こいつのツラ見ればわかるだろ。ぜんぜん反省してねえよ」
隆一は、さらに言葉を続ける。同時に、異様な感情の高ぶりを覚えていた。早くやれ、そんな気持ちになっていたのだ。
それでも、裕美は動こうとしない。隆一は苛立ってきた。
「あんたが殺さなけりゃ、こいつは世の中に迷惑をかけ続けて生きるんだ。だから、こいつを殺せば世のため人のためになる。さっさと殺しちまえ!」
怒鳴りつけた。すると、彼女はビクリと反応する。怯えた表情で、こちらを見ている。
隆一は、ふうと息を吐いた。
「仕方ねえなあ。だったら、特別にこいつは俺が殺してやる。よく見とけ」
隆一は、おもむろに近づいていく。
後ろに回り、加藤の首に太い腕を巻き付けた。加藤も必死でもがくが、両手両足を縛られている状態では最初から勝負にならない。
首に回した腕を、すっと狭め絞め続ける。絞め技は力だけでは極まらない。経験から学ぶコツが重要だ。
巻き付いた腕により、加藤の意識は失われた。全身の力が抜け、ガクンと崩れ落ちる。いわゆる「落ちた」状態だ。しかし、これで終わりではない。隆一は、さらに絞め続ける。
脳への酸素と血液の供給が一定時間完全に断たれた時、人間は死亡する。加藤もまた、隆一の絞め技により絶命した──
「人を殺すってのは、簡単なことじゃない。あんたの場合、あとふたり残っている。それでも続けるのか? 続けるなら、俺は手を貸す。嫌なら、ここでやめておけ」
加藤を死体へと変えた後、隆一は裕美に聞いてみた。だが、彼女は何も答えようとしない。
口元を歪ませながら、そっと顔を近づけていく。
「さあ、どうするんだ? ここでやめても、誰もあんたを責めないよ」
この時、隆一は複雑な心持ちであった。ここで裕美がおりるなら、それはそれで構わないという気持ちはある。
だが、それで済ませて欲しくないという気持ちもある。これまで、依頼人に感情移入したことはなかった。しかし今は、感情が揺れ動いている。
そんな彼の内心を知ってか知らずか、裕美の震えが止まった。
険しい表情で、首を縦に振る。
「や、やります!」
「わかった。だったら、残りのふたりを俺が拉致する。あんたは、そいつらを自分の手で殺すんだ。死体の始末は、俺がやる。全部終わったら、俺に六十万だ。それで構わないな?」
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