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人生の不条理
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十月のある日。
省吾は恭子と咲耶、それに未来を連れて外を散歩していた。穏やかな気候で、夏の暑さはないが冬の寒さはまだまだ遠い。昼間なら、Tシャツでも問題ない気温だ。
そんな中、未来は楽しそうに歩いている。教団の施設内にて生活を完全に管理されている少女としては、外の空気を吸えるだけでも気分が変わるのだろう。
未来の左右には、恭子と咲耶がいた。少女の両手を、ふたりが両側から握っている状態だ。「連行される宇宙人スタイル」と、省吾がひそかに名付けている格好である。
その省吾はというと、未来たちの後からゆっくり歩いている。「連行される宇宙人スタイル」で歩いている三人を見ていると、思わず笑みがこぼれてしまう。この時間帯だけは、心穏やかに過ごせた。
「ねえ、未来はどんな男の子が好き?」
不意に、咲耶が口を開いた。未来は、首を傾げつつ答える。
「う、うん。わ、わ、わかんない」
「いい、パパみたいな男は好きになっちゃダメだよ。ああいう男は、頭の中まで筋肉だから」
そんなことを言いながら、咲耶はこちらを向いたのだ。省吾は、仏頂面でじろりと睨む。
「だから、誰がパパなんだよ。その家族設定コント、まだ続ける気か」
「いいじゃない。どうせ、ショウちゃんは結婚できなさそうなタイプだし、家庭の気分が味わえていいでしょ。未来も、あたしみたいなお姉ちゃんがいたら嬉しいでしょ?」
お前はまだお兄ちゃんだろうが……と、省吾は小声でツッコんだ。しかし、少女の思いは違うらしい。
「う、うん。嬉しい」
ニッコリ微笑む未来に、横でやり取りを見ている恭子も思わず笑みを浮かべる。
「ほら見なよ」
咲耶はといえば、そんなことを言いながら勝ち誇った表情をしている。一見、何も考えていないバカで陽気な女に見えるだろう。事実、そういう一面はある。だが、内面に秘められているのは、見た目とは真逆といっていいものだということを省吾は知っている。無論、それは咲耶の本来の性が男だということを指しているのではない。
・・・
咲耶は、かつて自衛隊にいた。体力テストや徒手格闘は、同期の中でもトップクラスの成績だったという。退官後は、自身の本来の生き方に忠実にニューハーフバーで働くようになる。
そんな咲耶だが、ある事件をきっかけに人生が変わってしまう。
ある日、咲耶のスマホに連絡がきた。誰かと思えば、同じバーで働く友人からだ。今、たちの悪い半グレの事務所にいるのだという。付き合っている男が半グレとトラブルになってしまった、少しでいいから金を貸してくれ……と涙声で言われたのだ。
咲耶はもともと面倒見がよく、困っている人を放っておけない性格である。今回の件もまた、放ってはおけなかった。
さっそく事務所に乗り込み、事務所にいた三人のチンピラと相対する。全員、十代後半から二十代前半の若者だ。服装の系統はバラバラだが、共通する点がある。皆、弱者と見れば容赦しないタイプだ。
最初は穏やかに話し合うつもりだったが、向こうはこちらの言い分を聞き入れる気がないらしい。居丈高な態度で威嚇するような言動を繰り返し、「誠意を見せろ」というばかりだ。話し合いの余地など、全く感じられなかった。
ついに頭にきた咲耶は、その場にいた三人を叩きのめし友人を連れ出した。友人は店を辞め、彼氏とともに田舎へと逃げる。それで終わり、のはずだった。
しかし、裏社会に生きる者たちは、この程度で終わらせたりしない。面子を潰された彼らの矛先は、咲耶へと向けられる。以来、彼女は狙われることとなってしまった。
仕事の帰り、人気のない夜道をひとりで歩いていた時のことだった。突然、物陰に何かが動く気配を感じる。直後、ナイフを振りかざした男に襲われた──
どうにか最初の攻撃を躱せたが、相手はなおも攻撃を仕掛けてくる。ナイフを振り回し、切りかかってきた。
咲耶は、とっさにその場で前転した。浴びせるような踵での蹴りを見舞う。相手は、思わず顔を逸らせた。そのため、蹴りは空を切る。
だが、咲耶の狙いは別にあったのだ。着地と同時に、相手の左足を脇に抱え込む。直後、己の両足を相手の右足に引っかけた。相手は、派手に倒れる。
次の瞬間、咲耶のアキレス腱固めが極まる。一瞬で、相手の足首をへし折った──
痛みのあまり喚き出す男を無視し、咲耶は立ち上がった。足首を壊しているため、相手が追ってくることは出来ない。さっさと、その場を離れる。
翌日、咲耶は店を辞めた。このままだと、店に迷惑をかけることとなる。ほとぼりが冷めるまで、自宅での隠遁生活に入ることにしたのだ。
しかし、その選択が彼女に最大の不幸をもたらした。
当時、咲耶には付き合っている男がいた。顔はいいが、人格的には最悪に近い。仕事には就いておらず、咲耶のくれる小遣いで昼間からパチンコや競馬に興ずるようなタイプだった。はっきり言うなら、ヒモ以外の何者でもない。
今までは、咲耶の稼ぎがあったため両者の関係は良好であった。だが、収入が途絶えるとなると小遣いは渡せない。必然的に、仲は悪くなる。言い合いが絶えない状態になってしまった。
やがて、運命の日が訪れる。勝手に預金を下ろしていた男を咎める咲耶に、彼の方もまた言い返す。言い合いはヒートアップし、ついには罵り合いになる。
そこから、最初に手を出したのは彼氏の方だった。話の途中、いきなり殴りかかってきたのだ。
最初の一撃は躱しきれず、咲耶は顔面にパンチをもらってしまう。だが、次の一撃は腕でガードした。
直後、咲耶は反撃する。彼氏のさらなる大振りパンチをしゃがみ込んで躱し、腹に右のフックを食らわす。そのパンチは、これ以上ないタイミングで入った。彼氏は腹を両手で押さえ、崩れ落ちる。そこから、相手の首に腕を回し脇に抱え込み、一気に絞める。フロントチョークで、瞬時に絞めとした。
ろくでなしとわかって付き合っていたが、ここまでとは思っていなかった。もはや限界だと感じた彼女は、息を吹き返した男を部屋から叩き出す。
しかし、それで話は終わりとはならかった。プライドを傷つけられた彼氏は、夜中に合鍵を使って侵入し咲耶に襲いかかる。しかも、今回は明確な殺意を抱いていた。ナイフを持ち襲撃してきたのだ。
結果、またしても返り討ちにあった。咲耶は、仰向けに寝ていた体勢から、思い切り顔面を蹴飛ばしたのだ。
彼氏は、その蹴りをまともに食らった。脳震盪を起こし、倒れた拍子にベッドの角に頭を打つ。そこで脳にダメージを受け死んでしまう。
恭子と違い、咲耶は多少の法律知識があった。また、自分をコントロールする術も知っていた。彼女はパニックに陥ることなく、すぐさま最寄りの警察署に連絡する。その後は刑事に取り調べを受け、裁判では過剰防衛により執行猶予付きの有罪判決を受ける。
もっとも、それだけでは終わらない。彼女の本名は、ネットニュースにより多くの人に知られてしまった。過剰防衛とはいえ、人の命を奪ったことに変わりはない。ネットで、咲耶のことを知らない有象無象から散々に叩かれた。バーで働いていた当時の画像も晒されてしまう。
しかも、半グレの連中からも未だに狙われている状態だ。彼女は、この先どうするか途方に暮れていた。
そんな咲耶に、声をかけたのがオルガノ救人教会の信者である。もちろん、その信者は純粋な善意から手をさしのべたのだ。
しかし、その信者の上には朝永がいた。この男の人を見る目は確かだ。人材の使い方にも優れている。咲耶に関する情報を見て、恭子や未来と組ませることを思いついたのだ。
朝永の読みは当たっていた。以来、咲耶は恭子や未来とともに教団の汚れ仕事を請け負っている。無論、彼女とて己のしていることに納得しているわけではないだろう。ただ、やらざるを得ないからやっているだけだ。生きるためには、やむを得ない……そう思っているのだろう。
いつも明るく朗らかな楽天家に見えるが、実のところ人生の不条理をその目で見て、その体で味わってきているのだ。
省吾は恭子と咲耶、それに未来を連れて外を散歩していた。穏やかな気候で、夏の暑さはないが冬の寒さはまだまだ遠い。昼間なら、Tシャツでも問題ない気温だ。
そんな中、未来は楽しそうに歩いている。教団の施設内にて生活を完全に管理されている少女としては、外の空気を吸えるだけでも気分が変わるのだろう。
未来の左右には、恭子と咲耶がいた。少女の両手を、ふたりが両側から握っている状態だ。「連行される宇宙人スタイル」と、省吾がひそかに名付けている格好である。
その省吾はというと、未来たちの後からゆっくり歩いている。「連行される宇宙人スタイル」で歩いている三人を見ていると、思わず笑みがこぼれてしまう。この時間帯だけは、心穏やかに過ごせた。
「ねえ、未来はどんな男の子が好き?」
不意に、咲耶が口を開いた。未来は、首を傾げつつ答える。
「う、うん。わ、わ、わかんない」
「いい、パパみたいな男は好きになっちゃダメだよ。ああいう男は、頭の中まで筋肉だから」
そんなことを言いながら、咲耶はこちらを向いたのだ。省吾は、仏頂面でじろりと睨む。
「だから、誰がパパなんだよ。その家族設定コント、まだ続ける気か」
「いいじゃない。どうせ、ショウちゃんは結婚できなさそうなタイプだし、家庭の気分が味わえていいでしょ。未来も、あたしみたいなお姉ちゃんがいたら嬉しいでしょ?」
お前はまだお兄ちゃんだろうが……と、省吾は小声でツッコんだ。しかし、少女の思いは違うらしい。
「う、うん。嬉しい」
ニッコリ微笑む未来に、横でやり取りを見ている恭子も思わず笑みを浮かべる。
「ほら見なよ」
咲耶はといえば、そんなことを言いながら勝ち誇った表情をしている。一見、何も考えていないバカで陽気な女に見えるだろう。事実、そういう一面はある。だが、内面に秘められているのは、見た目とは真逆といっていいものだということを省吾は知っている。無論、それは咲耶の本来の性が男だということを指しているのではない。
・・・
咲耶は、かつて自衛隊にいた。体力テストや徒手格闘は、同期の中でもトップクラスの成績だったという。退官後は、自身の本来の生き方に忠実にニューハーフバーで働くようになる。
そんな咲耶だが、ある事件をきっかけに人生が変わってしまう。
ある日、咲耶のスマホに連絡がきた。誰かと思えば、同じバーで働く友人からだ。今、たちの悪い半グレの事務所にいるのだという。付き合っている男が半グレとトラブルになってしまった、少しでいいから金を貸してくれ……と涙声で言われたのだ。
咲耶はもともと面倒見がよく、困っている人を放っておけない性格である。今回の件もまた、放ってはおけなかった。
さっそく事務所に乗り込み、事務所にいた三人のチンピラと相対する。全員、十代後半から二十代前半の若者だ。服装の系統はバラバラだが、共通する点がある。皆、弱者と見れば容赦しないタイプだ。
最初は穏やかに話し合うつもりだったが、向こうはこちらの言い分を聞き入れる気がないらしい。居丈高な態度で威嚇するような言動を繰り返し、「誠意を見せろ」というばかりだ。話し合いの余地など、全く感じられなかった。
ついに頭にきた咲耶は、その場にいた三人を叩きのめし友人を連れ出した。友人は店を辞め、彼氏とともに田舎へと逃げる。それで終わり、のはずだった。
しかし、裏社会に生きる者たちは、この程度で終わらせたりしない。面子を潰された彼らの矛先は、咲耶へと向けられる。以来、彼女は狙われることとなってしまった。
仕事の帰り、人気のない夜道をひとりで歩いていた時のことだった。突然、物陰に何かが動く気配を感じる。直後、ナイフを振りかざした男に襲われた──
どうにか最初の攻撃を躱せたが、相手はなおも攻撃を仕掛けてくる。ナイフを振り回し、切りかかってきた。
咲耶は、とっさにその場で前転した。浴びせるような踵での蹴りを見舞う。相手は、思わず顔を逸らせた。そのため、蹴りは空を切る。
だが、咲耶の狙いは別にあったのだ。着地と同時に、相手の左足を脇に抱え込む。直後、己の両足を相手の右足に引っかけた。相手は、派手に倒れる。
次の瞬間、咲耶のアキレス腱固めが極まる。一瞬で、相手の足首をへし折った──
痛みのあまり喚き出す男を無視し、咲耶は立ち上がった。足首を壊しているため、相手が追ってくることは出来ない。さっさと、その場を離れる。
翌日、咲耶は店を辞めた。このままだと、店に迷惑をかけることとなる。ほとぼりが冷めるまで、自宅での隠遁生活に入ることにしたのだ。
しかし、その選択が彼女に最大の不幸をもたらした。
当時、咲耶には付き合っている男がいた。顔はいいが、人格的には最悪に近い。仕事には就いておらず、咲耶のくれる小遣いで昼間からパチンコや競馬に興ずるようなタイプだった。はっきり言うなら、ヒモ以外の何者でもない。
今までは、咲耶の稼ぎがあったため両者の関係は良好であった。だが、収入が途絶えるとなると小遣いは渡せない。必然的に、仲は悪くなる。言い合いが絶えない状態になってしまった。
やがて、運命の日が訪れる。勝手に預金を下ろしていた男を咎める咲耶に、彼の方もまた言い返す。言い合いはヒートアップし、ついには罵り合いになる。
そこから、最初に手を出したのは彼氏の方だった。話の途中、いきなり殴りかかってきたのだ。
最初の一撃は躱しきれず、咲耶は顔面にパンチをもらってしまう。だが、次の一撃は腕でガードした。
直後、咲耶は反撃する。彼氏のさらなる大振りパンチをしゃがみ込んで躱し、腹に右のフックを食らわす。そのパンチは、これ以上ないタイミングで入った。彼氏は腹を両手で押さえ、崩れ落ちる。そこから、相手の首に腕を回し脇に抱え込み、一気に絞める。フロントチョークで、瞬時に絞めとした。
ろくでなしとわかって付き合っていたが、ここまでとは思っていなかった。もはや限界だと感じた彼女は、息を吹き返した男を部屋から叩き出す。
しかし、それで話は終わりとはならかった。プライドを傷つけられた彼氏は、夜中に合鍵を使って侵入し咲耶に襲いかかる。しかも、今回は明確な殺意を抱いていた。ナイフを持ち襲撃してきたのだ。
結果、またしても返り討ちにあった。咲耶は、仰向けに寝ていた体勢から、思い切り顔面を蹴飛ばしたのだ。
彼氏は、その蹴りをまともに食らった。脳震盪を起こし、倒れた拍子にベッドの角に頭を打つ。そこで脳にダメージを受け死んでしまう。
恭子と違い、咲耶は多少の法律知識があった。また、自分をコントロールする術も知っていた。彼女はパニックに陥ることなく、すぐさま最寄りの警察署に連絡する。その後は刑事に取り調べを受け、裁判では過剰防衛により執行猶予付きの有罪判決を受ける。
もっとも、それだけでは終わらない。彼女の本名は、ネットニュースにより多くの人に知られてしまった。過剰防衛とはいえ、人の命を奪ったことに変わりはない。ネットで、咲耶のことを知らない有象無象から散々に叩かれた。バーで働いていた当時の画像も晒されてしまう。
しかも、半グレの連中からも未だに狙われている状態だ。彼女は、この先どうするか途方に暮れていた。
そんな咲耶に、声をかけたのがオルガノ救人教会の信者である。もちろん、その信者は純粋な善意から手をさしのべたのだ。
しかし、その信者の上には朝永がいた。この男の人を見る目は確かだ。人材の使い方にも優れている。咲耶に関する情報を見て、恭子や未来と組ませることを思いついたのだ。
朝永の読みは当たっていた。以来、咲耶は恭子や未来とともに教団の汚れ仕事を請け負っている。無論、彼女とて己のしていることに納得しているわけではないだろう。ただ、やらざるを得ないからやっているだけだ。生きるためには、やむを得ない……そう思っているのだろう。
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