灰色のエッセイ

板倉恭司

文字の大きさ
上 下
154 / 156

またしても変なメールの話

しおりを挟む
 以前、このエッセイにて『わけわからんメールの話』という章を書きました。要は、芸能人を騙る詐欺メールなのですが……最近は聞かなくなりましたね、という文で締めました。一年ほど前の話です。
 ところが先日、またしてもメールが着てしまいました。もちろん、アドレスに見覚えはありません。

「イェンさん、昨日はアクションシーンの打ち合わせありがとうございました。岡田です。打ち合わせの最後に口頭で伺ったアドレスに送信してみましたが、ちゃんと届いてますでしょうか?お返事お待ちしてます」

 こんな内容です。この岡田と名乗る人物は、岡田准一という設定なのでしょう。ただ、岡田将生や岡田圭右の可能性もあるな。まさか、岡田有希子の亡霊(古くてすみません)からという霊界メールの設定なのか……などと思っていたら、その翌日にまたしてもメールが着ました。

「届いてたら返事ください!主演の岡田です。数日間は日本でお仕事中だと監督から伺って連絡しましたが、もう帰国されましたか?次回映画はシリーズ3作目ですし、殺し屋のスマートさをもっと加えたくて。来日期間中にもう一度プランの擦り合わせを出来ませんか?」

 ああ、間違いなく岡田准一の設定だな……と思いました。ただ、言うまでもなく私は岡田准一の知り合いではありませんし、イェンさんでもありません。
 おそらく、アクションスターのドニー・イェンに間違ってメール送ったという設定なのでしょうか。全文日本語なのが気になりますが、まあ今は翻訳機能ありますからね。
 今のところ無視してますが、続きが来たら、またこちらのエッセイにて書かせていただきます。それにしても、この手口は未だになくならないのですね。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

後悔と快感の中で

なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私 快感に溺れてしまってる私 なつきの体験談かも知れないです もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう もっと後悔して もっと溺れてしまうかも ※感想を聞かせてもらえたらうれしいです

保健室の秘密...

とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。 吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。 吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。 僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。 そんな吉田さんには、ある噂があった。 「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」 それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。

毎月一本投稿で、9ヶ月累計30000pt収益について

ちゃぼ茶
エッセイ・ノンフィクション
9ヶ月で毎月一本の投稿にて累計ポイントが30000pt突破した作品が出来ました! ぜひより多くの方に読んでいただけた事についてお話しできたらと思います!

体育教師に目を付けられ、理不尽な体罰を受ける女の子

恩知らずなわんこ
現代文学
入学したばかりの女の子が体育の先生から理不尽な体罰をされてしまうお話です。

始業式で大胆なパンチラを披露する同級生

サドラ
大衆娯楽
今日から高校二年生!…なのだが、「僕」の視界に新しいクラスメイト、「石田さん」の美し過ぎる太ももが入ってきて…

「日常の呟き(雑談)」

黒子猫
エッセイ・ノンフィクション
日常のことを綴ってます✨

お笑い芸人ランキング Sランク・Sランク+編

採点!!なんでもランキング!!
エッセイ・ノンフィクション
お笑い芸人の能力値を項目毎にランク付けし、その実力を解説していきます。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...