灰色のエッセイ

板倉恭司

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カール・パンズラムの話

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 みなさんは、カール・パンズラムという男をご存知でしょうか。アメリカ合衆国の連続殺人犯であり、立証されていないものも含め二十二件もの殺人を犯したとされております。
 このカール・パンズラムですが、死刑執行の当日に絞首刑台の上で自らの死刑執行人に向かい「早くしろ、この薄のろめ。貴様がグズグズしている間に、俺なら十人は殺っちまってるぜ」という意味の言葉を残して死んだそうです。
 何と言いますか……強烈なキャラクターしてますよね。フィクションの世界だと、こんな単純かつ極悪な悪役を登場させるのは難しいです。
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